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テレビっ子のひとり突っ込み

『ラブO2O』感想

2021-10-13 23:53:33 | 中国映画
        

2016年 中国(映画)


◆おススメ度
★★☆☆☆


◆キャスト
・ウェイウェイ/蘆葦微微:アンジェラベイビー
・シャオ・ナイ/一笑奈何:ジン・ボーラン
・愚公:リー・シエン
・シャオリン:ウー・チェン
・モン・イーラン:リー・チン
・ツァオ・グァン/真水無香:バイ・ユー


◆感想・あらすじ

ヤン・ヤンジェン・シュアン主演のドラマ「シンデレラはオンライン中!」の原作同じ映画バージョンです。
こっちの主演はアンジェラベイビーとジン・ボーラン。

てか、主演の二人は知ってましたが、愚公役がまさかのリー・シエンだとは!!そんなにメインで登場する訳ではないですが「Go!Go!シンデレラは片想い」の
ハン・シャンイエンとは180度違ったちょっと軽めのキャラでびっくりします。(まぁ、でも「ダイイングアンサー」の林隊長とは繋がってる感じの役ではありますが。)

         

そして、シャオ・ナイに想いを寄せるウェイウェイのライバル、モン・イーラン役がリー・チン。ドラマは若干控えめで元は素直でいい人キャラっぽく描かれていますが、
映画の方では最初からウェイウェイにライバル心剝き出しのバチバチ状態な人として描かれています。

そして、ウェイウェイのルームメイトの一人、シャオリンの役にウー・チェンが。。。ちょっとびっくり。かなりのチョイ役です。

で、映画にも出てるって言うのは知ってましたが、ドラマでもツァオ・グァン役だったバイ・ユー。映画では、ツァオ・グァンが真水無香の役だったりします。(まぁ、
2時間でやりきるには、登場人物広げすぎない方がいいんでしょう。)

あらすじとしては

情報工学部に通う女子大生ウェイウェイは、学部一の美女で、勉強が趣味の才女。
その実、ゲームオタクでもあり、オンラインゲーム「夢遊江湖」では女で唯一ランキングトップ10に入るほどの猛者。
ある日、彼女はゲーム内で勝ち進めるためにゲーム上で結婚した相手、真水無香に離婚しようと言われます。所詮はゲームのためのゲーム上の結婚、ウェイウェイは
ドライに受け入れます。

その後、すぐに真水無香はゲームイチの美人と言われている小雨妖妖と結婚。派手な結婚式にゲーム内でも見物人が集まります。
そんな中、ウェイウェイはゲームにログインしたまま、部屋の中に出たゴキと格闘。ぶつかったマウスが動いて知らないうちにうっかり真水無香の結婚行列に踏み入り、
進路を妨げてしまいます。それは見物人たちのヤジと噂の格好の餌食に。

ゲームに戻ったウェイウェイは、自分の置かれている状況を見てびっくり。しかし、ウェイウェイは機転を利かせて少し場所を移動しその場でレアアイテムの安売りを
始めます。それに飛びつく見物人たち。なんとか騒動を収めます。

事態が収拾した頃に後ろから声を掛けられるウェイウェイ。そこにはなんと、ランキング1位の憧れの一笑奈何が!
さらに一笑奈何がウェイウェイに突然のプロポーズ。なりすましを疑ったウェイウェイは管理者に通報しようとしますが、一笑奈何は夫婦対抗戦のためにとウェイウェイ
のツボを突いた理由で釣ります。そして二人は翼の生えた白馬で天を駆けていくというロマンチックな結婚式を挙げます。

そんなこんなで、ウェイウェイは一笑奈何と順調に仲良くなり夫婦対抗戦も順調に勝ち進めます。しかし、決勝戦で思わぬハプニングが。会場前で一笑奈何と待ち合わせ
ていたウェイウェイですが、一笑奈何が時間になっても現れず待ちぼうけを食らっちゃいます。

ゲームの中のキャラとは言え、一笑奈何に知らず恋をしていたウェイウェイはショックを受けます。現実世界でも、ふと気を抜くとそこかしこから二次元の一笑奈何が
現れて微笑みかけてくるっていう幻覚をみちゃいます。そんな失恋気分を味わっていたウェイウェイに一笑奈何の仲間からメッセージが。決勝戦の日、自分のせいで
一笑奈何が事故に遭い、一笑奈何は脳震盪を起こして意識を失っていたためにゲームにログインできなかったと。

心配するウェイウェイですが、会話途中に大学が停電。急いでネットができる場所に走るウェイウェイとシャオ・ナイ。ようやく誤解が解けます。そして、この機会を
逃すまいとウェイウェイに会いたいと伝えるシャオ・ナイ。(理由もなく会いたい、ってちゃんと伝えるところがドラマのシャオ・ナイと違って素直でなんとなく人間味
を感じちゃうところですね。)

