露朝首脳会談～雑感

昨晩、NHK21時のニュースで　～　露朝首脳会談が冒頭との予想に反して、ゴーン前会長の釈放関連報道が最初。　露朝首脳会談は、三番目の報道で、肩透かしをくらいました。　NHK側の、アメリカへの配慮とは、とても思えないので、際立った国際的ニュースではないのでしょう。　アメリカにいじめられている金正恩が、プーチンに助けを求め、それをカードとして使わないわけにはいかないであろうプーチンとの、微妙なお食事会。　大海原の対岸アメリカと、足元の韓国、日本に対して、6か国協議のイニシアチブをちらつかせる意図が見え隠れするような、しないような、開催場所はウラジオストック。　元々、北朝鮮はソ連が作った国なのだから（スターリンに深謀遠慮に操られた、金正恩の祖父、金日成が作った国）、両国間には、政治・経済の駆け引きの他、微妙な感情が流れているのかもしれません。　1945年、8月15日、日本の敗戦で第二次世界大戦が終わり、朝鮮半島は、「光復」の喜びもつかの間、米ソ両軍によって、北緯38度を境界線として分割統治されました。　やがて、スターリンにそそのかされた金日成が、韓国に攻め込み、朝鮮戦争が勃発します。　ちなみに、朝鮮戦争での犠牲者は、北・南合わせて400万人。　先の大戦で亡くなられた日本人は300万人。　この数字、しっかりと受け止めていただきたいものです。　朝鮮戦争を背景にした映画に、「慕情」があります。サウンドトラックがあまりにも有名ですし、コテコテのメロドラマですが、鮮烈な映像美と、ビクトリアパークを中心に、当時の香港風情を堪能できます。　朝鮮戦争、それに続くインドシナ戦争を経て、中国は共産党一党独裁を固め、東アジアにおける、冷戦、が定着し、それに付随して、日本でも55年体制が形成されます。　まさに、昭和は遠くなりにけり～でしょうか。　令和はすぐそこに！！