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テレビっ子のひとり突っ込み

『シンデレラと4人の騎士<ナイト>』感想・概要紹介 ①

2023-01-30 23:58:52 | 韓国ドラマ



2016年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
ウン・ハウォン(物語のヒロイン、貧乏だけど正義感の強い勤労少女):パク・ソダム
カン・ジウン(ハヌルグループ会長の孫):チョン・イル
カン・ヒョンミン(ハヌルグループ会長の孫):アン・ジェヒョン
カン・ソウ(ハヌルグループ会長の孫、人気歌手):イ・ジョンシン
イ・ユンソン(ハヌルグループ会長秘書):チェ・ミンソン
パク・ヘジ(カン・ヒョンミンの幼馴染でジウンの友人):ソン・ナウン

◆感想・概要

ヒロインやってるパク・ソダムちゃんが剛力彩芽似な感じで可愛い(髪型的なもの?)、韓国でありがちのお金持ち
と貧乏少女のお話です。



今までシンデレラって邦題付けられたドラマって、ただただ庶民(または貧乏な)のヒロインが玉の輿に乗っかる、
って要素だけの話が多かったですが、このドラマは原題もそのまま「シンデレラと4人の騎士」らしく、さすが
に原題からシンデレラってついてる(日本人が勝手につけたタイトルじゃない)だけにシンデレラ要素をかなり
満たしてます。

ざっと思いつくシンデレラ要素とこのストーリーの合致点。
①ヒロインが勤労女子。
②父親の再婚による継母とその連れ子の姉がいて、虐げられている。
③お金持ちの御曹司(王子様)と出会って恋に落ちる。
④身分違いの恋と諦め一時は家に帰るも、彼が迎えに来る。

まー、ちょっと③・④部分はかなり端折ってますが、だいたいそんな感じ。
ただし、ちょっと王子様のお家事情がかなり複雑で、恋をするだけでなくそれを解決するのが今回のシンデレラの
お仕事とテーマ。


概要の紹介です。

◇◇

ヒロインのウン・ハウォンは、正義感が強く礼儀にこだわる女子高生。

幼い頃に母親を火事で亡くし、現在は父親の再婚相手の継母とその連れ子の義姉(同学年)と同居している。
ハウォンの父親は家族3人を養うため長距離トラックの運転手をしており、ほとんど家に帰らず、その隙に乗じて
継母と義姉はハウォンを虐げている。(ハウォンのゴハンはないし、ベランダ(物置?)を部屋にしている。けど、
ヒロインは礼儀を重んじるっていう設定なので、理不尽でも親や年上に逆らえない?)


※屋上部屋と同じようにベランダにちょっとしたプレハズ置いて部屋にしてるってことかな?

ハウォンには亡き母親の意思を継いで教育大学入学するという夢があり、高校卒業を間近に控え、入学金をかせぐ
ためにアルバイトを掛け持ちする毎日。


一方、ハヌルグループの会長カン・ジョンドゥには3人の息子がいたが早世し、それぞれの息子が残した孫をハヌル
の家と呼ばれる邸宅に引き取って生活させていた。


ハヌルグループの孫は全部で3人。

一人目はカン・ヒョンミン(アン・ジェヒョン演)。
 派手な遊び人で、度々ネットを騒がせる。(遊び仲間と飲んでるか、家でゲームしてるかの描写ばかりで、
実際に仕事をしてるのか不明。)会長に引き取られたのが一番早く、従兄たちの中では長男的立ち位置。
自分がハヌルの後継者だと自負していてプライドが高い。

二人目はカン・ジウン(チョン・イル演)。
 自身が生まれる前に、庶民の母親と父がカン・ジョンドゥによって引き離されたため、シングルマザーの母親
の元育てられていた。1年前に祖父によって、ハヌルの家に連れてこられたが、ハヌルへの反発が強い。母親は
ある事故によって亡くなっている。

三人目はカン・ソウ(イ・ジョンシン演)。
 ハヌルに関心がなく、自身はシンガーソングライターとしてアイドル的人気を誇っている。


(で、ここであれ?4人の騎士って言っときながら3人しかいないことに気づくんですが、4人目は会長秘書のイ・
ユンソンみたい。)


ひょうひょうとして可愛い感じだったのに、なんか仏頂面のオッサンみたいに・・・。)


ある日、友人とクラブで遊んでいたヒョンミンは、そこにピザの配達に来たハウォンに興味を持ちます。



ピザのデリバリーを頼んでおきながら、「希望欄に「『配達は美人を希望』としたのにブサイクが来た」と難癖を
つけた客は、ピザを床にバラまいた挙句、代金を踏み倒そうとします。



困っただろう配達少女に、自分が代わりに代金を支払うことで救いの手を差し伸べようとするヒョンミンですが、
当のハウォンは予想だにしない行動に。

なんと、テコンドー師範だった母直伝の飛び蹴りで、輩(やから)的客たちに正義の鉄槌。

思いがけない配達少女の姿につい見とれてしまうヒョンミン。(ここで一目惚れしたっぽく見える。)




二人目のカン・ジウンとの出会いはハウォンが母親の命日に納骨堂へ行ったときのこと。
ハウォンにとって衝撃的なことに、いつもの場所に母親の遺骨がない。
急いで係員を捕まえてきいてみると、5年間利用料を滞納していたために倉庫に移動したとのこと。
ハウォンは、母親の遺骨が倉庫に追いやられたことと父親が母の利用料を払っていないということに二重のショック
を受けちゃいます。



ジウンとの出会いは、そんな係員とのやりとりで取り込んでいる中、サラッと終わっちゃってなんかちょっとした
違和感が残ります。
(クレジットがアン・ジェヒョンよりもチョン・イルの方が上なので最終的にジウンとカップルになるんだと予想
できるものの、なんか出会いが印象的じゃないので肩透かしを食らったよう。一応、その前に誰か分からないフル
フェイスのライダーとしての出会いもあったっちゃあったんですが・・・。)


そんな時、カン・ジョンドゥ(ヒョンミンたちの祖父)の何度目かの結婚式が開かれることに。

◇◇
(疲れたので続きは次回で・・・)


まー、確かにチョン・イルもイケメンなんですけども、とにかくアン・ジェヒョンがかっこいい。
まだ若い!って感じで顎も尖ってる。(いや、尖ってたり尖ってなかったり?)
とにかく前半はアン・ジェヒョンが主に前面でヒロインに関わって来るので、もうこのままアン・ジェヒョンルート
に行ったりしないかなーなんて思っちゃうんですが、なぜかやっぱり既定路線のチョン・イルに惹かれて行っちゃう
ヒロインちゃんです。

で、ちょっとびっくりなのが、「流れ星」で理性的で安定職業の弁護士先生をやってたイ・ジョンシンが、こっちでは
気ままな三男坊かつアイドルっていう役柄で登場します。
ちょっと可愛い路線で驚きました。

イ・ジョンシンは去年の作品「流れ星」で知ったので、この作品の彼は若いって印象でしたが・・・

さらにびっくりなのが、会長秘書役のチェ・ミンソン。会長秘書兼、ハヌルの執事的存在で、ハヌルの家で暮らすみんな
の頼れるアニキ的存在。
常に無表情なこの方、どっかでみたんだけど思い出せない・・・って調べたら、まさかの!「パスタ」で私がけっこう
気に入ってたネモ君!!!

「パスタ」は2010年の作品で、こっちは2016年の作品なので、役でそう見せてるのもあるんだけどもう、ちょっと、
オッサン感入っちゃってて・・・。



まー、そんなとこでも楽しみながら見た作品です。

(次回に続く)
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『パスタ~恋が出来るまで~』感想・概要紹介②

2022-08-12 23:43:53 | 韓国ドラマ

※配信動画の表紙的なこの画像がイマイチでなかなか見るに至らなかった要因の一つ。

2010年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
ソ・ユギョン(ヒロイン):コン・ヒョジン
チェ・ヒョヌク(シェフ):イ・ソンギュン
キム・サン(ラ・スフェラのオーナー):アレックス
オ・セヨン(メディアでも有名な女性シェフ、ヒョヌクの元カノ):イ・ハニ
クム・ソゴ(副料理長):イ・ヒョンチョル
ソヌ・ドク(イタリア組の調理師):キム・テホ(チェ・ジニョク)
フィリップ(イタリア組の調理師):ノ・ミヌ
イ・ジフン(イタリア組の調理師):ヒョヌ
チョン・ホナム(国内組の調理師):チョ・サンギ
チョン・ウンス(厨房の補助担当):チェ・ジェファン
ソル・ジュンソク(ラ・スフェラの(元)社長):イ・ソンミン
ネモ(ホール担当でユギョンの友人):チェ・ミンソン



◆感想・概要紹介


ストーリー紹介

①からの続き


新任シェフ(ヒョヌク)は、ラ・スフェラを本格イタリアンのお店に近づけるべく、次々と改革を断行。それに反発する
既存スタッフの国内組の調理師たち。

また、鶏卵業者からリベートとして振り込まれていた1000万ウォンの行方をめぐり、ユギョンを使ってシェフを陥れ
ようとしたが逆に自身が解雇されることになったソル社長(イ・ソンミン)と、ヒョヌクがシェフ就任1日目に解雇した
女子先輩たちが結託してずーっとシェフを逆恨みしてたり。

ソル社長辞任に伴い、度々客としてラ・スフェラを訪れてはユギョンにセクハラめいた言葉をかけてはユギョンを
からかっていたキム・サンが正式に表舞台に姿を現し社長となる。

彼は、実は3年前に初めてユギョンがラ・スフェラの調理助手になった時からユギョンに好意を持っていたが、うまく
距離を縮められず、陰ながら見守り男子として応援していた。



さらに、サンの親しい友人(友達以上恋人未満的な)関係を利用してヒョヌクに近づくために、ヒョヌクのイタリア
修業時代の元カノ、オ・セヨンが二人目のシェフとしてラ・スフェラにやってくる。


しかし、二人の画策とは裏腹に、ユギョンはやっぱり既定路線のシェフと恋仲になっていく。

お互い気持ちを確かめ合う二人だが、ヒョヌクは厨房内恋愛禁止を宣言し、ホナムと恋人同士だったミヒを解雇した
手前、ユギョンとの交際を公にすることができず、二人は隠れて付き合うことになるのだが、バレンタインデーに
ヒョヌクにチョコを渡すユギョンを女子先輩たちに目撃されてしまい・・・。


◇◇

前から興味があったドラマでしたが、けっこう昔のドラマってことでなかなか重い腰が上がらなかったんだけど、急に
気が向いて見始めたドラマ。

ノ・ミヌが脇役で出てることは知ってたんですが。イタリア組のフィリップ。
ノ・ミヌって、私の中では「私の残念な彼氏」の印象が強くて、ちょっとコメディ系な俳優さんって感じだったけど、
この作品ではめちゃめちゃ正統派でセクシーなイケメン青年。昔のキム・ジェウク的な感じ。(って思ってたらこの後に
見た「コーヒープリンス1号店」に私のイメージそのままのキム・ジェウクが出ててびっくりした。)



