食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

リビア

2011-03-08 06:45:59 | 日記
 リビアは、内戦状態に向かっている。


 アメリカが介入する可能性も生まれてきた。


 カダフィ大佐が死んだ後、リビアがどうなるのか、大凡の青写真は描くことができる。


 アフリカ・中東の独裁政権が崩壊した後に勃発する部族間対立、リビアも同じ道を辿るであろうことは想像するに難くない。


 仲の悪い部族達を、曲りなりにも恐怖によってまとめあげていたのは、カダフィ大佐だからである。


 いづれにしてもリビア国民は、プラスの道を選ぼうとしている。


 今は、動向を見守るしかない。最悪のシナリオを描き巡らせながら、、、、、


 最悪のシナリオとは、、、、、、、


 アメリカの介入、そして、自暴自棄になったカダフィの核兵器使用。


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 リビアといえば、歴史好きなら、古代フェニキア人の本拠地を思い浮かべる。


 古代地中海で、優れた航海術を駆使し海上貿易を独占していた民族である。


 彼らが用いていたフェニキア文字が、ギリシャ文字を生み出し、やがて、アルファベットへと発展したのである。


 考えてみると、この短期間で、ベルリンの壁崩壊や、ソビエト連邦の解体に匹敵する、いやもしかしたらそれ以上の歴史的大事件が、アフリカ・中東で立て続けに起きている。


 現実の世界と自分との間にのしかかっている大きな負荷をいとも簡単に取り除くことを可能にした、インターネットに対し、あらためて、畏怖の念を抱かずにはいられない。


 我々は、混沌とした時代を、人間の理性を持ってして力強く生きていかなければならない。  歴史を前に進ませていかなければならない。