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テレビっ子のひとり突っ込み

9月最終日

2022-09-30 23:59:13 | ただの日記
あー、なんか今年は意外に7月以降仕事がちょっと忙しくなってきてまとまった夏休みを取れず、土日にくっつけて
ちょっとずつ連休にする形で夏休みとして貰えてる有休を消化したので、なんとなーく夏を満喫できてない感じの
やや消化不良のまま夏が終わってしまった感じ・・・。

今日が9月の最終日だってことでそれをより実感してしまった・・・。

いつの間にかねー、ほんとお盆も帰省しないまま、お彼岸に夏休み取って実家帰ろうかなとかちょっぴり思ったり
もしたけど結局思い切った連休は取れず、あっという間にハロウィンシーズン。


もう何年も実家の方のお墓参りに行けていない。
けっこう好きなんですけどね。お墓参り。

うちの地元では、お盆の入りの日の午後から夕方にかけてお墓参りに行くのがフツウです。
その日は特別、昼にお風呂を沸かしてお清めって言ってお風呂に入ってから、雰囲気だすために着たい人は浴衣着て
お墓参りに行きます。

里芋の葉っぱにお供えするお赤飯とかその他ちょっとした食べ物を載せてお墓にお供えします。
お供え用の箸とかも、家の周辺に生えているいい感じに箸っぽくなる太さの植物の茎を取ってきて、箸のサイズに
カットしてお墓にお供え。(おそらく昔はお供えしたものは、そのままにしてたので、自然に返るものをってことかな。)

なんか、ちょっとその特別な感じの空気感がけっこう好きです。

みんな面倒くさがってお墓参りに行きたがらないんだけどね。


地元ではそれだけでオワリなんだけど、母親の実家の青森の方では、お盆シーズンは毎日朝と夕の2回ずつずーっと
お墓に線香をあげに行きます。

(一日目は、けっこうお供えいっぱいするけど、2日目の朝以降はお水とろうそくと線香しか持って行ってなかった気が
します。)

で、一日目の夜は家の門の辺りで迎え火を焚く。
ご先祖様が返って来るのに、どこの家か分かるようにってことらしい。

なんか、うちの地元では迎え火をしないので、母親の実家で初めてお盆は年に一度家にご先祖様が帰って来るシーズン
だっていうことを知りました。


で、先日ご紹介した「気功を受けに行ってた話」で行ってた家に集まってたおばサマたちがお彼岸にお墓参りに行ったって
話をしてる人がいて、東京ではお彼岸にお墓参りに行く習慣があるのかーって知りました。
地方によって、文化は色々なんだなーって思いながらも、その時にちょっと無理に会話に入ろうと頑張って「うちの
地元ではお盆にお墓参りに行く」ってことを言ってみたら、

「ハァ?お盆なんてお墓参りに行ったってお墓空っぽなんだから意味ないでしょう。」

って、一蹴されちゃいました。

うーん・・・。

うちの地元は、お盆の初日にお墓参りに行くだけで、迎え火も焚かないし茄子と胡瓜に足をつけて馬とか牛とかも作って
お供えしたりもしたことないので、最悪家にはご先祖様が帰ってきてはいない可能性もあるけど、青森の母の実家は迎え火
焚いて家にお迎えしてるにも関わらず、翌朝もお墓に行くって、確かに変???

当時、私にとってはそのおばサマからの返答がけっこう当たりがキツイ感じで、なんかすごくもやもやした上に、激しく混乱
して、気になって帰ってから調べてみたところ、お盆はご先祖様がお墓から家の仏壇に帰って来るって言うわけではなく、
あの世からこの世に帰って来るシーズンだと。

確かに。
子供の頃、じーちゃんにそう言われた気がするわと。

お墓が空っぽでお墓参りが意味ない、なんてことはそもそもないんだって分かりました。
(まー、そんなこともそこに行かなくなった理由の一つだった気もします。)

ちなみに、お彼岸は春分の日と秋分の日付近。太陽が真西に沈むからとか、昼と夜が同じ長さになるからとかいったことから
あの世とこの世が一番近くなる日ってことで、お墓参りをするんだそう。

(なんか、そう言われると運が良ければ黄昏時に亡くなってしまったあの人にちょっとだけすれ違ったりできそうな気もしま
すね・・・。)


けど、そもそも東京なんて新暦なのかなんなのか分からないけど8月は帰省しちゃうからって、7月にお盆をやる人たち
もいる訳だし、ちょっとずつ生きている人たちの都合のいいように解釈が変わってきてる感じもするなーと。



だいーぶ話が逸れちゃいましたが、いつの間にか夏が終わっちゃったことを惜しんであれこれ思い出したっていう日でした。

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後悔先に立たず

2022-09-26 23:50:43 | ただの日記
中国語の「好(ハオ)」って単語がけっこう好きです。

「了解」、とか「いいね」、「いいよ」、「OK」とか「分かったよ」とか、ニュアンス次第で色々詰まってるって言うか。


大学の時、第二外国語をなんとなくで選んで中国語を履修してた。全く話せないし、聞いても理解できないまま終わったけども。

(確か、中国語以外の言語は先生が日本人(多分)で、中国語だけ中国人の先生だったから、日本語をちょっと難しいと思ってる
中国人の先生はできない学生に「そうだよね、難しいよね」ってスタンスだし、単純に自分の国の言葉を学ぼうっていう人
にちょっと甘かったって言うか・・・そんな理由だったかなー。)


教科書開く前に、一番最初に習った言葉は、

「老師好」。

先生こんにちは、って言葉で、教科書にも「好」は挨拶系の言葉としてしか出てこなかったような気がする。

まー、そもそも中国語の教科書に載ってたセンテンスで覚えてるの

「你是 中国人吗?(ニーシー、チョンゴーレンマ)」(あなたは中国人ですか?)

っていう、こんなの実際使えるシチュエーションとかないでしょ、っていうものしかないので、ただただ覚えてないだけかも
ですが。


中国ドラマを見始めて、一番最初に感動したのが、

「対不起(ドゥイブチー)」

を聞けたことだった。

あー!!ごめんなさいって言うとき、ほんとに言うんだ!!って、なんか分からないけどすごく嬉しかった。

「謝謝」はなんかザ!中国人っていう人がマンガとかメディアなんかに登場した際に良く使われますが、「対不起」って
「ごめんなさい」っていうメジャーな意味の単語なのになんか外国人にも浸透している中国語としてはマイナーな気がする。

「不客気(ブークーチー)」(どういたしまして)

とか

「没関係(メイグワンシー)」(気にしないで)

の方がまだ耳にすることがあったような?
なので、中国人は絶対謝らないっていうのは本当なんだなーとか思ってた。


ってことで、中国語ドラマ見始めたらなんかむかーし習って記憶の片隅にあった単語がけっこう出てきて、そうなるとなんか
ちょっと使いたくなってきて、職場のたまに仕事上でチャットのやりとりをする(元)中国人に、何かお願いされて、それを
やってあげて

「すみません、ありがとうございます。」

とか言われたときに

「没関係(メイグワンシー)」

なんて返してたりしてたんだけど、だんだん、他の人(チーム内メンバー)にも了解、っていうときに「好(ハオ)」って返し
たり。ちょーっと調子乗ってたかなー。(まー、元々そういう人だと思われてるのでいっか。)


で、先日、ちょっと確認したいことがあって、残念ながら2年くらい前に会社辞めちゃった若手の子(男性社員)とやり取り
してたチャットを見返したら・・・

会話の最後が私が送った「好」で終わってる・・・。

やっちまったこれ・・・。(ハオ)をつけていない。

なんか、なんか急に告白したっぽくない?セクハラじゃね?って、急に恥ずかしく、そして恐ろしくなっちゃいました・・・。

(まー、そんなこと言いつつも一応、私が中国ドラマにハマりすぎて調子乗ってることも知ってて、何度か「好(ハオ)」って
のもやりとりしてたので分かってくれてはいると思いますが、とてもドキドキしました。ほんと、こんな調子に乗ってた自分
を殴ってやりたい・・・。)