けど、残念ながらこの作品では彼のキャラクターまではあまり掘り下げられていない感じ。
前半はなんとなくユギョンに優しい感じではあるけど、後半、シェフとの交際が発覚した後はユギョンをディスる発言
してるし、女性に表向き優しい系なのかなと思いきや、フィリップに妖しく近づくサンの姉に対し、厨房で躓く彼女を
抱きかかえつつ、そのまま床に転がして放置したりするし。謎な行動。(というか、あまりキャラ付けされてない。)

けど、彼の存在は見てるだけで癒されます。

あと、私的にはホール担当のネモがけっこう好きでした。彼のことももうちょいフィーチャーしてほしかった。



そして、「ミセン」でイム・シワンの良き上司役だったイ・ソンミン。ここでは役柄はまるで逆。
お金持ちの後輩の伝手で社長をやってたけど、業者からのワイロを手にしてそれをユギョンのせいにしたり、それが
元でいったん解雇されたのに、反省するどころか逆恨みして人を陥れようとして、それが全部自分に返って来ただけ
なのにまた他人のせいにしてばかり。人を呪わば穴二つ、って言葉を教えてあげたい。
めちゃめちゃイライラさせられる嫌な役な人です。



やな役の人でもう一人めっちゃムカつくのがホナム。イケメンでもないし、ユギョンに対してパワハラで無神経な
言葉を投げつけるし、色んなことに対し自分勝手で何もいいとこがなく、イライラして仕方ない。
ユギョンとの交際発覚したシェフを鬼の首を撮ったかのように、ソル(元)社長と一緒になって責めるんだけど、そも
そもオマエが一回解雇を言い渡されたの、単純に厨房内恋愛してたからでなく、みんながめっちゃ忙しくしてる仕事
中に、冷蔵室でイチャイチャしながらサボるっていうのが常習化してたからだろっ!!って、一括してやりたくなる。
そんな人です。


とにかく、国内組は卑屈過ぎて被害者意識が強く、それでいてなぜか不遜で傲慢な態度にイライラする。

で、そういうイライラする人たちの描写がけっこう多めなのに対し、ユギョンとシェフのイチャラブ感がラブコメ
作品にしてはかなり少なめ。



ちょっと調べてみたら、シェフ役のイ・ソンギュン、私生活ではこのドラマの放送の前の年に結婚してた。うーん、
それが関係してるのかも。ブラピも最初の結婚で子供ができた時、もうラブシーンはやらないとか言ってたしね。
(実際ほんとにそれ以降やってないのかは分からないけど。)


それからこのドラマ、同じ韓国イタリアンシェフが出てくる「ああ、私の幽霊さま」でもそうだったけど、シェフが
やたら怒鳴っている。怒鳴って怒鳴ってどなりまくっている。
一応、それは愛ある怒号として描かれているんだけども、12年経った今みるとちょっと時代にそぐわないかも?
(むしろ、その時代もうすうすパワハラ問題が表面化してきて、けど、関係性が築けてさえいればそれはむしろ愛
なんだよ、っていうことを提唱している作品なんだろうか?)


それから、単純に気になったこと3つ。

まず一つが、レストランに来た客が、食器やグラスをスプーンやナイフでチンチン叩いて店員を呼んでいてちょっと
びっくりした。特定のその客だけかなと思ったらそうでもなく・・・。これ、韓国の文化なんだろうか。でも他の
ドラマでは特に気になったことないような・・。
ちょっともやもや。



2つ目は、ピクルス。
このドラマで初めて知った、韓国のイタリアンとピクルスの文化。
韓国のイタリアンのお店では、無料でピクルスが提供されるお店が多く、パスタとピクルスはセットと考えられて
いるのだとか。

元々、韓国料理店ではキムチとかその他の副菜が無料で提供されていて、その流れで主食がパスタに変わったら
代わりにピクルスを付けるサービスをしたのが始まりなんだとか。
うーん、これはほんと知らなかった。(本格イタリアンを目指すヒョヌクはやめたがってましたが、砂糖を大量に
使って作られる体に悪いピクルスの提供を止めたかっただけで、ピクルスそのものを否定してた訳じゃないみたい
でしたが。)


そして3つ目。
どうでもいいけど、シェフって洋食系の料理人をさす言葉かと思ってたけど、役職だったのかー、料理長的な。って
思ってちょっと調べたら

------------------------------------------------------------------------------------------------------
シェフ:

主にフランス料理の西洋料理店の厨房で、他の料理人たちを統括する料理長を指す。
なお世間では、一定の経験を積んだ西洋料理人を指す言葉として用いられていることが多い。
シェフはフランス料理文化由来の呼称なので、それ以外の西洋料理ではコックの呼称も使われる。
法律上は調理師とされている。

「シェフ」(ラテン語のcaput より)という言葉は、厨房の「チーフ」または「リーダー」を意味するフランス語の
「chef de cuisine」(料理の頭)を省略したものである。料理人におけるシェフという肩書きは、19世紀の高級料理
の源流から始まった。

英語の「chef」は、階級に関わらず、プロの料理人すべてを意味するために使用されるようになった(カタカナ語
としてのシェフはこちらの意味もある。)。

なお、フランス語で単にchefという場合、一般的に上長という意味である。店長も同様にchefである。

------------------------------------------------------------------------------------------------------

ですって。

なるほど。

認識は色々と間違ってなかった。
韓国のイタリア料理店、ちょーっとフランス料理と混同されてるような気もしたけど、そもそもこの呼称自体も
フランス語なのね。

ちなみに、イタリア料理店て格式が上がるほどパスタの比重が減るような気がしてたんだけど気のせい?

とりあえず、見ていてけっこうイライラしちゃう場面も多かったけど、色んなことを知れるドラマでもありました。
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『パスタ~恋が出来るまで~』感想・概要紹介①

2022-08-11 23:51:48 | 韓国ドラマ


2010年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
ソ・ユギョン(ヒロイン):コン・ヒョジン
チェ・ヒョヌク(シェフ):イ・ソンギュン
キム・サン(ラ・スフェラのオーナー):アレックス
オ・セヨン(メディアでも有名な女性シェフ、ヒョヌクの元カノ):イ・ハニ
クム・ソゴ(副料理長):イ・ヒョンチョル
ソヌ・ドク(イタリア組の調理師):キム・テホ(チェ・ジニョク)
フィリップ(イタリア組の調理師):ノ・ミヌ
イ・ジフン(イタリア組の調理師):ヒョヌ
チョン・ホナム(国内組の調理師):チョ・サンギ
チョン・ウンス(厨房の補助担当):チェ・ジェファン
ソル・ジュンソク(ラ・スフェラの(元)社長):イ・ソンミン
ネモ(ホール担当でユギョンの友人):チェ・ミンソン


◆感想・概要紹介

2010年ていう、けっこう昔のドラマですが最近見たドラマです。

ざっくりストーリー紹介

ヒロインのソ・ユギョン(コン・ヒョジン)は、韓国にあるイタリアン料理店ラ・スフェラの厨房助手として3年働いている。
(この彼女のデキル助手な感じの働きっぷりが見ていて気持ちいい。)

そんな彼女もようやく認められ、翌日からやっとフライパンを振れるパスタ担当になることに。
市場での買い出しの際に、オマケとして2匹の金魚ももらったりして、ちょっと戸惑いつつもややウキウキ。
しかし、横断歩道を渡るユギョンは人にぶつかられて派手に転び、持っていた金魚を落としてしまいます。



ここで、チェ・ヒョヌク(イ・ソンギュン)登場。
青信号が点滅している中、荷物と金魚が散乱している状態にややパニック状態のユギョン。そんな彼女の手を取り、手で
おわん型を作るよう促した後、ヒョヌクは買い物袋を拾いながら金魚を拾って彼女の手の中に乗せ、さっき買ったばかりの
ミネラルウォーターをその中へ。(てっきり、ペットボトルに金魚を入れてくれるのかと思いきや、手に金魚を入れて逃げ場
がなくなるようにしてるのが策士かも。)



なんとか信号赤になる前に横断歩道を渡り切り、お礼をいうユギョン。
正直、ユギョンの中では金魚の優先度はそんなに高くないんだけど、ヒョヌクは金魚を口実に、荷物を持ってユギョンを
目的地まで送る作戦。(要するにナンパです。)



初対面で優しく助けてくれたり、なにげなく手を触ったりしてくるヒョヌクにちょっとときめいちゃうユギョンは、
(この人、プレイボーイだ。)
って、ちょっと警戒。

(歩く道すがら、ヒョヌクは「金魚の記憶は2秒しか持たない。だから2秒ごとに新しい世界が広がるんだ。」っていういい
言葉なのか悪いことなのか判断付かないウンチクを語るんですが、それよりも金魚を触って金魚が火傷しないのかっていう
のが気になってしかたがない・・・。)

しかし、ユギョンが働くお店の裏口に着き、ユギョンが女性調理師であることが分かるとちょっと様子が変わるヒョヌク。

自分もラ・スフェラってお店で働こうかと思ってると告げられたユギョンは、てっきりヒョヌクが自分の代わりに新しく
入る助手だと思っちゃいます。

けれど、ユギョンの知らないところでいつの間にかラ・スフェラのシェフだったトティーは解雇されており、ヒョヌクは
代わりに来た厨房の全責任権限を持つ新任のシェフとして紹介される。




こっから、うっかりナンパしちゃった新人調理師と新任シェフの恋が始まっちゃうのかなーとか思ってたら、その逆。
新任シェフのヒョヌクは、厨房での恋愛はご法度、そして女に調理師は務まらないという考えの持ち主だった。

ヒョヌクがシェフになった直後、早速、ロブスターの管理的な問題で客とトラブルを起こしたパスタ担当のリーダーの
女子先輩も解雇を言い渡される。さらに、冷蔵室でイチャイチャしていたホナムとその恋人のパスタ担当のミヒは現場を
目撃され即解雇。ミヒの妹も姉が解雇を言い渡されて黙ってられないと自ら辞める宣言。

ピリピリとした、ただならぬ空気感漂う厨房内で氷の入った大きめのボウルを抱えたユギョンは、シェフの動線を遮り
バランスを崩して持っていたボウルの中身をぶちまけてしまう。そして、その中身の氷がそのまま調理台の上を滑って
油の入ったフライヤーの中へダイブ。

それを見た調理人たちは、跳ねる油から逃れるためすばやく色んな場所に避難。
一番近くにいたユギョンは、シェフ(ヒョヌク)に抱きかかえられる。



なんだかんだ、気になる女子をとっさにかばってあげるヒョヌクとのときめきシーンなのかと思いきや、これが原因で
ユギョンもクビを言い渡されてしまう。

そうして、ヒョヌクは新任1日目で彼の思惑通り、女性調理スタッフを全員解雇。
(解雇を言い渡された唯一の男性調理師ホナムは、恋人のミヒからの懇願でどうにか残れることに。)

