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テレビっ子のひとり突っ込み

『むやみに切なく』感想

2022-03-20 23:50:39 | 韓国ドラマ


2016年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
シン・ジュニョン(国民的スター):キム・ウビン
ノ・ウル(ドキュメンタリー番組PD):ペ・スジ
チェ・ジテ(KJグループ総括企画本部長):イム・ジュファン
ユン・ジョンウン:イム・ジュウン
ノ・ジク(ウルの弟):イ・ソウォン
チェ・ヒョンジュン(ジテの父、国会議員で元検事):ユ・オソン


◆感想

このドラマも2年以上前に見たドラマです。

内容はけっこう重めで、本当だったら見進めるのに途中で気が乗らなくなって中断しちゃう系のドラマなんですが、そこにサスペンス要素
(主人公たちが関わる過去の事件の謎解き要素)が盛り込まれているため、別の意味で内容重くなってくるんだけども周りの人物たちが
その事件にどう関わっていて、これからどう進んでいくのかっていうのがけっこう気になって割と一気見しちゃうタイプの作品だった気が
します。

悪役で登場することが多いイメージのキム・ウビンの本当の父親役をやってたユ・オソン、ちょっとこのドラマで好感度が上がりました。

このドラマでは、国民的大スターでさわやかイケメン役の主人公なキム・ウビン、このドラマの後に「相続者たち」を見たら、序盤から
イ・ミンホに陰湿ないじめをやってる役ですっごくびっくりしました。

あとは、ほんと超個人的な好みですが、イム・ジュファンがちょっと受け付けない系の顔の人で、彼のせいで少し苦痛でした。



ヒロインのペ・スジちゃんは、フツウに可愛くって好きな女優さんの一人です。


ちょっとあらすじ書けるほど時系列に内容覚えてないので、ほんとにちょっと概要だけ。

メインは、国民的スターになった主人公シン・ジュニョン(キム・ウビン)が、かつての恋人でドキュメンタリー制作プロデューサーに
なったノ・ウル(ペ・スジ)と再会するところから始まって、

お互いわだかまりがあって、まだ未練のある二人はジュニョンの密着ドキュメンタリーを制作の依頼で接近。お約束な感じで最初は
ウルを拒絶して、意地悪したり冷たい態度をとったりしてるジュニョンですが、あるきっかけでジュニョンから折れ、ウルに3ヶ月限定
で寄りを戻そうと持ち掛け、まぁ結果的にお互いのまだ好きって気持ちを確かめ合って愛を育てていくっていうラブストーリーでは
あります。



ただ、ここですぐにハッピーエンドって感じにはならず、実はジュニョンはウルと再会する前に医者に余命1年未満と宣告されていて、
まー「」ほどのバッドエンドではないですが、とりあえず手放しのハッピーエンドでは終わらないって感じのドラマです。


で、サブストーリーの人間関係が超複雑。

ヒロインのノ・ウルは、高校時代に父親をひき逃げ事故で亡くしている。
ウルは、若い女性がひき逃げしたのを目撃したのだが、結果的に自首してきたのは自分が見た犯人とは違う、男だった。
それに疑問を抱いたウルは、その後、事件について個人的に情報収集し、ある結果にたどり着きます。

一方、母子家庭で育ったジュニョンは、どんなきっかけだったか覚えてないですが、自分の本当の父親が検事として活躍していること
を知り、自分も正義の味方の検事を目指して勉強をがんばります。

で、自分の存在を知らないその父親チェ・ヒョンジュンにさりげなく会いに行き、自分も検事を目指してるっていうことで接触。その
話に気を良くした父親が、検事の勉強のための参考書を譲ってくれることになり、自分が息子であることは言えないながらも少しだけ
幸せな感じでヒョンジュンを待っていたところ、ジュニョンとウルの会話を聞いてしまい、衝撃を受けます。

(この辺も詳細忘れましたが、ウルの父親のひき逃げ事件の担当検事がヒョンジュンで、事件の真相を知りながらも圧力に負けて真相
をうやむやにしたとかそういうのだったかと。)

で、それから何年かして、ジュニョンは死ぬ前にやり残したことをやろうと考えるわけですが・・・。

その中の一つに父親との関係のカミングアウトと、ウルの事件のことがあったりとか、その流れで現在検事を辞めて国会議員をして
いるヒョンジュンが、自分の息子と病気のことを知り自分の良心と権力に立ち向かって潔い会見をするっていう下りがあって、なんか
そこがすごく泣けました。(ここに行きつくまでの経緯がけっこう長いです。けどなんか、韓国ドラマではちょっとそこが意外な展開
でした。)


あとは、イム・ジュファン演じる善人面してウルに近づいて色々親切にしてくれたりしていたチェ・ジテが、ジュニョンの兄弟だったり、
ジテの妹と、ウルの弟がひょんなところで知り合いになってたり、ジュニョンの母親が営む食堂の人たちにもちょっとしたドラマが
あったり、けっこう複雑に人間関係が絡み合っていて内容も盛りだくさんで見ごたえはありました。



割とおススメです。
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『じれったいロマンス』感想

2022-03-16 23:18:23 | 韓国ドラマ


2017年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
チャ・ジヌク(財閥御曹司):ソンフン
イ・ユミ(栄養士志望のヒロイン):ソン・ジウン
チョン・ヒョンテ(ユミの親友、書店カフェの経営者):キム・ジェヨン


◆感想

私は道で芸能人を拾った」を見てちょっとソンフンが気になって、その流れで観たドラマ。
これも2年ちょっと前に見たやつなので、ちょっと詳細内容忘れましたが覚えてるとこを記載してきます。
(※若干やっつけ記事です。すみません。)


主人公のチョ・ジヌクは、お金持ちの放蕩息子。
ある日、売名目的のモデルにクラブで声を掛けられスキャンダルに。
怒った父親に、地方のリゾートホテルでベルボーイから修行するよう言いつけ、ジヌクはしぶしぶホテルのあるリゾート地へ向かう。

一方、栄養士志望で求職中のヒロイン、イ・ユミは、恋愛に奔放な母親の何度目かの結婚式に出席するため、ジヌクと同じリゾート
ホテルへ。



そこで二人が出会い、印象は悪いながらもなんやかんやあって、なぜかホテルから離れた海岸でお酒を飲んでるうちにちょっと盛り
上がっちゃって、その勢いでオープンカーの中で男女の仲に。

翌日、目が覚めて我に返ったユミは、まだ寝ているジヌクを置いて逃げるように帰ってしまう。



お互いの素性もよく知らないまま別れた二人。

けれど、ジヌクにとってはユミと二人で過ごした夜が忘れられない思い出となり、それから3年すっかり遊びも辞めテボクグループの
後継者としてそれなりに仕事に打ち込む日々を送っていた。

一方、念願の栄養士になったユミは、ある企業の社員食堂に就職。はりきって初出勤するユミ。

そんなユミをエレベーターホールで見かけ、動揺するジヌク。

そう、ユミが就職した会社とは、ジヌクが総括本部長を務めるテボクグループの会社だった。


そうやって再会した二人だったが、気まずくて知らんぷりを決め込むユミ。
そんなユミに対し、本部長特権をフル活用して自分の食事を3食ユミに特別に作ることを命じたりと、嫌がらせめいたことをする
ジヌク。ユミを怒らせながらもちょっとずつ彼女との距離を詰めていく。



そうしてとうとうプライベートにまで踏み込むようになったジヌクは、ある休日、ユミが母親から預かった子供の世話をする姿と
子供の年齢を知り、その子供が3年前に自分とユミの一夜限りの過ちでできた子供だと勘違いしてしまう。