ちなみに、職場にいた(元)中国人の同僚に、「そろそろちゃんと中国語を勉強しようかなと思ってるんだけど」って言ったら
「中国語は発音とかすごく難しいから、韓国語にした方がいい。」ってめっちゃおススメされました。

というのも、彼の出身は朝鮮半島に近いところの中国で、実家にいるときに家族と話すのは韓国語(朝鮮語?)で学校行ったら
北京語っていう感じだったらしい。

そういう人はけっこういて、学生時代にバイトで知り合った中国人の女の子も、卒業式では地元の正装としてチマ・チョゴリ
を着ると言っていた。

なるほど、日本は島国だから分からないけど、文化とか言語とか民族って国境とイコールで分断されてるわけではないんだなー
って思った出来事でした。
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『夢幻の桃花~三生三世枕上書~』感想・概要紹介③

2022-09-24 23:56:17 | 中国ドラマ
2018年 中国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
白鳳九(はくほうきゅう):ディリラバ
東華帝君(とうかていくん):ガオ・ウェイグァン
姬蘅(きこう):リウ・ユエフェイ
燕魔君・燕池悟(えんちご):リウ・ルイリン
折顔(せつがん):バロン・チェン
蘇陌葉:ディラン・クォ
葉青緹(ようせいてい):シュー・シャオイン
重霖(ちょうりん)東華帝君の侍従:ファン・ジーシン
連宋(れんそう):リー・ドンホン
司命星君:ローレンス・ワン
白真:ホアン・ジュンジエ
玄魔君・聶初寅(じょうしょいん):ダイ・シャンユー
成玉(せいぎょく):(ユエン・ユーシュエン)
知鶴(ちかく):ワン・イーフェイ
赤魔君・煦暘(くよう):ジン・ザーハオ


◆感想・概要紹介

(前回②からの続きです。)

◇◇
修為(神仙系ドラマでよく出てくる魂の力的なやつ。神通力のもとになるようなもの?)を使い果たし気味で倒れた東華帝君。
その修為を取り戻すために、人間界へ修練に行くことに。

そを知った白鳳九は人間に転生した東華帝君(宋玄仁)の様子を見に行きますが、ダメだって言われてたのについつい戦場で
窮地に陥る宋玄仁(東華帝君)を助けちゃいます。

宋玄仁(東華帝君)が助かったのを見届けて姿を消す白鳳九ですが、宋玄仁は戦場で助けられた小九と名乗った兵士(白鳳九)を
自分の右腕である大将軍の葉青緹に探すよう命じます。しかし、兵士という兵士を片っ端から探してもみつかりません。(まー
ほんとの姿は神仙ですからね・・。)


そんな中白鳳九は、自分が宋玄仁(東華帝君)を戦場で助けたことによって、本来は瀕死の重傷を負った宋玄仁を助けた周夢溪と
いう名の女人に恋するハズだった運命が狂ってしまったということを知り、どうにかその東華帝君に課せられた情劫の相手、
周夢溪を探して東華帝君の情劫を成立させようとまたも人間界に来ちゃいます。



えっ!?これ、男装してたの?っていうのが後で判明する白鳳九の男装する姿。もう、男に見せようっていう気、なくない?


けれど、どこから探していいかも分からずとりあえず酒楼に行ってみると、ちょうどそこに承虞国の隣国である崇安国からの
公主(姫)の輿入りの一行が通りがかります。


実はこの公主、崖から(人間界へと)落ちて記憶を失ったところをたまたま見つけた聶初寅(じょうしょいん)に助けられ、聶初寅
のことを命の恩人だと思って疑わない姬蘅(きこう)だったりします。

東華帝君はその昔、魔尊である緲落(びょうらく)を封じるために鎖魂玉(っていう謎の石。魔石?とにかく力を倍増させるよう
な石)を使っていたが、色々あって砕け散ってしまう。しかし、鎖魂玉は時が経つと自然とまた集まって元の形に戻りその力も
再生されるというもの。聶初寅(じょうしょいん)はそれが人間界に落ち、現在は承虞国の秘宝として王家に祀られているという
噂を聞き、鎖魂玉を緲落(びょうらく)の復活に利用しようと人間界に探しに来たのだった。

そして、聶初寅は姬蘅(きこう)に楚苑(そえん)という名を与え、さらに崇安国の王に取り入り、自分を国師に、そして楚苑(姬蘅)
を王の養女とすることで公女として承虞国に輿入りさせ、承虞国の秘宝を探る役割をさせるよう仕向けたのでした。


そうやって、何も知らずに東華帝君(宋玄仁)に二度目の輿入りを果たす姬蘅(楚苑)。(あ、一度目は失踪したから正式には輿入れ
してないか。)
(てっきり、またこっから白鳳九が成り行きで宋玄仁の側室になって、王妃である楚苑(姬蘅)に対し、嫉妬したり悶々とする生活
が始まったりするのかなーとか思うんですが・・・。)


騒ぎを聞きつけ、群衆に混ざってその輿入れを見物する白鳳九。戦場で見かけた将軍(葉青緹)を見つけ、彼と友人になって王宮
に入れば周夢溪を探せるんじゃないかと考えます。

と、そこに宋玄仁と陰で敵対する義兄の宋元応が差し向けた刺客が一行を襲い、急襲を受ける葉将軍に声をかけて注意を促し、
葉将軍の恩人となった白鳳九は、思惑通り王宮に行き、王である宋玄仁とのお目通りが叶います。


※記憶を失っているので、白鳳九とすれ違っても気づかない姬蘅。

葉将軍も命じられていた小九(白鳳九)を探し出すことができ、宋玄仁も恩人に無事に会うことができ、小九(白鳳九)は戦での働き
の褒美として、王宮の侍衛をおねだりします。

こうして王宮に残り、葉青緹の友となり、彼の助けを借りて当初の目的であった王宮の宮女になったハズの周夢溪を探しますが、
すでに亡くなっていることが判明しちゃいます。

そんな中、葉青緹と夜お酒を飲み過ぎて酔っぱらい、一人フラフラ王宮内を歩いていた白鳳九は足元を這う蛇に驚き、同じく夜に
散歩をしていた宋玄仁の一行と鉢合わせし、思わず宋玄仁に抱き着いて一緒に池に落っこちちゃいます。



で、なぜか池に落ちた際に男装が解けた(違いはよく分かりませんが)白鳳九に、一目惚れしてしまう宋玄仁(東華帝君)。



王を池に突き落とした刺客を探す侍衛たちと、一目惚れした美女を探そうとする宋玄仁。

周夢溪の死を知り、宋玄仁(東華帝君)が自分を好きになってしまったことを知った白鳳九は、こうなったら白鳳九が周夢溪の代わ
りに宋玄仁(東華帝君)の情劫の相手になるしかないと司命星君に言われ、男装を解いて宋玄仁(東華帝君)の前に現れ自分があの夜
池に落ちた女子であり、小九として男の姿をしていたことをカミングアウトします。

これに、宋玄仁はもちろん、男であるはずなのになぜか小九(白鳳九)にときめいてしまうことに悩んでいた葉青緹も驚きます。

宋玄仁はすぐに白鳳九に九美人という位を与え、妃とし、それでなんだかもう8割方うまくいったような気になりますが、ここから、
宋玄仁(東華帝君)とともに、白鳳九と、さらには葉青緹にとっても愛の苦が始まっちゃいます。


