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テレビっ子のひとり突っ込み

『スパイダーマン』感想

2023-03-08 23:55:42 | その他の海外映画


今更ですが、第一作目の「スパイダーマン」の映画です。(日本で昔制作された戦隊ものっぽい実写ではないです(笑)。)

いつも中国ドラマとアニメって感じでリビングではダンナとチャンネル権を争ってお互いの好きなテレビを各々
観てるんですが、たまには一緒に楽しめる映画でも観ようかということになって、最近ハマってるスマホゲーム
をやりながら、ながら見できる何度か見てストーリー分かっててかつ吹き替えっていうので選んだ作品。


2002年|アメリカ

◆キャスト
スパイダーマン(ピーター・パーカー):トビー・マグワイア
グリーン・ゴブリン(ノーマン・オズボーン):ウィレム・デフォー
MJ(メリー・ジェーン・ワトソン):キルステン・ダンスト
ハリー・オズボーン:ジェームズ・フランコ
J・ジョナ・ジェイムソン:J・K・シモンズ
ベン・パーカー:クリフ・ロバートソン
メル・パーカー:ローズマリー・ハリス


◆感想

公開当時映画館でも観たし、DVDも買って何回か観て、続編が公開されるたびに放映されるテレビ放送なんかでも観たり、
ほんと何回観たか思い出せないけど、10年以上ぶりに久々みたらなんか色々「面白い」だけじゃない部分がたくさん見え
てきます。


高校生で頭はいいけどヘタレで色々とイケていない青年ピーター・パーカーが大学見学に行った先の研修施設で、研究用
に飼育されているクモの逃げ出した一匹に噛まれたことにより、クモ男として特殊能力を身に着けその力を活用させながら
人間として、ヒーローとして成長していくっていうストーリー。


実写化不可能って言われていたアメコミの作品が、2002年当時CG技術の発展によって実写化できたっていうだけあって、
スパイダーマンが手首から出るクモの糸を使ってビルからビルに飛び移って行く場面がめちゃめちゃ爽快ってところが
それまでの戦闘だけのアクション映画とは一線を画すヒットの要因だったんじゃないかなーと思ってました。


20年以上おいて、そしてシリーズ何作か見てからの一作目としては、ただただ敵を倒すっていう勧善懲悪のヒーロー
アクション作品ではなく、人として未熟な主人公が突然得た超人能力とともに葛藤し、成長していくっていう部分に
重点をおいて描かれています。


めっちゃ有名だし人気の映画なので今更って感じなので全部割愛したいところですが、でもやっぱり概要説明・・・

◇◇

主人公のピーター・パーカーは、子供の頃に両親を亡くし、伯父さん夫妻と慎ましい暮らしをしています。

彼にはMJと呼ばれる片想いの同級生の女の子がいるのですが、自分に自信がなくヘタレなので毎日声もかけられず(家が
隣っていうアドバンテージがあるにも関わらず)自己嫌悪に陥る毎日。

さらに、根暗で冴えない彼には女子の友人どころか、男の友人も一人だけ。ハリー・オズボーンというその友人もまた、
ピーターと同じとは言わないまでも、そこそこ冴えない系で彼も友人はピーターだけ。けれども彼には会社経営をする
父親がいてお金持ち。

ハリーは頭のいいピーターにコンプレックスを持ちつつも、お金持ちの父親というバックボーンがあるために、ピーター
よりはちょーっとだけ根拠のない自信的なものがあったりします。

そして、ピーターとハリーが想いを寄せるMJ。(松潤ではありません。本名はメリー・ジェーンらしいですが、MJとしか
出てこない気がします。訳だけ?日本人からすると、馴染みのない呼ばれ方。)

アメリカ系の映画とかドラマにありがちな、胸元の発育が良い女性です。ピーターの伯父さん夫妻の隣の家に住んでいる
彼女は、素直な女性ではありますが、分かりやすく強い人やお金のある人に惹かれる傾向があるようで、高校生段階では
ちょっと素行が悪く粗野な感じの同級生の彼氏がいます。
(まー、でも家庭環境にも問題がある様子。)