そして翌営業日、新任シェフに反感を抱きながら仕事をする男性調理スタッフたち。一気にスタッフを4人も解雇して
回るわけがないと高を括っているたが、ヒョヌクはちゃっかりイタリアから自身の腹心調理師たちを呼び寄せていた。

で、ここからイタリア組と国内組との対立、そしてユギョンの孤高の戦いが始まっていきます。
シェフ(ヒョヌク)に何度辞めろと言われても、どんなに怒鳴られても、毎日朝一に出勤するユギョン。そんな彼女の
けなげな姿に、同情の色を隠せないイタリア組の面々。それとは裏腹に、ユギョンを国内組として都合よく自分たち
の枠に入れながらも、全く好意的でもない国内組。

色々あってシェフとの対決に敗北し、ユギョンは一時的にお店を去りますが、どうしても諦められない彼女は、シェフ
との対決に負けた原因のパスタ(ペペロンチーノ)を納得いくまで山ほど繰り返し作ります。

ここでねー、ユギョンは失敗したパスタを流し台に直接捨てるんですが、それがすごいもやもやして仕方がない。
ゴミ箱に捨てるでもなく、三角コーナー的なところに捨てるでもなく、流し台にそのまま捨てるか!?って。いい
料理人は、調理後の後片付けもちゃんとするんじゃないの?って。

けど、その不自然さはちゃんとした目的のある演出だだったってことが後で分かります。
パスタがうまくできなくて自暴自棄になったユギョンは、パスタで山盛りになった流し台を見て、ふと、そのパスタ
(生ゴミ)を味見します。

そこで、シェフに言われ「ちゃんと味見はしたのか?どのタイミングで?」って言葉を思い出して何か閃きます。

そうして自分のペペロンチーノを完成させたユギョン。
そんな折、タイミングよくラ・スフェラでは、ホールの調理師志望も見習いも混ぜた、シェフの先入観なしの
ブラインドテスト(シェフが目隠しして調理人の腕前をテストする)が行われることに。

そこにこっそり紛れ込むユギョン。
先輩たちが次々とダメ出しされる中、最後に自分の作ったパスタを差し出します。そして、ユギョンの作ったパスタ
を食べたシェフは、「明日からフライパンを握れ」と言い渡します。



感動してシェフの目隠しをさっと外すユギョン。目の前のユギョンに驚くシェフですが、しぶしぶ厨房にユギョン
を受け入れることに。


と同時に、シェフ(ヒョヌク)の元恋人でイタリア修行時代の同期、そしてシェフが女性調理師嫌いになった元凶の
ヒョヌクに未練たっぷりなオ・セヨンが、動き出します。


(ざっくりなつもりだったけど、長くなってきたので次回に続く。)



主演のイ・ソンギュン、この作品が初めましてで、第一印象「けっこうオッサンだな」って感じなんですが、なぜか
気になって、この勢いで「コーヒープリンス1号店」とか見ちゃいました。

そして、めっちゃ驚いたことに、イタリア組のリーダー的なスタッフでチェ・ジニョクが出てます。
あの、「恋の記憶は24時間」とか、「相続者たち」の嫌なお兄ちゃん、「運命のように君を愛してる」の2番手君とか
のあのチェ・ジニョク。
名前が、本名のキム・テホ名義で活動してた頃らしく、全然気づかなかった。(というか垢ぬけない・・・。)

ヒロインは、「椿の花咲く頃」のヒロイン、コン・ヒョジン。「椿の花咲く頃」より9年前の作品で、コン・ヒョジン
が若いんだけど、なんか、やっぱり私の中では手放しで美人と呼べる感じではない。


(他にもまだまだいるんですが、次回で。)

②につづく
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『社内お見合い』感想・概要紹介

2022-08-06 23:58:00 | 韓国ドラマ


2022 韓国

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
カン・テム(GOフード社長):アン・ヒョソプ
シン・ハリ(GOフード研究員):キム・セジュン
チャ・ソンフン(カン・テムの秘書):キム・ミンギュ
チン・ヨンソ(シン・ハリの親友):ソル・インア


◆感想・概要紹介

Netflixでトップページによく出てくるのでなんとなーく見始めたドラマ。

そもそも"社内お見合い"って何?社員同士結婚するのを奨励するイベント?とか思いつつも見始めるとそれこそなんとなく
既視感があって・・・

よく考えたら、このドラマ、私が何年か前にピッコマを始めた初日に読んだ作品の中の一つ、「お見合い相手はうちのボス」
っていうマンガが原作のドラマでした。(多分。)

最近ネットで読む電子書籍のマンガに韓国モノが多くなって来たなーとか思ってたんですが、(中には登場人物の名前を日本
人の名前に変えてる作品もあったりするけど、左ハンドルだったり、高校生が寄り道して買い食いするものがトッポギだった
り、家でしていく先がサウナであの独特な頭のタオルの巻き方してたりってそこはかとなく漂う韓国臭が隠せてない・・。)
けっこうドラマ化されてるのも見かける。

で、マンガの方は100話弱くらいで飽きて全然先読んでなかったけど・・・(というかそろそろ終わったと思ったのにまだ
続いてた。)


とりあえず、ざっくりストーリー紹介です。

ヒロインのシン・ハリは、チキン店を営む庶民の家庭で人並みの苦労を経験して育ち、現在は大手食品会社で商品開発を
手掛ける主任研究員。ヒット商品をいくつか手掛けていて、食べることも料理することも好きで仕事にも真摯に取り組む、
まじめな社員。

ある日、ハリの勤める食品会社に現会長の孫であり、アメリカ帰りのカン・テムが新しく就任する新社長としてやってくる。
若くて仕事もできるイケメン社長に会社の女子社員たちは色めき立つが、ハリは全く興味なし。


そんな時、ハリの親友で財閥令嬢でもあるチン・ヨンソがお見合いを強制させられることに。

これまで何度もハリにお願いして見合いをぶブチ壊してもらっているヨンソは、今度もハリに代わりにお見合い相手と会い、
相手側がこの縁談を断るように仕向けるよう依頼。

嫌がるハリだったが、近隣トラブルでご近所さんの備品を壊し弁償請求でお金に困っていたハリは、バイト代を出すという
ヨンソの言葉にしぶしぶ承諾。

そして、これまでのように濃いメイクにメッシュの入ったウィッグ、そしてちょいダサ下品な女を装って待ち合わせ場所に
向かう。



(ここねー、変身具合がちょーっと分かりにくい。日本だったらゴスロリか女王様ファッションみたいな感じになるのかな
ーってところ?)

やや緊張して待つハリの前に現れたのは、想像していたようなキモイエロオヤジではなく、イケメン好青年。一瞬任務を
忘れて見とれてしまうハリだったが、名刺を交換してびっくり!なんと目の前の親友のお見合い相手は、自分が勤める
食品会社の新社長だった。



なんとか冷静さを取り戻し、計画通りに非常識な女を演じるハリ。しかし、カン・テムもまた、祖父に何人もの相手との
お見合いをさせられて辟易しており、誰を紹介されようと関係なかったのだが、今まで会ったことのないタイプのハリと
対峙し、に興味を持ってしまう。

そうして次々にやってくる縁談を断るために、カン・テムはハリに偽装婚約者として契約することを持ち掛けることに。


そうやって、ハリは偽ヨンソとしてカン・テムの偽装婚約者になり、少しずつ心の距離が近くなっていく。

その一方で、食品会社研究員のハリの方は、自身が発案した商品が社長に認められ、ハリ自身としても社長との接点が
増えていき、常にハラハラしてついつい会社では挙動不審になってしまうハリ。

しかし、ある日ハリ(偽ヨンソ)がカン・テムの車に落としていった財布を拾い、カン・テムはハリ(偽ヨンソ)が自社に
勤務する研究員のシン・ハリであったことを知ってしまう。


これまで、自分を欺いていたことに激怒するカン・テム。彼は、彼女が自ら自白するようそれとなく促すが、まさか身
バレしているとは知らないハリは、カン・テムの質問に嘘を重ねていく。

そんな彼女に怒りが収まらないカン・テムは、わざとハリに仕事上の負荷を与えて嫌がらせをするが、例え理不尽に
見える仕事でも真摯に頑張るハリの姿や、ハリの昔からの男友達であり、会社の企画でコラボすることになったシェフ
との仲のいい姿を見て、自分のハリに対する気持ちに気づいてしまい・・・。

と、そっからハリに正体を知ってしまったことを話し、改めて契約を続行しつつ、今度は意図的にハリとの距離を縮めて
いこうとするが、いかんせん今まで女に全く興味がなかったカン・テムはなかなかの恋愛ベタでうまくいかず・・・


ってな感じで、けっこう前途多難なイケメン社長カン・テムの恋ですが、結局はちゃんとストレートに告白しちゃったり
して、それだけでドキドキしちゃうんですが、住む世界が違うってことを気にして断ろうとするハリに、「君が心配して
いることが起きないように努力する」といって、ハリを壁際に追い詰めて食い下がるテム。

そんな彼に思わず自分からキスしてしまうハリ。

そんなハリに驚く表情のテムがたまりません。



で、2人とも感極まってしばらくキスを堪能した後で、

「この状況を告白に対する前向きな返事と捉えても?」

って、ちょっとおそるおそる聞くテムが可愛い。なんか、今まで色んなドラマで見てきた俺様社長とはちょーっと違って
さらに育ちの良さがちょっと出ちゃってるこのセリフが超好き。

まー、けど、やっぱり身分違いの恋を簡単に受け入れられない真面目で地に足をつけて生活しているハリは、やっぱり
一旦断っちゃうんですけどねー。


とりあえず、珍しく原作よりもドラマの方が面白いし男主人公がイケメンな作品。
まー、原作とは設定も色々違うんですが、食品会社の社長で彼自身も料理ができて自分で開発した商品も多いとか、
そんな細かい設定もなんか好感度が上がるポイント。

12話で終わるので、サクッと見終わるし、ラブコメをお停めている人にはなかなかおススメです。




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『トキメキ☆成均館スキャンダル』感想・紹介

2022-06-25 23:43:52 | 韓国ドラマ


2010年 韓国


◆おススメ度
★★★★☆
(4.5くらい?)