東華帝君が好きでたまらず、宋玄仁の妃になり、東華帝君と同じ顔をした人間界の東華帝君、宋玄仁に愛の言葉を囁かれてついつい
幸せ気分に浸りそうになる白鳳九ですが、司命星君に「宋玄仁は実際には東華帝君ではないし、東華帝君の情劫のためにも決して
その愛を受け入れてはならない」と言われ、苦しむ白鳳九。

宋玄仁に何度素性を聞かれても答えることができないし、(実際家も両親も青丘っていう人間界ではないところにいる訳だし)愛の
契りを結ぶこともできないしで、好きな相手に応えることができない上に、相手を自分が苦しめているっていう罪悪感に悩まされ
ます。

宋玄仁も、なぜか自分のことを何も答えてくれず、かつ、口づけ以上のことをしようとするといつもそれとなくかわされてしまい、
寝込んでうなされては「帝君」と自分ではない(自分なんですけどね)他の男の名を呼ぶ白鳳九に苦しみます。

さらに、葉青緹も自分の白鳳九に対する気持ちに気づいて苦しんだり・・・。


一方で、王妃として送り込まれた楚苑(姬蘅)は、どうにかして宋玄仁の心を掴み、王家の秘宝を探ろうとしますが、宋玄仁は白鳳九
にメロメロなので、全く上手くいきません。

ちなみにこの楚苑(姬蘅)は、聶初寅の恩に報いようと諜報的なことをしていますが、意外にも根はいい人で、一線を越える(白鳳九
を陥れたり暗殺しようとしたりっていう・・)ようなことはしません。
ただ、侍女として送り込まれた凌香は、完全に聶初寅の駒であり何でもありです。(ちなみに、聶初寅に閩酥(びんそ)の顔であった
方が何かと姬蘅を操りやすいだろうと、妖術ですでに消滅してしまった姬蘅の侍衛であった閩酥(びんそ)の顔に変えられています。)

結局なんだかんだで色々やってみたけど、楚苑(姬蘅)たちの策略は失敗(白鳳九によってすべて暴かれ)し、最終的に、宋玄仁の失脚
を目論む宋元応とそこを上手く突いた聶初寅が手を組み、王陵の地下宮殿に祀られていた承虞国の国宝・霊璧石(鎖魂玉)は聶初寅
に奪われちゃいます。

白鳳九は、皇太后に嫌われたり、宋元応の策略で宋玄仁暗殺の濡れ衣を着せられて投獄されたり色々ありますが、そんな中宋玄仁は
白鳳九への愛をさらに深めていきます。(危うくその愛が深すぎて、白鳳九の心に誰がいようと白鳳九が幸せであればそれでいい、
みたいなもう何もかも受け入れてしまいそうになるくらい。)

宋玄仁(東華帝君)の愛の苦のために葉青緹と駆け落ちしようとして失敗したりと色々やってみますが、こちらも最終的に、王陵の
地下宮殿での戦いで自分たちを守るために命を落としてしまった葉青緹への罪悪感と悲しみにくれ、一人失踪した白鳳九は断崖絶壁
に佇み、一人涙するところを宋玄仁に探し出されてしまいますが、宋玄仁の目の前で別れを告げて飛び降りてしまうことによって、
無事に情劫の相手役を務める役割を果たします。

そうして、白鳳九を想ったまま傷つき亡くなった宋玄仁(東華帝君)は、天界の東華帝君として目覚めます。さらには人間界での記憶
はないていう設定。

(この辺、今までの神仙ドラマとちょっと違うような・・・。「霜花の姫」では人間界での修練時代の記憶から旭鳳と錦覓が意識し
合って最初に結ばれるってところに繋がってたし、「永遠の桃花」での白浅は記憶を消すっていう忘却水的なものを飲んで記憶を
失ってたような・・・。あれ?でも人間に転生したんじゃなく、記憶と仙力を封じられて人間界に落とされてただけだけ???)

情という感情がないハズの東華帝君は目覚めた時になぜか涙を流していて・・・。かつ、なぜか脳裏にちらつく女子の姿とそれに
そっくりな白鳳九が気になるようになって・・・。


◇◇

(また長くなったのでここまで。次回に続く。ようやく20話ちょい・・・)


天君(天界の王)よりもずーっと年上の東華帝君は、神仙たちの中でもさらに(人間でいう)仙人の域っていうところに達していて、
もう、感情も欲求もない、っていう設定なんですが、白鳳九と恋に落ちた後そういう欲求的なところをどう描いていくんだろう
なって疑問に思っていたんですが、一回人間に転生することでちょっと自然なシフトが行われます。



ついつい、白鳳九とエロいことしそうになる夢を見ちゃう宋玄仁な場面。



けど、夢オチに終わっちゃいます。

序盤で色んな美女たちが、毎夜東華帝君の寝所に忍び込んでいたけど、東華帝君は全く興味がなく布団ごと外に捨てていた、みた
いなエピソードが語られ、東華帝君には性的欲求がないみたいに描かれていたんですが、宋玄仁に転生することによって、白鳳九
との恋に落ち、妃とすることで当然床入りを望むんだけれども、うまいことかわされ続け、かわされ続けるほど切望するように
なるっていう自然な流れ。

そしてその宋玄仁を一回経ることで、東華帝君に戻ったときに同じことを繰り返すとけっこうフツウな感じだった。

まー、でもそもそも神仙くらいの域に達すると、そういう人間と同じような行為をしなくても何らかの力によって子供作れそう
なんだけどねー。
「永遠の桃花」では、夜華は金蓮から生まれたっていう話だったし、白浅との時だって仙力で衣を消したって言って白浅を戸惑い
恥ずかしがらせるっていう場面もあったし・・・。

さて次からは、白浅と夜華との婚姻を控えてるっていう設定の中で、今回も可愛くていい味出してくる白浅と夜華の子、阿離くんと
天界での白鳳九と東華帝君のラブコメがいよいよ始まります。

(④へ続く・・・)

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暑さ寒さも彼岸まで

2022-09-22 23:05:35 | ただの日記
「暑さ寒さも彼岸まで」
けっこう昔から知ってる言葉だけどあまり意味は考えたことはなかった。
それが東京に出てきて仕事をするようになってからなんかしっくりくるようになった気がする。

というわけで、今日は急に肌寒くなったなーと。
秋分の日は明日だけど、彼岸の入りは20日くらい?なので、やっぱりだいたい合ってるよね。


地元にいた時は、この言葉の意味を実感することはなかった気がする。

うちの地元は東北で、8月の末くらいになるともう朝晩は肌寒くなってくる。

中学に入って、初めて制服を着て、6月になったときに初めて制服には半袖と長袖があるけど、半袖を着てもいいって
いうシーズンが校則として存在することを知った。

うちの地元では6月から9月にかけて。

なんだか、半袖を着ていい時期が限られているとなんとなくもったいなくて、中学に入って高校卒業して制服を脱ぐ
までは、ずーっと6月の衣替えとともに半袖の制服に切り替えて、9月オワリのめいっぱいまで着ていた。

仲の良い友人たちに「見てるだけで寒い!」って怒られながらも(笑)。


そんなのがすっかり習慣化して、高校入ってもずっと当たり前のように9月になっても半袖でいたある年のこと。

だいたいみんな、8月末あたりから中間服に切り替える人たちが出てきて、9月の半ば頃には毎年クラスのほとんどが
長袖になっていたりする。

でも私にとっては毎年のことなので気にせず半袖で学校に通っていた。

半袖組が一人二人と脱落していって、半袖派でクラスに残っっているのは私と男子数人。で、気づいたら、いつの間
にかその男子数人で誰が一番最後まで半袖でいられるか競争をしているっぽい。