で、大学見学でクモの研究施設を訪れたピーターたち。

クモには種類によって特性があり、遺伝子組み換えによってそれぞれの長所を合わせ持ったクモが研究されています。



校内新聞に載せる用に人物も入れて写真を撮りたいと苦しい言い訳をしてMJに話しかけることに成功したピーターは、
被写体のMJに夢中になっている隙に、遺伝子組み換えクモに噛まれてしまいます。(映画では研究所のディスプレイに
意味深な感じで"新種"って表示されてるだけで、詳細は語られていませんが、元々は放射能を浴びた突然変異のクモって
いう設定だったような・・・。)





フラフラになって帰って来たピーターは、ちょっと体調悪いからと言って伯母さんに夕食を断って寝てしまいます。

で、寝て起きてみると色々と体に変化が。

まず、メガネかけなくても目が良くなっている。
そして、手首から謎の糸が発射されて、指先には壁を登れちゃうトゲトゲが・・・。
そして腕力も身体能力も超人並みっていう。(っていうか超人なんですけども。)





力を得たピーターは、最初こそ戸惑うものの彼氏の新車に乗せてもらってはしゃぐMJを見て、その力を利用し自分も
対抗して車を買おうと、手っ取り早くファイトクラブ的なところでお金を稼ごうとします。

しかし、単純に相手をただただ瞬殺でKOしただけのピーターと、できるだけ客を喜ばせて興行的ショーを見せたかった
主催者との意図のすれ違いで大幅にファイトマネーをピンハネされ、全く思っていた金額を手に入れられなかった
ピーターは、不満を抱きつつ事務所を後にします。

すると、その直後に事務所が強盗に襲われます。強盗なんてすぐにひねりつぶせる力を持っているピーターですが、
自分を甘く見て大したお金をくれなかったやつなんて助ける必要なんてない、と思い見て見ぬふりをしてその強盗を
逃がしてしまいます。

しかしその帰り道、迎えに来ると言っていたベン伯父さんとの待ち合わせのために図書館の前に行くと警察の警報
ランプのあかりと人だかりが。胸騒ぎを覚えたピーターが人をかき分け側にいくと、なんと車泥棒に撃たれて倒れて
いたのはベン伯父さんでした。

ベン伯父さんはピーターを認識すると少し微笑んでピーターの名を呼び、そのまま息を引き取ってしまいます。

逆上したピーターは警察を先回りして犯人を追跡し、廃墟ビルに追い詰めます。そこで一瞬明りに照らされた犯人
の顔を見たピーターは衝撃を受けます。

ベン伯父さんを撃った犯人は、ピーターが自分には関係ないと思ってエレベーターで見逃したさっきの強盗だった
のです。

ピーターは激しく後悔します。

自分の感情のままに悪を見逃したこと。自分に愛情を持って接してくれたベンおじさんに最後酷い言葉をかけて別れた
こと。

そして、ベン伯父さんに言われた言葉を心に刻みます。

「大いなる力は、大いなる責任を伴う」

こうして、正義のヒーロー、スパイダーマンが誕生したのでした。

◇◇

1作目のスパイダーマンの見所は3つ。

一つ目は有名な逆さづりのスパイダーマンとMJとのキスシーン。
ここ、続編でもMJが引きずっちゃう場面。



二つ目は、グリーンゴブリンによる襲撃のために絶体絶命のスパイダーマンとMJ、そして宙づりになったケーブルカー
の中の人々。



ここ、スパイダーマンがこの難局をどうやって切り抜けるの!?って思ってたら、何の力も持たない市民たちの助けに
よって乗り切るところがちょっと感動して泣いちゃうシーンの一つです。


そして、親友ハリーの優しかった父親がやむにやまれぬ事情で自分自身で人体実験をするも、取引先の軍の高官や会社
の重役たちに陥れられたような状態で追い込まれ、二重人格のような状態からグリーンゴブリンへと変貌してしまう
ところ。
(ここ、3作目への伏線になってます。)



