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テレビっ子のひとり突っ込み

『流れ星』感想

2022-06-16 23:44:03 | 韓国ドラマ


◆おススメ度
★★★★☆
(ラブコメでほっこりしたい方に)

◆キャスト
オ・ハンビョル(ヒロイン、広報チーム長):イ・ソンギョン
コン・テソン(国民的スター俳優):キム・ヨンデ
カン・ユソン(マネジメントチーム長):ユン・ジョンフン
パク・ボヨン(マネジメントチーム長):キム・ユネ
チョ・ギプム(オンスタイル日報の記者):ソジン
ト・スヒョク(スターフォースエンタ顧問弁護牛):イ・ジョンシン

◆感想

面白かったです。

このドラマは、世界同時かどうかは分からないけど、韓国とほぼ同時期に配信されてたみたいで、U-NEXTで先週土曜日まで
金曜深夜と土曜深夜0:30からっていう週2話ずつ配信されていて、去年見てた「だから俺はアンチと結婚した」と同様、配信
なのに焦らされながら見てました。

結果、それがよかったのかなーとも思います。(韓国では、あまり視聴率がよくなかったみたいですが、日本ではめっちゃ
人気だったみたい。)

新しいドラマなのでさらっとだけ紹介。

芸能界の裏方で働く人々にスポットを当てたドラマ。

ヒロインは、スターフォースエンターという芸能事務所の広報部のチーム長。
彼女を一番悩ませるのは、所属タレントたちの予期せぬスキャンダルへの火消しや問い合わせ対応。昼夜問わず、所属タレント
たちの好感度を下げないよう、かつ大きな嘘にならないように発覚したスキャンダルの公式発表に心を砕いています。

そんな彼女は恋をしている暇もなく、どうにか取り付けた婚活相手との約束も、所属タレントの熱愛報道によって潰れちゃい
ます。

誰でもいいから彼氏を作ろうとしているように見えるオ・ハンビョル。
これまで忙しすぎて一度も恋愛したことなかったのかなーって思ってたところに、スターフォースエンターの看板俳優で、
国民的人気スターのコン・テソンが、1年のアフリカボランティア活動から帰国します。

なるほど、彼がハンビョルを狙うストーカー的存在で、彼女は彼の手から逃げるために早く彼氏を作るなり、結婚するなり
したかったのねー、って思ってたらどうも様子が違う。

帰国したコン・テソンは彼女に付きまといますが、二人は天敵のような存在で、テソンはハンビョルの粗探しのような嫌がらせ
をしています。

けど、傍から見てるとこれってやっぱり気になる女子をイジメたい、自分に注目を向けさせたい心理なのでは・・・って思う
んですが案の定・・・。

なんかのきっかけで自分の気持ちに気づいちゃったテソンは、分かりやすくハンビョルに好きアピールしますが、鉄壁ガードと
ハンビョルの持ち前の鈍さもあってなかなか気持ちが伝わりません。

けれども、驚くことに実はハンビョルにも恋をしていた過去がありました。
大学も一緒で、入社してからもテソンの一番近くにいて、テソンの一番の理解者だと思っていたハンビョル。なんとなく、彼も
同じ気持ちでいるんだと思いながらもはっきりとはお互い気持ちを確かめ合っていなかった。

ある日、そんな彼女のところに、テソンの恋愛スキャンダルの真相の問い合わせが。
テソンにそんな恋愛している暇なんてなかった。それは一緒にいた自分が一番よく知っている、そう思いつつもマニュアル通り
テソンに連絡して真相を確かめたハンビョル。スキャンダルが持ち上がった女優と、つきあってないよね?と聞くと

そして、テソンから返って来た衝撃の一言。

「ああ、付き合っている」

と。

そんな出来事があり、ハンビョルはテソンへの恋愛脳を完全に閉じていたのですが・・・。



◇◇

なんか、このハンビョルがテソンにスキャンダルの真相を問い質すくだり、何話目かのエピローグでさらっと交わされる一幕
なんですが、なんか予想だにしていなかった衝撃の一言にめっちゃ涙が止まらず、次回へ続く・・・みたいな。

そんな感じが毎回続いて、いつもはすでに完結して続きが見れる状態で韓流ドラマ見慣れているので、飢餓感がすごかった。

全話通して振り返ってみると、特に他の恋愛モノと何か違いがあるかって言うとそうでもない気もするんだけども・・・。

まー、でも笑いと感動とちょとしたサスペンス要素があって、それが簡潔にまとまった見易い作品です。


この作品、初めて芸能界の裏側で働く人々にスポットがあたり、その業務内容や出来事がリアルに表現されてるっていうこと
で、その部分の売り込みというか、キャッチコピーみたいな熱量がすごいんだけど、おそらく制作側、宣伝側が自分たちの
ドラマっていうことで熱くなっちゃったんじゃないかなと。

実際、見てる側からしてみれば、主人公たちが携わっている仕事とかはどうでもいいというか、確かに興味深いとは思うけども
自分が実際に働いている業界以外は多分全部一緒。なので、そこ強調されてもピンとこない。面白かったのはその部分では
ないんじゃないかなと。