そうして、度々休日にやってきては子供の世話をするようになるジヌク。

さらに、ジヌクの様子をこっそり見に来た会長(ジヌクの父)までもが、ジヌクと遊ぶ子供を自分の孫と勘違いしてしまって・・・。


ってざっとそんな感じのドタバタラブコメ、って感じのドラマだったかと思います。
まー、主人公の二人だけでなく、ユミの社員食堂の同僚にもちょっとしたラブストーリーがあったり、ヒロインにちょっとした
嫌がらせをしてくるライバル悪女が登場したり、ヒロインに恋慕してくる主人公のライバルもいたりもしますが、詳細は割愛。
(というかそんなに覚えてない・・・。)


それまで見てた韓国ドラマは、婚前交渉を描かないっていうイメージがあったので、私にとってはちょっとだけ斬新でした。

でもまー、なんとなく、ちょっと昔の日本のドラマにもありそうな設定で、フツウに楽しめました。
話数も全14話って短かったし。

ほんと、見終わってみるとそんなに印象には残らないけど、とりあえずドキドキときゅんきゅん、そしてクスリとした笑いを手軽に
楽しめるドラマです。


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『真心が届く~僕とスターのオフィス・ラブ!?~』感想

2022-03-12 23:54:37 | 韓国ドラマ
        

2019年 韓国


◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
クォン・ジョンロク(オールウェイズ法律事務所のエース弁護士):イ・ドンウク
オ・ユンソ(オ・ジンシム)(人気女優、ジョンロクの秘書):ユ・インナ
キム・セウォン(ジョンロクの友人、検事):イ・サンウ
ユ・ヨルム(セウォンの元恋人、検事):ソン・ソンユン
ヨン・ジュンギュ(オールウェイズ法律事務所代表、オ・ユンソのファン):オ・ジョンセ
ヨン・ジュンソク:(ユンソの所属事務所の代表、ジュンギュの従弟):イ・ジュニョク
チェ・ユンヒョク:シム・ヒョンタク
ヤン・ウンジ:チャン・ソヨン
タン・ムニ:パク・ギョンヘ
コン・ヒョクジュン(ユンソのマネージャ):オ・ウィシク



◆感想・概要紹介

タイトルに惹かれたわけでは決してないけど、ただなんとなく見始めた作品。

イニョン王妃の男」に出てたユ・インナがヒロイン。正直、「イニョン王妃の男」では、髪色も安っぽいしあまり美人じゃないなって思ってたけど、
この作品ではだいぶ垢ぬけて可愛くなったなーっていう印象。役柄としても、駆け出しの無名女優から、有名人気女優に出世してるし(笑)

主演俳優さん、どっかで見たんだけど誰だっけー、って思ってたら「マイ・ガール」の方でした。イ・ジュンギの従兄役(だっけ?)で主演の。
「マイ・ガール」の時は、なんとなーくときどき斎藤工感のある人だなーって思ってたけど、この作品では特に誰かに似てるっていうのはなかった。
尖ってた感じが懐かしいくらいの落ち着いた男性です。



あらすじとしては、

あるスキャンダルをきっかけに女優業がほぼ休業状態になっている有名女優オ・ユンソ(ユ・インナ)は、女性弁護士が主人公の作品の脚本に惚れこみ、
女優復帰作として制作側に売り込むが、元々人気はあるけれど実力のない大根女優と言われていたオ・ユンソは、難色を示される。そこで、脚本家に
ドラマの出演の条件として法律事務所での3か月間の現場実習をする(つまり、ちゃんと役作りをしてこいっていう)ことで、キャスティングをOKして
もらう。

気乗りしないオ・ユンソだったが、所属事務所の代表ヨン・ジュンソクの従兄のヨン・ジュンギュが代表を務める法律事務所で、働くことに。
しかし、元々次回作の役作りのために3ヶ月間だけ働くというのは、代表のジュンギュだけが知っている秘密であり、その他の人に言ってはいけない
というドラマ制作側との契約であった。

早速、法律事務所に偽装入社することになったオ・ユンソ。事務所のみんなの手前、オ・ユンソは女優を辞めて一般社会で働くための足掛かりとして
この事務所で働く、という体になっている。

有名女優が来るということで色めき立つオールウェイズ法律事務所。

オ・ユンソのファンでもある代表のヨン・ジュンギュは、オ・ユンソを誰の秘書にするかで頭を悩ませる。ミーハーなナンパ男、それでいてマザコン
でもあるチェ弁護士には託したくないし、頼りないタン弁護士は心配。そこで、女優に全く興味がなくオ・ユンソの名前すら知らない、堅物で冷酷な
事務所のエース弁護士クォン・ジョンロクに白羽の矢が立つ。


出勤初日から女優オーラ全開のオ・ユンソ。派手なコートにサングラス、短いスカート。そして、自分は有名で常に見られているという自意識過剰。
しかし、自分が秘書担当になったクォン・ジョンロクにことごとく鼻をへし折られてしまう。


面倒事から早く解放されたいジョンロクは、オ・ユンソを女優扱いせずユンソが嫌がる本名のオ・ジンシムと呼び厳しく接し、彼女が自ら辞めたく
なるように仕向ける。
一般常識がなく、電話の転送すらできない彼女に、遊び半分で仕事をしているような印象を受け、苛立つジョンロク。

しかし、初日こそハチャメチャな仕事ぶりを発揮していた彼女だったが、ただただ経験がないだけだったっていうことがだんだんわかってくる。
女優としてお高くとまって、事務所の女性スタッフから嫌われて孤立していくのではと見てるこっちが心配していたが、それは杞憂で、意外にも素直
で順応性がある彼女は、言われたことは素直に取り入れ、仕事にも真摯に取り組み、慣れてくると意外にも有能で仕事のデキル秘書となっていく。

最初に受けた印象と違い、真摯に仕事に取り組み、思いやりや機転も利きさらに思いがず旧友でもあり、親友の元恋人で想い人でもあるユ・ヨルム検事
に対し嫉妬の感情をぶつけてきたりする彼女に、いつのまにか異性として惹かれていることに気付くジョンロク。

      

そうして既定路線ではあるが、二人は恋仲になり、彼女が休業することになった原因でもあるスキャンダルの火種になったヤバイ系のストーカー男
とのいざこざを解決し、二人は秘密の恋人同士に。

けれど、彼女には恋人であるジョンロクにも言えない偽装入社という秘密があり、3か月の実習を終えたら女優に復帰することが決まっていて・・・。



まー、なんとなく序盤の堅物の弁護士の秘書になるところや、3ヶ月の現場実習が秘密であること、彼女は元々人気女優であることの設定から、もう
今後の展開が読めてしまう作品ではありましたが、意外にも彼女が実はやればできる子でむしろ有能だったことや、職場のみんなにも好かれる、噂とは
全く違う素直で可愛らしい人柄であるっていう部分が予想と違って意外にも見ていてそこが癒されました。

ただ、恋したジョンロクの変わりようと、言い年した男の高校生みたいな恋の様子がちょっと微妙。冷静に見てるとイタイ。

けど、同居人のキム・セウォンのおかげでだいぶ緩和されてる気もしました。

    

キム・セウォン役のイ・サンウ、また「2度目のファースト♡ラブ」的な感じにならないかちょっとハラハラしてましたが、彼と元恋人のユ・ヨルムの
恋も意外に上手くいってよかった。仕事っぷりはあんまりメインでは出てこなかったけど、カッコよく描かれてました。ユ・ヨルムも、やな女と思い
きや、必要以上に頑なって訳でもなかったし。

