第2話 「最強カップル誕生」
真水無香の輿入れの行列を見物する人だかりも引いていき、帰ろうとするところを一笑奈何(いっしょうないか)に呼び止められて、プロポーズされた蘆葦微微(ロイ・ビビ)。
にわかには信じられない微微(ビビ)は、一笑奈何(いっしょうないか)のなりすましを疑うが、夫婦対抗戦とランク上位者唯一の女性プレイヤーを理由にグイグイ婚姻を迫ってくる一笑奈何(いっしょうないか)。
一度目の結婚もクエスト遂行のためだったのに、対抗戦のためだけにまた結婚していいのか?と自問自答する微微(ビビ)だが、そういう機会でもなければ知らない人と交流することもないし、結婚することでボーナスも入るし、と天秤にかけて結局承諾する。
早速三生石へ行こうと(手続きだけ済ませようと)いう微微(ビビ)に、輿入れの準備があるから明後日の夜8時に、という一笑奈何(いっしょうないか)。(意外とサプライズ好きというかアニバーサリー好きなのかも。)対抗戦のための婚姻なのにそこまでしなくていいという微微(ビビ)だが、一笑奈何(いっしょうないか)は「俺の婚礼だ。派手にやる。」と、あたかも自分のためかのような理由をつけて、強引に事を進める。
で、場面変わってシャオ・ナイの住む寮の部屋。PCのこっち側でニヤニヤしているシャオ・ナイ。
シャオ・ナイのルームメイトが歌いながら部屋に入ってきます。(って、この曲ドラえもんの歌だよね・・・)
先日、ミス慶大のモン・イーランのルームメイトと知り合いになったが、今日やっと連絡が来てPCの修理を頼まれたから、皆でミス慶大の寮に突入し、PCを修理したら一緒に食事に行こうと。
俺たちは別にいいけど、向こうは別の狙いがあるんじゃないのか?とシャオ・ナイに視線を向けると、シャオ・ナイが一言。
「ゲームの中での伴侶ができた。妻がいる身で他の女性と会うのはまずい。お前らだけで行ってくれ。」と。
ルームメイトたちはモン・イーランの話から一転して、シャオ・ナイが伴侶を得たことに興味津々となり、早速みんなでゲームにログインして紹介してもらう。
ルームメイトの一人がストレートに微微(ビビ)に話しかける。
「君が三男を惑わせた子?」
違うだろ、引っ込め、と別のルームメイトが
「君が三男に惑わされた子?」
と呼びかける。急に知らないユーザに話しかけられ、不審げに
「あなたたちは誰?」
と答える微微(ウェイウェイ)。シャオ・ナイがすかさずフォローする。
「俺のゲーム仲間で、莫扎他(ぼさった) 猿子酒(えんししゅ) 愚公(ぐこう)だ。」
「こんにちは。はじめまして。」
と、微微(ウェイウェイ)が答えると、なぜかテンションがあがるルームメイトたち。
するとここで、猿子酒(えんししゅ)が蘆葦微微(ロイ・ビビ)という名前から、真水無香の前妻だったことに気づく。
ちょっと浮かない顔になるシャオ・ナイ。
早速猿子酒(えんししゅ)がまたもストレートに聞く。
「義姉さん、前は真水無香の伴侶だった?」
「私と彼とは・・・」
言葉を選びながら答えようとする微微(ウェイウェイ)に、シャオ・ナイがすかさず、
「そう、相手が悪かったんだ。気にするな。」
と、悩殺の一言。微微(ウェイウェイ)も画面の向こう側で悶絶!
そこから、義姉さんのお手並み拝見とばかりに、みんなでクエストに出かけ、親睦を深める。
輿入りの話になり、あさってだというシャオ・ナイに「あさっては・・・」と何か含みのある心配そうな言い方をする莫扎他(ぼさった)。
「大丈夫 間に合う」と半ば被せ気味に答えるシャオ・ナイ。
空気を読んだ微微(ウェイウェイ)が、「都合が悪いなら延期すれば?」と提案するが、なんと、あさってにこだわって輿入れする理由が、「吉日だから」だと!