残った男子は鳥肌立てながらやせ我慢して半袖。

お互いに、

「明日、長袖にしろよ。」

「やだね。」

とか言い合ってるのを遠目に見ていたけど、ある時、3人くらい残ったそのやせ我慢男子たちが、自分たち以外にも
このクラスにまだ半袖の人がいるってことに気づいちゃったみたい。

それから毎日のようにその男子たちが私のところにやってきて、

「オマエ、明日は長袖来て来いよ。」

って言いに来る。

「え?なんで???」

ってちょっと面白がって見てたんだけど、最後の方はちょっと可哀そうになってきて、仕方ないから長袖着てきて
あげようかなーなんて思ってた矢先、また忘れて半袖で学校に来ると残ってた半袖男子たちがいない。

なんだろ?って思ったら、風邪でお休みでした。

多分、私は悪くないと思うんだけども、なんかよくわかんないけど罪悪感を感じてしまった出来事でした。

今もどっかでぎりぎりまで半袖で頑張ってる中高生とかいるのかなー。


ちなみに私はといいますと、今は毎日天気予報の気温見ながら着ていくものを考えて出社しています。

(以前はクールビスなるものがあって、それなりに季節ごとに着てもいい服装とかあったけど、いつの間にか年間
通してオフィスカジュアルっていうものになって、あんまり季節の縛りはなくなったみたい。)



※写真は9年前の今日、夏休みの旅行で出雲大社に行って撮ったものです。
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『夢幻の桃花~三生三世枕上書~』感想・概要紹介②

2022-09-18 23:57:20 | 中国ドラマ


2018年 中国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
白鳳九:ディリラバ
東華帝君:ガオ・ウェイグァン
姬蘅(きこう):リウ・ユエフェイ
燕魔君・燕池悟:リウ・ルイリン
折顔:バロン・チェン
蘇陌葉:ディラン・クォ
葉青緹:シュー・シャオイン
重霖(ちょうりん)東華帝君の侍従:ファン・ジーシン
連宋:リー・ドンホン
司命星君:ローレンス・ワン
白真:ホアン・ジュンジエ
玄魔君・聶初寅(じょうしょいん):ダイ・シャンユー
成玉:ユエン・ユーシュエン
知鶴(ちかく):ワン・イーフェイ
赤魔君・煦暘(くよう):ジン・ザーハオ

◆感想・概要紹介

(前回からの続きです。)

◇◇

東華帝君の婚約者としてやってきた姬蘅(きこう)に、敗北感を感じで身も心もボロボロになって池に落っこちちゃったところ
を、たまたま池で釣りをしていた司命星君に釣り上げられた狐の白鳳九。



彼女を心配した天界の友人、司命星君と成玉、そして桃林の上神折顔(せつがん)たちは魔界へいき、聶初寅(じょうしょいん)
から白鳳九の毛皮を取り戻します。


(ついでに少々過度に(ちょいやりすぎって意味です)懲らしめちゃったり。多分この屈辱も相まって聶初寅は東華帝君が封印
した魔尊、緲落(びょうらく)の下に着き、けっこう面倒なことになります。)

自身の毛皮を取り戻し、無事人間の姿(神仙なんだけども)に戻った白鳳九は、精神的ダメージを抱えたまま東華帝君の婚儀は
見届けずに一旦桃林に戻り休養することに。(婚儀を見届けてればもっと違ったんだろうけどねー、まぁ、ドラマが生まれなく
なっちゃうので仕方ない。)


そんな白鳳九をよそに、東華帝君の婚儀が始まってしまいます。

中国の時代劇に出てくる多くの婚儀と同様、輿に乗ってやってくる花嫁。その花嫁を東華帝君が出迎えようとしたところ、
婚儀を邪魔しようと姬蘅(きこう)に想いを寄せる燕池悟(えんちご)が乱入し、花嫁を攫おうとします。



しかし、実は東華帝君に想いを寄せる知鶴(ちかく)が花嫁に成りすまし、しれっと東華帝君に嫁ごうとしており、それがバレ
たり姬蘅(きこう)が失踪してしまったりと婚儀はてんやわんや。




実は姬蘅は最初から自分の侍衛である閩酥(びんそ)と駆け落ちするために東華帝君と裏取引をしていて、婚儀のどさくさに
紛れて逃亡を図っていたのでした。

燕池悟の登場により奇しくもその逃亡劇は失敗し、兄の煦暘(くよう)に追い詰められ、側近である閩酥(びんそ)は自分の命と
引き換えに姬蘅を許してくれと自害してしまいます。その直前に閩酥(びんそ)から自分が女であることを告げられる姬蘅。
(閩酥の走馬灯的回想の中で、閩酥が実は煦暘(くよう)に恋をしていたってことが分かります。)ショックと絶望を抱え、姬蘅
は閩酥の遺体を抱えて崖から飛び降りてしまいます。


そんなこんなで東華帝君の婚儀騒動は幕を閉じますが、その裏で知鶴(ちかく)は西荒で雨を降らす任という名の罰を与えられ、
勅命なく戻れないことを余儀なくされます。(この辺、悪女の罪がけっこううやむやにされがちな中国ドラマで、この桃花
シリーズはちゃんと悪女が罰を受けるのでちょっとだけ胸がスッとします。ただ、天界の人だけかもですが。)


婚儀騒動が一段落し、東華帝君のもとから閩酥も知鶴も去り、後はこれを知った白鳳九がまた侍女として天界に戻ってくれば
一件落着で平和が訪れる・・・かと思いきや、毒素にやられている姬蘅に自身の気を送り続けていた東華帝君は、さらにその後
緲落(びょうらく)の封印を強めるために力を使ったりしたために、力尽きて倒れてしまいます。



そして、再度その力を得るため、人間界へ修練に行くことに。

この時東華帝君が全くの不在では、それを知った緲落(びょうらく)が暴れだす可能性があるとして、東華帝君の影の半分を
比翼鳥族に転生させるだとかどうとか難しい話をしたりしますが、よく理解できずにさらっと流しちゃいます。多分、この
ドラマを見てる視聴者の大半が。)


さらに、東華帝君が人間界へ修練に行くことを知った白鳳九はみんなの制止を聞かずに人間界の様子を見に行くことに。
(そしてこの時、東華帝君の影の話も聞き自分の影も東華帝君の影のところに飛ばして欲しいと謝狐ユウにお願いする白鳳九。)

ちなみに、東華帝君が人間界へ修練としていくのは一種の転生的なものであり、神仙としての記憶は失い、人間として生まれ
て、修練として課せられた試練の命運を負って辛い生涯を終えることでそれが神仙としての修為(魂の力的な?)となるっていう
設定です。


人間の運命を司る司命星君に、くれぐれも人間界で仙力を使ってはいけないっていうことと、白鳳九のちょっとした行動が
東華帝君の運命を変えてしまうので、絶対に関わってはいけないことを強く言い含められますが、東華帝君の闘う戦場に降り
立った白鳳九は、ついつい絶体絶命の命の危険にさらされた東華帝君(が人間になった宋玄仁)を見ていられず、自分も兵士
となって助けてしまいます。



本来、ここで重傷を負うはずだった宋玄仁は、周夢溪という名の女人に助けられ、彼女に好意を抱いた宋玄仁に皇宮に召される
も、他の男を想う周夢溪からの愛を得られず苦しい愛を経験し、それが東華帝君に課せられた情劫だったが、白鳳九の助けに
より、重傷を負うこともなく周夢溪という女人に出会う運命も変わってしまう。

代わりに、宋玄仁は戦場で助けられた兵士、小九(白鳳九)を探し出そうとするのだが・・・。

◇◇

(ちょっと疲れたのでここまで。次回に続く。そしてまだ10話ちょい・・・)


ちょっとだけキャスト紹介。

魔族の姫、姬蘅(きこう)の兄で赤魔君(せきまくん)の煦暘(くよう)役の方、既視感があるなって思ったら、「2度目のロマンス
でチャン・ハンと一緒に会社起こした創設メンバーで友人役、「十年三月三十日~その愛、時をこえて~」でショーン・ドウの
大学時代からの親友で金持ちの息子役やってた方。



それから、精衛?迷谷?どっちかわからないけど青丘に仕えてる下男の子、



「ラブ・デザイナー」でディリラバの甥っ子のディーの役やってた子じゃない?




