(前回の続きと言えばつづき)
かれこれ十数年前、都内で私が一人暮らししていた時にアパートの隣の部屋から夜な夜なお経が聞こえてきてたっていう話。
そして、実は隣には誰も住んでなくて、深夜に聞こえてくるお経が実は心霊現象なんじゃないか疑惑。
結局、それからしばらくして、ちゃんと人が住んでいることが明らかになります。
それがなぜ分かったかと言いますと、あれは、夏の終わりくらいですかねー。
今よりも夏と秋がはっきりしてた頃?日曜日の夕方になると決まって隣のうちにある訪問者が来るように。
それは謎のおじさん。
日曜の夕方、ちびまるこが始まるくらいの時間に決まって隣のうちからオジサンの話し声が聞こえてくる。
そしてだんだんと話しているうちに熱がこもってきて暑くなってくるのか、そのオジサンは途中必ず窓を開ける。
で、めっちゃ内容聞こえてきちゃうんですね。隣の男子学生の声はボソボソしてて聞き取れないんですが。
そのオジサンの話の内容から推測するに、オジサンは男子学生を例の宗教にお試し入信させた人で、どうもその男子学生が
会員を辞めたいと言ったみたい。それで引き留めるために、毎週夕方に彼の家にやってきては色々なことを言って説得して
いるっていう。
ある時は、辞めたい理由を「そろそろ卒論で忙しくなるから」って言っちゃったようで
オジサン:「人生には、大学を卒業するよりも大事なことがあるんだ。それに気づいてないっていうのは勿体ない。そんな
ことにも気づかないような大学の勉強なら辞めてしまった方がいい。」
(いや、オマエが彼がその宗教が自分にとってあまり意味がないことに気づいたってことに気づいてやれよ。そして、大学
卒業しなくてもいい的なこと勝手に決めんなよ。学費出してるわけでもないだろうに。)
で、次の週は、どうも彼の逆隣の人か誰かが私と同じイライラを抱えていたのか苦情を入れたっぽく、それを理由にしちゃ
ったみたいで(理由としてはちょっと薄いかなー・・)
オジサン:「だったらうちに引っ越してきなさい。君が住む部屋くらい用意してあげるから。」
(いやいやいや、オマエんちにうっかり住まわせてもらったが最後、もう地獄でしょ・・。)
そして次の週は、彼女が嫌がる(ほんとにいるかは分からないけど)っていうのを言い訳にしちゃったようで
オジサン:「そんな彼女なら別れてしまえ!」
って・・・。オジサンは自分の奥さんの話もしていて、結局奥さんとなんて心から分かり合えるものじゃない、みたいな
ことまで言ってた。若干奥さんの話の時はややトーンダウンして声がちょっとちっちゃくなってはいたけど。
ちょっと、すごく印象に残ってて覚えてる言葉だけ挙げてみましたが、とにかく結局最終的に人生に一番大事なのは、その
宗教の教え的なところに強引に持っていこうとするんだけど、傍から聞いてるとちょっと訳わからない理論で説得しようと
していて、冷静に聞いてると笑っちゃうような感じのお話だったってことだけ覚えてます。
そうこうしてるうちに結局、いつの間にか彼は学会を抜けられたみたいで、秋から冬になるころには彼の家に友人たちが
集まってくるようになり、夜な夜な「桃鉄」してる音が聞こえてくるようになってました。
サイコロが回転する音とか、お馴染みの季節が変わって汽笛が鳴る音だとか、あ、今誰かにキングボンビついちゃったな
とか・・・。
こっちはねー、うるさくて寝れないとかでなく、フツウにちょっと楽しそうで私も混ざりたいなって羨ましかったです。
(てか卒論は?)