リアル微微(ウェイウェイ)を知っているシャオ・ナイとしては、どうしてもこの縁を大切にしたいってことなのか。
学校生活に戻った微微(ウェイウェイ)も、わざわざ人のスマホを借りてまでカレンダーをみて気にしている。(一笑奈何(いっしょうないか)に言われたセリフがじわじわ効いてきているのか。)
学校の女子たちは、シャオ・ナイが出るというバスケの試合の話で持ち切り。微微(ウェイウェイ)も、楽しみにしてたはずなのに、夜に用事があるといって一度は断ります。
(手の届かないみんなのアイドルシャオ・ナイよりも、直接交信できるゲームの中のアイドルだった一笑奈何(いっしょうないか)のウェイトが大きくなってきたのか、って感じです。)
結局、時間になったら先に帰る、という約束でバスケの試合の応援に行く微微(ウェイウェイ)。けれども、シャオ・ナイは出場しないということが分かり、たくさんの女子たちが帰っていく。(この試合の場面は、シャオ・ナイの人気がいかにすごいか、っていうのと、微微(ウェイウェイ)のルームメイトのシャオリンの彼の紹介と、微微(ウェイウェイ)がよく告白される、っていう説明の回のようです。)
一方、スーツ姿で何か説明会のようなものに出席しているシャオ・ナイたち。ゲームを作る会社を立ち上げて、スポンサー企業を募るためのプレゼンの場のようです。
真億テクノに声をかけられ、会いに行く約束をするシャオ・ナイたち。(聞いたことのある企業と思ったら、第1話でアルシーがインターンの応募をしようと言っていた企業です。)
挨拶が済んで、急いで帰ろうとするシャオ・ナイ。ややあきれ顔で見送る仲間たち。
微微(ウェイウェイ)も、走って帰って来て、一目散にゲームにログイン。
婚礼の始まり。三生石のところに、たくさんの人が集まっている。
皆の前で、結納品だといってアイテムを渡そうとする一笑奈何(いっしょうないか)。微微(ウェイウェイ)が断ると、「対抗戦で使え」と、またも断れない理由をつけて強引にくれる。(対抗戦で使えってことは、それなりにレベルの高いアイテムのようなので、「これを使わないで、足を引っ張らずに戦えるのか?」と挑発しているようにも聞こえるので、一笑奈何(いっしょうないか)よりもランキングが低い微微(ビビ)としては、もらわざるを得ないのです。)
お返し、といって別のアイテムを渡す微微(ビビ)。「身ひとつでいいのに」と、またも女子の心をくすぐるセリフを吐く一笑奈何(いっしょうないか)。
三生石で婚姻の誓いを行い、晴れて夫婦に。
そして、豪華な花嫁行列の始まり。
真水無香と蘆葦微微(ロイ・ビビ)が離縁してすぐに真水無香が再婚し、そのすぐ後に微微(ビビ)がランク1位の一笑奈何(いっしょうないか)に輿入れしたため、ゲーム内は下世話なうわさで持ち切り。真水無香の新しい伴侶、小雨妖妖のとりまきを筆頭に、微微(ビビ)を誹謗中傷する声も。
そんな声に対して、意にも介さない一笑奈何(いっしょうないか)。
小雨妖妖に一笑奈何(いっしょうないか)がフラれたと噂する声があり、気になって一笑奈何(いっしょうないか)に「妖妖と知り合い?」とメッセージを送ってしまう微微(ウェイウェイ)。スーツを着替えようと、クローゼットに上着をかけたところでメッセージ着信の音を聞き、クローゼットの扉もちゃんと閉めずに急いでPCの前に戻るシャオ・ナイ。
婚姻の儀式は進み、床入りから気球に乗ってのハネムーンへ。薬草を集める微微(ビビ)の傍らで、筝を弾いたり、微微(ビビ)のために崖の上の花を採って来てくれたり、夫婦の時間を過ごす二人。
場面は変わって、アルシーが学内の掲示板でゴシップネタを検索していると、ある書き込みに行き当たります。
"美女が高級車から降りた瞬間、僕の夢は崩れ去った"
どっかできいたことのある話と思いきや、そう、1話でナナがモン・イーランに話してた、ツァオ・グァンが撮ったという微微(ウェイウェイ)の写真のことです。
