食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

アリ

2016-06-15 06:14:32 | 日記
 数日間、アリの特集ばかり観ています。「キンシャサの軌跡」、ジョージフォアマンとの、ボクシング史上最高の戦いは何度観返しても目頭が熱くなります。くしくもコンゴという、ヨーロッパ列強がケーキをナイフで切り分けるようにしてアフリカ大陸を分断、植民地支配し始める、そのきっかけとなった国での黒人どうしの死闘。コンゴという国が選ばれたのは偶然だったのだろうか? 同じアフリカなら何故、リベリアで開催しなかったのだろうか( リベリアはアメリカの黒人達が建国した国です )? 政治を超えた人間としての本質を問題提起したかったのだろうか? 60年、70年代のアメリカに体当たりした男。僕らはまだモハメッドアリを過小評価している気がします。

サリエリ

2016-06-10 06:04:32 | 日記
  名前は存じませんが、「アマデウス」の作者の死去をyahooニュースが報じてました。
サリエリというイタリア人作曲家をご存じでしょうか? 大方の人がノーでしょう。彼の作品は現在、演奏されることはほとんどありませんが、彼の歴史的存在意義は、有能な作曲家を発掘したことにあります。モーツァルト、ベートーベン、シューベルトは彼の紹介によるものであり、オーストリア音楽は彼によって開花したといっても過言ではないのです。
ところが、映画「アマデウス」での彼の扱われ方は、真逆です。 モーツァルトの才能に嫉妬して毒殺を試みたり、彼を死に追いやったのは自分であると告白してます。こんな、不当な描かれ方に対し、サリエリの子孫ないし、関係する団体の方は、「アマデウス」の作者に抗議はしなかったのでしょうか? いや、もしかしたら本当にサリエリは、「アマデウス」に描かれているような人物だとする見解を踏襲すべきなのでしょうか? 暑くなりそうな朝、たわいもないことを手探りしていると、今年ももう半分近くが過ぎたことに気づきました。  

ベトナム

2016-06-07 05:21:42 | 日記
 小さいながら第二次世界大戦後、アメリカ、フランス、中国という大国を相手に戦い、一度も負けたことのない不思議な国があります。ベトナムです~ 読売新聞夕刊に「習主席、南シナ海、譲らず」とありました。 詮ずる所、ベトナム頑張れ、と言うほかありません。 ベトナムといえば「フォー」、おだやかでさっぱりしたスープに、つるっとした歯触りの米麺。それに生のもやし、パクチーのトッピング、そこに何故かライムをたらす。フランスと中国、東南アジアの食が絡み合った秀作でしょう。 フォーが無性に食べたくなりました。 ちなみに、自分、フォーとの出会いがきっかけで、もやしを生で食べることが多々あります。 くせになります。