◆キャスト
イ・ソンジュン:ユチョン
キム・ユニ:パク・ミニョン
ク・ヨンハ:ソン・ジュンギ
ムン・ジェシン:ユ・アイン
アン・ネサン
キム・ミギョン

◆感想・概要

かなーり前に観たやつで、かつこれもかなり有名なドラマなので今更って感じではありますが、ちょっとパク・ミニョン作品の紹介
が続いていたので、まずはこれって感じで書いときます。


ほんと有名なドラマなので、ざっくりな説明だけ。

女人禁制の李氏朝鮮時代の最高学府「成均館(ソンギュンガン)」に、男装したヒロインが性別を偽って入学し、男装がバレそうに
なる危機を乗り越えながらも学園の問題から端を発して果ては国の問題(王の悩み?)を仲間とともに解決していくストーリー。



その中で、ヒロインが男であると疑わない男主人公の男であるはずのヒロインへ芽生えた恋心と葛藤する様や、早々にヒロインが
女であることに気づいた数人の仲間たちの気づかいと友情とかを描いた、愛と青春と正義のために立ち向かう青年たちの成長も
描かれて盛りだくさんなお話。

もちろん、階級や派閥なんかが元になるイジメや差別、嫌がらせみたいなのもありつつ、そんな中でみんな劣等感なんかとも戦い
つつ、自分を守り平穏に暮らすか、正義を貫いて危険も冒すか葛藤しながらちょっとずつ成長していきます。


このドラマを見ようと思ったきっかけですが、最初は単純に韓国時代劇ドラマおすすめで検索してヒットした中の一つ、ではあった
んだけど、なんかタイトルの"トキメキ☆"ってところも、男装ヒロインってところもちゃんとした時代劇みたいと思ってた当時の
私にとってはちょっと敬遠要素で見る気がしなかった。



けど、同じ男装ヒロインものの「雲が描いた月明り」が思いのほかめっちゃ面白かったのと、キャストにいたソン・ジュンギの
存在が興味を惹かれた。

すでに当時有名になってて人気だったイ・ジュンギがいたのに、彼はなぜ同じ「ジュンギ」って名前つけたのかなーって。

村上春樹がデビュー当時、本名でデビューしようとしたら、村上って言ったら当時はもう村上龍が有名で、春樹と言ったら角川
春樹だったため、いろんなとこからその名前やめろって言われたらしいけど、結果、二人に負けず劣らずの有名大物作家になって
るし・・・っていうそんなエピソードも思い出してソン・ジュンギの代表作見てみようって思ったのもきっかけでした。

彼は、けっこう冒頭で登場するんですが、一目見て「あ、ヒロインはこの人だな」って思っちゃいました。それくらいおキレイな
顔された方です。
まー、結果さらに興味を惹かれて勢いで「太陽の末裔」まで観ちゃって好きにっちゃいますが。



このドラマねー、韓国ドラマ初心者の時にタイトルと男装ヒロインっていう設定から、けっこうライトなラブコメだと思って見始めた
のに、"トキメキ☆"ってタイトルにそぐわず、けっこう重くてシリアスな展開がたくさんあって見ごたえのある作品でした。
なんか、あんまりいいタイトルじゃない気がするんだけども・・・。

韓国でのドラマの原題はフツウに「ソンギュンガンスキャンダル」で、原作小説は「成均館儒生たちの日々」らしい。だろうね。

中国でも「トキメキ☆雲上(ユンシャン)学堂スキャンダル~漂亮書生~」でリメイクされてます。(「若曦」の主演2人が出てる
「トキメキ!弘文学院」もリメイクかと思ってたけど全く違うドラマみたいです。邦題のつけ方、紛らわしい。。)

なんか中国ではこれ以外にも男装して女人禁制の学校に入って色々繰り広げる系のドラマがたくさんできてるって印象です。

このドラマが男装ヒロインものの原点なんじゃないかなーって勝手に思ってます。(それ以前にもいくつかあるみたいですが。)

それから、主人公たちと対立する勢力側のボスとして、ハ・ジウォンの弟チョン・テスが出演してます。このドラマ観た後に
気になって調べてみたら、私がドラマ見終わった時期のちょっと前に訃報出てました・・・。その先の活躍を期待していただけに
残念です。(韓国芸能界ってなんでこんなに自殺する人多いんだろ・・・。)


あとですねー、主演のユチョンです。
K-POPってものに疎い私ですが、さすがに東方神起は知ってます。5人そろってた全盛期の頃は韓国のSMAPとか言われて日本の
バラエティーにもよく出てたし。(最近もジェジュンだけはけっこう見かけるけど。)

正直、そのころはユチョンはどっちかっていうと東方神起の中ではブサメンな方だなと思ってましたが(パーマっぽい髪型も
あんまり好きじゃなかったし)このドラマ見て180°印象が変わりました。

ドラマに最初に登場した時も、全然いいと思わなかったんだけど、話が進むにつれて不思議とイケメンに見えてきちゃう。
ほんと、雰囲気イケメンです。

ユチョン、このドラマでけっこう好きになりました。でも、ユチョンについて軽くでも語ろうとするとキリがなさげなので
ここでは止めておきます。(やらかしちゃってる歴史がすごすぎて・・・。直近では弟が話題になってるみたいですが。
あ、もちろん悪い意味で。)



このドラマ見てると、日本のドラマでいう、「MIU404」の感電とか「アンナチュラル」のLemonみたいに、めっちゃいい感じで
JYJが歌う「見つけた(チェジャッタ)」って曲が流れてきて耳にこびりついて離れなくなっちゃいます。結果CDまで買っちゃい
ました。韓国語分からないにも関わらず、耳コピで歌えるようになっちゃった唯一の曲です。



とにかく、主演メンバーみんな愛着が出てきちゃって、途中、もうヒロインが誰とくっついてもいいかなっていう気持ちにも
なっちゃうなかなかいいドラマでした。



ラストのおまけみたいなシーンで、子作りの方法について真剣に調べてうまくいかないっていうシーン、けっこう好きです。
コメント (4)
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『流れ星』感想

2022-06-16 23:44:03 | 韓国ドラマ


◆おススメ度
★★★★☆
(ラブコメでほっこりしたい方に)

◆キャスト
オ・ハンビョル(ヒロイン、広報チーム長):イ・ソンギョン
コン・テソン(国民的スター俳優):キム・ヨンデ
カン・ユソン(マネジメントチーム長):ユン・ジョンフン
パク・ボヨン(マネジメントチーム長):キム・ユネ
チョ・ギプム(オンスタイル日報の記者):ソジン
ト・スヒョク(スターフォースエンタ顧問弁護牛):イ・ジョンシン

◆感想

面白かったです。

このドラマは、世界同時かどうかは分からないけど、韓国とほぼ同時期に配信されてたみたいで、U-NEXTで先週土曜日まで
金曜深夜と土曜深夜0:30からっていう週2話ずつ配信されていて、去年見てた「だから俺はアンチと結婚した」と同様、配信
なのに焦らされながら見てました。

結果、それがよかったのかなーとも思います。(韓国では、あまり視聴率がよくなかったみたいですが、日本ではめっちゃ
人気だったみたい。)

新しいドラマなのでさらっとだけ紹介。

芸能界の裏方で働く人々にスポットを当てたドラマ。

ヒロインは、スターフォースエンターという芸能事務所の広報部のチーム長。
彼女を一番悩ませるのは、所属タレントたちの予期せぬスキャンダルへの火消しや問い合わせ対応。昼夜問わず、所属タレント
たちの好感度を下げないよう、かつ大きな嘘にならないように発覚したスキャンダルの公式発表に心を砕いています。

そんな彼女は恋をしている暇もなく、どうにか取り付けた婚活相手との約束も、所属タレントの熱愛報道によって潰れちゃい
ます。

誰でもいいから彼氏を作ろうとしているように見えるオ・ハンビョル。
これまで忙しすぎて一度も恋愛したことなかったのかなーって思ってたところに、スターフォースエンターの看板俳優で、
国民的人気スターのコン・テソンが、1年のアフリカボランティア活動から帰国します。

なるほど、彼がハンビョルを狙うストーカー的存在で、彼女は彼の手から逃げるために早く彼氏を作るなり、結婚するなり
したかったのねー、って思ってたらどうも様子が違う。

帰国したコン・テソンは彼女に付きまといますが、二人は天敵のような存在で、テソンはハンビョルの粗探しのような嫌がらせ
をしています。

けど、傍から見てるとこれってやっぱり気になる女子をイジメたい、自分に注目を向けさせたい心理なのでは・・・って思う
んですが案の定・・・。

なんかのきっかけで自分の気持ちに気づいちゃったテソンは、分かりやすくハンビョルに好きアピールしますが、鉄壁ガードと
ハンビョルの持ち前の鈍さもあってなかなか気持ちが伝わりません。

けれども、驚くことに実はハンビョルにも恋をしていた過去がありました。
大学も一緒で、入社してからもテソンの一番近くにいて、テソンの一番の理解者だと思っていたハンビョル。なんとなく、彼も
同じ気持ちでいるんだと思いながらもはっきりとはお互い気持ちを確かめ合っていなかった。

ある日、そんな彼女のところに、テソンの恋愛スキャンダルの真相の問い合わせが。
テソンにそんな恋愛している暇なんてなかった。それは一緒にいた自分が一番よく知っている、そう思いつつもマニュアル通り
テソンに連絡して真相を確かめたハンビョル。スキャンダルが持ち上がった女優と、つきあってないよね?と聞くと

そして、テソンから返って来た衝撃の一言。

「ああ、付き合っている」

と。

そんな出来事があり、ハンビョルはテソンへの恋愛脳を完全に閉じていたのですが・・・。



◇◇

なんか、このハンビョルがテソンにスキャンダルの真相を問い質すくだり、何話目かのエピローグでさらっと交わされる一幕
なんですが、なんか予想だにしていなかった衝撃の一言にめっちゃ涙が止まらず、次回へ続く・・・みたいな。

そんな感じが毎回続いて、いつもはすでに完結して続きが見れる状態で韓流ドラマ見慣れているので、飢餓感がすごかった。

全話通して振り返ってみると、特に他の恋愛モノと何か違いがあるかって言うとそうでもない気もするんだけども・・・。

まー、でも笑いと感動とちょとしたサスペンス要素があって、それが簡潔にまとまった見易い作品です。


この作品、初めて芸能界の裏側で働く人々にスポットがあたり、その業務内容や出来事がリアルに表現されてるっていうこと
で、その部分の売り込みというか、キャッチコピーみたいな熱量がすごいんだけど、おそらく制作側、宣伝側が自分たちの
ドラマっていうことで熱くなっちゃったんじゃないかなと。

実際、見てる側からしてみれば、主人公たちが携わっている仕事とかはどうでもいいというか、確かに興味深いとは思うけども
自分が実際に働いている業界以外は多分全部一緒。なので、そこ強調されてもピンとこない。面白かったのはその部分では
ないんじゃないかなと。


見てる側としていいなって思うポイント。

まず、ヒロインがすごく仕事デキル人設定。誰にでも好かれて頼りにされる。それでいて恋をするとちょっとポンコツになって
周りに生暖かい目で見守られちゃう系。

で、ヒロインの相手役の男主人公が憧れスキル保持者な設定。

そしてそんな主人公と同じ大学ですでにそのころから知り合いだったり、ケンカするほど仲の良くて主人公が気を許す相手、
的なアドバンテージ設定がヒロインにあるっていう安心感。