それから、人間界で戦場でも活躍し小九(白鳳九)を探し出すよう命じられた将軍の葉青緹役の俳優さん。めっちゃ最近どっかで
見たような気がするけど誰だっけーって思ってたら、



ミステリー IN 上海」でソンの役(スー・ウェンリーの用心棒的なタクシー運転手)やってた方でした。ガオ・ウェイグァンと
同じ事務所なのかなー。



あとはー、東華帝君の秘書的な文官、重霖(ちょうりん)役のファン・ジーシン、「99%のカノジョ」でチャオ・イーチンの親友
で医者の役をやってた方です。けっこうイケメン。中国のチ・チャンウクって感じ。まだまだサブキャラ役ではありますが、
今後ちょっとだけ(ほんとにほんのちょっとだったりします)期待の俳優さんです。


まだまだ続きます。。。




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手帳好き

2022-09-13 23:57:51 | ただの日記
お盆が終わって9月に入ったらあっという間に街の中のディスプレイがハロウィンになっちゃってて、なかなか
時間の流れについていけない今日この頃です。

そして、いつの間にか10月はじまりの来年の手帳が売り出されていて、人気のやつはもう品薄になっちゃって
たりって、ほんと早いなー。


そんでもって、デジタル化がどんどん進む世の中に逆行するように、手帳好きな私は毎年2つか3つくらい手帳
を買っちゃったりしてます。

スケジュール書き込むだけじゃなくて、まー、ただのしたこと日記とか用途によって使い分けてたり。
(その年によって、ほぼほぼ真っ白状態で使いこなせず終わったりもしますが・・・。)


その中で、毎年購入してるRollbahnの手帳。
私は、この中でも動物イラストシリーズが好きで、可愛いので毎年その年に出る動物の柄の手帳を買ってます。



それがですね・・・ただの動物のイラストとばかり思ってたこの絵柄。
去年購入して、今年はちょっとテイストが違うなーとか思って前年度、前々年度のと見比べたら・・・

コレ、干支だったわ!!

ってようやく気付きました・・・。

意図せず干支柄を買わされてた私。

まー、そういうわけで今年も来年の干支、ウサギ柄を購入。



っていう、干支だっていうRollbahn側の意図に去年ようやく気付いたっていうだけのお話です。



(女子文具博、今年もあったら行きたいなー。)
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『夢幻の桃花~三生三世枕上書~』感想・概要紹介①

2022-09-12 23:54:50 | 中国ドラマ


2018年 中国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
白鳳九:ディリラバ
東華帝君:ガオ・ウェイグァン
姬蘅(きこう):リウ・ユエフェイ
燕魔君・燕池悟:リウ・ルイリン
折顔:バロン・チェン
蘇陌葉:ディラン・クォ
葉青緹:シュー・シャオイン
重霖(ちょうりん)東華帝君の侍従:ファン・ジーシン
連宋:リー・ドンホン
司命星君:ローレンス・ワン
白真:ホアン・ジュンジエ
玄魔君・聶初寅(じょうしょいん):ダイ・シャンユー
成玉:ユエン・ユーシュエン
知鶴(ちかく):ワン・イーフェイ
赤魔君・煦暘(くよう):ジン・ザーハオ


◆感想・概要紹介

主演のガオ・ウェイグァンの顔が苦手で、夜華も出てこないしばらく続きを見るのをためらっていましたが、
ミステリー IN 上海 Miss Sの探偵ファイル」でガオ・ウェイグァン耐性ができて続きを視聴。

この桃花シリーズ、1作目の「永遠の桃花」にめっちゃハマっちゃったので、夜華と白浅も出てこない続編てどう
なのかなーって思ってたけど、意外と面白かった。

ただ、リピート視聴するほどでもないし、やっぱり苦手意識を克服したとて、ガオ・ウェイグァンにはハマりは
しない・・・。

(ちなみに、夜華は名前だけ、白浅(ヤン・ミー)はほんのちょーっとだけ出演してます。「運命の桃花」は、世界
観だけ一緒でほぼほぼ別物でしたが、そっちもそっちでわりと面白かった。)


ちなみにこのドラマは「永遠の桃花」でもサブストーリー的に出てきてた、白浅の姪でお転婆娘の白鳳九(ディリラバ)
が、東華帝君(ガオ・ウェイグァン)に、コッソリ出かけた先で危ない目に遭って、危ういところを助けられてその
恩返しをするっていう話の部分にスポットを当てた物語。
(一目惚れをこじらせた、言い訳の「恩返し」という名のストーカーだったりしますが。)

「永遠の桃花」では、夜華と白浅が色々やってる間にそのサブストーリーが進行してましたが、そのお話は一旦なかった
ことになってて、すでに夜華と白浅の結婚は決まっていてその式を待つ間の期間に出会うっていう、「永遠の桃花」と
繋がってるようで、完全にはつながっていないお話です。



今回の三世は、いつもの神仙界と人間界、そしてもう一つ、「阿蘭若の夢」っていう誰かが作り出した夢の中って
いうもの。


◇◇(簡単にストーリー紹介)

まずは前提として、絶対悪として出てくる魔尊、緲落(びょうらく)と東華帝君の歴史に残る激しい戦いがあり、その
結果、緲落(びょうらく)は東華帝君に封印され、天地に平和がもたらされます。

しかし、その封印も長い年月と東華帝君の心身の状態や、魔尊に肩入れする魔君の存在によってちょっとずつ均衡が
崩れてきちゃったりします。



そんな中、魔族の禁足地に迷い込んだ白鳳九(はくほうきゅう)は、妖獣に襲われ危ういところを歴史の教科書でしか
見たことのなかった憧れの東華帝君に助けられます。(ただし、誰を助けたのか東華帝君は知らないし興味がない。)

一方的に盛り上がっちゃった白鳳九(はくほうきゅう)は、どうにかして何らかの形で恩返しをしたいと、天界の友人
司命星君(しめいせいくん)に無理に頼み込んで、東華帝君の住む宮殿の侍女となります。
(この辺の司命星君や成玉との前作で繋がった友人関係はなぜかこの作品でも生きてる設定っぽい。)

しかし同じ宮殿に住む、白鳳九と同様東華帝君に想いを寄せている知鶴(ちかく)に悉く邪魔をされ理不尽な扱いを
受け、なかなか東華帝君に近づけないでいます。(知鶴は、物語に登場する最初の悪女で、両親が東華帝君の師匠
だったということで、現在東華帝君が面倒を引き受けている神仙っていう設定。白鳳九は、知鶴に嫌がらせされつつ
も、まともに相手にはしておらずこれから修行を積んでちゃんといい神仙になって欲しいと思ってたりします。)

その後、東華帝君に一方的にライバル心を燃やす魔君の一人である燕池悟(えんちご)の登場により、白水山(魔境の
一つ?)に閉じ込められた東華帝君を救出しようと、自分もそこに向かう白鳳九。