シャオ・ナイとの約束の前日、急に服を買いに行くウェイウェイ。ルームメイトたちに怪しまれますが、面接だと言って誤魔化すウェイウェイ。

そして約束の当日。約束した場所で待つウェイウェイ。すると、そこに情報学部の憧れの先輩シャオ・ナイが現れます。一笑奈何と待ち合わせしているのにちょっと
気まずいウェイウェイですが、近づいてくる先輩に「偶然ですね」とあいさつ。すると、「偶然じゃない、君を待っていた。」とシャオ・ナイ。

ゲーム上で恋してしまった一笑奈何は、なんと大学中の女子の憧れの的シャオ・ナイだったのでした。

そして、シャオ・ナイに誘われてシャオ・ナイの出場するバスケの試合を見るためにシャオ・ナイの自転車の後ろに乗って体育館へ行くウェイウェイ。人目が気になります。
そして、たくさんのシャオ・ナイファンと一緒に試合観戦するウェイウェイでしたが、試合途中にシャオ・ナイがウェイウェイのいる観客席へ。驚くウェイウェイの
友人たち。そして、そこでウェイウェイを自分の彼女発言するシャオ・ナイ。

そんなドキドキの連続で、シャオ・ナイとの交際が始まります。

女子の憧れでカリスマ、完全無欠のシャオ・ナイに見えますが、仕事上同業者にダマされ大きな挫折をして落ち込んじゃいます。ウェイウェイにそんな姿を見せたくないと
ばかりに元気を装うシャオ・ナイですが、愚公がそんなシャオ・ナイの状況をウェイウェイに伝えちゃいます。

帰省してたウェイウェイは、シャオ・ナイが心配ですぐに帰省を切り上げ大学に戻ってきちゃいます。そしてみんなでシャオ・ナイを励まし、ウェイウェイも仲間となって
新しいゲーム制作をしようと再スタートを切ります。

そして数年後、そのゲームが大ヒットし・・・。

◇◆

って感じで、シャオ・ナイの仕事のことについては、かなーりさらーっとしてますが、一応一通りストーリーを追った感はあります。

全体的な感想としては・・・うーん、やっぱドラマ先に見ちゃってるので、エピソードがちょっとずつ薄いというか・・・。
やっぱりドラマで全体的なストーリー知ってるので、ジン・ボーランとアンジェラベイビー版の「シンデレラはオンライン中!」のダイジェスト版、みたいな感じで
みた方が新鮮な感じで見れるかも。

       

基本、アンジェラベイビー好きなので、アンジェラベイビーのウェイウェイが見たくてこの映画を見たので特に言うことはありません。
ジン・ボーランのシャオ・ナイもそんな悪くはない。(ちょっと銀髪の一笑奈何はイマイチですが。)

       

てか、映画の方がドラマのキャストよりも等身大の大学生って感じ。
セリフも何故か映画版の方がナチュラルな感じ。(まー、それだけヤン・ヤンのシャオ・ナイが非の打ち所のない男神なんだけども。そして、それはそれでそこが
いいんですけど。)

       

こっちのシャオ・ナイはドラマ版ほど持ち上げられてない感があって、フツウに悩んだり落ち込んだり、ウェイウェイに元気づけられたりしてます。
ドラマ版でもある、ウェイウェイが夏休みの帰省を途中で切り上げてシャオ・ナイに会いに帰ってくる場面、(映画版では年末年始みたいですが)シャオ・ナイが
初めてウェイウェイに濃厚キスするんですけど、映画版みるとちゃんとシャオ・ナイが自分のために帰省を切り上げて帰ってきてくれたことに感極まってキスしてる、
っていうなんかそういう理由がちゃんと分かります。
(ドラマ版はドラマ版でシャオ・ナイの心が読めないところにドキッとしてキャーってなるんだけども)

あとは、アンジェラベイビーのウェイウェイの方がシャオ・ナイのことほんとに好きなんだなー、って感じました。

       

まー、多少「永遠の桃花」を切り取ってヤン・ヤンが夜華役やってた映画「ワンス・アポン・ア・タイム」的なとこもなくはないですが、一応駆け足ではありますが
ストーリーの全容を網羅してはいるので、そこまで酷くはないかなー。

あー、でもKOの扱いがうっすーい感じでちょっとびっくりでした。ドラマで、よくあのチャン・ビンビンを発掘したなと。その功績はすごいかも。

まぁでも楽しみ方は色々って感じで。


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『バウンティ・ハンターズ』

2021-09-04 16:29:24 | 中国映画
        
2016年 中国映画
アクションコメディ

◆おススメ度
★★★☆☆

◆キャスト
イ・サン(元インターポール、ヨウの相棒):イ・ミンホ
ヨウ(元インターポール、サンの相棒):ウォレス・チョン
キャット(バウンティ・ハンターズのボス):ティファニー・タン
スワン(キャットの部下で天才女性ハッカー):カリーナ・ン
べべ(キャットの部下で何でも屋):ルイス・ファン
トミー(Aホテル元後継者):ジェレミー・ジョーンズ・シュー