オ・ユンソのファンで、彼女の一挙手一投足に一喜一憂し、事務所で唯一オ・ユンソの秘密を知る所長役のオ・ジョンセが、このドラマをラブコメへ
と導くすごくいいアクセントになっていてよかった。
椿の花咲く頃」では、ちょっと微妙な役ですがこのドラマでは好感度上がります。



乗り越えるべき試練が辛すぎて休憩したくなるような展開もなく、安心して観ることは出来ましたが、逆にそこまで心に残るようなこともなく、傑作と
言えるような部類のドラマではないです。

でもまー、フツウに楽しめた。

   


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『夜を歩く士(ソンビ)』感想

2022-03-01 23:13:37 | 韓国ドラマ


2015年 韓国

◆おススメ度
★★☆☆☆


◆キャスト
キム・ソンヨル:イ・ジュンギ
イ・ユン(世孫):チャンミン
チョ・ヤンソン(本売りのヒロイン):イ・ユビ
クィ(吸血鬼):イ・スヒョク
チョンヒョン世子(120年前に亡くなった世子、ソンヨルの親友):イ・ヒョヌ


◆感想

イ・ジュンギ好きな私としては、彼が出ているだけで見る価値のあるドラマではありますが、客観的に言うと、内容的にはそんなに面白い
ドラマではなかった。(このドラマ観てから2年ちょい経った現在、内容をほとんど覚えていないし・・・。)

イ・ジュンギ的には、人ではないものを演じるってことに興味を惹かれたのかな?



ちなみに、ゾンビ系ドラマなのかと思ったら、ちゃんとみたら"ソンビ"でした。

士(ソンビ):
学識が優れて礼節があって義理と原則を守って権力と富裕栄華を貪らない高潔な人柄を持った人に対する両班層の理想像を指す用語。

ってことらしいです。
日本で言うところの高潔な武士みたいなイメージですかね。でも、朝鮮ではあくまでも"理想像"なの?って感じです。

ゾンビではないけど、吸血鬼のお話ではあります。
で、士(ソンビ)って言うだけあって主人公は人を襲わず山奥でひっそりと高潔に暮らす吸血鬼キム・ソンヨル(イ・ジュンギ)。

彼は、以前朝廷に仕える高官だったんですが、120年前にチョンヒョン世子(イ・ヒョヌ)と共に皇宮に巣食う吸血鬼クィと対峙した際に、
自分も吸血鬼になってしまい、以降、人里離れた場所に住みながらチョンヒョン世子が書いたとされるクィを倒す方法を記した秘伝書
を探し求めています。

そんな彼と、本売りのヒロイン、チョ・ヤンソンが出会うことで物語が始まります。



で、まぁ色々あってヤンソンがソンヨルの正体を知ってしまい、それでも結局惹かれあってしまったり、ヤンソンがクィに狙われたり、
ソンヨルと同じくクィを倒そうとしている、現在の世孫のイ・ユンの幼い頃の初恋相手がヤンソンだったりと、なんやかんやあって、
最終的にみんなで力を合わせて絶対的な力を持つクィに命がけで立ち向かっていく、っていう愛と涙の感動の物語です。

(ちょっと、今回は感動を伝えたい欲求がそれほどないので手抜きな紹介になってしまいましたが・・・。)



ただただ、イ・ジュンギさまの美しい姿を愛でるドラマです。





東方神起のチャンミンが、世孫役で出てます。東方神起全盛期の頃、強いて言えばミヤケン似のチャンミンが好きでした。でもこのドラマ
ではやっぱりイ・ジュンギ推しです。





こんなイケメン吸血鬼にも全く心を動かされない。



どこがどうって説明はつかないけど、けっこう最後まで完走するのに気力のいるドラマでした。先に「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」を
観ちゃってて、こっちがすごく心を揺さぶられるドラマだったせいなのかも。

「麗」では、監督に言われてかなり体を絞ったっていうイ・ジュンギですが、なのでそっちと比べると多少お顔がふっくらして見えちゃいます。
吸血鬼なので、顔がめっちゃ白くってアイメイクもすごい、なかなか見れないイ・ジュンギが見所です。
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『ミセン-未生-』感想

2022-02-22 23:51:53 | 韓国ドラマ
          
2014年 韓国


◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
・チャン・グレ(主人公。ワン・インターナショナルの契約社員):イム・シワン
・アン・ヨンイ(チャン・グレの唯一の女性同期):カン・ソラ
・チャン・ベッキ(チャン・グレの同期、鉄鋼本部所属):カン・ハヌル
・オ・サンシク(営業3課の課長代理、チャン・グレの上司):イ・ソンミン
・ハン・ソンニュル(チャン・グレの同期):ピョン・ヨハン
・キム・ドンシク(営業3課、チャン・グレの先輩):キム・デミョン
・カン・ヘジュン(鉄鋼本部所属、チャン・ベッキの先輩):オ・ミンソク


◆感想

イム・シワンの代表作、って感じのいい作品だとは思うんですが・・・感想としてはとにかく暗い。
韓国ドラマって、こういう社会の闇を浮き彫りにする系の暗い雰囲気のドラマが多いですが、ラブコメ要素がほぼない分さらに暗いです。

このドラマは、うっかり(?)何年か前に日本リメイク版の中島裕翔が出ているやつを見ちゃってたので、ストーリー自体はだいたい分かって
見てましたが、まぁでもみたのはだいぶ前だったので、別作品として楽しめました。


ドラマの内容としては、囲碁の才能ある主人公がプロの棋士を目指して人生の大半を囲碁に費やしていたが、父親が倒れたことでバイトと
囲碁の両立を余儀なくされ、最終的には父親の死やバイトによる囲碁の時間が削られたことなどから入段試験に失敗し、囲碁の世界を諦めて
社会人として生活を始めるも囲碁しか知らない主人公(チャン・グレ)は、周囲とのコミュニケーションがうまく取れず挫折。

兵役に行ったり、その後もバイト生活をしたりして過ごすが、囲碁の師匠のツテでワン・インターナショナルを紹介してもらい、インターン生
として会社勤めを始めるところから物語が始まります。

   

韓国5大商社と言われるうちの一つ、ワン・インターナショナルに奇跡的に高卒で入社したチャン・グレは、商社に勤める社員としてのベース
が全くない(語学力とか業界知識とか)状態で、しばしば嫌がらせされたり、ピンチに陥ったりを繰り返しながらも囲碁で鍛えた状況と先を
見越して判断・行動する力とか忍耐力、それから持ち前の機転や、仲間の助けなどもあって逆境を乗り越え、苦境を切り抜けていくっていう
サクセスストーリー。

けど、どんなに頑張っても、どんなに素質があっても、学歴社会と大企業の慣例の壁は越えられず・・・

といったお話です。


まー、色んな問題ややばい状況を会社員としての常識がないからこその発想だったり、他の人にはない経験からの考えだたりで解決したり
する様子は爽快でもあるんですが、それを上回る重い過去や大企業にありがちな派閥争いや、ライバルたちとの小競り合いとか、けっこう
ツラくて暗くて重い雰囲気のドラマです。

     

主人公だけでなく、同期それぞれが特有の悩みを抱えていて、それがきっと韓国社会で働く人々のリアルなストレスと重なってドラマとして
支持されたのかもなーって思います。

主人公のチャン・グレは、なんで!?っていう感じの大きい会社にコネでインターンとして採用され、そこから契約社員になるんですが、
結局は契約期間満了時に正社員にはなれずに契約終了(解雇される)しちゃうんですが、そもそもなんでコネでそんなでかい企業に口をきいて
もらっちゃったのかって思っちゃいます。(チャン・グレの知らないところで話が進んでたんだけども。)最初から、学歴なんかを気にせず
新入社員教育とかちゃんとしてくれる中小企業って韓国にはないのか!?
まー、それだとドラマにはなんないか・・・。


