(前回の続きです。)
【気功受ける編】
気功を受けに行くために指定された妖しい民家に通された私です。
ここでのシステムについて、軽く説明を受けましたが特にあそこの部屋を開けちゃダメとか、これやあれをしてはダメ、
なんていう禁止事項の説明は特になかったかと思います。
いよいよ時間が来て私の番が回って来たみたいで、一階の気功やってくれる先生のいる部屋に通される。
そこは玄関に一番近い部屋で、本来応接室的な感じのお部屋?
なぜか分からないけど、その部屋の作りをほとんどと言っていいほど覚えていない。
多分、そんなに広くない部屋にその部屋のほとんどのスペースを占める応接セットが置いてあって、おそらくだけど、
入って手前のところに割と背もたれが高めの大きなソファーがあったせいで部屋が入り口入ってすぐの細長いスペース
とその応接セットスペースに別れていて、気功を受ける時は常にこの手前の狭いスペースしか使ってなかったせいかも。
あとは気功に集中するためか、部屋が常に薄暗い状態だったから?だからこの窓のない1階の部屋を使ってたのかも。
ちょっと言葉ではうまく描写できないので、エクセルで簡単にお絵描きしてみました。
かなり記憶が不鮮明ですが、多分こんな感じの部屋だったはず・・・。
とにかく、その薄暗い部屋に入ってすぐ、壁際の奥の角に椅子があって、そこに座るよう促される。
気功をやってくれる先生は、入り口すぐわきの椅子に座る。
誘ってくれたお姉さんも、説明してくれたオバチャンもちょいぽちゃな感じだったけど、気功やってくれる先生は
スレンダーな体にショートボブくらいのストレートヘアで、飾り気のない服装(というか記憶に残らない系の)なんだ
けど、あまり妖しい感じはせず印象は悪くなかった。
で、どんな感じで受けるかといいますと、ただ座ってるだけ。ほんと、座ってるだけです。
で、先生が左手の平をこちらに向けて先生の額くらいのところにかざして、右手はお腹のあたりの高さからこちらに
向けて少しくるくるさせながら気功を送ってくれる。
こちらは・・・何も感じないと思ってたけど、ほんっと、気のせいかも?くらいの感じでなんとなく頭から始まって
すこーし、熱を感じるような感じないような?くらい。
(これもねー、気のせいと言ってしまえる程度の熱を感じてる場所がちょっとずつ移動して、それに合わせて先生が
その場所について何か質問して来たりするっていうねー、それがちょっと気のせいとは片づけられない感じで。)
正直、まじで何も感じないし、効果もないものか、めっちゃ見えない力で立ってられないくらいの波動を感じちゃう
か、マンガやテレビで見たようなやつを想像してたので、逆にちょっとリアルだった。
だって、あの、どう考えてもボッタクリな水を見た後だったので。
とりあえず、私はダイエットのために来てみた、くらいの前情報が伝わってたと思うんだけど、当時、けっこう深刻
な片頭痛を抱えていて、どこの病院行ってもIT系って言っただけで「あー、職業病だねー。最近多いんだよ」って
痛み止め出されるだけで根本的解決に至らなかった。
そんなことも全く伝えてなかったんだけど、
「うーん、頭のあたりがちょっと重い感じ。今頭痛とかあります?」
って聞かれたりしてちょっとびっくりした。
先生曰く、片頭痛は例えばトイレを我慢したりした際に体に溜まる尿毒素が体に蓄積されたり、そういった毒素が
ちょっとずつ体に溜まっちゃって、それが片頭痛の一因になるんだとか。
だから気の流れを良くしてその毒素(老廃物)を体の外に出してあげないといけないんだとか。