◆感想・概要

元インターポールでバディを組んでいた、ヨウとイ・サンは、ある事件がきっかけでインターポールをクビになり、ボディガードの依頼を受けて暮らす日々。
そんな中、依頼人のサムが殺害され、二人はAホテル連続爆破事件の容疑者として、世界的に指名手配される。
同じく容疑者として指名手配されたバウンティ・ハンターズのキャットに捕らわれ、二人はなし崩し的に、キャットの仲間となり、爆破事件の真犯人探しに
乗り出す。

イ・ミンホをゲストに迎えて、世界的興行を目指した映画だったから(色んな国の人が分かりやすく映画を見るため)なのか、面倒な設定やストーリーは省かれ、
ただただアクションと分かりやすいコメディ要素を全面的に押し出し、手っ取り早く吊り橋効果的にそうなったのか、ちょっとしたイ・ミンホとティファニー・
タンのラブが描かれる。

         

うーん、確かに、派手なカーアクションとか爆破シーンとかたくさんあって、映画館でドキドキしながら開演を待ってでかいスクリーンで観たらまた違った
感動もあるのかもしれないけど、家のせいぜい50インチくらいのテレビで一人冷静に見るには内容の薄い映画だった。
イ・ミンホとウォレス・チョン、ティファニー・タンのファンを動員させるための映画かも。(というか、自分もその3人の共演が見たくて見てみた作品。)

でも、個人的には他のドラマでは見たことない、ウォレス・チョンのお笑い担当な演技が見れただけでも見た甲斐はあったかなーと。

マイ・サンシャイン」見てからけっこう時間が経ってたのでちょっと忘れちゃってましたが、もしかしたら、「マイ・サンシャイン」を観た直後にまた
ウォレス・チョンとティファニー・タンの共演が見たいと思ってこの作品見ちゃうと、あまりに二人の絡みがない上に、ウォレス・チョンの目の前で
イ・ミンホとティファニー・タンが二人だけの世界に入ってキスシーンを繰り広げてたりしちゃうので、複雑な心境になっちゃうかも。(ウォレス・チョン
も実際にどんな心境だったんだろうって気にはなります。まー、プロですから、一々そんなことに心を動かされはしないのかもですが。)

         

なんとなーく、人数構成とか派手なアクションが入ったりするところが「コンディフェンスマンJP」と重なって、ついつい比べてしまい、そうすると、やっぱ
「コンディフェンスマンJP」の方が場面展開とか、見てる人の予想を裏切る演出とかあって内容が濃く思えて、物足りなさを感じるのかも?

でも、キャットの武器が基本エレキガンみたいなやつ(なんていうのかな、うる星やつらのラムちゃんの電撃攻撃を銃にして誰でもつかえるようにしたよう
なやつ)だったので、流血が少なくて女子ウケとしてはよかったかも。中国お得意のVFX技術が違和感なく取り入れられてて、ティファニー・タンが次々と
敵をシビレさせていく様子はちょっと爽快で楽しかった。

最初は、東京が舞台で(数秒で終わるけど)東京にあるAホテルが爆破にあうってシーンから始まるので、反日映画なのか?って勘繰っちゃったけど、Aホテルは
世界的に展開してるホテルグループのようで、日本から中国、タイ、韓国へと国が次々変わります。(おそらくそうすることによって、その国の人にウケが
良くなるのかなーと。コナンが劇場版でシンガポール行ってた時に思いました。インフィニティ・プール破壊しちゃってたけども・・・。そこはゴジラにビル
壊されたいっていうのと一緒かな。)

        
イ・ミンホの吹き替えの声がちょい高めなのが違和感があったけど、見てるうちに慣れます。

トミー役のジェレミー・ジョーンズ・シュー、誰かと思ったら、「独孤伽羅 ~皇后の誓い~」で宇文護役やってたシュー・ジェンシーのことだった。
中国人俳優って、ちょっと国外へ出たりすると、名前を変わる制度が良く分からない。ティファニー・タンも、ウォレス・チョンもそうみたいだけど。

それにしても、スワン役の子のカリーナ・ン。苗字(?)が"ン"て。英語表記ではNg。世界にはまだまだ日本の常識じゃ考えられないものがたくさんあるなと
改めて思いました。

エンドロールの終わりに、トミーが刑務所に入るときの、名前のカードを持って写真を撮られるシーンみたいので終わるんだけど、その不敵な表情が、
サイコ殺人鬼的演出をしていて、興行収入次第で続編もありそうな終わり方だったけど、今のところ特になし。

        
  ※日本の当時の告知ポスター画像。コレ見る限り、日本ではイ・ミンホくらいしか知名度がないっぽい。


コメント (2)
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