面白いラブコメの3大要素な気がします。



ヒロインのハンビョル役のイ・ソンギョンちゃん。

彼女の作品観るの、これが3作品目。「恋のゴールドメダル」で重量挙げ競技でオリンピックを目指すさわやか女子大生から
恋はチーズインザトラップ」で、働かずに弟や親が亡くなってから面倒を見てくれていた人たちからどうにかしてお金を
得て暮らしていこうとする、狂気の悪女役。この時点で、色んな役ができるカメレオン女優だなと思ってたけど、今回は
仕事ができて恋すると可愛くなっちゃう大人な女の子。

写真だけ見て誰もが美人と答えるタイプな女優さんではない気がするけど、スタイル良くてドラマの中では美人にも可愛く
もなれる実力派女優さんだなと思います。



男主人公のキム・ヨンデ。この作品で知りました。(というか、並行して観てた「偶然見つけたハル」に出てるナムジュと
同じ人だと気づいてなかった。)ちょっと好きになりました。


それからねー、このドラマで頼りになる兄貴役というか、もう、疲弊する主人公たちにとっても視聴者にとっても、彼が
処理してくれるなら安心、って感じの癒し系だったカン・ユソン。この人を演じてるユン・ジョンフン、「ミセン」でも
王は愛する」でもやな役やってたのに、よくこんな180°違う役やるような俳優さんに転換できたなーって、ちょっと
感心しちゃいます。

このドラマだと、顔の作りがすごい優し気で、どうみても悪役顔ではないように思えるのに。



このドラマで、またこの人が出てるなら見てみようかなって思う役者さんたちが増えました。

あ、そういえばチェ・ジウも特別出演かなんかで出てて、最初見た時ちょっとびっくりしました。
冬ソナ(見てないけど)時代しか知らないので、かなり年月の流れを感じました・・・。

とりあえず、こういうメインキャストが最終的に誰かしらとハッピーになる系のドラマ、好きです。(ドラマ好きな人
って、どっかこう知り合いの独身男女がいたら引き合わせてあわよくばカップルを作りたいっていうお見合いあっせん
オバサン的欲求があるのかも。)




コメント (6)
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『天気がよければ会いにゆきます』感想と概要

2022-06-09 23:19:28 | 韓国ドラマ


2020年|韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
モク・ヘウォン:パク・ミニョン
イム・ウンソプ:ソ・ガンジュン
イ・ジャンウ(ウンソプの友人、市役所職員):イ・ジェウク
シム・ミョンヨ(へウォンの叔母):ムン・ジョンヒ
キム・ボヨン(へウォンの高校時代の元親友):イム・セミ
オ・ヨンウ(へウォンの高校の同級生):キム・ヨンデ
イム・フィ(ウンソプの妹):キム・ファニ


◆感想

なんとなく、タイトルに惹かれてみてみた作品。
全体的に、単館上映の邦画観てるみたいな雰囲気のドラマです。(落ち着いてて話がゆっくり進むかと思いきやちょっとした
サスペンス的な雰囲気を放り込まれたり、メインキャストの回想で彼らの心の傷がだんだんと暴かれていくとか。)

ソ・ガンジュンが今まで見たドラマの中で一番可愛かった。私、パーマがかった男の人があんまり好きじゃないのかも・・・。


概要紹介

パク・ミニョン演じるヒロインのモク・へウォンは、ソウルの音楽教室でチェロを教える仕事をして生活する28歳(くらいの)
独身女性。
物語は、音楽教室の上司のパワハラや生徒の親からの苦情なんかに疲れた彼女が、寒くなって来て人恋しさも募って来たのか
ソウルでの生活を投げ出して、叔母が一人で暮らす田舎に帰ってくるところから始まります。

田舎に帰って来た彼女ですが、なんとなくそこに暮らす人たちと距離があって気まずいような印象を受けます。
そして、そんな彼女の姿を見かけて、ひっそりとテンションが上がる一人の男性が。

それが主人公のイム・ウンソプ(ソ・ガンジュン)。

へウォンの叔母は、元々へウォンの祖母がやっていたクルミハウスと呼ばれるペンションに住んでいるのですが、へウォンが
帰るとすでに廃業しちゃってます。理由を聞いてもなんだか適当にはぐらかされるような答え。
さらに、昼夜問わず屋内でも常にサングラスを外さない叔母。叔母はへウォンの突然の里帰りを歓迎するどころか、迷惑な様子。
ここで、ちょっとミステリアスな雰囲気に飲まれちゃいます。へウォンの家族の関係がちょっと普通ではないってことが分かり
ますが、それはいったい何なのか。

クルミハウスは、街の中心街までバスで1時間といった街から外れたところにあります。
クルミハウスの近くにはへウォンが知らない間に「グッドナイト書房」という書店ができていました。そしてその店主がヘウォン
に好意を寄せるウンソプ。
ウンソプの実家もまぁまぁな街はずれにあるみたいなんですが、ウンソプはそこを出て書店で一人暮らしをしています。
そして、彼もなんとなく家族とちょっとワケありっぽい雰囲気。

彼女たちは幼馴染設定で、てっきり気心知れた仲なのかと思いきや、それほど親しくない様子。なんだか色々と???な感じ。
そんな謎が、彼女たちの高校時代の回想シーンの中で明らかになっていきます。

まず、へウォンは家族とソウルで暮らしていたのですが、母親が起こしたある事件をきっかけに叔母と一緒に高校生の時に
この田舎に引っ越してきてウンソプたちの通う高校に転校してきます。
(一応、母親の実家だったことから幼い頃から何度かは訪れていた様子ではあります。)

ソウルから来た美人の転校生ヘウォンに気後れしてみんながヘウォンに興味を持ちつつも遠巻きに見ているだけの中、クラス
メイトのキム・ボヨンは率直にヘウォンに話しかけ、あっという間に親友になります。

しかし、ウンソプに誘われて高校の同期会に参加したヘウォンの口ぶりから、高校時代に何かあって現在はキム・ボヨンと
ヘウォンは絶好状態にあることが分かります。でも、この時点ではあまりそれが気にならない。
(ちなみに、この飲み会でウンソプが高校時代に誰かに片思いしていたということを問い詰められ、その相手がヘウォンで
あったことをカミングアウトしちゃいます。)

それが、二度、三度と他人の口から「キム・ボヨンが誤解を解きたいと言っている」、と語られたり、ウンソプを通じてボヨン
が急に会いに来たりしても拒絶するヘウォンを見るにつけ、だんだんとその"誤解"と言っている"裏切り"っていうのがなんなの
か気になり始まます。



田舎に帰ってきてから何もしていなかったヘウォンですが、ウンソプからの提案でグッドナイト書房の店番を手伝うことに。
これまで、顔見知り程度にしか親しくなかった二人が、ちょっとずつ距離を知事めていきます。

この辺の、ミステリーへの誘い方とウンソプとヘウォンのゆっくりとした進展具合がなかなか上手いな、って感じです。

そしてちょいちょい挟まれる高校時代の回想で、キム・ボヨンの仲違いと、ヘウォンが転校してくるきっかけになった母親の
起こした事件が何だったのかっていうことが明らかになってきます。


そして、ウンソプの友人で同級生のイ・ジャンウの同僚の新人女子が山で遭難したことをきっかけに、ストーリーが少し加速
していきます。

山で遭難者が出たと言って真っ先に連絡を受けて、警察や消防隊とは別に一人別ルートで山に入り遭難者を探しに行くウンソプ。

それを日常的なことかつ当然と思っている町の人々と、ただ一人心配して怒るウンソプの母親。そして、同じくウンソプの身を
案じるヘウォン。

そんなヘウォンは、ジャンウの同僚女子に自分の上着を着せ、彼女を背負って山を下りてくる姿を見て、安堵とともに複雑な
感情を抱きます。
そして、それは恒例の読書会後に帰りがけジャンウがウンソプに、遭難した同僚女子がお礼に食事したいと言っている、と
告げ言葉に、怒ったように「何で?」と答えるヘウォンの様子で明らかに。ヘウォンが嫉妬しているんだと。


そこからヘウォンの感情と二人の仲が加速度を増していくんですが、同時にウンソプがなぜ山歩きに慣れているかっていう謎
も明らかになっていきます。

さらに、その先にはなぜヘウォンは近所だったウンソプとそんなに親しくなかったのか(印象が薄かったのか)、そして、なぜ
ヘウォンの叔母がずっとサングラスをかけたままなのか、ベストセラー作家だったはずの叔母が断筆したのはなぜなのか、って
いう序盤でちょっとずつ不思議に思っていたことが回収されていきます。


◇◇

ちょいちょい高校時代の回想シーンが挟まれますが、このドラマでは高校生役の子役たちではなく本人たちが高校生の役も
演じています。

パク・ミニョン、めっちゃファンデーション塗って顔が白すぎる気もするけど女子高生役としてそこまですごく違和感ある
気はしない。ナチュラルさはないけど。

そういえば、パク・ミニョンてすでに10年ちょっと前になってしまったドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」でもすでに
ヒロインだったけど、一体今いくつ?ソ・ガンジュンの方が若いよね?と思って調べてみたら、ちょっと今回のキャスティング
メンバーの生年月日と放送当時2020年時点での年齢がちょっとおもしろい結果に。

パク・ミニョン 1986年3月4日  34歳
ソ・ガンジュン 1993年10月12日 26歳
キム・ヨンデ  1996年3月2日  24歳
イ・ジェウク  1998年5月10日  22歳
キム・ファニ 2002年8月25日 18歳

パク・ミニョンからイ・ジェウクまで、みんな同級生設定なのに、最高で12歳も開きがある・・・。
ソ・ガンジュンの妹で現役高校生役のキム・ファニは役柄ではイ・ジェウクと10歳差なはずなのに、むしろパク・ミニョンよりも
キム・ファニの方が年齢が近いし・・・。(まー、イ・フィの最初の登場の時は小学生なのかと思っちゃってましたが・・・)
ちなみに、このキム・ファニちゃん、「ああ、私の幽霊さま」でキャンプ行った先でボンソンを冷凍倉庫に閉じ込める子供の役を
やってた子っぽい。



晴れて恋人同士になった二人ですが、春になったらやっぱりヘウォンはソウルに戻ってしまうのかっていうことが聞けないまま、
期待せず、彼女が常に笑顔であるよう心の準備だけはしているウンソプ。



見てるこっちからしたら、残ってくれって言うなり自分が一緒に行くって言うなりしろよ、って思うんですが、チェロが好きで
やっぱりチェロに関わる仕事がしたいと思うヘウォンと、本好きオーナーの好意で物件を無料で借りて書店を運営してるウンソプ
たちは身動きできないんじゃないかってことがなんとなく分かってきて、ここがちょっと切ない。