ちなみに、"未生" とは囲碁用語らしく、「 死んでもいないし、生きてもいない石 」という意味の言葉で、 囲碁の勝負の中で、必要の
なくなった石ではないが、これから必要になるかもわからない状態の石といった状態らしいです。

このドラマ日本でリメイクされた時のタイトル「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」だったんですが、タイトルがすごくイマイチだと思って
ました。
"未生"が囲碁用語なんだったら、タイトルそのままでもよかったのでは?漢字なんだし、囲碁用語の日本語読みで。

(韓国、中国ドラマ見るようになって日本のドラマをほとんど見なくなっちゃいましたが、それまでは民法で放送されるほとんどの
ドラマの1話目を録画してそこからよほど見たくないと判断したものだけ脱落って感じで見てたので、まぁタイトルで見るかどうかを判断
してたわけではないんだけども。)

まぁ、でも"未生"っていう言葉の意味を知ると、日本版タイトルも確かにそのままの意味ではあるかなって今となっては思います。


ちなみに、このドラマ先に「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」を見てたので、ところどころ思い出して比較しちゃったりして、そういう
リメイク版を重複してみる楽しさも感じながら見ました。

例えば、主人公の上司のオ・サンシク課長代理。イ・ソンミンて役者さんがやってるんですが、これが日本版だと遠藤憲一がやっていて、
なんかサラリーマンとしてのくたびれ具合がめっちゃ似てる。
あとは、3課の仲間のキム・ドンシクの日本版で山内圭哉。これもめっちゃいいところ付いた配役だなと思いました。(その前の民王から
引きずった配役なのかなとその時はおもったけど。)

ただ、主人公のねー、イム・シワンの透明感を持ち合わせた若手俳優は日本にはいないのかなーってちょっと思います。
日本版でも、イム・シワンに合わせてアイドルでありながら演技もできるっていう若手を起用したのかもですが。

まー、なんだかんだ言ってもジャニ好きなので、中島裕翔も悪くはないんですが、いかんせん身長と顔が伸びすぎたかなと・・・。
身長は伸びたのに、長瀬智也や松岡昌宏みたいな存在感がないしねー。(Hey! Say! JUMP多すぎて、売り込みの力の入れ具合が分散され
ちゃうっていうのもあるのかもね。)今後に期待します。

でも確かに、ジャニーズで俳優として主演ができる人ってなるとなんかどうしてもドヤ感がでちゃう人が多いような・・・。なので、
やっぱ中島裕翔だったのかも。そういう意味では、佐藤勝利も悪くはないかもだけど、演技力がイマイチ?


あとは、カン・ハヌルがよかった。メガネがイマイチだったけど、カン・ハヌルが演じるチャン・ベッキのプライド高い感じと、天狗の
鼻がへし折られる感じ、そしてチャン・グレへの嫉妬と罪悪感。
物語終盤では、珍しく主人公を差し置いて脇役の彼の恋を応援したくなりました。(瀬戸康史の方は全く覚えていないんだけども、日本版
の彼の恋はちゃっかりリアルに叶っちゃってるし。)

このドラマの1年前の作品の「相続者たち」では、線の細くて繊細な心の持ち主の美少年高校生役やってたのに、次の年のこのドラマでは、
急に成長した感じでちゃんと社会人ぽい体形になってたのがすごい。(髪型とメガネもあるかもだけど。)でも、高校球児がプロ野球選手
になったくらいの見た目の変貌がある気がします。

そして、チャン・ベッキの先輩のカン・ヘジュン。なんか、見ていて敵なのか味方なのか信じていいのかどうかすごくドキドキさせられる
先輩でした。めっちゃこの人見たことあるなって思ってたら、「王は愛する」で怪しさ全開の役人?(黒幕だったような)をやってた人
だったからでした。
このドラマでは、頑張る後輩にはちゃんと誠意をもって指導してくれる、ちょい人見知り(?)な先輩です。このドラマ以外では悪役が
多いオ・ミンソク。



それから、本編に全く関係なんだけどこのドラマではよく見かける屋上シーン。(なんか屋上が2段階か3段階ある?)
そっから見える駅舎をみてちょっと違和感。

これ、東京駅じゃね?って一瞬思っちゃった建物。
気になって調べたところ、旧ソウル駅らしいです。



なんか、ちょっと東京駅に似てない?
でさらに調べてみると、設計者が東京駅の赤レンガ駅舎を設計した辰野金吾の教え子の建築家塚本靖って方らしい。それだけで似ちゃう
ものなの?


<東京駅丸の内側>


ちなみに、中国にある瀋陽駅っていうのもこんな感じで、



旧ソウル駅に比べると若干東京駅テイストはうす目ですが、こっちも、辰野金吾の教え子太田毅と吉田宗太郎によって設計された駅舎らしいです。
(遼寧省瀋陽市は旧満州時代には奉天と呼ばれてたところらしい。あー、「ジョーカー・ゲーム」のシリーズの4作目の「ラスト・ワルツ」のアジア・
エクスプレスの中に出てきた気がする。奉天。だから日本人の設計なのね。)


でも、辰野金吾の設計の基本が赤レンガ造りって感じで、

みずほ銀行京都中央支店とか


大阪市中央公会堂とか


なので、やっぱ師事してたらそうなるのかもね。


ちょっとドラマから脱線しちゃいましたが、イム・シワンとカン・ハヌル好きな人にとっては見とかなきゃいけない作品の一つです。

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『力の強い女 ト・ボンスン』 感想・概要紹介

2022-02-15 23:56:32 | 韓国ドラマ

2017年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆


◆キャスト
・ト・ボンスン(ヒロイン、怪力の持ち主):パク・ボヨン
・アン・ミンヒョク(ゲームソフト会社アインソフトの社長):パク・ヒョンシク
・イン・グクドゥ(ボンスンの初恋相手、道峰(トボン)警察署凶悪犯罪3課の刑事):ジス
・ファン・ジニ(ボンスンの母。元重量挙げ選手):シム・ヘジン
・カン・バング(ボンスンの祖母、怪力の持ち主):ペク・スリョン
・キム・グァンボク/オ・ドルピョ:キム・ウォネ


◆感想・概要紹介

このドラマも2年くらい前に観たドラマです。

麗 ~花萌ゆる8人の皇子たち~」で1回見ただけでは見分けのつかなかったナム・ジュヒョクとジスの二人でしたが、「恋のゴールドメダル」で
ナム・ジュヒョクを見た反動で、今度はジスの方が出てるドラマも見たくなって見始めたドラマでした。
(このドラマタイトルも、ジス出てなかったら興味を示さなかった系のかなりイマイチなタイトルだよなー・・・。)

ジス目的で見始めたドラマでしたが、結局パク・ヒョンシクが好きになってしまいました。

パク・ヒョンシクについては、「太陽を抱く月」でイム・シワンを好きになって、ZE:Aについてもネットでさらっと調べてたら、ZE:Aメンバーの
人気順っていうのに言及してるサイトがあって、当然シワン君が1位と思って見たら、まさかの2位!1位誰だよ!って思ってたんですが、このドラマ
見てたら、あれ?この人もしかしてあのZE:Aの一番人気って出て来てた人じゃね?って。

イム・シワン好きなのと、そもそもジスを見ようと見始めたドラマだったので、彼が登場してもやや斜に構えてどんな感じか見定めてやろうって
いうような気持ちで見てたんですが・・・結局、心を持っていかれちゃいました。