なぜか、この先生の話はけっこう「スッ」と入って来る。
で、おそらくですが上にかざしてる左手がスキャン的な役割をしてて、右手で気を送ってるんじゃないかなーと。
その人の体に悪い部分や痛みがあると、先生の体の同じ部分にちょっと違和感を感じるんだとか。
でも、その辺はハッキリ痛い、とか詳細に分かるわけではないってところがちょっと本当っぽい。
一回話のタネに行ってみて終わりにしようと思ってたんだけど、ちょっとその気功が本物なのかもうちょっと確かめ
たい、そしてあわよくばいつか私も気功使いになりたい、なんて思って、一回行ったらそこでまた対面で次回予約を
どうするか聞かれちゃったので促されるがままに予約してしまい、結局何度か通うことになった。
確か料金が10分2000円くらいで、私は15分か20分くらいを受けてた気がする。
この金額設定がまた絶妙だよねー。
で、またある時はその気功の先生に「今日はなんだか足が怠い感じがあるね」って言われたり。そうなんですよ、昨日
ちょっと気まぐれにジョギングしたりしてふくらはぎが筋肉痛・・・って何で分かんの!?って感じで。
私の脳内イメージでは、この今まで2人くらい会った気功師の先生の力は本物で、この2人、実は姉妹でとある宗教の
トップにその力を見出され、いいように使われてるっていうね・・・。
そして、第二の彼女たち姉妹を作り出すために、人を集めては訓練とテストを繰り返し、同じような気功師を作り出し
ているっていうようなストーリーを想像したりなんかしちゃったりして。
とりあえず、待合室になっている例の2階の和室では、ときどき怪しげな会合とそれに参加する参加者リストの資料が
テーブルの端に置き忘れられてたりしてちょっと盗みみちゃったりしたりしたんだけど、やっぱメインは何かの宗教
と集会と説法みたいな感じ?
待合室にある日5、6人の人が集まっていて(みんな40~60代くらいの女性だった気がする)みんなで世間話してたん
だけど、ふとその中の一人が世田谷とか山梨の拠点の方に誘われていて、やや怪しげな雰囲気にどきどきしてたん
だけど、私がその家に来たのはほんとにイレギュラーな紹介、そして紹介者のお姉さんは私をその妖しい誘いから
あらかじめブロックしてくれていたのか、10回くらい通ってみたけど全く何かに誘われることはありませんでした。
ちょーっとだけ肩透かし?いや、宗教に入りたい気持ちはこれっぽっちもなく、ただただ気功使いになりたかった
だけなんだけどねー。
結局、ヒキコモリだった私はこれがきっかけでちょっとずつ外に出るようになり、ちょーっとずつ気持ちも上向きに
なって、なぜか当時はファンがコワいイメージがあって行けなかったラルクのライブに行ってみようかなっていう
気になって、久しく連絡とってなかった友人誘ってライブ行ったり、その友人の妹から派生したコミュニティから
人数合わせのテニスに誘われたりってしてるうちに、気功への興味が薄れていつの間にか行かなくなっちゃったん
だけど・・・
数年たって、なぜか急に
「そういえば刑法の先生がむかーし、『形あるものだけが器物損壊ではなく、下品な話、とある料亭とかでツボか
なんかに入った高級なお酒にお〇っこをしてそのお酒を飲めない状態、価値を下げるようなことをした場合、形が
壊れたとかでなくともこれは器物損壊に当たる』って言ってたな」
っていうのを思い出し、ってことは私があの、スピリチュアルなパワーのある麦茶に水道水継ぎ足したのも実は
器物損壊罪に当たるんじゃ?
なんて今更不安になって、試しに通ってた場所をネットで検索してみたら、なんと!