こんな状況、どっかで聞いたことあるなーって思ってたら、思い出したのは森高千里の曲、「渡良瀬橋」でした。

二人が恋人同士になってからは、それまでウンソプなんてほとんど印象に残ってなかったヘウォンなのに、かなり積極的に
攻めていきます。見るからに草食系男子なウンソプも、けっこう大胆にキスしたりするんですが、それでもやっぱり奥手な
ウンソプを待ってられないって感じで、ヘウォンの方から「あなたと寝たい」って誘っちゃいます。(ちょっと「東京ラブ
ストーリー」の有名なセリフを思い出しちゃいます。そのシーンしか見たことないけど・・・。)



それを聞いて思わず大事な本たちを落としちゃうウンソプ。そして、緊張して服のボタンをうまく外せないウンソプが
可愛く仕方ないっていう、そんな見どころもあります。(あ、もちろんボタン外してるシーンの次は朝だったりしますが。)

「偶然見つけたハル」で前半けっこうやな人役なイ・ジェウク演じる、ウンソプとへウォンの同級生役なイ・ジャンウは、
こっちではかなりさわやかイケメンさんで、しかもけっこう好感度上がる系の役でした。なんか、こんな役もできるんだなー
って感心させられちゃいます。



全体的に暗くなりがちなこのドラマにおいて、このジャンウと、ウンソプの妹のフィの空気読まない底抜けに明るく前向きな
キャラがすごくいい感じのアクセントになってます。

最近「流れ星」と「偶然見つけたハル」で知ったキム・ヨンデは、先の2作品はちょっと同じ人だってしばらく気づかないくらい
ギャップがあったんですが、このドラマにジャンウたちよりももっとちょっとしたアクセントと出てくる彼は、ビジュアル的
には「流れ星」よりなキャラ的にはちょうど中間くらいの役をやってます。

「流れ星」な流れで、彼が出演してたのを見かけたときはちょっと嬉しかったけど、若干ハラハラしちゃいます。やっぱり
ソ・ガンジュン目線になっちゃってるので。


タイトルの「天気がよければ」っていうの、それがこの作品だけの表現か韓国的に使う表現なのか分かりませんが、冬の暗い
雰囲気だった天気に対し、春になることを「天気がよくなってきた」っていう表現をしていて、なので「天気がよければ会いに
ゆきます」っていうのは、"冬が明けて春になったら会いに行くよ"っていう意味っぽい。

まー、冬っていうのも、今までもやもやしてた登場人物の心だったり我慢してばっかりの人生だったりと、色々な意味を表して
るんだと思いますが。


とりあえず、ハッピーエンドでちゃんと終わってくれるし、ウンソプの叔父さんだけはすごくもやもやしますが、それ以外は
ちゃんと回収されて終わるし、ミステリーっていうよりも登場人物の過去の傷がちょっとずつ明らかになっていって、それを
乗り越えるってお話なので、スッキリ見終われる作品ではあります。



ちなみに、このドラマはBSで放送してたやつを録画しながら見てたんですが、9話だけ録画されてなくて仕方なくU-NEXTで購入
したら、本来全16話のところ、1話分が2話に分割されて32話になってる対応のやつ(1話が1時間ちょっとある韓国ドラマでは
よくあるタイプ)で、購入した9話はすでに見たやつだったうえに、本来の9話を見るのに2話分の料金がかかり、結局3話分の
無駄遣いをしてしまいました・・・。
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『彼女の私生活』感想

2022-05-28 23:58:47 | 韓国ドラマ


2019年 韓国


◆おすすめ度
★★★★☆


◆キャスト
ソン・ドクミ(美術館の首席学芸員):パク・ミニョン
ライアン・ゴールド(チェウム美術館の新任館長):キム・ジェウク
ナム・ウンギ(ドクミの幼馴染):アン・ボヒョン
チャ・シアン(ドクミの推しアイドル、ホワイトオーシャンのメンバー):チョン・ジェウォン
イ・ソンジュ(ドクミの親友、カフェ店主) :パク・ジンジュ
コ・ヨンスク(ドクミの母) : キム・ミギョン
オム・ソヘ(チェウム美術館の前館長):キム・ソニョン


◆感想・概要紹介(ネタバレあり)

このドラマも2年近く前に観たドラマです。
詳細な内容はあんまり覚えてないけど、面白いって思ったことだけ覚えてるドラマです。(何回もリピしようとは思わ
ないんだけども。)

ちょっと今回は内容忘れたのもあるけど、そこまで思い入れがあるわけではないドラマなのでさらーっとご紹介。
(キム・ジェウクもちょっとそんなに好きな感じではなく、例によって刺さるイケメンが出てなかったドラマなので。)

ストーリーはお決まりのパターンの中から以下の5つ。

・主人公とヒロインが印象最悪の偶然の出会いから、同じ職場で働くことになってだんだんお互い好きになっちゃう系
・主人公とヒロインが幼い頃にすでに運命の出会いをしていた系
・主人公に出生の秘密(思わぬ兄弟が発覚とか)がある系
・主人公に精神的なものからくる(幼い頃のトラウマとか)心の疾患的なものがある系
・ヒロインに、すごーく仲の良い幼馴染という名の主人公の恋のライバルがいる系


そしてそこにプラス、ヒロインがいつもは仕事のできるクールなステキ女子を装いつつも、実はみんなには内緒でアイドル
シアンの追っかけをしているオタクという一面があり、かつファンの中でも一目置かれるコアなファンサイト運営者シナギル
という裏の顔を持つっていう設定がこのドラマを面白くしている要素になってます。

(韓国はファンがアイドルの写真を撮るのは一般的みたいで、日本のジャニヲタ的追っかけとグラビアアイドルとか
レースクイーンとかの撮影とかやってるようなカメラ小僧って言われる人たちを合わせたような感じ?それとも、日本の
追っかけも進化してバズーカみたいな望遠レンズつけたカメラ構えて出待ちとかしてんのかな?NGだよね?)


画家でもあり、美術館館長を務めるライアン・ゴールドは、彼が絵の前で立ち止まった秒数で絵画の価値が決まってしまう
ほどの美術界でのインフルエンサー的な存在。
けれども、ある絵を見たことがきっかけで、自分では絵が描けなくなってしまうという精神的疾患を患っている。

そんな二人は、上海でのオークションで初対面を果たします。

席が隣同士になった二人。ドクミは彼に大好きなアイドルのシアンに"似てる"っていう印象を持ちます。(つまり、彼女の
中では彼の顔はタイプだったってことなんですね。そして、後で判明するあることの布石だったりも・・・。)

そしてシャボン玉をモチーフにしたイ・ソルの絵画が出品されたことで、ドクミのファンセンサーが働き、自分の推しである
シアンが持っている作品と同じシリーズであることを敏感に察知し、シアンの誕生日プレゼントに落札しようと頑張りますが、
ライアン・ゴールドとの対決となり、資金力の差にあっけなく競り負けてしまいます。

ドクミは、個人的にライアンと交渉を試みますが、オム・ソヘ館長の命で落札した絵画の価値を見誤っている指摘を受け、
見る目がないと一蹴されてしまいます。



そして、セカンド対面。
ドクミは、NYから帰国するシアンを撮ろうと、空港でのベスポジを確保。そして、偶然にもシアンと同じ便に乗っていた
ライアン。空港についたライアンは、シアンのファンが彼めがけて突進する場面に出くわし、その勢いに圧倒され驚き、
脚立の上でベストショットを狙っていたドクミにぶつかり、バランスを崩したドクミもろとも転倒。この際、とっさに
ライアンの上着の袖を掴んだドクミはライアンの袖を破ってしまいます。



転倒時、自分の上に倒れ、かつ服を破ったドクミに激怒するライアン。ドクミは素直に謝りますが、マスクを外すのが礼儀
だといってマスクを外そうとするライアンから逃げるように立ち去ります。
この際、ドクミは大事な手帳を落としてしまい、ライアンにそれを拾われてしまいます。

(そもそも、自分がぶつかって転倒させておきながら怪我の心配もせずに怒るって微妙な気が・・・。そして、大事な手帳、
リュックはちゃんとしまってるはずなのにどっから落ちた?っていうのはよくある疑問ですが、物語が始まらないのでそこは
スルーです。)


翌日、夫が脱税容疑(だっけ?)で逮捕された関係で館長を辞任したオム・ソヘに、いいように持ち上げられその気にさせられ
次期館長は自分になると思いこんでいたドクミは、ニュースでオム・ソヘが館長を辞任し次の館長を海外から招いたという
ことを知って激怒(ひっそりと)します。

そして、なんとかクールダウンして翌日、ドクミが館内の調子の悪いライトの調整をしていると、そこに現れたのはドクミに
とって二度と会いたくない、ライアンであり、彼が新館長なのでした。


そこからよくある、ヒロインが今までそこそこ頑張ってた功績的なものを全否定され、高度な要求をしてくる主人公と対立、
しかしヒロインは渋々ながらも頑張ってその要求に応え、彼の才能や能力を認めていく、主人公もしかり、っていうお決まり
のパターンではありますが・・・

仕事として、ご褒美サプライズ的にドクミの推し、シアンと美術館がコラボすることになって思いがけずシアンのお宅訪問
することになったり、シアンと館長が同じマンションに住んでたりっていう、ドキドキする出来事が続いたりします。



で、ドクミのことが気になってくるライアンは、空港で拾った手帳から、ドクミとシアンの覆面ファンが同一人物だという
ことを知って、ドクミのヲタ活動まで気になって見に行ったり、そこでのピンチを助けてあげたり、同じファンを装って、
シナギル(ドクミのハンドルネーム)の運営するファンサイトの会員になって、ドクミにバレないよう交流を始めたり、って
ドキドキしちゃうお話が盛りだくさんです。



ドクミには、ある事情で自分の実家に住んでいるナム・ウンギというもう兄弟みたいな感じの幼馴染がいるんですが、彼には
ときどき会いに来るシングルマザーでキャリアのある雑誌編集長の母親がいます。

この母親が、彼が子供の頃からややネグレクト気味(仕事が忙しすぎて子供をドクミの母親に預けてなかなか帰ってこない)な
感じなんですが、ドクミの母が広い心でウンギをドクミと分け隔てなく育ててあげたのと、彼の持ち前の性格もあってか、
捻くれずにドクミの母と父をほんとの親のように接して甘えたり、孝行したりしていて、そこはすごくほっこりしました。

しかし、そんな暖かい心を持つドクミの母親も、過去一人の子供を巡ってその時にした自分の判断に対し、今でも後悔し、
ずーっと忘れられないでいる出来事があり、物語後半、その記憶がサスペンスのように小出しにチラつかされてきたりします。
そして、その母親の心のしこりになっていた子供が、ライアンだったりするんですが・・・。