いやいやいや、このドラマの彼の設定も、この前書いた「ヒーラー」の主人公と一緒で、少女マンガ的ヒーローな感じ。なのに、ヒロインである
ボンスンが怪力の持ち主っていう設定で、悪者をやっつけちゃうので若干ヒーロー感がかすんじゃうんですが・・・。「ヒーラー」よりもラブコメ
感が強いので、まぁもうちょい軽めに楽しめるドラマです。でも、ヒロインが力持ち、っていうちょっと驚愕設定でコメディ色が強かった序盤から
は想像できなかった感動系サブサスペンスSF(?)なのかな。



ざーっくりとしたあらすじ。

ヒロインのト・ボンスンは、怪力の持ち主。ボンスンの母方の親族の女系に代々遺伝する怪力は、どうやらそれを私利私欲のために利用すると力を
失ってしまうらしき、不思議な能力。(母親は代々伝わる言い伝えを無視してその力をその力を悪用し、能力を失った。)

主人公アン・ミンヒョクは、高校生の時にたまたま乗ったバスがタイヤのバーストにより制御不能に陥り、あわや事故寸前という時にピンクの
パーカーのフードを目深に被った怪力女子高生に助けられるという不思議な体験をしていた。
その後、アインソフトという有名なゲームソフト会社を立ち上げ順調に利益を上げていたミンヒョクだが、あるときから妙な脅迫電話と、怪しい
尾行に頭を悩まされることになる。

普段は能力を隠しているボンスンだが、ある日通園バスに嫌がらせするチンピラに絡まれ、殴られたことにより封印していた怪力を解禁してチンピラ
たちを懲らしめちゃいます。

それをたまたまミンヒョクが目撃し、ボンスンに興味を持ってしまう(ゲーム会社社長なだけあって、怪力のボンスンを強いゲームキャラの如く
受け入れてトキメいてしまったみたい)ことで、物語が始まります。

元々何者かに狙われていたミンヒョクは、ボンスンをボディーガードとして雇用。
実は前々から入社したいと思っていた会社のイケメン社長に乞われ、社長のすぐそばで働くことになったボンスン。これで二人は急接近、と思いきや
ミンヒョクには全く興味を示さないボンスン。

      

ボンスンには高校生の頃から思いを寄せるグクドゥという同級生が。
けれども、グクドゥには彼女がいてさらに自分の職務に熱心な刑事であるグクドゥは、ボンスンには割と塩対応。けれど、ボンスンがミンヒョクの
会社で働くようになり、さらにミンヒョクの家で生活するようになってきた頃からだんだんと変化が表れ始めます。

       

まー、そんな感じでいつの間にか三角関係に陥っていく3人なんですが、その3人のまわりではミンヒョクへの脅迫電話や、ペクタクらチンピラたちの
ボンスンへの報復に合わせて若い女性の連続暴行拉致事件が勃発し、そこに巻き込まれていくボンスンたち。(さらっと流しちゃいましたが、ここ
メインです。)

複雑に絡み合った事件解決に挑みながらも、危険な目に遭ったり、そこを助けたり助けられたり、ってしているうちになんだかんだミンヒョクに
惹かれていっちゃうボンスン。
ミンヒョクが高校生の時に遭遇したピンクのパーカーの怪力女子高生がボンスンだったことも判明したりして、二人はめっちゃピュアな感じで
甘々ラブラブになっていくんですが、ちょっとミンヒョクの実は恋愛慣れしてない感じが可愛くってみてらんない!

       

そんな主人公たちの心の動きも面白いです。

①最初はグクドゥが好きだったボンスン。でも、ボンスンに興味のないグクドゥ。
②ボンスンを好きになっちゃうミンヒョク。でもボンスンは興味なし。
③ミンヒョクとボンスンの仲に嫉妬し、ボンスンを好きになっちゃったことを自覚するグクドゥ。けど、ミンヒョクとグクドゥの小競り合いを
冷ややかに見ているボンスン。
④ミンヒョクに迫られて心が揺れるボンスン。
⑤グクドゥに告白されて、自分の心がすでにグクドゥにはないことを自覚するボンスン。
⑥完全にミンヒョクに墜ちちゃうボンスン。

って感じ・・・だっけ?

      



後は、ボンスンには双子で医者の弟がいて、ボンスンに傷めつけられたチンピラたちの主治医だったり、グクドゥの彼女と浮気してたり、なんか
すごく近いところで因果関係がループしてる感じがちょっと面白かったり。


あー、あと、ミンヒョクの自宅の地下がちっちゃいゲーセンのようなちょっとした夢の国みたいになってるんですが、(「2度目のロマンス」にも
そんな場面があったような?あとはワンピース作者の仕事場も若干こんな感じだった気がするけど・・)そこに、まさかのダンボーがいたのが
ちょっとびっくりでした!

      

ダンボーって国境超えてるんだなと・・・。全然ドラマと関係ないのに一番印象に残っちゃった場面・・・。


とにかく、パク・ヒョンシクが後半やたらかっこよくって観たら誰でも好きになっちゃうドラマです。(多分。)

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『ヒーラー ~最高の恋人~』 感想・内容紹介

2022-02-06 22:37:40 | 韓国ドラマ
         

2014年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆



◆キャスト

ソ・ジョンフ/パク・ボンス(ヒーラー):チ・チャンウク
チェ・ヨンシン(ヒロイン):パク・ミニョン
チョ・ミンジャ(闇の便利屋ハッカー):キム・ミギョン
キム・ムンホ(テレビ局スター記者):ユ・ジテ
キム・ムンシク(ムンホの兄、チェイル新聞会長):パク・サンウォン
キ・ヨンジェ(ジョンフの師匠、初代ヒーラー):オ・グァンノク


主人公は「奇皇后」とか「あやしいパートナー」に出てるチ・チャンウク。とにかくちょーかっこいい。

ヒロインは、「トキメキ☆成均館スキャンダル」、「キム秘書はいったい、なぜ?」のパク・ミニョン。「キム秘書」の時は、めっちゃメイクが濃いな
(オルチャンメイク的な?)っていう印象で、もうメイク一つでどうにでもなれるから韓国人女優は見分けがつかないなって思ってましたが、このドラマでは
けっこう薄め。(新米感を出すため?)



◆感想・内容紹介

このドラマは、とにかく女子の憧れが詰まり放題なドラマです。

ドラマのジャンルとしては、ラブサスペンスそして勧善懲悪的な感じ。
2時間ドラマ的なサスペンス&ミステリーと、スパイアクション、そして甘々なラブストーリーが全部盛り込まれ、それらが上手く調和しているなかなかいい
作品だと思います。


以前、海野碧さんっていう作家さんの「水上のパッサカリア」(かそのシリーズ次作の「迷宮のファンダンゴ」だったか忘れたけど、)の解説に、カッコよくて、
頭もよくて、お金持ちで、器用で何でもできるっていう男の主人公を表す言葉として"少女マンガのよう"っていう表現が出てきたことがありました。
その時は若かったからか、その表現に対し「そんなことねーよ!」って思って反発する気持ちが強かったんだけど(正直、伊坂幸太郎の「陽気なギャングシリーズ」
とか、「グラスホッパー」とかに出てくる人たちだってそうだしそんな作品いっぱいあんだろ、と思ったので・・・)でも、今思い返してみると、確かにその
通りで、そして、この作品もまさにその"少女マンガ"的ヒーローだなと思うのです。

何度も言いますが、とにかくチ・チャンウクがめっちゃめちゃかっこいいドラマです。「ジョー・ブラックをよろしく」っていう映画が昔、ブラッドピットの
プロモーションビデオのような映画だって揶揄されてたけど、「ヒーラー」も、(私的にはいい意味で)チ・チャンウクのPVみたいなものです。チ・チャンウクの
アイドル的なカッコよさが詰まっている、そんな作品です。
(残念なことに、RAIN(ピ)のドラマ見た後にこのドラマのチ・チャンウク見ちゃうと、あ、やっぱRAINは手放しでイケメンて言える感じではないな、って思っ
ちゃう・・・。)

映画で言うと、「ミッション・インポッシブル」というか「スニーカーズ」的な要素(ハッキングして情報集めて指示送りながら、超人的な身体能力を持つ
主人公が任務を遂行するっていう)を持ちつつ、恋愛要素も多めなので「スパイダーマン」的側面もちょっとあるかなー、ってか若干パロってるのかな?

