食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

TPP

2011-04-05 06:08:43 | 日記
 ケインズ主義( 大きな政府 )の立場、市場競争をある程度規制して、お金を国に集め、その傘下に国民を庇護する、が党の支柱であるはずの民主党。


 ぶれる、ぶれる。


 ただ、党利党略を超えて、TPP について考えるなら、僕は賛成の立場をとる。


 単刀直入に申すと、アメリカの陰謀だろうが何だろうが、結果、それがこれからの日本・世界の有り様と思うから。


 関税を完全撤廃すれば、自動車産業を中心に輸出が増えるが、農産物の輸入は当然増えてくる、というのは自明の理である。


 ただ、どの国にも、平等で自由に輸出できる権利があることも逆に意味するところである。


 すでに、マレーシアやタイなど、日本自動車産業界の脅威となるようなモデルを造り始めている。 


 また、激安のタイ米や、カリフォルニア米がスーパーに並んだとして、消費者はそれに飛びつくだろうか。 世界一おいしい日本のお米が蔑ろにされることは無いと思う。


 そしてなによりも、規制緩和、外国人労働者受け入れにより、海外の投資家から資金が入るし、人の出入り、流れが増し、国自体が生き生きとしていくように感じる。


 当然だが、日本で燻っている人は、逆にどんどん海外へ出ればよい。


 介護福祉のマンパワー問題解決のみならず、いっそ介護福祉施設をマレーシアやタイに造っちゃえばよいではないか。


 TPP は、とかく農業問題( 特にコメ農家 )に話がかたよるが、大きなビジョンで俯瞰するなら、超少子高齢化時代を生き抜くための生命線のように思える。


 人や物の流れが活発になり、日本人のアイデンティティや文化が失われる、などと心配される方がいらっしゃるが、、、、、、、


 我々、日本人は 「 天皇制 ・ 三種の神器 」、これだけ守っていけばよい。