ってな感じで。
ちょっと忘れてるとこもあるので、正確じゃないかもですが、印象に残ってた部分はそんな感じです。

ヒロインがアイドル好きで、そのアイドルもけっこうガッツリ登場して対面してるのに、その彼と恋仲になるわけではなく、
別の人と、っていうのがちょっと珍しい設定で、流れとしては日本のドラマに近いかなと思いました。(ただ、本命になる彼
もお金持ちで地位も名誉も知名度もあるっていうのがそっち風ではあるけど。ほんとに日本のドラマだったら、石原さとみ
が出てた「高嶺の花」みたいな感じになるのかなと。)


ちなみに、オタクってもう英語になってて世界共通で"otaku"なんだと思ってましたが、韓国では違うみたいです。
まぁ、そもそも訳者がその単語当ててるだけでちょっとニュアンスが違ったりするのかもだけども。


この作品は私のように、中途半端にミーハーな人には絶対おすすめのドラマです。(でも多分、そういう部類の人たちは
すでにもう視聴済みとは思いますが(笑))


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『ああ、私の幽霊さま』感想

2022-05-18 23:57:41 | 韓国ドラマ

2015年 韓国

◆おすすめ度
★★★★☆


◆キャスト
カン・ソヌ(サンレストランのカリスマオーナーシェフ):チョ・ジョンソク
ナ・ボンソン(幽霊の見えるヒロイン、サンの調理見習い):パク・ボヨン
シン・スネ(処女のまま亡くなった幽霊):キム・スルギ
チェ・ソンジェ(ソヌの妹の夫。警察官。):イム・ジュファン
イ・ソヒョン(ソヌの大学時代からの女友達):パク・チョンア
カン・ウニ(ソヌの妹。交通事故で車椅子生活を送る):シン・ヘソン
ホ・ミンス(サンレストランのスーシェフ):カン・ギヨン
チェ・ジウン(サンレストランの調理スタッフ):オ・ウィシク
ソ・ジュン(サンレストランの調理スタッフ):クァク・シヤン
チョ・ドンチョル(サンレストランの調理スタッフ):チェ・ミンチョル


◆感想

率直な感想。意外に面白かった。ここ半年くらいの間で見た韓国ドラマでは、私的には「欠点ある恋人たち」の次くらいに
良かった。

このドラマは「力の強い女 ト・ボンスン」を見た直後にパク・ボヨンつながりで見始めたんだけど、確か1話だけ見て、

・パク・ボヨンがト・ボンスンに比べて陰気で気弱過ぎてギャップに耐えられなかった っていうのと
・物語の舞台っぽいヒロインの職場が、パワハラと怒号が飛び交い過ぎてストレスたった、
・主演のチョ・ジョンソクが全くタイプじゃない顔だった
・結構好きな俳優カン・ギヨンが、クズでパワハラな先輩役だった
・けっこう好きな女優さんのキム・スルギのビジュアルがいまいちだった、そして
・私の苦手な俳優イム・ジュファンが出てる上に、なんかすでにサイコ感が漂っていて・・・(「ハベクの新婦」の影響?)

っていう、そんなこんな理由から嫌になって2年以上放置していたもの。

最近、ブロ友さんとカン・ギヨンいいよね、って話からこの作品をお勧めされたので、視聴再開したのでした。

結果、観てよかったです。

そもそも、ヒロインのボンソン(パク・ボヨン)が幽霊が見えるっていう役だったので、それきっかけでこの世に未練を残す
色んな幽霊たちの相談に乗って事件解決していく系の明るいドラマかと思いきや、ヒロインが幽霊を怖がってて本気で見ない
ようにしている。(「アラン使道伝」の主人公とは違って。)

イケメン(設定)で俺様でナルシストなレストランシェフも、そんなヒロインがなぜか気になっちゃうって素振りもなく・・・

って感じでほんとにこれ、ラブコメとして成立するのかなーとか思ってたら、2話目でキム・スルギ演じる処女のまま亡くなった
幽霊シン・スネがボンソンに憑依するところから話が急展開。

そっからだんだんと面白くなってきます。

なんせ、ボンソンとシン・スネってば性格が180度違う。
顔は同じでも、急に性格が明るく積極的で強気になっちゃうホンソンに、お店のスタッフが戸惑いながらも今までそこまで
興味のなかったボンソンだからか、みんな訝しむこともなくボンソンはだんだん受け入れられていきます。



そしてそれはオーナーシェフのカン・ソヌも一緒。
レストランをクビになっちゃうボンソンですが、シン・スネが憑依して何食わぬ顔でまた戻って働いてたり、住んでた格安の
受験生寮(って何?)を追い出され、お店に寝泊まりしてるところをカン・ソヌに咎められるも結局屋上の物置を寝床として
提供してもらったりしちゃいます。

ちなみに、俺様でナルシストなカン・ソヌには実は昔いじめられっ子だったり、大学生の時からずーっと片想いをしている
女性がいたりします。そんなワケで、表向きは自信家の彼も実は一人の時は色んなことに思い悩む青年だったりして、エゴサ
の結果に一喜一憂したり、疲れた時には「you are mau sunshine!」っていう素朴な料理を紹介しているお気に入りのブログを
みて癒されたりしてる。(それが実はボンソン(本物)のブログだったりするんですが。)

で、彼が想いを寄せている彼女はテレビ局プロデューサーのイ・ソヒョン。

カン・ソヌは、学生時代彼女が好きながらもずっと言い出せず、そうこうしているうちに友人に好きな人への告白の御膳立て
として料理の準備やら雰囲気づくりやら頼まれて協力したところ、そこに来た彼女がイ・ソヒョンだったことにびっくり。
カン・ソヌは、彼女に想いを告げられないまま目の前で失恋、そして彼女と友人はそのまま結婚。残念ながら友人はその後
亡くなってしまったようで、現在彼女は独身ながらもカン・ソヌはそれ以来続いている友人関係を壊すことができず、微妙な
片想いを続けています。

なので、ボンソンには見向きもしません。

一方、ボンソンに憑依したシン・スネは、処女のまま亡くなった幽霊。(韓国では幽霊にも処女で亡くなった幽霊、男で独身
のまま亡くなった幽霊、なんて色々切り分けがあるみたいです。それだけ結婚と子供を産んで一人前っていう意識が強い?)
水の中で溺れて苦しんだっていう亡くなったときのうっすらとした記憶はあるものの、自分がなぜ亡くなったかは不明。

なので、処女だったことが未練として残っていて成仏できない理由だろうと考え、色んな女性に憑りついてはこの世の心残り
を成就させようと試みますが、ことごとく失敗。(基本、フツウの男の人は幽霊に触れると精気を吸い取られて体調が悪くなる
ものらしい。そんなワケでベッドインどころではなくキスだけで相手が救急車で運ばれてしまう始末。)

除霊師のおばさんから逃げるためだけにボンソンに憑依したシン・スネは、とりあえず一緒に働く同僚たちに成仏のための
一夜限りの関係を迫ったりもしますが、うまくいかず。

そんなある日、風邪を引いたカン・ソヌを心配し様子を見に行ったシン・スネ(ボンソン)は、熱で朦朧としてボンソンを
イ・ソヒョンと混同したカン・ソヌにキスされてしまいます。

しかし、それまでの男のように特に異変が起きないカン・ソヌを見て、彼が自分の成仏に役に立つ"陽気男(ヤンギナム)"(幽霊
である自分の陰の気にも負けない陽の気の持ち主?)であることを発見します。

そっから、すごい勢いでカン・ソヌに昼夜問わず迫りまくるシン・スネ(ボンソン)。
で、彼女のそういった二面性とか、ピンチに意外に強いっていう場面に助けられたりして、ちょっとずつボンソンが気になり
出しちゃうカン・ソヌ。



ようやくラブコメ要素が出てきます。
ただ、まぁボンソンの中身と外身が違う人だっていうことで、後々面倒なことになったりしちゃいます。
そこできっと、最初のブログの登場なんだろうなーとか思ってたけど、そこまで重要視はされてなかった・・・。

で、ラブコメ要素が出てくるのと同時に、サスペンス要素もちょっとずつ濃くなってきます。

ボンソン姿で父親に遭遇したシン・スネは、一気に生前のことを思い出します。ただ、亡くなった時の記憶は曖昧なまま。
娘が亡くなって気落ちする父親が気になって、ボンソンとして交流を図るシン・スネ。

ちょいちょい実家に行って家族と交流を図るうちに、自分の生前の日記や亡くなった原因が自殺だったことにされてること
に疑念が湧いてきます。

それと同時進行で、カン・ソヌの妹のひき逃げ事件の手掛かりが見つかったり、カン・ソヌの母親と仲良くなった除霊師の
おばさんが、ソヌの妹の夫チェ・ソンジェを見て違和感を持ち、だんだんとチェ・ソンジェ(イム・ジュファン)にすべての
疑惑が集まっていくんですが・・・。


って感じで、まー、3話目くらいでこんな感じで終わるんだろうな、ってざっくり思った終わり方で完結、って感じでした。

個人的には、霊媒師のおばぁちゃんが実は除霊師のおばさんの師匠だったとか、そんなつながりも欲しかったですが、まぁ
よかったです。

序盤、あまりにもカン・ソヌとボンソンのカップルがイメージつかなくて、これ、カン・ソヌとソヒョン、そしてボンソンは
ソ・ジュンとハッピーエンドもありなのかなーって思っちゃいました。まー、それにしてはソ・ジュンの見守り男子たる癒し
系要素が少なめではあるんですが・・・。


関係ないけど、イタリアンレストランで飛び交ってる言葉で色々驚いたことが。
和牛が英語でもwagyuだって初めて知った。
チャンポンてなんだろ?