        

てか、少女マンガ的表現の部分を書いてて思ったんだけど、設定的にはちょっと「陽気なギャングシリーズ」みたいな感じでもあるよね。まぁ、陽気ではないん
だけども。


2年近く前に見た作品で、かなり内容忘れてる部分もありますが、軽く内容紹介です。

◇◇


まずは、パク・ミニョン演じるヒロインのチェ・ヨンシン。
ヨンシンは、インターネット新聞「サムデー」の記者。(サムデーはネット上で細々やってる新聞な半面、スポンサーなんかに縛られずけっこう気骨のある
記事を書いている新聞だったりします。)
両親はおらず、子供の頃放心状態で歩いているヨンシンを保護した元弁護士の養父がやっているカフェ併設のお家に住んでいます。
生態が謎に包まれた"ヒーラー"の大ファン。そして、同じジャーナリストとしてキム・ムンホが憧れであり、目標。

元弁護士である養父のもとにはそのお人好しで面倒見の良い人柄のためか、今は更生した元犯罪者たちが集まってくるという特性があり、幼い頃から彼らと
接して育ったヨンシンは、元犯罪者たちとの交流の中で密かに特殊能力を身に着けていたりします。


ここで、主人公ジョンフの前に、キム・ムンホをご紹介。
キム・ムンホは、テレビ局に勤める人気キャスター。正義感が強く、そのジャーナリズム精神で鋭い切り口でテレビ局側としてはスポンサーやら政治家やら
なんやらに配慮したいところ、それに構わず際どい取材内容のニュースを伝えっちゃったり、スター記者である反面、局としてはやや頭を抱える存在。
そんな彼には、チェイル新聞会長の兄がおり、兄には心に病を持つ妻がいて、ムンホは密かにその兄嫁を慕っていたりします。
ムンホの兄と妻はその昔、海賊放送をやっていた仲間であり、兄嫁には実は亡くなった夫とその間にできた娘がいたが、ある事件をきっかけに夫は亡くなり、
さらにその後娘が失踪、そのためか兄嫁は心を病んでしまい、娘を失くしたと思っていた。

ムンホは幼い頃から海賊放送の仲間たちと暮らしており、兄嫁の夫が亡くなった事件のことや、兄嫁の現在の状態に心を痛めており、密かに娘を探していた。


そして、主人公のチ・チャンウク演じるソ・ジョンフ。
彼も両親がおらず、キム・ミギョン演じる謎のハッカーチョ・ミンジャと、まだ助手的な弟子のカン・デヨン、そしてずーっとバカンスかなんかで不在の
ジョンフの師匠の4人チームの闇の便利屋で"ヒーラー"として仕事を請け負う日々。

実は、ジョンフの師匠であるヨンジェもまた、海賊放送の仲間の一人であり、幼い頃の記憶を失くしているジョンフもまた、赤ん坊の頃から海賊放送の仲間
たちとの間で育った子供だった。
そして、実はヒロインヨンシンも・・・。


ヒーラーとして、ムンホからの依頼によりある女性のDNA検査のため髪の毛や爪なんかを採取する任務を行っていたジョンフだったが、その調査対象がヨンシン
になったことで、彼らの歯車が動き出すことに・・・。

◇◇

こっから、特殊能力を持ったヨンシンに以外に手こずる百戦錬磨のヒーラー、どきどきワクワクの対面だったりします。

その後、色々あってジョンフがヨンシンの新聞社に潜入調査で入社したりするんですが、そのデキナイ君に変装したチ・チャンウクもいい!

      

なぜかピンチの時に自分を助けてくれるようになるヒーラーの存在と、近くにいるパク・ボンスと二人の間で心が揺れたりするヨンシン。

そしてさらにヨンシンの新聞社にキム・ムンホまでもが来ちゃったりして。

両親の死の謎を追っていくうちに、ヨンシンの過去までが明らかになっていき、どーあっても運命的に惹かれあう二人。

     

ジョンフが住んでいる倉庫を改造した部屋もなんか秘密基地みたいで羨ましくなります。

後は、ジョンフお得意のパルクール。人んちの屋根とか忍者みたいに伝って逃走したり、誰かを追いかけたり。残念ながら、そのパルクール自体は、当時
高校生くらいのスタントの方が演ってるらしいんですが。軽い身のこなしが、見てるだけで爽快な気分になります。

あと、どーでもいいけどこのドラマでキム・ムンシクを演じているパク・サンウォン、そして、「不滅の恋人」でヤンアン大君を演じてたソン・ビョンホ。
同じおじさんかと思ったら全然別人。でもどっちも小林稔侍に見える・・・。

あんまりいい感じに伝えられないですが、ほんと、かなりおススメな作品。
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『君のそばに~Touching You~』感想・あらすじ

2022-01-30 22:41:14 | 韓国ドラマ
         

2016年 韓国

◆おススメ度
★★☆☆☆


◆キャスト
ト・ジヌ:テギョン(2PM)
チン・ヒヨン:ソン・ハユン
オ・ヨンダル:パク・ジュヒョン
カン・ヒョンソ:キム・ジョンムン


◆感想・あらすじ

1話10分くらいで全12話っていうすごーく見やすいドラマでした。
その割にはサスペンス&ラブがけっこう作りこまれてちゃんと表現されてる。

主演は2PMのテギョン。テギョンもそうですが、他のキャストも全部初見の方々でした。


あらすじ

ト・ジヌは、相手の体に触れるとその人の未来が見えるという特殊能力の持ち主。(子供の頃の事故がきっかけでそういう体質になったっていう話が出てきますが、
その辺は特に回収されずに終わりました。)

その能力を生かし、知人であるヨンダル先輩の経営するカフェでイケメン占い師として生計を立てている毎日。

ある日、ヨルダンが恋焦がれているという天使の話を聞かされていると、ちょうどその天使チン・ヒヨンが来店。ヨルダンが言う天使とは、ジヌが散歩途中にブティック
で見かけ、白いワンピースを試着する姿が可愛くて印象に残っていた女性だった。

友人と一緒に訪れたヒヨンは占いを希望。付き合っている彼氏がなかなかプロポーズしてくれないとのこと。ジヌが交際期間を聞くと、1年ほどだと。まだ1年じゃ・・、
とジヌがいいかけると来年には仕事でしばらく海外に行ってしまうからと友人が説明する。

ジヌは早速ヒヨンの手を握って未来をのぞくが、そこに見えたのは階段から落ちて流血したまま絶命しているヒヨンの姿だった。

(ちょっといいなって思ってた彼女に結婚したい彼氏がいることが判明し、そっからその彼との三角関係のラブコメ展開が始まるのかなーと思いきや、急に予想して
なかったサスペンス展開でちょっとびっくりです・・・。)