そこで、白水山に入るためにと毛皮マニアの側面を持つ聶初寅にダマされて九尾狐の毛皮をだまし取られた挙句、
しばらく人の姿に戻れず、赤毛の狐の姿で暮らすことに。

しかし、人の言葉を理解する赤毛の狐を気に入った東華帝君は、狐を天界に持ち帰り愛玩動物として溺愛して側に
おきます。(この期間、とっても幸せでいい感じに見えますが、青丘の姫である白鳳九にとっては、けっこうプライド
が傷つく日々でもあったよう。)



そしてそんな中、実は東華帝君は魔族の禁足地で白鳳九を助けるために魔界の妖獣を傷つけた代わりに、赤魔君・
煦暘(くよう)から、後で要求を受け入れてもらうという約束を交わさせられていて、その要求として煦暘(くよう)の
妹である姬蘅(きこう)との婚姻を突き付けられます。

これは、魔尊不在の中で現状魔界のトップである赤魔君・煦暘(くよう)の天界と良好な関係を保ち、現在のバランス
を維持したいとの考えからの政略結婚の申し出でしたが、肝心の姬蘅(きこう)に至っては、自分をずーっと側で
守ってくれている側近の閩酥(びんそ)に恋をしていて、陰で東華帝君に婚儀のドタバタの中で自分を逃がしてくれる
ようお願いします。(けど実は閩酥(びんそ)が女であることに姬蘅(きこう)は気づいてなかったり、閩酥(びんそ)は
閩酥で彼女の兄、煦暘(くよう)に恋してたりってちょっとぐちゃぐちゃ。)



けれども、そんなことは露知らず、東華帝君と姬蘅(きこう)の婚約を知ってショックを受ける白鳳九。

婚約者として東華帝君のもとにやってきた姬蘅(きこう)をよく思わない白鳳九。ある日、連宋が東華帝君のもとに
持ち込んだ武器の設計図について、欠点の指摘を書き込んでいると、そこに姬蘅がやってきます。と、さらに後から
やってきた東華帝君が、設計図を見て、姬蘅が欠点の指摘と改善の設計を書き込んだと勘違い。

さらにそれをハッキリと訂正せずに自分の手柄にしてしまった姬蘅に腹を立た白鳳九は、思わず姬蘅をひっかいて
けがを負わせてしまいます。
それを見た東華帝君は、白鳳九扮する赤毛の狐にお仕置きとして、書斎から追い出してしまいます。

傷心のまま狐の姿で彷徨う白鳳九は、姬蘅の騎獣・雪獅を可愛がる東華帝君を見て落ち込みます。
さらに、雪獅にもバカにされ、なぶられた挙句、池に落とされてしまう白鳳九。

たまたま池で釣りをしていた司命星君は、大物がかかったと喜んだのもつかの間、釣り上げたのはボロボロな体に
なった白鳳九の狐で・・・。





(長くなってきたのでここまで。次回に続く。)



主演の二人はもちろん、連宋役のリー・ドンホンや司命星君役のローレンス・ワンも「永遠の桃花」から引き続き
同じ役で出演してるんですが・・・

前作では、崑崙虚でヤン・ミーと師弟関係にあった子欄役やってたリウ・ルイリンが今回は燕池悟っていう魔族の
役。180度違う役になったなー、なんて思ってたらなんと!双子っていう設定でびっくり・・・。





(え、でも、燕池悟は魔族なんだよね?子欄も実は魔族だったの・・・?っていう疑問はちょっと残りますが。。)


あとは、サブボス的な聶初寅(じょうしょいん)。彼も、このイラつく顔、誰だっけーって思ってたら、「贅婿」で
ライバル店の烏啓豪役やってた方でした。ダイ・シャンユー。「妄想カレシは夢殿下!?」にも男主人公の叔父役
で出てましたが、全部見終わってないのでどういう役どころかまだ分からず。他の作品が悪役だったので、なんか
彼が出てくるとそれだけで警戒しちゃいます・・・。



他にもここぞとばかりに色々なキャストが出てます。(なんか「シン・ゴジラ」を思い出しました。)
また続きでご紹介します。

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社員旅行とトラウマ

2022-09-09 23:47:33 | ただの日記

今年は社員旅行があると会社から通達が来た。

今年は沖縄らしい。
日程見たら、再来月の金土日。

残念ながらガッツリ出勤での作業予定が入っていて不参加決定。

うーん、コロナで中止になった去年と一昨年は社員旅行の代わりに社員旅行に使われるハズだったお金が
会社から支払われたので、今年もそれを期待してたんだけどなー。


社員旅行って、仲の良い女子社員がいれば気安く行けるんだけど、けっこう私にとってはハードルが高い、
ちょっと気の重い会社行事の一つ。
(行ってしまえばなんとかなるし、そこそこ楽しいんだけどね。)

ちなみに、初めて社員旅行で沖縄行ったのが、9年くらい前かなー。
ちょっとその旅行で色々気まずかったので、その後2、3年社員旅行不参加で見送った。

その後、また社員旅行の出欠確認が来た際に参画してたプロジェクトで、隣の席が割と仲良くしてる女子
社員だったので出欠を聞いてみると・・・

「あー、私ちょっと、社員旅行はいいです・・・。」
と。
なんか、前の年の社員旅行でちょっとトラウマができたと。

詳しく聞いてみると・・・

「実は、Yちゃんが・・・」

って。

なんかめっちゃ聞いたことあるなー。って聞いてたら。
彼女曰く、前の年の社員旅行で、それほど仲の良くない(仲が悪いって言うわけではなく、今までほとんど
接点がなかったのでほぼ知らない人って感じの)女子社員Yちゃんと同室になったらしい。

とにかく、オタクで地味女子なYちゃんが彼女と合わないのは見ただけでわかるんだけど、彼女もそんなに
人を嫌うタイプではない。なんだろうと思ったら、

「Yちゃんが、21時には消灯して寝ちゃうっていう人で、しかも電気消さないと寝れないタイプとか言って
21時に部屋を真っ暗にされて、そっから全然眠れなくて地獄のような夜を過ごしたので・・・」

って。
なんか聞いたことあるなー、って思ってたら、そういえば私がここ2、3年社員旅行行かなかったの、その
Yちゃんと沖縄旅行で同室になったからだった!と。

それから二人でしばらく、けっこうニッチなYちゃん社員旅行で盛り上がってしまった(笑)。


ちなみにですねー、Yちゃんという女子社員は以前、全く別のプロジェクトでフロアも別なんだけども、たま
たま同じビルに配属されていたことがあって、会社の総務男子からみたら同じ現場で働いてるから多少仲いい
だろう、みたいな感じで社員旅行で同じ部屋にされた。

(あ、うちの会社、社員旅行でホテル泊まるときは基本女子はツインに2人部屋なので。)


まー、実際面識はあるんだけど、ほとんど話をしたことがない。
でもまー、なんとかなるかと思って頑張って参加した社員旅行。(ほんとは経理の友達に無理矢理誘われたん
だけど、蓋開けてみたら彼女にはもっと仲の良い友達がいた。。)

とりあえず、飛行機は適当にチケット渡されたので(後で知ったんだけど、遅刻したから適当に渡されてただけ
で、ちゃんと早く来てた人たちは、仲いい人と一緒にチケット貰うから続き番号のチケット貰って席が隣とか
になってたらしい・・・。)自動的に隣になった人たちと軽く会話。

現地に着いて、バスで何ヶ所かみんなで観光したはずだけど、ほぼ記憶がない。

問題は、そのリゾートホテルに着いてから。


とりあえず、体がベタベタするのでまずはお風呂に入ろうと準備してると・・・2泊なのにクレンジングオイル
(サンプルの小パック)が1個しか持ってきてなかったことに気づく・・・。

(うーん・・・どうしよう。Yちゃんが貸してくれるなら今日贅沢に使えるけど、借りれなかったらちょっとずつ
2日間に分けて使わないとだな・・。)

と思い、それほど仲良くはないんだけど思い切ってYちゃんに聞いてみる。

すると、返ってきた答え。

Yちゃん:「あ、すみません。私プロアクティブなので、メイクしてないのでクレンジングとかないです。」

私:「へ?」

Yちゃん:「あ、プロアクティブなので。」

・・・。

プロアクティブ?あの、一時期めっちゃCMしてたけど最近めっきりみかけなくなったあの?
めっちゃCMしてたけど、誰が使ってるんだろうって謎の、あの、プロアクティブ!?