という、宗教に引きずり込まれそうになっていたとある隣人のお話でした。
かれこれ十数年前、都内で私が一人暮らししていた時にアパートの隣の部屋から夜な夜なお経が聞こえてきてたっていう話。
そして、実は隣には誰も住んでなくて、深夜に聞こえてくるお経が実は心霊現象なんじゃないか疑惑。
結局、それからしばらくして、ちゃんと人が住んでいることが明らかになります。
それがなぜ分かったかと言いますと、あれは、夏の終わりくらいですかねー。
今よりも夏と秋がはっきりしてた頃?日曜日の夕方になると決まって隣のうちにある訪問者が来るように。
それは謎のおじさん。
日曜の夕方、ちびまるこが始まるくらいの時間に決まって隣のうちからオジサンの話し声が聞こえてくる。
そしてだんだんと話しているうちに熱がこもってきて暑くなってくるのか、そのオジサンは途中必ず窓を開ける。
で、めっちゃ内容聞こえてきちゃうんですね。隣の男子学生の声はボソボソしてて聞き取れないんですが。
そのオジサンの話の内容から推測するに、オジサンは男子学生を例の宗教にお試し入信させた人で、どうもその男子学生が
会員を辞めたいと言ったみたい。それで引き留めるために、毎週夕方に彼の家にやってきては色々なことを言って説得して
いるっていう。
ある時は、辞めたい理由を「そろそろ卒論で忙しくなるから」って言っちゃったようで
オジサン:「人生には、大学を卒業するよりも大事なことがあるんだ。それに気づいてないっていうのは勿体ない。そんな
ことにも気づかないような大学の勉強なら辞めてしまった方がいい。」
(いや、オマエが彼がその宗教が自分にとってあまり意味がないことに気づいたってことに気づいてやれよ。そして、大学
卒業しなくてもいい的なこと勝手に決めんなよ。学費出してるわけでもないだろうに。)
で、次の週は、どうも彼の逆隣の人か誰かが私と同じイライラを抱えていたのか苦情を入れたっぽく、それを理由にしちゃ
ったみたいで(理由としてはちょっと薄いかなー・・)
オジサン:「だったらうちに引っ越してきなさい。君が住む部屋くらい用意してあげるから。」
(いやいやいや、オマエんちにうっかり住まわせてもらったが最後、もう地獄でしょ・・。)
そして次の週は、彼女が嫌がる(ほんとにいるかは分からないけど)っていうのを言い訳にしちゃったようで
オジサン:「そんな彼女なら別れてしまえ!」
って・・・。オジサンは自分の奥さんの話もしていて、結局奥さんとなんて心から分かり合えるものじゃない、みたいな
ことまで言ってた。若干奥さんの話の時はややトーンダウンして声がちょっとちっちゃくなってはいたけど。
ちょっと、すごく印象に残ってて覚えてる言葉だけ挙げてみましたが、とにかく結局最終的に人生に一番大事なのは、その
宗教の教え的なところに強引に持っていこうとするんだけど、傍から聞いてるとちょっと訳わからない理論で説得しようと
していて、冷静に聞いてると笑っちゃうような感じのお話だったってことだけ覚えてます。
そうこうしてるうちに結局、いつの間にか彼は学会を抜けられたみたいで、秋から冬になるころには彼の家に友人たちが
集まってくるようになり、夜な夜な「桃鉄」してる音が聞こえてくるようになってました。
サイコロが回転する音とか、お馴染みの季節が変わって汽笛が鳴る音だとか、あ、今誰かにキングボンビついちゃったな
とか・・・。
こっちはねー、うるさくて寝れないとかでなく、フツウにちょっと楽しそうで私も混ざりたいなって羨ましかったです。
(てか卒論は?)
という、宗教に引きずり込まれそうになっていたとある隣人のお話でした。
神様がたかがおふせくらいで人間ふぜいの願いを叶えてやらねばならん道理はないんですけどね。
金で神を縛るんじゃねーよって思いますわ。
昨日、続きを、ゆっくりと、読ませていただきました〜!😊
世間で、この手の勧誘等、問題視されているだけに、
過去の出来事ではあるけれども、リアル感あって、その意味で、ゾッとしました〜^^;
しかし、
学生さんが、それをたちきり、友人達が、お家にやって来て、楽しそうに・・・と言う結末で・・・、
ホッとしました〜♪
卒論は〜?😊
聞いた話ですが、某宗教では入信するととりあえず値段のない仏壇を買わされるらしいですね。
不本意でも仕方なく高いお金払っちゃいそうだし、盲目的な人はそれこそ財産はたいちゃいそう・・・。
そうですね。全然会ったことも話したこともない隣人さんでしたが、
なんか押し切られずに頑張っていてよかったなと思います。
ここのアパートに住んでた時はすごくいろんな出来事がありましたが、
意外とこんな過去の思い出話をみなさん見てくれているみたいなので
また機会があったらご紹介していこうかと思います。