写真付きだと言って、写真を拡大してみるアルシー。その写真の美女が持っているバッグが微微(ウェイウェイ)のバッグに似ていると言い出すアルシー。
似ているどころか、これは自分だと微微(ウェイウェイ)。ただし、写真はいかがわしい(金持ちのオジサンの愛人の証拠)ものではなく家庭教師先の親に送ってもらった時の写真だったらしい。
時同じくして、シャオ・ナイも図書館でこのゴシップの噂話をしている声を聞きつける。写真の彼女のバッグを見て、ネットカフェでみた微微(ウェイウェイ)のバッグと似ていることに思い当たる。噂話はゴシップネタに否定的な意見で終わる。
部屋に戻った微微(ウェイウェイ)たちは、掲示板の投稿IDから、投稿者がツァオ・グァンであることを突き止める。(アルシーによると、ツァオ・グァンは外国語学部の秀才で、外交官一家のイケメンらしい・・・)
微微(ウェイウェイ)は怒ってツァオ・グァンに抗議しに行く。車と、家庭教師先の親子が写った写真を見せるが、情報学部なら合成写真もお手の物だろうとツァオ・グァンは取り合わない。自分の目で見たものしか信じないなら訪ねてみるといい、といって、家庭教師先の連絡先を渡す。ちょうどこの子が外国語の先生を探しているといって。(ムカつく相手にそこまでする?)
部屋で勉強しているウェイウェイ。(でもPC開いてゲームにログインはしている状態のよう。)ゲーム内の一笑奈何(いっしょうないか)に呼びかけられて指定の場所に行ってみると、天宮の柱に鎖でつながれた男が。
輿入れの際に、微微(ビビ)のことを「真水無香のお下がり」と言っていた魔道誓血という人らしい。
早く殺せと挑発するも、一番ヒットポイントの低い小刀を自動モードで1ポイントずつ体力を減らしていくという仕打ちを与える微微(ウェイウェイ)と一笑奈何(いっしょうないか)。
微微(ビビ)が、なぜ魔道誓血はログアウトしないのかと聞くと、「連続クエスト中だ」と答える一笑奈何(いっしょうないか)。
連続クエスト中にログアウトしてしまうと、報酬がリセットされてしまうらしい。あなたも残酷ね、といいつつ咎めもしない微微(ビビ)。
そこに、小雨妖妖の取り巻きたちが通りがかり、魔道誓血を痛めつけるのは弱い者いじめだと騒ぎ立てる。
第2話も、オンラインゲームの中の物語から始まります。
ここで、ようやく一笑奈何(いっしょうないか)が登場!!!!
なんか、この長い髪が似合いすぎてちょー綺麗!!かなりの美人さんです。
そして、三生石。1話目の真水無香と離縁するときも出てきましたが、「永遠の桃花」(これも、めっちゃハマるドラマです。)ってドラマにも出てきます。
三生とは、前世、今世、来世のことで、自分と縁のある人(結婚相手)の名前が刻まれているらしいです。
三生石に行こう、っていうのは婚姻届を出すようなものみたいですね。
ここで、シャオ・ナイの寮の部屋の場面に切り替わってシャオ・ナイのルームメイトたち初お披露目。
私的には、ここでのやり取りの場面が、ドラマの序盤での一番好きな場面です。
なんか、ドラえもんの曲の替え歌っぽいの歌ってるし、シャオ・ナイはゲーム内とは言え、この前出会った女の子(ウェイウェイ)と結婚することになった嬉しさがダダ洩れてずっとニヤニヤしてるし。
愚公(ぐこう)が持ってきた、メモリが壊れたから修理してほしいっていうミス慶大のルームメイトとの話、どっかで聞き覚えがあると思えば、第1話で微微(ウェイウェイ)たちがパーツショップ風なお店に行く場面で、一足先に来ていたナナとモン・イーランとが話してた、「メモリを買って修理を頼む作戦」、っていうやつです。まんまとその作戦にハマっちゃってる愚公(ぐこう)。シャオ・ナイも連れて行こうとしたのに、タイミング悪く断られちゃう。こういうところも運命だったのかも?