けど、なんかピンときた。

そういえば、今朝空港で彼女に挨拶されたときに、なんとなく違和感を感じたこと。眠すぎて、目が半分しか
開いてなかったので目も合わせられずに挨拶返したけど、あの時感じた違和感はこれだったかー!!!


それから、Yちゃんのプロアクティブを一式ちょっと見せてもらいつつ説明を受ける。
けど、正直全く興味がない。
とりあえず、空港で感じた違和感のことを素直に言ってみる。


私:「へー。前にめっちゃCMやってたけど、使ってる人初めて会ったよ。けど、今日空港であったときに、なんか
肌がすごいきれいになったなって思った!めっちゃ効果あるんだねー。」

そう、Yちゃんは以前は顔にかなりブツブツがある子だったんだけど、今朝久しぶりに会った時、それがなくなっ
てて、肌がきれいになってたのでした。

朝はぼーっとしてたので、プロアクティブ言われなかったらちゃんと認識できてなかったかも。

そういうとYちゃん、照れたように、

Yちゃん:「あ、いや、それは・・・多分ですけど、私、まぶたが下がってくる病気になっちゃって、でも、そこ
までひどくなかったので、保険効かなくて自費にはなったんですけど、まぶたをちょっと切って二重にする手術を
したのでー、多分そのせいですね♪」

(うっ・・・。)

危うく飲んでた水を吹き出しそうになりました。

ゴメン、肌がきれいになったと思ったとは言ったけど、"可愛くなった"とは一言も言ってない・・・・。

「え、あ、そうなんだ。それは気づかなかった、ゴメン。」

って、つい謝ってしまったけど・・・保険効かなくて自費で二重にする手術したって、それって整形したってこと
だよなーって考えながら、なんかやたら気まずい空間でした。

そんな調子でそれから2日間、多分Yちゃんは全く気にしてないっぽかったけど、ただただ一人それから色々なことで
Yちゃんとかみ合わず、気まずくなること数十回。
精神的に疲れ果てた社員旅行だったって言う・・・。

それが、私が社員旅行恐怖症になった理由でした。

それを、5年くらい前に同じ職場だった同僚女子社員の子も同じ目にあったんだっていうね。


そんなお話でした。

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出勤生活スタート

2022-09-06 23:58:33 | ただの日記

先週から出勤生活が始まりました。

まー、別に9月に入ってテレワークっていう勤務体系が終わったって言うわけではなく、自分の担当している案件が
たまたま出勤して作業しなければならない工程に入ったって言うだけなんですが・・・

先月までは、この作業に取り掛かるための承認を受けるために色々な他グループとの調整やら書類の準備やら検証
やら打ち合わせ、ちょっとした会議、とか色々忙しくしていて、ようやく承認が貰えたので完全に油断してた。

というか、仕事がうまくいくかどうかばっか気になってましたが・・・。


そもそも、出勤する準備が全然できてなかった!

まー、まず、テレワークに慣れ切ったズボラ生活リズムから脱却できてなくて、夜なかなか眠れない。
けど、朝はいつもより2時間くらい早起きしなきゃいけないので、全然目が開いていないような状態での出勤。
あまりにひどい顔してるのか、心なしかみんな午前中は目を合わせてくれないような気がする。(単にほんとに私の
目が、文字通り開いてないだけかもしれないけども・・。)

さらに、フツウに通勤する体力がない。
ちょっと2、3日出勤しただけなのに、マラソンしたかのような疲れよう。。。
体力って、ほんと大事。まじヤヴァイ。


そして、もう一つ大きな問題。


会社に着ていく服がない!!

今のテレワーク、リモート会議するにしても良くテレビで見るようなビデオ会議とかではなく、音声通話のみ。
(ビデオ通話までしてると、回線重くなりすぎてどうにもならないので。)
なので、家で仕事するさいはぶっちゃけTシャツとリラコ。この組み合わせだけはめちゃめちゃ替えがあるにはあるん
だけども、オフィスカジュアル的な、会社用の服のことを最近全く考えていなかった。

多分、引っぱり出せばどっかにあるんだろうけど・・・。

今週、2日間出勤したら、もう明日の服がない。

洗って着まわすにしても、せめて4着、いや3着くらいは欲しいんだけども。

ここ2年くらい、出勤するにもそんな連日出社があんまりなかったのですっかり忘れてました。。


まぁ、体型的にもほんとは出社できるような状態じゃないんだけども、それはまぁ、いい機会なのでこの出勤に乗じて
10kgくらい痩せないかなーとかちょっと楽観的に思ってたりします。(笑)

あー、ほんと明日は何着ていこうか。
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『ミステリー IN 上海 Miss Sの探偵ファイル』感想・概要紹介

2022-09-03 23:58:12 | 中国ドラマ

2020年 中国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
スー・ウェンリー:マー・イーリー
ルオ・チウホン:ガオ・ウェイグァン
シェン巡査:ウー・ハオチェン
タオツー:ブー・グァンジン
ソン:シュー・シャオイン


◆感想・概要紹介

ニガテだったガオ・ウェイグァンの顔を克服できる程度に面白かった。

話のオチとしては、「魍魎の匣」みたいな感じ。ただ、1話完結方式(実際は前後編で2話完結。コナンとか最近で言うと最新金田一
的な感じですが)でかつ割と長めなドラマの裏ストーリーが話の後半前面に出てきて全体が完結するっていう構成で、長くドラマを
飽きさせないためにどっちかっていうとラブストーリーに重点を置いてるためか、こういう系の日本のドラマよりは完結編の犯人
との対峙部分がやや薄目な感じになってはいたけど、なかなかよかったです。

オーストラリアの人気ドラマ『ミス・フィッシャーの殺人ミステリー』のリメイクっていうことなので、そっちの元ネタの方も見て
みたくなった。(ミスSっててっきり竹内結子主演だった「ミス・シャーロック」のことだと思ってそのリメイクかなと思って見始め
たんですけども・・・、ガオ・ウェイグァンが出てきてちょっとびっくりでした。)



ストーリー紹介

◇◇

物語は主人公のスー・ウェンリーがパリから船で上海に帰国するところから始まります。

ウェンリーを迎えに来たルーチン(ウェンリーの親友で女医だっていうことが後にすぐ分かります。その辺にホームズ感を感じていた
のですが、全然違いました。)と抱き合い、しばし再会を喜び合う二人。

と、そこに警察車両が何台かやってきます。

ルーチンが持ち合わせのないウェンリーの代わりに荷物を運んでくれたボーイたちにチップを渡している隙に、ウェンリーは興味を
惹かれて警察車両が止まった方へ。

そこには、「秋分の日の天文観測塔」というタレコミ情報を入手して薬物の捜査をするワン警部たちがいた。
「観測塔」という言葉だけを聞いて、観測塔の天辺の捜索を命じるワン警部。

そしてそこに、遅れて中央署のルオ警部(ガオ・ウェイグァン)がやってくる。

自分に何も言わず独断で真昼間から薬物捜査をしているワン警部を非難しつつ、塔の影を見つめるルオ警部。

やりとりを聞いていたスー・ウェンリーは、通常は取引する際は特定の日付を言うのにも関わらず、なぜわざわざ"秋分の日"と言って
いるのか、という講釈を始め、ドヤ顔で秋分の日が昼と夜の長さがちょうど同じであること、塔の高さと冬至と夏至の太陽の角度から
影の長さがどうなるかを説明していると、そこにルオ警部が割り込み、秋分の日の影の長さを話すと、ちょうど塔の天辺の影が差す
場所を示し、コカインの隠し場所がそこだということを言い当てる。