ピーターの未熟さと成長、そして敵役のグリーンゴブリンの誕生ってところ、けっこう心情が丁寧に描かれてはいるん
ですが、一方で、MJの魅力がちょっと分からない。

なぜピーターはMJなんかが好きなのか。

うっかり一応スクールカースト上位のクズみたいな不良と付き合ってたかと思いきや、いつのまにかピーターの親友で
お金があるハリーと付き合ってたり、その関係もちょっとグダグダのままスパイダーマンに恋しちゃって、まだハリー
と完全に別れた訳ではないのにスパイダーマンとキスしちゃったり。

結婚するまでなかなか関係の進まないグズグズな中国ドラマに慣れちゃった状態でMJを見ちゃうと、なんて節操のない
だらしなくて不謹慎な女なんだろうって思っちゃいます(笑)。


けど、そんなMJも1作目の最後の最後でようやくピーターの優しさや誠実さに気づいて、MJから告白、そしてMJから
ピーターにキス。(MJは自分からピーターにキスしても拒まれないってことを知っている、ってことはピーターの気持ち
にもずっと前から気付いてたんでしょう。その辺もちょっとどうかと思っちゃうヒロインです。)



ずっとMJに片思いしていたピーターの思いがやっと成就したかと思いきや・・・ピーターに伯父さんが残した言葉が
重くのしかかります。

「大いなる力は、大いなる責任を伴う」

このまま正義の味方を続けるのなら、いつか自分の正体を知った敵にとってMJが弱点となりMJを危険な目にあわせる
ことになってしまうと。



そして、MJを振ってしまうピーター。

驚き呆然とする残されたMJ。そして、ピーターとのキスの感触がなぜか気になり・・・。





って感じで終わりです。


ちなみに、スパイダーマンの手首からジュバッと出てくるクモの糸(というか網?)映画ではクモに噛まれた後遺症(?)
としての超人能力の一つってことになってますが、原作ではピーターが開発したウェブ(クモの糸)とそれを放出させる
シューターをスパイダーマンスーツに装備して戦う、っていう設定だったらしいです。

けど、映画化される際にそんなすごいものが開発できる能力があるんならそれを商品化したりしてお金稼げるし(そうす
れば多分稼いだお金で別の平和に向けた活動ができる?)現実的じゃない、っていうことでクモ人間の能力っていうこと
になったんだとか。(公開当時、劇場見に行って買ったパンフレットに書いてあった気がする。確か。)

フツウなら、手からクモの糸が出るって方が現実的じゃないのに、スパイダーマンという話の中ではそっちの方が逆に
リアリティがあるっていうのが確かになーって、感心した。



スパイダーマンの最初のアメコミ原作はなぜか不人気で打ち切りになったりしてるらしく、そういうとこかなーとちょっと
思っちゃいました。

あと、アメコミの作られ方の形態が日本のマンガとは全然違うって言うのがちょっと興味深いとこでした。

スパイダーマンが面白いなって思ってちょっと調べたり深堀りしてくと、なんか日本とアメリカの文化や思想、考え方の
違いってとこまで分かって来るのでけっこうおもしろいです。

そこまで書いてると終わらなくなるので、とりあえずそんな感じで。



時間があったら続編とかも書いていこうかなと・・・。
コメント (4)
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今頃になってようやく「ジョーズ」を観ました

2022-10-29 23:53:06 | その他の海外映画

1975年 アメリカ


今頃になって、映画「ジョーズ」を観ました。

なんか、テレビでUSJ特集をやってたのを見て、なぜだかジョーズのアトラクションを思い出して、ちょっと無性に
観たくなって色々探したらU-NEXTにあったので。

子供の頃、毎日きっかり21時に寝るって言う生活を送ってたので、たまーに21時からテレビでちょっと見たい映画を
やってても、眠くて見てられなかった。
けど、小学生のころまでは親と同じ部屋に寝ていて、寝室にテレビがあったので父親がそういったナントカロードショー
的な番組見てると、冒頭ちょっと見ては寝落ちして、クライマックスで音楽とか効果音とかが大きくなるところでまた
ちょっと目が覚めて見るんだけど結局全体のストーリーが分からないまま終わる、っていうね、そういうのがたくさん
あって、ちょっと見たことあるけど実はよく知らないっていう昔流行った誰もがタイトルは知ってるような映画の中の
一つがコレ。