ジヌは、ヨルダンから頼まれて彼女を危機から守るべく、彼女の働く化粧品店でバイト生として働き始めることに。

(正直、テギョンはそんなに好みのタイプじゃなかったけど、ここで変装のために髪型変えてメガネ君になったジヌはちょっと可愛い。)

   

仕事しながらも、なんとかヒヨンの肌に触れてもう少し詳しい未来を見ようとするジヌだが、なかなか上手くいかない。それどころか、同僚たちにヒヨン狙いだと勘違い
されてしまう始末。

しかし、ヒヨンのストーカーを見つけたり、ちょっと目を離したすきに姿が見えなくなったヒヨンを心配したりするうちに、だんだんとヒヨンに接近すると鼓動が早く
なってきちゃったりするジヌ。

    

そうこうするうちに、ヒヨンがストーカーに呼び出されて公園に行ったと聞き、慌てて後を追ったジヌは、階段上でストーカーと対峙する彼女を見て、占いで見たヒヨンの
未来の場面とリンクする。

彼女の前に飛び出し、ナイフを取り出したストーカーからヒヨンを守ろうとするジヌ。

するとそこにジヌが駆け付ける途中に呼んだ警察と、なぜかヒヨンの彼氏ヒョンソも現れ、怪我をしたジヌとヒヨンを置いてストーカーを追いかけていく。


ジヌが目覚めると、そこは病室。
ストーカーも捕まり、ヒヨンの彼氏にもお礼を言われ一件落着。


もう化粧品店でバイトする理由もなくなり仕事を辞めたジヌだったが、なぜか占いの仕事もやる気がなくなってしまう。

何もやることがなく、ふとヒヨンが言ってた憧れのプロポーズの場所、南山タワーに一人上るジヌ。すると、思いがけず一人で来ていたヒヨンに声を掛けられる。
ジヌは偶然出会ったヒヨンに、せっかくだからデートをしようと提案。でも、自分には彼氏がいるからと渋るヒヨンに、恋人ごっこだと強引にデートに持ち込む。

        

二人は楽しくデートを楽しみ、夕方になっていい感じになってきたところで調子に乗ったジヌが、二人の名前を書いて用意しておいた南京錠をかけようと誘うが、それは
本当の恋人同士がすることだと、絶対にダメだとヒヨンに断られてしまう。

落ち込むジヌをよそに、タワーが点灯する!とはしゃぐヒヨン。ライトアップしたタワーの先っぽをみつめるヒヨンに、ジヌは思わずキスしてしまう。
(すごくキレられるか、気まずくてヘタな言い訳して取り繕ったりするのかと思いきや、何事もなかったかのように変える二人です。)

ヒヨンを家の前まで送って帰ろうとするジヌに、「ジヌさんはいい人だからステキな女性に出会って幸せになれるわ」と伝えるヒヨン。

未来の予言だなと、それは自分の特技だと言って、お礼にヒヨンの未来を見てあげると言ってヒヨンに手を伸ばすジヌ。(ほんとは最後にヒヨンに触りたかっただけ?)
幸せなヒヨンの未来を見て気持ちにケリをつけようとするジヌだが、予想に反してヒヨンの未来が変わっていないことに愕然とする。


翌日から、ジヌはヨルダンに頼まれたわけでもないのにヒヨンを尾行し始める。

ヒヨンがヒョンソに送られて無事に家に帰ったのを見届けるジヌ。しかし、なぜかそこにやってきた捕まったハズのストーカー。そして、前もって約束してたかのように
ストーカーと話をするヒョンソ。

ジヌはストーカーの尾行を始めるが、少し目を離したすきにストーカーがひき逃げされてしまう。

ストーカーがいつの間にか保釈されていたこと、そのストーカーを轢いたのは盗難車両で犯人が分からないことなどが明らかになり、ジヌはヒョンソを調べ始める。
すると、ヒョンソが保険会社の女性と親し気にしているところを目撃。

ここから、ヒヨンがヒョンソの勧めで交際数ヶ月目にして、受取人をヒョンソにした生命保険に加入していたこと、ストーカーには保険金詐欺容疑での逮捕歴があったこと、
ストーカーの生命保険の受取人がヒョンソが会っていた保険会社の女性だったことなど、次々と事件へとつながる鍵が明らかになってきて・・・・。



って感じです。

韓国ドラマとして観るとめっちゃ短いお話ですが、まぁ、日本でいう2時間ドラマと考えるとあー、って感じのドラマでした。
なんか、子供の時の事故がきっかけで能力が目覚めたとか、それをヨルダンが最初に出てきたセクハラ被害で困っていた女性にだけこっそり話していたとことか、なにか
伏線がありそうだったのに特に回収されずに終わっているので、続編を意識して作られたお話なのかなーと。

で、もしかしてシリーズになってたりしないのかなと、他のテギョンの出演作品探したら「ザ・ゲーム ~午前0時:愛の鎮魂歌(レクイエム)~」っていうのがあって、
"死の瞬間が見える主人公が過酷な運命に立ち向かうサスペンスロマンス"っていうので、もしかしてコレ!?って思ったら主人公の名前、全然違う人物でした・・・。


まぁ、そこまで深い感想の残る作品ではないですが、さらーっとライトにサスペンス系のドラマ観たい人にはおススメかも。

            
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『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ〜』感想

2022-01-25 23:55:51 | 韓国ドラマ
           

2016年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
キム・ボクジュ:イ・ソンギョン
チョン・ジュニョン:ナム・ジュヒョク
ソン・シホ:キョン・スジン
チョン・ジェイ:イ・ジェユン
キム・チャンゴル:アン・ギルガン
キム・デホ:カン・ギヨン

◆感想

2年近く前に観た作品なので、詳細な内容は忘れちゃいましたが、財閥を巡るどろどろは出てこないし、ヒロインの恋愛関係上のライバルからの執拗な嫌がらせ
といった疲れるゴタゴタが一切出てこない(まー、多少ボクジュの憧れのオッパとかジュニョンの元カノとかは出てきますが・・・)ので、安心してみることが
できます。



麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」で第14皇子ペガ役やってたさわやかイケメン君のナム・ジュヒョクに惹かれてみた作品。
実を言いますと、「麗」1周目の時はナム・ジュヒョク(14皇子)とジス(13皇子)の見分けがほとんどついてなかったのですが、リピしてるうちにナム・ジュヒョク
の魅力にハマっちゃいました。
(確か、このドラマの中でボクジュのバイト先の配送センターのバイトの先輩役としてジスがゲスト出演していて、ボクジュに振られちゃう役をやってます。そして
ジュニョンと顔はそんな変わらないだろ的な、似てるネタなセリフを言ってたような・・・。)

ヒロインのキム・ボクジュ役のイ・ソンギョンちゃん、このドラマでは重量挙げに真摯に取り組む健康的なかわいい女子役を熱演してますが、「恋はチーズインザ
トラップ
」では、ソ・ガンジュン扮する弟を追い詰める鬼畜女子的な、本作とは180度違う役をやっていて驚きました。
(そして、同じドラマで3番手か4番手くらいの役で出てたナム・ジュヒョクがその彼女と主演として恋愛するドラマだなんて。)

ストーリーとしては、体育大学に通う主人公二人が、恋愛しながらも自分の競技に真剣に取り組み、競技や家族、恋愛に悩みながらもオリンピックで金メダルを
目指すっていう、ただたださわやかなラブコメです。

初恋の幼馴染と大学で再会したチョン・ジュニョン(ナム・ジュヒョク)が、もう一度キム・ボクジュに恋をして、若干の回り道しながらも恋を実らせて恋人同士
となり、重量挙げと水泳っていう違う競技でありながらも二人で切磋琢磨し合って夢を実現させていきます。



タイトルと、ナム・ジュヒョクの水泳姿を見て天海祐希と反町隆史、松坂桃李、武井咲が出てた「GOLD」ってドラマのリメイクかなとか思ったんですが、全然
違いました。(「GOLD」もタイトルと水泳が出てきたってことしか覚えていないんだけども・・・。)

けっこう韓国ドラマは邦題イケてないのが多いと思ってたけど、このドラマだけは安易ではあるけどなかなか良いかと。だって原題「力道妖精キム・ボクジュ」
じゃなかったっけ?なんか、さわやか恋愛要素が皆無な気が・・・。(妖精って部分でさわやか恋愛部分を賄えると思ってるのか?)
うーん、でも中国ドラマの邦題にはシンデレラ付くのがめっちゃ多いけど、韓国ドラマの邦題は恋の〇〇、ってのが多いような・・・?


