食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

低エネルギー社会

2011-06-14 06:15:38 | 日記
 今の若者は、はきがないといわれる。


 車に関しては、ポルシェやフェラーリなどの高級車に憧れを抱かず、むしろ、自転車、電気自転車にのめりこむ傾向にあるようだ。


 自分自身を傷つけることの畏怖から、好きな子がいても告白しない、もろもろの競争に加担しない。


 海外旅行など見知らぬ場所に行きたがらず、地元で遊ぶことを好むようだ。


 「 とりあえずビール 」という言葉は聞こえず、「 青りんごサワー、カルピスサワー 」 など個々の嗜好物で乾杯する。


 読書やヘアケアーなど、自身の内面、外見を磨くことがプライオリティーの最上位にくるそうだ。


 このような、いわゆる草食系男子を取り巻く状況を考えると、、、、、

 
 彼らが、「 高度経済成長 」 や 「 バブル期 」 といった日本がせわしく燃えていた時を知らず、不況、デフレ、といった脱力感の中で育ってきたという経済環境に、一要因を求められる気がする。


 いい時代を知らないから、頑張った先にいいことが待っていると思えないのかもしれない。


 しかし、、、、、、、、、、


 原発事故の影響もあって、世界は低エネルギー消費社会への移行に関心の矛先を向けている。  


 トヨタの副社長が5月の決算会見で「 日本のものづくりは、すでに限界を超えている 」 と述べたことが記憶に新しい。


 もしかしたら、、、、、、、、


 たくさん作って、たくさん売ろう、の大量生産・大量消費から、付加価値の高いサービス産業中心の低エネルギー消費社会への産業構造転換に、草食系男子が潤滑材として機能するかもしれない。。。。。