食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

ペリオドン

2016-07-27 17:16:50 | 日記
  昨日、おじが診た症例です。 患者は30歳男性、下顎6番の抜髄後、帰宅されました。 血圧の急激な下降、全身浮腫、蕁麻疹の出現により、西埼玉病院の循環器科に搬送されました。病院到着時にはすでに意識喪失をきたしておりましたが、一命はとりとめました。原因は抜髄時に使用するペリオドンでした。歯科治療時にホルムアルデヒドまたは、パラホルムアルデヒドを用いた処置を行った数時間後に蕁麻疹や、アナフィラキシー症状が出現することがあるそうです。遅延性に発症しますがⅠ型アレルギーであります。この患者さん、昨年の11月にも上顎5番の抜髄をし、ペリオドンを貼付していますが、無症状でした。専門用語の羅列ですみませんが、歯科医の皆さまのご参考になればと思い書き込みました。