あまりにストーリー知らな過ぎて、子供の頃は海でサメの背ビレが見えたらみんな逃げるっていうイメージが強くて、
さらに次に覚醒した時が、船が沈没寸前の部分だったからなのか(おそらく、映画見ながら寝落ちして、けどちょっと
吹き替えのセリフが耳には聞こえてきてて夢で勝手にストーリーを構築してしまうっていう現象だと思うんだけど)

てっきりジョーズって、サメの背ビレが刃物のように硬くて鋭くなってて、サメが知らないうちに船や人に近づくと
その背ビレ部分で人や船が スパッ とキレちゃうっていうコワい映画なんだと子供の頃は思ってた(笑)。

結果的には、鋭い牙を持った人食いサメと言われる巨大なサメが、でっかい口を開けて人を食べちゃうっていうもっと
コワいもので、ジャンルとしては「アナコンダ」みたいな未知のでかい生物と死闘するパニック映画でした。

深夜に観たのでけっこう怖かったけど、コワさ加減で言うと以前なんかのテレビ番組で見た、北海道の三毛別のヒグマ
事件の再現Vの方が怖かったかも・・・。

っていうか、1回人を食べちゃうと、その味を知って何度もやって来るっていうような人食いザメの生態を語ってる
シーンがあって、そのヒグマ事件を思い出してさらに怖くなった。(実際にサメにそんな生態はないらしいですが。)

※興味のある方は見てみてください。三毛別のヒグマ事件。wiki記事読むだけでもけっこうコワい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%AF%9B%E5%88%A5%E7%BE%86%E4%BA%8B%E4%BB%B6


ジョーズの方は、うーん、パニック映画なせいか、なんか全体的なストーリーはあってないようなもの?

アミティ島っていう、夏の海水浴が大きな観光資源っぽいちょっとしたリゾート地で、海水浴中に人食いザメが出没し、
子供が犠牲になってしまうところからお話が始まります。

「ジュラシック・パーク」なんかだと子供が犠牲になることは絶対にないのに、この頃のスピルバーグは割とその辺の
ストーリーにはドライだったのかも。(原作に忠実なだけなのかもですが。)

危険を感じてこれ以上死傷者を出したくないブロディっていう島の警察署長と、大事な観光資源である海水浴シーズンを
逃したくない市長とでひと悶着ありつつ、結局第二の犠牲者が出てしまい、自分たちの子供も危険にさらされているって
ことで、ブロディがどっかからやってきた海洋学者のフーパーと、これまで幾度もサメと格闘した経験のあるプロのサメ
ハンターであるクイントとともに、人食いザメを退治に海に出かけていき、見つけた巨大人食いザメと死闘を繰り広げる
っていうお話です。



(ちなみに、ジョーズの方もwikiにけっこう長々とストーリーが載っちゃってたりします。)


冒頭、海水浴してる場面やサメハンターたちが集まって来るところにたくさん人は出てきますが、主な登場人物は3人。

多分主人公のマーティン・ブロディ。アミティ島っていう田舎の島に赴任してきて間もない警察署長。なんとなく
その島にやってきた理由とかその辺はワケアリっぽいんですが、匂わせた感じのまま特に展開はないです。

そして主人公の相方的存在のマット・フーパー。サメに詳しい海洋学者。けど実戦経験はない。そしてお金持ちらしい。

それから、クイント。プロのサメ・ハンター。

俳優さんたちはその人も今まで見かけたことのない方。スピルバーグもまだ多分無名に近く、制作費用のために有名な
役者さんは使えなかったんでしょう。

この映画製作のために、8mくらいのサメロボットを3体作って撮影したらしい。
USJのアトラクションでは、昼に行くとかなり作り物感が出ちゃってるジョーズですが、(なので、ちょっと暗くなって
きたなーって感じの夕方くらいに行くのがおススメです。)映画に入り込んで観てると、特に違和感はないです。
静止画で観ちゃうと微妙に見えるけども。