見てる側としていいなって思うポイント。

まず、ヒロインがすごく仕事デキル人設定。誰にでも好かれて頼りにされる。それでいて恋をするとちょっとポンコツになって
周りに生暖かい目で見守られちゃう系。

で、ヒロインの相手役の男主人公が憧れスキル保持者な設定。

そしてそんな主人公と同じ大学ですでにそのころから知り合いだったり、ケンカするほど仲の良くて主人公が気を許す相手、
的なアドバンテージ設定がヒロインにあるっていう安心感。

面白いラブコメの3大要素な気がします。



ヒロインのハンビョル役のイ・ソンギョンちゃん。

彼女の作品観るの、これが3作品目。「恋のゴールドメダル」で重量挙げ競技でオリンピックを目指すさわやか女子大生から
恋はチーズインザトラップ」で、働かずに弟や親が亡くなってから面倒を見てくれていた人たちからどうにかしてお金を
得て暮らしていこうとする、狂気の悪女役。この時点で、色んな役ができるカメレオン女優だなと思ってたけど、今回は
仕事ができて恋すると可愛くなっちゃう大人な女の子。

写真だけ見て誰もが美人と答えるタイプな女優さんではない気がするけど、スタイル良くてドラマの中では美人にも可愛く
もなれる実力派女優さんだなと思います。



男主人公のキム・ヨンデ。この作品で知りました。(というか、並行して観てた「偶然見つけたハル」に出てるナムジュと
同じ人だと気づいてなかった。)ちょっと好きになりました。


それからねー、このドラマで頼りになる兄貴役というか、もう、疲弊する主人公たちにとっても視聴者にとっても、彼が
処理してくれるなら安心、って感じの癒し系だったカン・ユソン。この人を演じてるユン・ジョンフン、「ミセン」でも
王は愛する」でもやな役やってたのに、よくこんな180°違う役やるような俳優さんに転換できたなーって、ちょっと
感心しちゃいます。

このドラマだと、顔の作りがすごい優し気で、どうみても悪役顔ではないように思えるのに。



このドラマで、またこの人が出てるなら見てみようかなって思う役者さんたちが増えました。

あ、そういえばチェ・ジウも特別出演かなんかで出てて、最初見た時ちょっとびっくりしました。
冬ソナ(見てないけど)時代しか知らないので、かなり年月の流れを感じました・・・。

とりあえず、こういうメインキャストが最終的に誰かしらとハッピーになる系のドラマ、好きです。(ドラマ好きな人
って、どっかこう知り合いの独身男女がいたら引き合わせてあわよくばカップルを作りたいっていうお見合いあっせん
オバサン的欲求があるのかも。)





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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>まかろんさん (miso)
2022-06-18 17:42:49
こんにちは。
リコメありがとうございます。

>そうですよね、misoさんのあらすじ読んでて、
>少女漫画的だなぁ、と思いました。
なんか、若い女性よりも年を重ねた女性が韓国や中国のドラマにハマるのは、
結局女性はいくつになっても少女漫画的設定が好きだからじゃないかなと思います。
リアルでこれから誰かと結婚しようっていう現実を見つめなきゃいけない
独身女性と違って、ちょっと人生一段落してからの方がそういう世界に浸りやすいのかなーと。
実際向こうのドラマはフツウの一般庶民女性がお金と地位と権力を持ってる男性と恋に落ちる、
っていう話がかなり多いです。
まー、それは特に日本でそういう話がウケるからパッケージとして売り出されてるのかもだけど
やっぱ日本よりも貧富の差が激しくて、社会が成熟してないせいなのかなと思ったりもします。
(国としてもそういう夢を見せながら頑張らせないといけないのかなとか。)

>長編ドラマも観て、どこでそんなに時間を作れるのでしょう!
小説は、コロナ前のフツウに会社通勤してた頃は年に50~100冊くらい読んでましたが、
今は通勤時間が無くなったので年に数冊読むか読まないかくらいですね。
読もうと思って買っておいたのに読んでない本がめっちゃ溜まってます・・。
返信する
Unknown (まかろん)
2022-06-18 04:47:28
misoさん、たくさん教えてくださり有難うございます。

>「面白い少女漫画的韓国ドラマラブコメの3大定番要素」

あ、なるほど。
そうですよね、misoさんのあらすじ読んでて、
少女漫画的だなぁ、と思いました。


>この業界が特別って訳ではなく他の業種でも面白く見れただろうな

分かります〜。あるある、そういうの。
そっか、そういう意味か〜。
リアルに描いても、必ずしもその設定が物語として生きるとは限らない、ってことですね。

勉強になりました。


朝倉秋成って作家は、私もこの本で初めて知りました😅
新聞の、新刊紹介コラムで知って。

ミステリー作家らしくて、「伏線の狙撃手」と呼ばれているらしいです。


SNS題材の小説、教えていただき、有難うございます!

misoさん、ほんとに読書家ですねー。👏
長編ドラマも観て、どこでそんなに時間を作れるのでしょう!
こんど、読んでみますね!