コカインが見事にみつかりそこから本格的な捜査と押収作業が始まるが、ルオ警部によって現場から締め出されてしまうウェンリー。

こうして、二人はあまりいい印象とは言えない出会いを果たします。(けど、ほんとの最初のご対面で見つめ合うシーンは、お互いに
やや一目惚れっぽい印象。)


ルオ警部の態度に少々憤慨しながらルーチンの待つ場所にウェンリーが戻ると、荷物はすでに上客を待ちかまえウェンリーに目をつけて
いた二人組のタクシー運転手によって車に積み込まれていた。

気が利くわねと、二人組のタクシー運転手に好印象を持つウェンリー。

これがのちにタクシー運転手兼、ウェンリーの用心棒的存在となるソンとタンとの本日第二の出会い。


そこからゆっくり昼食を摂り、招待されていた叔母も参加する元同級生の昼食会へ出向くが、そこで思いもよらない殺人事件が起きて
おり、昼食会は中止となっていた。

久しぶりに会う元同級生、そして顔も見たことのないその夫が殺されたというのだが、関係と情も薄いのか事件への興味の方が勝って
トイレに行くふりをして現場に行き、勝手に現場検証をしちゃうウェンリー。

そして早くもここでルオ警部との再会。

自分を煙たがって、推理を聞き入れてくれないルオ警部と反発し、独自に捜査に乗り出したウェンリーは、色々危ない目に遭いながら
も、殺人事件とその殺人事件だけにとどまらず殺人事件の裏にある別の犯罪まで突き止めちゃいますが、その黒幕を暴きに行って逆に
拘束されてしまい、あわや殺されそうになるという危機一髪のところでルオ警部たちに助けられます。



そうやって第一の事件が幕を閉じ、少しお互いを見直し意識し始めたルオ警部とウェンリー。

そして、事件の起こった屋敷で使用人として働いていたが解雇され行くあてのなくなったタオツーを受け入れ、使用人ではなく自分の
助手とし、ミスS探偵社を始めると宣言するウェンリー。
(ちなみに、ミスSの"S"は上海のS、そしてスーの名前のSであったことがルオ警部の問いかけでここでようやく分かります。)


で、第一の事件とともに、主要登場人物の出現とその流れでウェンリーの仲間がほぼ集まり、第三話から、コナンや金田一、トリック
みたいにウェンリーの行く先々で殺人事件が起きていき、お馴染みの警部たちとも鉢合わせする、っていうお決まりのパターンでお話
が進んでいきます。

事件現場では、ウェンリーが鋭い洞察力と推理力を発揮してどんどん事件を解決していくのですが、やっぱり彼女だけの力では全ての
情報を得られないこともあり、時には反発しながら、時にはしおらしくお願いしながらルオ警部からうまいこと捜査情報を引き出したり
自分の推理を語って見せることで、警察の力を使って調べてもらったり。大人な駆け引き。
(しかし、ルオ警部ってばいくら信頼できる相手とは言え、外部の人にこんなに捜査情報漏らしていいものなんだろうか?ちょっとその
あたりも心配になったりします。)

二人はそうして協力しながら、そして時には危険な目に会いつつ助けたり助けられたりしながら事件を解決しつつ、大人な恋愛を楽し
んでいくっていう・・・。


このままいくと、永遠に話が続けられるような気もしますが、ちゃんと終わりがあるだろうなって「同居人は名探偵」とは違って、
最初から(ちゃんと終わりがあるっぽいな)って感じられるところが2点。

一つは、ウェンリーとルオ警部の間にそこはかとなく漂う恋の予感。
(なかなか急激な進展はしないんだけど、主題が他にあるのでこの思わせぶりなくっつきそうでなかなかくっつかない感が、全くもって
イライラせずに小気味良く楽しく見れます。)

そしてもう一つ、2話完結の形式をとりながらも、ウェンリーが実は幼くして失踪した妹の事件を追っているっていうことが、ちょっと
ずつ明らかになって行くっていうところです。

ウェンリーは自身も少女の頃、幼かった妹ウェンフェイを連れてサーカスを見に行きますが、その奇術に夢中になっている間に妹が失踪
して(誘拐されて)しまうという暗い過去を持っています。

後に、ウェンフェイと同じような年頃の少女たちが誘拐され殺された事件でディン・ルーシャンという中年男が捕まりますが、ルーシャン
はウェンフェイのことを供述しないまま、事件は闇の中。

ウェンリーは何度か殺人事件の容疑者ディン・ルーシャンに会いに行きますが、真実は語られないまま。それどころかルーシャンは無実
を訴えたり、ウェンフェイがまだ生きていて真相を知っているような口ぶりで話します。

いつもは冷静かつ洞察力の鋭いウェンリーですが、妹のことが絡むと途端に冷静さを失ってしまします。

そうやって、ドラマとしてちょっとずつ小出しにされるウェンリーのトラウマといなくなってしまった妹とルーシャンという男。
そして、ドラマ後半になってこの事件が浮き彫りになり、メインの事件として完結編へと導かれます。

日本のドラマで言うと、「MIU404」とか、古くはキムタクが出てた「MR.BRAIN」とかもそんな感じの形式だったような・・・。



このドラマ、私的に最大の見所は、スー・ウェンリーからのルオ警部の転がされっぷりです。それが見ていて面白くて、苦手だった
ガオ・ウェイグァンもなんか可愛らしく見えてきました。(その勢いで「夢幻の桃花」も見れた。)


潜入先で怪しまれないように踊ってるふりをしてひっついて来たウェンリーに戸惑いつつも、ちょっと嬉しいルオ警部。
けど、見回り役が通り過ぎて、いつまでやってるのとたしなめられ、名残り惜しみながら離れたら・・・


突然軽いキスをされて・・・


ドギマギしちゃうルオ警部。

ウェンリーは生粋の上海人だって言うだけあって、けっこう行く先々で昔の友人に会ったりします。時には分かりやすく口説かれたり、
元彼だったり。それにちょいちょい嫉妬しちゃうルオ警部とか。

いい歳した、地位のあるルオ警部が恋に悩んで、せっかくの昇進の話も拠点が遠くなってスー・ウェンリーに会えなくなってしまう
ことを懸念して断っちゃったり。

どう考えても見てるこっちからしたら両想いなのに、立場上なのか、ウェンリーがそういう雰囲気にしているのかなかなかはっきりと
告白できずにいるルオ警部は、部下のシェン巡査に恋の進展に関してはいつの間にか先を越されちゃったり。

(若い頃の三波豊和似のシェン巡査とタオツーも微笑ましいカップルです。)

ウェンリーの年齢となんで富豪みたいな暮らしができているのかが最後まで謎。



そして、このドラマも各話にけっこういろんなゲストが出てました。知ってる顔を見つけるのも楽しみのひとつ。(第一の事件の
ゲストっぽいこの方、「2人はスパイシー&デリシャス」のチャオ・ルースーの相手役の人と見分けがつかない・・・。)



関係ないけど、通常ドラマ見ていて「この時代にこんな技術なかっただろう」って一人ツッコむことがしばしばありますが、中国ドラマ
に至っては、一度"軽功"とかをフツウに受け入れてしまうと、不思議とその後はだんだんと何でも受け入れちゃいうようになります。
特に、植物から取れる薬系。日本にはない先人からの積み重ねの歴史と知識がけっこうありそうで。


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