映画の中ではなかなか全容を見せない人食いザメですが、このサメロボットの作りがちゃっちい感じだからあまり見せ
られなかったんだろうっていう批判(?)もあったらしいけど、なかなか姿が見えないっていうのも恐怖をそそられるし、
その部分についても違和感はなかった。



人食いサメと死闘を繰り広げるドキドキ感と、戦いに勝利し、色々失ったけどもその後にやってくる疲労と安堵感って
いう部分とか、実際にサメに食べられそうになって寸前で逃げ切ったり、結局食べられちゃったりする部分の演出は
「ジュラシックパーク」にしっかり引き継がれてるなーって感じでした。


映画を見て、ようやくあのUSJのジョーズのアトラクションの入口に配置されてる、堂本光一が昔土曜か日曜の昼くらい
にやってたピカイチっていう番組内で色んな資格取得に挑戦するっていうコーナーで、アーク溶接の資格を取って、ヒレ
の部分を溶接したっていうので有名なサメのオブジェが、映画の主役の人食いザメではなく、賞金稼ぎに集まったハンター
の誰かが獲って来たイタチザメだったってことが分かった。
(ちなみに、主役の人食いザメはホオジロザメ。)



さらに、このサメの名前が通称「ジョーズ」なのかと思ってたけど、そうじゃなかった。ちょっとびっくり。

それから、主要人物の3人目で人食いザメ退治のために出航した船オルカ号の船長でもあるプロのサメ・ハンタークイント
が、1回目のちょっとした人食いザメとの格闘の後に、それまで険悪なムードただよいつつあった3人が、ちょっとだけ
ピンチを乗り越えて仲良く酒盛りする場面で過去を語りだした内容に驚く。

それは、クイントが第二次世界大戦末期に沈没した軍艦インディアナポリスの生き残りだったってこと。
話のメインは、インディアナポリスが沈没した後、漂流していた乗組員たちのほとんどがサメの餌食になったっていう
恐ろしいエピソードなんですが、日本人にとってはこのインディアナポリス自体の最後の任務って言うのが衝撃的過ぎて
乗員1,199名のうち攻撃で亡くなったのは300名ほどで、他の大多数はサメの餌食になったっていう部分が入ってこない。

その、インディアナポリスの最後の任務って言うのが日本に落とした原爆を届けるものだったっていう・・・。

結局、このインディアナポリスは、日本海軍の潜水艦に魚雷を撃ち込まれて沈められたんだけど、原爆を届ける任務って
部分を得意げに話してるっていうのがなんかすごく衝撃的。

ちなみに、この魚雷を撃ち込んだ日本軍は、インディアナポリスの任務を分かっていたわけではなかったそう。

インディアナポリスは、魚雷によって沈没したんだけど、実際この魚雷を撃ち込んだ潜水艦は「回天」(人間魚雷と言わ
れる海の特攻)を積んだ潜水艦で、本来は回天による特攻戦術が考えられていたけど、敵艦を完全に捕捉しているので
魚雷による攻撃でも充分と判断され、魚雷攻撃となったらしい。

当時の指揮官は「無駄な特攻による戦没者をこれ以上出したくなかった」っていう理由で、回天による特攻戦術を回避
下らしいんだけども、ここだけが救いのあるエピソード。

結局、原爆による被害なんて言わずもがなだし、インディアナポリスの撃沈とその後の乗組員たちの漂流も悲惨なもの
として語り継がれているそうです。
(コレ系のお話は最終的に、戦争は悲劇しか生まないってところに行きついちゃうのでここでは語りませんが。)

この時、乗組員たちがサメの餌食になったっていうエピソードが、過剰にセンセーショナルに伝わったために、サメが
人を食うという印象が強く広まって、その後、実際は元々の獲物であるアザラシや他の魚と見間違えたり、血の臭い
などがない限り人を襲うことがないっていう肉食のサメが大量に惨殺されて絶滅危惧種になったりしているらしい。


そんなこんなで、色々衝撃的な映画「ジョーズ」を今頃になってようやく観たっていうお話でした。
コメント (4)
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