霊感商法で摘発
っていうネットニュースにたどり着いたのでした・・・。
あ、やっぱり?って感じです。
世の中って、ほんと玉石混交、真実と虚偽は織り交ぜられていて、価値あるものや真実を見極めるのって大変なん
だなーって思った出来事でした。
どうにか気功師になれないかと、怪しい宗教の洗脳に怯えつつも、気功を受けに通っていたことがあったなーって
いうお話でした(笑)
【気功受ける編】
気功を受けに行くために指定された妖しい民家に通された私です。
ここでのシステムについて、軽く説明を受けましたが特にあそこの部屋を開けちゃダメとか、これやあれをしてはダメ、
なんていう禁止事項の説明は特になかったかと思います。
いよいよ時間が来て私の番が回って来たみたいで、一階の気功やってくれる先生のいる部屋に通される。
そこは玄関に一番近い部屋で、本来応接室的な感じのお部屋?
なぜか分からないけど、その部屋の作りをほとんどと言っていいほど覚えていない。
多分、そんなに広くない部屋にその部屋のほとんどのスペースを占める応接セットが置いてあって、おそらくだけど、
入って手前のところに割と背もたれが高めの大きなソファーがあったせいで部屋が入り口入ってすぐの細長いスペース
とその応接セットスペースに別れていて、気功を受ける時は常にこの手前の狭いスペースしか使ってなかったせいかも。
あとは気功に集中するためか、部屋が常に薄暗い状態だったから?だからこの窓のない1階の部屋を使ってたのかも。
ちょっと言葉ではうまく描写できないので、エクセルで簡単にお絵描きしてみました。
かなり記憶が不鮮明ですが、多分こんな感じの部屋だったはず・・・。
とにかく、その薄暗い部屋に入ってすぐ、壁際の奥の角に椅子があって、そこに座るよう促される。
気功をやってくれる先生は、入り口すぐわきの椅子に座る。
誘ってくれたお姉さんも、説明してくれたオバチャンもちょいぽちゃな感じだったけど、気功やってくれる先生は
スレンダーな体にショートボブくらいのストレートヘアで、飾り気のない服装(というか記憶に残らない系の)なんだ
けど、あまり妖しい感じはせず印象は悪くなかった。
で、どんな感じで受けるかといいますと、ただ座ってるだけ。ほんと、座ってるだけです。
で、先生が左手の平をこちらに向けて先生の額くらいのところにかざして、右手はお腹のあたりの高さからこちらに
向けて少しくるくるさせながら気功を送ってくれる。
こちらは・・・何も感じないと思ってたけど、ほんっと、気のせいかも?くらいの感じでなんとなく頭から始まって
すこーし、熱を感じるような感じないような?くらい。
(これもねー、気のせいと言ってしまえる程度の熱を感じてる場所がちょっとずつ移動して、それに合わせて先生が
その場所について何か質問して来たりするっていうねー、それがちょっと気のせいとは片づけられない感じで。)
正直、まじで何も感じないし、効果もないものか、めっちゃ見えない力で立ってられないくらいの波動を感じちゃう
か、マンガやテレビで見たようなやつを想像してたので、逆にちょっとリアルだった。
だって、あの、どう考えてもボッタクリな水を見た後だったので。
とりあえず、私はダイエットのために来てみた、くらいの前情報が伝わってたと思うんだけど、当時、けっこう深刻
な片頭痛を抱えていて、どこの病院行ってもIT系って言っただけで「あー、職業病だねー。最近多いんだよ」って
痛み止め出されるだけで根本的解決に至らなかった。
そんなことも全く伝えてなかったんだけど、
「うーん、頭のあたりがちょっと重い感じ。今頭痛とかあります?」
って聞かれたりしてちょっとびっくりした。
先生曰く、片頭痛は例えばトイレを我慢したりした際に体に溜まる尿毒素が体に蓄積されたり、そういった毒素が
ちょっとずつ体に溜まっちゃって、それが片頭痛の一因になるんだとか。
だから気の流れを良くしてその毒素(老廃物)を体の外に出してあげないといけないんだとか。