この世に未練を残して成仏できなかった霊が3年成仏できないでいると悪霊になってしまう。世の中の凶悪犯罪のほとんどは、
この悪霊が憑りついて起きている。
フィクションだとは思うけど、韓国でこういう思想がもし根付いているのであればちょっとコワいなーと。
だって、極論言うと、犯罪は悪霊のせいであって実際に罪を犯した人は(たまたま悪霊に憑かれちゃっただけで)悪くない、って
ことでしょう?
正気を失ってたとか、間が差した、とか。
それで、なぜそういう犯罪を犯したか、起きたのかってことを考えないなら・・・。

物語の中でも、最後シン・スネを殺した犯人に憑りついてた悪霊が姿を現して、消えたのかどっかに行っちゃったのかよく
分からないけどそれでそこはオワリ。そこまで話を広げてたら主題がぼやけるし、長くなっちゃうからってこともあるんだ
ろうけど、悪霊の正体がなんなのか、それがなぜ悪霊になったのか、みたいなとこが何もなく終わったのはちょっともやもや
した。


日本にも"罪を憎んで人を憎まず"っていう言葉があるけど、似ているようで全く状況が異なる。
「罪を憎んで」っていうのは、そういう犯罪がなぜ起きたのか背景や事情を鑑みて、犯罪犯した人だけでなく、それぞれ
当事者たちにもそういう環境作った人たちにも責任がある、それをみんなで考えて反省しようっていうような言葉だと思う。
なぜ犯罪が起きてしまったのか、それを考えて反省することによって今後起きないようにしようってことにも繋がるし。

って、なんかこのドラマみてそんなとこまで考えちゃいました。

ヒロイン役のパク・ボヨンは、見事に二重人格を演じきってて良かった。
半面、前半はキム・スルギと力の差が浮き彫りになってた気がします。パク・ボヨンのシン・スネは、すごく愛嬌があって、
ちょっと下町のおばちゃんぽさを演出してるけどどことなく品がある感じで。
けど、一方のキム・スルギのシン・スネは、ただがなり立ててる機嫌の悪いだけの人にみえちゃって・・・。



でも、後半の成仏寸前くらいの悪霊にはなりたくない、けど好きな人と離れたくない、でも善良なボンスンも傷つけたく
ない、っていう複雑な感情のシン・スネは、よかった。
このドラマの中で、女優としてすごく成長したんじゃないかなーって思いました。



幽霊のシン・スネが、自分が見えてないカン・ソヌのほほに触れて、カン・ソヌが怖がってビクッてなるシーン、
切なくて泣けました。

レストランのスタッフ、オ・ウィシクはちょいちょい色んなドラマで見かけるけど(「真心が届く」のマネージャとか)、
イケメンスタッフのソ・ジュンもどっかで見たなーって思ってたら、魔女宝鑑のヒロインの義理の兄(?)役の人だった。
そしてドンチョルは、「オクニョ」の典獄署(チョノクソ)の2人目くらいの署長。
いやー、みんななんか若いなー(笑)。


コメント (8)
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『2度目のファースト♡ラブ』感想・概要紹介

2022-04-02 23:50:56 | 韓国ドラマ


2017年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
サ・ジンジン(女優):ハン・イェスル
コン・ジウォン(ジンジンの幼馴染、投資コンサルタント):キム・ジソク
アンソニー(ジウォンの義兄、ジンジンの推し):イ・サンウ
ハン・アルム(ジンジンの同級生、客室乗務員):リュ・ヒョンギョン
チャン・ヨンシム(ジンジンの同級生、弁護士):イ・サンヒ
チョン・ウソン(アルムの恋人、産婦人科医):アン・セハ
キム・ミギョン(ジンジンの母親):キム・ミギョン
サ・ミノ(ジンジンの弟):シン・ウォンホ



◆感想

私にとってテンションが上がるくらいのイケメンが出ていないので、見終わるのにちょっと時間がかかった。

「個人の趣向」で、なんとなく役者的にいい扱いを受けているっていう印象を受けたキム・ジソクがちょっと気になって観始めたドラマ。
気になってっていうのも、好きになりかけてっていうのではなく、単純にキム・ジソクが主演ていうのに疑問を感じながらもちょっと
興味を惹かれて。

まー、結果的に特にキム・ジソクが好きになったワケでもなく、雰囲気イケメン的な感じもしなかったけどだからか単純に作品自体を
楽しめたような気がする。


このドラマはですねー、何が面白いかって、華やかな経歴と言うか職業の人々の意外に庶民的で地に足の着いた地味な生活をしてるって
いうところ。

ぱっと見、ヒロインは人気女優だし、友人は客室乗務員に弁護士、っていう憧れの職業。
そして、そんな人気女優なヒロインが初恋相手に再会して、その彼はイケメン社長になってて、さらに彼の義理の兄がヒロインの
推しの元アイドルっていう。

そんな人々がやることと言ったら、結局美味しいものを食べて友達と集まって恋をして、ときどき家族の問題に悩まされたりしながら
生きている、って感じの。どんな人であろうと同じ人間、やることは同じなんだなーって、財閥との恋みたいな夢と憧れっていうの
ではなく、特別な職業の人たちの生活がなぜか共感を生むってところが面白い作品でした。


そして、男の人にはあまり理解できない、虚構の世界の推しと、リアル世界での好きな人は違うっていう女子の現実。
女子的に、画面の中の世界の人に恋して凄い熱量でキャーキャー言ったり、彼と自分がどうこうなることを妄想したり、仮想恋愛を
楽しんだりしたとしても、それはやっぱりどっか現実とは別であって、推しには自分ではなくそれなりに見合った人と(ここ、けっこう
大事ですよね)幸せになって欲しいな、って思ってしまう。

その女子の気持ちと、男の人との感じ方のすれ違いを微妙な人間関係のニアミスを交えながら描いてるところが、第二の見所。(いや、
第二じゃなく、むしろこっちがメインか?)



ちょっとだけ概要紹介。

主人公のサ・ジンジンは、元アイドルから転身して今やトップ女優として活躍する35歳独身女。
華やかな経歴とは裏腹に、35年間彼氏もおらず、未だに実家で暮らしています。そんな彼女には、実は子供の頃から高校生まで近所
に住んでいた幼馴染がいて、彼女はそんな彼が今も忘れられずに片想いしてたりします。

そして、ジンジンの幼馴染で初恋相手の男主人公コン・ジウォン。彼もまた、ジンジンが初恋相手だったりするのですが、幼い頃から
の二人の恋心が高まった高校生の頃、二人は映画を観に出かけ、帰りのエレベーターでキスしちゃいます。(ジウォンの高校生役の子
がやたらさわやかイケメンなんだけど誰?)

気持ちが通じ合って、これから楽しい恋が始まるっていう時に、ジンジンの父親が現場を目撃し、激怒。二人はそれで引き裂かれ
ちゃいます。(ジンジンは父親に無理矢理お別れの手紙を書かされた様子。)

そして彼は、母親の再婚とかもあってその後アメリカ留学へ。
その後、彼はジンジンを忘れて別の道を歩み、婚約してた相手と結婚直前に相手女性の浮気現場を目撃し婚約破棄。その後自暴自棄に
なりますが、そんな人生のどん底にいた彼を母親の再婚でできた血のつながらないかつ、それまで多感な時期だったために家族と
認めていなかった義兄に寄り添ってもらったことでなんとか立ち直り、エリート投資コンサルタントに成長して帰国。けれども、いまだ
傷は癒えていない状態だったりもします。


そんな二人がお互いそれぞれの仕事で香港(だっけ?)へ行き再会することから物語が始まります。

香港でのインタビュー撮影の際に、ちょっとしたトラブルに巻き込まれるジンジン。帰国した彼女を空港で大勢の報道陣が取り囲み、
身動きが取れなくなってしまうジンジンを颯爽と助け出すジウォン。



そんな彼との再会に、数年間眠っていたジンジンの恋心に再び火がともっちゃいます!

ジンジン家族がまだそこにいるとは知らずに、母親と住んでいた団地の部屋に再び戻ってきたジウォン。
そこからさらに何度か二人は偶然の再会を経て、世話好きな母親の予期せぬアシスト(昔馴染みで一人暮らしのジウォンの食事事情を
心配したジンジンの母親がジウォンを毎朝食事に呼ぶようになったり、部屋の改装中に自宅に住まわせたり)もあったりで、ちょっと
ずつ昔の距離感に戻り・・・


一方で、ジンジンには10代の頃にアンソニーというアイドルにハマって追っかけをしていた時代がありました。芸能界入りしたのも
彼に会いたい一心で。
そんな彼は、ジンジンとは逆に今となっては人気が下降線気味に・・・。けれど、そんなことはお構いなしにまだまだ彼が推しである
ことには変わらないジンジン。
そんな二人に、体験バラエティドキュメント番組「私たち結婚しました」のオファーが舞い込みます。

そして、なんだかんだあってジンジンと、ジンジンの憧れの人アンソニーは番組に出演を決め、番組がスタート。
初回から舞い上がって、おかしなテンションのジンジン。今やトップスターのジンジンの憧れだと言われるも、人気が落ち目である
自分とのギャップに複雑な思いを抱えるアンソニー。

番組撮影が進み、結婚式のシーンを撮ることに。
そこで、親しい友人や家族なんかを呼ぶのですが、アンソニーが弟として呼び出した相手がなんとジウォンだったっていう・・・。

ジウォンは、元婚約者との傷を引きずりつつも完全に過去のこととしていたジンジンと義兄の結婚式の様子を見て複雑な気持ちに
なっちゃいます。

さらに式の余興として着ぐるみを被った男性4人の手だけを見てダンナサマを当てよう!的なクイズ形式のイベントで、見事(?)
自分の想い人であるジウォンを引き当ててしまうジンジン。(会場はちょっと微妙な空気感・・・。けど、ちょっと嬉しく思っちゃう
ジウォン。)


そんな感じで、現実的な世界でちょっとずつ距離を縮めていくジンジンとジウォン、そして仕事を通してジンジンの自分に対する
まっすぐな好意に戸惑いながらも少しずつ彼女に心を許していくアンソニー。



ある日、自分以外の家族が旅行に出かけ、ジンジンとジウォンは二人でジンジンの部屋で夕食を食べる約束をします。
ジウォンと二人で過ごす約束に、嬉しくてテンションが上がるジンジン。ジンジンと過ごすことにまんざらでもないジウォンは、
帰り道で売っているのを見かけた"幸福の木"を購入。そこへ、アンソニーから連絡が入り、ジウォンはサプライズとして、義兄を
ジンジンとの夕食の場に連れていくことに。

玄関ドアを開けたジンジンは、ジウォンと二人きりじゃなかったことにすこーしだけがっかりするも、突然の推しの訪問に、
やっぱり歓喜。
ジウォンが買った観葉植物をアンソニーから渡すと、思いがけない憧れの人からのプレゼントに、すごく喜ぶジンジン。

その様子を見たジウォンは義兄に対し、ちょっとやきもちを焼いちゃいます。

そしてアンソニーもまた、自分とは少し距離がある感じのジンジンが遠慮のない様子でジウォンと軽い言い合いをする様子を見て
少し羨ましい、嫉妬的な感情が芽生え・・・。


って感じで、三角関係のちょーっとした感情のすれ違いを楽しむドラマです。

アンソニーがねー、ひたすらいい人なのにちょっとしたピエロな感じの役まわりなのが不憫。
彼も元アイドルなのに地味系生活な人で、趣味が釣りで、インタビューで釣りに関する話題を振ると話が止まらなくなちゃうって
いうお茶目な一面を見せたりもします。

概要では全く触れませんでしたが、ジンジンとジウォンの他に、昔ジンジンの住む団地で暮らしていて学校へ黄色いワゴンの送迎
で登下校していたワゴン組と言われるジンジンの親友女子2人が登場し、彼女たちの家庭と恋愛事情もセカンドストーリーとして
いい感じのスパイスになっています。



ただほんと、私が好きになっちゃうキャストが出ていないのだけが残念。(どうでもよい?)
ハン・イェスルは、めっちゃ可愛いです。
コメント (2)
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