丁寧にいろいろ教えてくださり、有難うございました😊
良い週末をお過ごしください🌸
返信する
>chorus-kaze(アッコ)さん (miso)
2022-06-17 23:51:55
こんばんは。

>主人公のイ・ソンギョンという女優さんは
>凄く長身だなぁといつも思う女優さんです。
身長173cmでヒール履いたらかなり高いですよね。
すごくスタイルもよくてこのドラマでは仕事しているときはカッコイイ女性を
そしてオフになると、かっこいい彼を思うと一人で「キャーっ!!」ってなっちゃう
恋する女性をうまく表現しててなかなか良かったです。

>こういう優しげなお顔立ちで、当然優しい役柄と
>結構悪役もあって、どちらの役も半々程観ました。
>役者って凄いなぁと思いますね。
ほんとそうですよね。
日本だと、昔は好青年役が多かったのに、
歳を取ってちょっと流行りから外れちゃった人が
悪役を演じるようになるって
なんかパターンが決まっちゃってて、配役時点でもうつまんない気がします。

>「復讐せよ〜あなたの恨み晴らします〜」
BS系、私も見れるハズなんですが、ノーチェックでした。
今度チェックしてみます!
アッコさんのドラマ情報、共感するものもすごく多いですが、
けっこう知らない作品もたくさんあって、それで面白い作品に出会えたりしてます。
ありがとうございます。
返信する
>まかろんさん (miso)
2022-06-17 23:36:11
>観てもいないのに、misoさんの説明だけで、
>これ面白そう〜って思っちゃいました
あはは。ありがとうございます。

>そうか、ラブコメはこの3点を押さえるものなのか…。
あー、ちょっと語弊がありますかね。「面白い少女漫画的韓国ドラマラブコメの3大定番要素」っていう方が近いかもです。
あくまでも視聴する側視点でそういうのが多い気がする、って感じです。
日本のドラマはちょっと違う気がしますが・・・。

>業界のことを強調されてもピンとこない、と
なんていうか、この業界が特別って訳ではなく他の業種でも面白く見れただろうなってことです。
(と言っても他の業種だったら別の話になっちゃいますが。)
自分が文章で書くとなるとなかなか難しいでしょうね・・。

>朝倉秋成さんの「俺ではない炎上」って本を
読んだことないです。作者さんも初めて知りました。
機会があったら読んでみますね。

SNSお題の作品と言えば、けっこう何年も前のものになりますが、
七尾与史さんの「バリ3探偵 圏内ちゃん」っていう作品もお勧めです。
割とライトなミステリー小説なんですが、当時はSNSに投稿したものから、
本気になって調べればそんなことまで分かっちゃうんだ!?コワいなー、気を付けよう、って思いました。

>ラブコメのこのドラマ、読むだけで面白かったです!
ありがとうございます。
返信する
Unknown (chorus-kazeアッコ)
2022-06-17 09:37:20
おはようございます。
こんなドラマやってるんですね。
U-NEXTはもう解約しているので観られませんが
主人公のイ・ソンギョンという女優さんは
いろんなドラマで、いろんな役されてますね。
凄く長身だなぁといつも思う女優さんです。
カン・ユソンという男優さん。長い韓ドラ歴で
随分前からよく見かけますが
こういう優しげなお顔立ちで、当然優しい役柄と
結構悪役もあって、どちらの役も半々程観ました。
役者って凄いなぁと思いますね。

今、女性チャンネルLaylaTVの
「復讐せよ〜あなたの恨み晴らします〜」というの
観てます。
久々の韓ドラですが、ヒロインが
以前チュ・ジンモとの共演で観た
「愛するウンドン」の、透明感のある
色白で長身のスタイル抜群の美人女優さんが主人公で
復讐の真骨頂的シーン満載で面白いです。
返信する
Unknown (まかろん)
2022-06-17 07:12:44
misoさん、これ面白そうですね!

観てもいないのに、misoさんの説明だけで、
これ面白そう〜って思っちゃいました😄

そうか、ラブコメはこの3点を押さえるものなのか…。

ラブコメは当分書く予定はないですが、
勉強になりました。


業界のことを強調されてもピンとこない、と
仰ってましたが、リアリティを盛り込めるの、
素人物書きとしてはむっちゃ羨ましいです〜。

ほんと、何にも知らないので。

朝倉秋成さんの「俺ではない炎上」って本を
昨日読みました。

ハウスメーカー部長の男がSNSで殺人罪にはめられて、
という話で、業界には興味ないですが、
業務とかの描写がリアルで羨ましい…。
(SNSをお題に最近作品書いたので、プロはSNSを題材にどう書くか、読んでみたのです)

この本、すごい展開+ぐいぐい読ませて、
ちょっとカラクリが難解で、一読しただけでは
なんか上手くいった、くらいしか分からないのが難点ですが、

プロってすごい…。

水泳スクールでぱちゃぱちゃやってる子供と
オリンピック選手くらいの違いを感じました。😅

すみません、長々語ってしまって。

もう読まれましたっけ、この本は読んで損ないです。


ラブコメのこのドラマ、読むだけで面白かったです!

またのご投稿を楽しみにしてますね😊
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