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テレビっ子のひとり突っ込み

『痴情の接吻』感想・概要紹介

2024-10-12 23:56:47 | 日本のドラマ


2021年 日本

◆おススメ度
★★★☆☆
(まー、純粋な面白さでいったらさほどでもないけど、でもちょいおススメ。)

◆キャスト
柏木和華(主人公。本の虫。市立図書館で司書の仕事をしている。):中村ゆりか
上条忍(和華の高校の同級生。両親の仕事の都合でドイツの高校に転校していた。):橋本良亮(A.B.C-Z)
鈴木岳(和華の高校の同級生。大学教授の助手をしている。古典が専門。):井上祐貴
里島敦(和華の元カレ):大平修蔵
戸石教授(岳の教授):マツモトクラブ
柏木正和(和華の父親):池田鉄洋
柏木華子(和華の母親):高島礼子
吉川沙耶(和華の同僚):真凛
松浦志保(和華の同僚):佐野あやめ



◆感想・概要

『イケメン共よ メシを喰え』で井上祐貴が気になって出演作を探して辿り着いた作品。
(なので、2021年作品ですが、3、4ヶ月前っていう割と最近見た作品です。)

主演はA.B.C-Zの橋本良亮で井上祐貴は2番手君で登場します。

ちなみに、タイトルと冒頭のストーリー、どっかで聞いたことあるなと思ってたら何年か前にネット上で途中まで購入して読んでた
マンガが原作の作品でした。


◇◇概要紹介

ヒロインで主人公の柏木和華は誰もが認める美人なのに、とにかく本が好きで恋愛感情に疎く、読書してると周りが目に入らない
っていう、残念女子。(私的には何が残念かよく分からないけども・・・)本好きが高じて図書館司書を仕事にしている。
何よりも読書の時間を大切にしたいがために、読書時間を邪魔されるくらいなら彼氏も必要ないし、一生独身でもよいとさえ思って
いる。

そんな彼女には、高校の時に少しだけ仲良くなった同級生男子に不意を突かれてキスされ、「しまった」という顔をされたまま何も
知らされずに転校されてしまうというちょっとしたトラウマ(苦い思い出?いや、忘れられない強烈な思い出なのかな?)があったり
します。



そんな図書館で働く彼女の前に、ある日、谷崎潤一郎の『痴人の愛』を探している男性が現れます。

谷崎潤一郎の『痴人の愛』は、和華にとってまさにそのトラウマな初キスを思い出させる1冊。

まー、ここまで来たらお約束。

『痴人の愛』が見つからないと、わざわざ和華に声をかけてきた男性が正に、高校生の時の留学先(親の転勤先)のドイツから帰国
したばかりのその同級生、上条忍でした。

彼は彼女の職場がここであることを知っていて、かつ、わざわざ彼女との思い出の一冊を彼女に探させて再開の場を作るって言う
相当やり手な感じの(ちょいストーカー感も醸しつつ)手法で彼女に会いに来ます。

で、和10年ぶりの日本だからよく分からないし不安だと、強引に不動産屋に行く約束を取り付ける上条。

しぶしぶ和華が不動産屋に案内すると、顔見知りの営業マンに「お部屋はお決まりになりましたか?」と声をかけられてしまう。

実は、ちょうど両親が第二の人生のためにフィリピンに移住すると言い出し、一人暮らしを余儀なくされた和華は、物件を探して
いる最中なのでした。

けれど、本好きの和華にとって、本棚を気兼ねなくおけるスペースがあって、かつ家賃も本代を圧迫しない程度かつ職場近め、って
いう条件をクリアする物件がなかなか見つからない。

そんな和華にすかさずつけ込み、ルームシェアに最適な物件を契約して和華に提示する上条。

高校生の時の不意打ちキスで未だ上条に怒りを覚える和華だったが、物件がなかなか決まらず、親にフィリピンに連れて行かれそう
になるのを阻止する、さらには、心置きなく今後も読書が楽しめる条件を提示され、上条の提案を受けてしまう。


そうやって、3度の食事よりも読書が好きな本の虫である女性が、彼女の幸せな読書時間を尊重してくれる溺愛男子とくらし始め、
だんだんと
至福の読書時間を削ってでも彼とスキンシップしたいと思うほど彼に絆されていく・・・みたいなお話です。

◇◇

ちなみに・・・
当初の目的だった井上祐貴は、二人の高校の同級生で、和華に密かに想いを寄せるあまりに高校時代、和華と同じ図書委員となり、
結局大学でも文学を専攻してそのまま研究職についている(かつ、未だに和華に片思いをこじらせている)鈴木岳役として登場し
ます。

和華とは、図書館のイベントで再会。彼がもし主人公だったならば、ここは実は心の片隅で忘れられなかった彼女と、偶然の再会
により、ラブイベント発動しちゃうとこですが・・・そこは一足遅く、すでに和華ちゃんは上条と交際を始めちゃってるっていう。

なので、彼が登場する頃にはすっかり井上祐貴こと鈴木岳がすっかり邪魔な存在と感じちゃってました・・・。




で、主演の橋本良亮ですが、

A.B.C-Zって、正直今まで興味がなく、あまり知らない・・・。

デビューから数年は体操やってたっていう筋肉自慢の塚ちゃん(塚田 僚一)だけが頑張っている印象で、数年前から急に河合郁人が
頭角を現し始めたかと思いきや、急にグループを脱退しちゃった、ってくらいの印象で、他のメンバーはほぼノーマークでした。

今回、ほんと初めてくらいの勢いで橋本良亮を改めて認識。
今まで、もうちょい顔がぽっちゃりしてるイメージだったけど、なんかすごい細面になってて、今回の線の細いインテリメガネ
イケメン役、なかなか悪くなかった。

ただ、全体的に「痴人の愛」をテーマにしてるのか、なんだろ、狂人的な愛とエロをテーマに描きたかったドラマなのかも知れない
んだけど、主演を橋本良亮(=ジャニーズアイドル)にしちゃったっていうので、エロシーンがちょっと拙い感じで微妙。



ドラマ全体にも感じるぎこちなさというか、気まずさ?みたいな雰囲気が漂ってるんだけど、なんだろ?それがいいんだろうか?

