2016年 台湾
◆おすすめ度
★★★☆☆
◆キャスト
ジー・ウェンカイ(紀文凱):アーロン
チョン・ユータン(鍾雨棠):ジョアンヌ・ツァン
ワン・ズーユー(王子譽):ジャック・リー
◆感想
これも2年以上前に見たドラマです。
アーロン主演の台湾ドラマ。
台湾ドラマは、なんか必ずと言っていいほど教訓じみた主題があって、けっこう見てるのが疲れます。
ただただアーロンが見たくて見たドラマ。
ヒロインのチョン・ユータンは、高校時代“満点女王”と呼ばれる優等生だったが、10年経った現在はただただ無難に仕事を
こなすだけの毎日。
そんなある日、ユータンが勤める会社、ティエンシーグループにアメリが帰りの新しいCEOが就任。
それは、ユータンの高校時代の同級生かつ、いつもテストが0点でユータンが“タマゴ君”とバカにしていたジー・ウェンカイ
だった。
ウェンカイがCEO就任と同時に、ユータンは秘書室からやる気をなくしたダメ社員たちの吹き溜まりである営業3課にとばされ
ちゃいます。
そんな再開を経て、二人は犬猿の仲、と思いきや・・・
昔の同級生、かつ因縁の相手がデキル男になって登場。再開した男主人公は権力を行使してヒロインをいじめる。ヒロインは
男主人公を敵視して、その悔しさをバネに仕事に打ち込み、才能が開花。
実は男主人公はずっとヒロインに片思いしてて、ヒロインに充実した日々を送って欲しくてわざと冷たく当たって彼女を鼓舞し、
ヒロインが頑張る。そして、要所要所に現れては意外にもピンチを救ってくれる男主人公にヒロインがドキドキしたりして、
だんだんと恋が芽生えていく・・・
っていうタイプのよくあるお話です。
まぁ、ヒロインに待ち受ける困難と、それを乗り越えるエピソードが多少違う、みたいな感じですかねー。
あと、なんだかんだいってユータンとウェンカイの二人は高校生の時から意外とすごく仲が良くて、傍から見ると恋人同士
みたい。
タマゴ君て言われるウェンカイは、実はユータンも知らなかった卵の黄身アレルギーかなんかで、食堂を営むユータンの実家
とユータンの母親が泣くなったときの真相が後々ウェンカイの卵アレルギーと関係してたりして、ちょっとだけ複雑さを醸し
だしてたりします。
そして、0点の0のタマゴ君、っていうのと、タイトルの"華麗なる玉子様"っていう王子と玉子っていうなんかひっかけみたいな
似た漢字を持ってきてかけてるとこが、あんまりスマートではないけど意外に秀逸なタイトルかも、って思いました。
なんだかんだ、ユータンを冷遇してるように見えつつ陰で支えてたウェンカイの気持ちがようやくユータンに伝わって、晴れて
二人は交際を始めますが、お決まりの会社のみんなには内緒のお付き合い。
けど、それが職場の仲間にバレかけて、潔くカミングアウトしちゃう場面がけっこう好きです。(実はつきあってました、だけ
じゃなく、元同級生で初恋の相手です、って言ってみんなに驚かれるのとか恥ずかしいけど気持ちよさそう!)
教訓じみた主題があって疲れることが多い台湾ドラマではありますが、このドラマはその教訓が各話ごとに"ハンパ社員の心得"
みたいな感じでテロップが出てくるのでむしろ潔い感じもします。
主人公についてまわるなかなか切り離せない幼馴染や従妹みたいな存在の悪女もいないし、家柄の差とかで交際を反対される
っていうような状況もないし(たしかそうだった気が・・・)そういう意味でのストレスはなく見れる作品でした。
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