いや、ほんとこのドラマは青春時代を思い出しながら、主人公のイチャラブを楽しむのもそうなんですが、



とにもかくにも、ナム・ジュヒョクの水泳(に向かう)シーンを堪能するのも楽しみ方の一つです。



日本のドラマの「ウォーターボーイズ」たちの水泳パンツに伸びてる腹筋からそけいにかけての筋肉が、嫌らしくなくさわやかにすごく好きだったんですが、
このドラマのナム・ジュヒョクの水着姿もすごいです。もう、言葉では表現できない、ただたださわやかイケメンとしか言い表せない。これ見ちゃったら
誰でもナム・ジュヒョク好きになっちゃうんじゃないかなーと。



冬よりも夏にみるのがおススメのドラマではありますね。
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『愛の不時着』感想

2022-01-18 23:56:25 | 韓国ドラマ
         

2019年 韓国

◆おススメ度
★★★☆☆


◆キャスト
リ・ジョンヒョク(北朝鮮の軍人、大尉で第5中隊の中隊長):ヒョンビン
ユン・セリ(韓国の財閥令嬢):ソン・イェジン
ク・スンジュン(韓国の実業家、詐欺師):キム・ジョンヒョン
ソ・ダン(ジョンヒョクの婚約者):ソ・ジヘ
リ・ムヒョク(ジョンヒョクの兄):ハ・ソクジン
ピョ・チス(第5中隊員):ヤン・ギョンウォン
パク・グァンボム(第5中隊員):イ・シニョン
キム・ジュモク(第5中隊員):ユ・スビン
クム・ウンドン(第5中隊員):タン・ジュンサン


◆感想

今更感が強いですが、2ヶ月前くらいにやっと観終わりました。

なんていうか、韓国で作っているものかつドラマ(基本フィクション)なのでどこまで信ぴょう性があるかは分かりませんが、元々北朝鮮事情に興味があったので、
すごーく興味深かったです。
(その昔、「ブラックワイドショー・㐧三惑星放送協會」っていう深夜番組でやってた北朝鮮を紹介するコーナーが大好きだったので。)

むしろ、登場人物の心情よりも、そっちの方がすごく気になっっちゃいました・・・。

一昨年(だったよね?)日本でめちゃめちゃ流行ってたので、詳細なストーリー紹介は割愛しますが、ざっくりいうと・・・

韓国の典型的な跡目争いをしている兄弟の三女(長女だけど三番目の子供)でかつ婚外子のユン・セリが、自分の会社セリズ・チョイスで販売予定のパラグライダー用
スーツ(?)の性能を自ら試していたところ、突然の天候の変化によって北朝鮮まで飛ばされてしまい、うっかり越境。
そしてそこで出会った北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョクとうっかり恋仲になってしまうっていうお話。

最初にセリを見つけたリ・ジョンヒョクが、セリに情けをかけて通報せずに逃がそうとしたが、セリがジョンヒョクの教えた分岐点での帰り道の方向を信じられず
逆方向に進んだため、北朝鮮にとどまる羽目に。偶然にも、セリが助けを求めて駆け込んだ先がジョンヒョクの家だったため、なし崩し的にしばらくセリを匿う生活
が始まってしまう。

初めはソウルとの差のありすぎる北朝鮮郊外での不便な暮らしに不満を漏らして生活するも、数日で意外にも馴染んでくるセリ。しかし、セリの正体に気付き始める
ジョンヒョクとの敵対勢力により、これ以上とどまるのは危険な状況に追い込まれる。ジョンヒョクやその部下、親族の助けもあってどうにか色々な監視の目をなんとか
すり抜けて韓国へ帰してもらうものの、セリの帰還をよく思わない次兄とその妻の陰謀、そしてリ・ジョンヒョクを陥れようとする元北朝鮮将校らに命を狙われたり、
それを知ったリ・ジョンヒョクがセリを救うために国境侵犯してまで会いに来ちゃったりするっていう、文字通り国を跨ぐ愛とサスペンスの物語。

        

なんか、めっちゃ流行ってたのは知ってましたが、その時ちょっと韓国ドラマに飽きて中国ドラマにどっぷり浸かっていたのと、去年Netflix登録しちゃうまでほぼ
U-NEXT派だったので全然興味がなかったので、北朝鮮の人と韓国の人の国のタブーがあって許されない系の疲れる恋愛ドラマっていう認識しかなかったんですが、
想像してたのと全然違って面白かったです。

まず、ヒョンビン主演なだけあって、緊迫した中にもコメディ要素満載だし。(そこが流行った理由でもあるんだと思いますが。)

セリが北朝鮮にいる間は、北朝鮮の暮らしや文化がすごく興味深くて、(抜き打ち検査みたいな巡回があったり、突然停電になって電車が何時間も停まったり、耳野郎
って言われる身近な諜報部員がいたり・・・)ジョンヒョク、その他の人たちが韓国に来てからは、彼らの韓国の最先端の暮らしに驚く様が面白かったり。
あ、あとスイスでヒョンビンが使ってたカメラ。てっきりフィルム入れるタイプのやつと思ってたら、デジカメだった!ちゃんと北朝鮮でもデジカメがフツウに買える
んだなと。いや、スイスで買ったやつかも知れないし、ジョンヒョクの親が特権階級的な家庭だったから持ってるのかもだし、フィルムタイプなんて逆に現像とか
やってくれるとこ探すの難しい?いやでも証明写真は撮ってたしなーとか、気になったら色んなこと考えちゃって若干ドラマのストーリーに対して思考停止気味に
なりながら完走しました。
なんかほんと、日本でいう第二次世界大戦の戦時中状態の部分と現在の部分が入り混じってる感じでのとこに惹かれちゃうと言うか。

まー、あとは女子が好きなお金と権力があったり、何かに秀でた才能があったりする男っていう主人公。
いつも何かに追われているような後ろめたさとハラハラ感があって落ち着きませんが、きっとそれもドラマを飽きずに面白くさせる要素なんでしょう。

とりあえず、色々盛りだくさんに詰まったドラマではありました。ク・スンジュンとソ・ダンの悲恋とかね。
主人公の二人は最終的にどう落ち着くんだろうと心配してましたが、まさかそんな七夕的な感じになるとは・・・(笑)

        

あ、あとヒョンビンの亡くなった兄役でハ・ソクジンが出ていてびっくりしました。回想としてしか登場しないんですが、今までみたハ・ソクジンの中で一番カッコよく
見えた作品でした。(軍服効果的なもの?)

主演の二人と、よく出るバイプレイヤー的なオバサマ達以外、特に第5中隊の方々が初見の人たちだったので、この先の活躍を期待してます。

      

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