和華の両親役で池田鉄洋と高島礼子が出演してますが、池田鉄洋が出てくると、その雰囲気が一変してラブコメに様変わりしたり、
高島礼子が出てくると、急に地に足が付いたような安心感が漂ったり、やっぱまだまだ橋本良亮がドラマに慣れてないなーって
強く感じちゃいますが、今後に期待します。(そう思ってたら体調不良で休業してたりして心配してましたが、また復帰したみた
いでよかったです。はっしー、けっこう好きになりました。)


逆に、好きで見てた井上祐貴がさほどイケメンに見えない。(若干、主演がA.B.C-Zのメンバーっていう先入観からか、ちょい河合
郁人に見た目を寄せられているような気さえしてしまう。)

けど、それが主演を食ってこない立場を弁えた演技をする彼の計算かも知れない・・・。

ちなみに、全然気づいてませんでしたが、「マルス-ゼロの革命-」の革命にもひげが生えたロックを愛する(?)高校の同級生役で
出ています。
なんか、その風貌と、作品によって雰囲気変えてくるところが私の好きだったカメレオン俳優桐谷健太にちょっと似てるかも。
そして、早くもNHKの朝ドラ「虎に翼」に岡田将生の息子役で出演ていう・・・。出世早すぎない!?

各話エンディングにさしかかり、ヒロインと主人公がいい感じのちょっと大人な雰囲気になってきたり、二人がそれぞれ次話に
向けて不安を感じたりするなんていうかちょっと怪しい雰囲気の心情を表すような場面で終わるちょうどいいところで、主題歌が
さりげなく流れてくるんだけど、この主題歌がちょっと・・・。

なんていうか、ちょっとドラマのしっとりした雰囲気が台無しというか。

まず、この主題歌って言うのが、「あ、絶対A.B.C-Zの曲なんだろうな」っていう、ちょと辛口な言い方をするとおじさんアイドル
な声のユニゾン、って感じの曲でして。

なんだろう。

第2話かなんかに、今はちょっと休業中のスピードワゴンの小沢一敬が通りすがりの人としてちょい役で出てて、なんか不自然だな
と思っていたら、主題歌の作詞の人でした。そして、作曲は奥田民生。

なんかねー、どことなくイージュー★ライダー感のある、単体で聴くと割といい曲なんですが・・・ドラマと合わない。

あまりに気になって検証した結果、はっしーの透明感のある歌声はすごくいいんですが、戸塚祥太のちょっと意識して奥田民生に
寄せようとしてる感もある、なんかねー、ちょっと、ダミ声?なのかな?少し潰れたようなそれでいてちょっと高い声、っていう、
ほんとに、

オジサンアイドル声

が壊滅的にこのドラマにマッチしない・・・。
(ちなみに、あまりに気になって聴きすぎてけっこう好きになっちゃいました。この曲。)

A.B.C-Z / 夏と君のうた (YouTube Edit)

なんかA.B.C-Zは、SexyZoneとKis-My-Ft2とともに、デビュー前はメンバーがぐちゃぐちゃしてて、メンバーが入れ替わったり再編成
されたりして段階的にデビューしてって、最後残った人たちでA.B.C-Z組まされてデビューしたって印象で、一番パッとしない・・・
みたいな。(ほんっと、ごめんなさいあくまでも私の感想です。)

なので、ちょっと今回ちゃんとwikiで調べてみました。

が!

まず、はっしーの人物紹介がツッコミどころ満載

「A.B.C-Zの最年少メンバーであり、センターを務める。歌が好きで、メインボーカルも担当している。」

・・・。

センターでメインボーカル。
けど、メインボーカルな紹介の部分に「歌が好きで」!?

いやいやいや。ここはメンバー一の歌唱力とか、美声を誇る、とか色々あるでしょ。
なにこの、「俺、歌が好きだからメインボーカルで行くわ」みたいな本人自薦でメインボーカルいったようなみたいな紹介・・・。
(え?そうなの???)


SexyZoneもKis-My-Ft2も、特に推しではないのでほとんど曲、知らないけどさすがにデビュー曲は知ってたので、もしかしたらA.B.C-Z
も知ってる曲かなーと調べて聴いてみると・・・(ちなみに、デビューはDVDシングルなので、動画です。)



なんか白いスーツのエビ5人が部屋から出ると一転、無数のジュニアたちが現れるんだけど・・・そこですぐに、「あれっ?ジェシー
じゃね?」ってなって、あれよあれよという間に、SixTONESメンバー田中樹と松村北斗を発見・・・






(ちょっと画像粗いですが・・・)


で、他にも今やNumber_iでズマズマ言ってる神宮寺と岸君、それに最近はもうバラエティーに引っ張りだこなトラジャの松田元太とか
色んな子たちが出てて、なにこのお宝映像!!ってテンション上がって何度も再生しては検証してるうちに、初見の感想忘れた・・。

今やもう聞きすぎて、元から知ってた曲だったのかどうかが分かりません・・・(汗)。
コメント (4)
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