それから、愚公(ぐこう)がミス慶大とその他の女子と仲良くなるチャンスとばかりに「ミス慶大のPCが壊れたから修理にきてくれ」と連絡がきたと報告するシーンで、莫扎他(ぼさった) ったらいち早く修理箇所を聞いてしまうところがなんとも。女子よりも故障個所が気になる莫扎他(ぼさった)くん。後々考えるとここもちょっとしたフラグかも?
それにしても、故障個所メモリっていってつまらないと思ってしまうって。確かに、メモリ修理するなんて、メモリ買ってきてPC開けてメモリスロットに差し込むだけで終わっちゃうしね。でも、ふつう、メモリって壊れるもの?そして、メモリが壊れたって素人が分かるものなんだろうか???謎。そういう怪しい部分を残すところが作戦なのか。
もういっこ疑問としては、猿子酒(えんししゅ)が微微(ウェイウェイ)に真水無香とのことを聞く場面。
日本語訳では
「私と彼とは・・・」
と、真水無香と蘆葦微微(ロイ・ビビ)がどんな仲だったか言い訳するような雰囲気に誘導してるけど、実際にPCに打ち込まれてる文字は奈何だし、セリフも奈何になっているから、ほんとはここで
「私と奈何は、結婚といっても夫婦対抗戦に出場する目的で結婚するだけで・・・」
って言いそうになってるのを、シャオ・ナイが仲間にバレないよう遮ってうまいこと王子様のようなセリフのくだりに持っていったんだろうね。やるな、シャオ・ナイ。
で、猿子酒(えんししゅ)がシャオ・ナイに同調して「誰でもクズ男に引っかかるときはある」って発言に、みんなが猿子酒(えんししゅ)を指さす。聞こえないけど心の声「それなー」ってやつ?ここのやりとりもけっこう好き。シャオ・ナイが、ちょっと遅れて、真正面で「それ。」っていう感じで指を指すところが萌えポイント。
ちなみに、ヤン・ヤン以外のキャストですが、
愚公(ぐこう)役の人は、楚喬伝にも出てるのを見かけました。
莫扎他(ぼさった)役の人は、中川大志似でけっこう好き。(似てない?)でもまだ他の作品ではみたことがない。今後に期待します。
猿子酒(えんししゅ)は、最初に見たときに一番興味ないなと思ったけど、ゲーム中の長髪だとなぜかかっこよく見える。この角刈りに近い髪型がイケてないんだろう。「となりのツンデレ王子」に出てる双子のお兄ちゃんかと思ったけど、全然違う俳優さんでした。
真水無香役の俳優さんは、このドラマで見ると、ひと昔、いや、ふた昔前のアイドルみたいなちょっと濃い感じの顔であまり好きじゃなかったけど、けっこういろんなドラマに出ていて(後に出てくるチャン・ビンビンとの共演が多い気がする。二人とも同じヤン・ミーの事務所なんだっけ?)他のドラマで見ると、このドラマでみるよりかっこよく見えます。
ツァオ・グァン役の人は、シンデレラはオンライン中の映画版(Love o2oだっけ?)にも出ているらしく、そっちではなんと真水無香の役をやっているらしい。アルシーはイケメンと言っているけど、私にはアンタッチャブルの柴田にしか見えないんだけども・・・。
微微(ウェイウェイ)が、ツァオ・グァンに、「人を見た目でしか判断しないのね」というセリフがあるけど、これ、ちょっと意味が分からない。こっちから見ていると、微微(ウェイウェイ)ってば、顔はきれいだけど貧乏ゆえに服装がちょいダサい地味で真面目な優等生、って感じなのに。
でも、ちょっとこの女優さんジェン・シュアンをググってみると、中国では子役からやってる美少女で人気があり、でも、激やせしたり、整形をカミングアウトしたり、すっぴんでイベントに出たり、色々なことでお騒がせ女優って言われてるらしい。
日本でいうと、ちょっと前の柴咲コウと吉高由里子を足してその上を行く感じなのかなー。多分、その中国でのパブリックイメージをそのままこの役柄に投影しているんじゃないだろうか。この女優さんに対して一見さんの日本人にとっては、ドラマ中の表現がしっくりこないのかも。
まぁでも、1話より2話、2話より3話って感じで、だんだん綺麗に見えてくるし、だんだん好感度が上がっていくウェイウェイです。
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