なぜか、この先生の話はけっこう「スッ」と入って来る。
で、おそらくですが上にかざしてる左手がスキャン的な役割をしてて、右手で気を送ってるんじゃないかなーと。
その人の体に悪い部分や痛みがあると、先生の体の同じ部分にちょっと違和感を感じるんだとか。
でも、その辺はハッキリ痛い、とか詳細に分かるわけではないってところがちょっと本当っぽい。
一回話のタネに行ってみて終わりにしようと思ってたんだけど、ちょっとその気功が本物なのかもうちょっと確かめ
たい、そしてあわよくばいつか私も気功使いになりたい、なんて思って、一回行ったらそこでまた対面で次回予約を
どうするか聞かれちゃったので促されるがままに予約してしまい、結局何度か通うことになった。
確か料金が10分2000円くらいで、私は15分か20分くらいを受けてた気がする。
この金額設定がまた絶妙だよねー。
で、またある時はその気功の先生に「今日はなんだか足が怠い感じがあるね」って言われたり。そうなんですよ、昨日
ちょっと気まぐれにジョギングしたりしてふくらはぎが筋肉痛・・・って何で分かんの!?って感じで。
私の脳内イメージでは、この今まで2人くらい会った気功師の先生の力は本物で、この2人、実は姉妹でとある宗教の
トップにその力を見出され、いいように使われてるっていうね・・・。
そして、第二の彼女たち姉妹を作り出すために、人を集めては訓練とテストを繰り返し、同じような気功師を作り出し
ているっていうようなストーリーを想像したりなんかしちゃったりして。
とりあえず、待合室になっている例の2階の和室では、ときどき怪しげな会合とそれに参加する参加者リストの資料が
テーブルの端に置き忘れられてたりしてちょっと盗みみちゃったりしたりしたんだけど、やっぱメインは何かの宗教
と集会と説法みたいな感じ?
待合室にある日5、6人の人が集まっていて(みんな40~60代くらいの女性だった気がする)みんなで世間話してたん
だけど、ふとその中の一人が世田谷とか山梨の拠点の方に誘われていて、やや怪しげな雰囲気にどきどきしてたん
だけど、私がその家に来たのはほんとにイレギュラーな紹介、そして紹介者のお姉さんは私をその妖しい誘いから
あらかじめブロックしてくれていたのか、10回くらい通ってみたけど全く何かに誘われることはありませんでした。
ちょーっとだけ肩透かし?いや、宗教に入りたい気持ちはこれっぽっちもなく、ただただ気功使いになりたかった
だけなんだけどねー。
結局、ヒキコモリだった私はこれがきっかけでちょっとずつ外に出るようになり、ちょーっとずつ気持ちも上向きに
なって、なぜか当時はファンがコワいイメージがあって行けなかったラルクのライブに行ってみようかなっていう
気になって、久しく連絡とってなかった友人誘ってライブ行ったり、その友人の妹から派生したコミュニティから
人数合わせのテニスに誘われたりってしてるうちに、気功への興味が薄れていつの間にか行かなくなっちゃったん
だけど・・・
数年たって、なぜか急に
「そういえば刑法の先生がむかーし、『形あるものだけが器物損壊ではなく、下品な話、とある料亭とかでツボか
なんかに入った高級なお酒にお〇っこをしてそのお酒を飲めない状態、価値を下げるようなことをした場合、形が
壊れたとかでなくともこれは器物損壊に当たる』って言ってたな」
っていうのを思い出し、ってことは私があの、スピリチュアルなパワーのある麦茶に水道水継ぎ足したのも実は
器物損壊罪に当たるんじゃ?
なんて今更不安になって、試しに通ってた場所をネットで検索してみたら、なんと!
霊感商法で摘発
っていうネットニュースにたどり着いたのでした・・・。
あ、やっぱり?って感じです。
世の中って、ほんと玉石混交、真実と虚偽は織り交ぜられていて、価値あるものや真実を見極めるのって大変なん
だなーって思った出来事でした。
どうにか気功師になれないかと、怪しい宗教の洗脳に怯えつつも、気功を受けに通っていたことがあったなーって
いうお話でした(笑)