※写真はあくまでイメージです。
「流星花園2018」みてた時に、「新鮮なバナナの皮は滑らない」っていうセリフが出てきてちょっと気になったので。
バナナの皮はマリオカートとかでも有名ですが、昔からよくマンガとかにもバナナの皮を踏んで滑って転ぶって描写が出て来てますよね。
子供の頃、これを検証したことがあります。
結果、バナナの皮は滑る、です。
ただし、バナナの皮の内側の白い部分を伏せるように床に置いて、さらに厳密にはそれを少し角度を付けて踏みつけた場合、って感じ
です。
当時、実家の廊下でやってみましたが、廊下のフローリング自体も滑りやすかったせいか、一回体が宙に浮いちゃうぐらいめっちゃ
滑りました・・・。
けれども、東京に来てバナナの皮より滑るものがこの世に存在するってことを発見しました。
それはズバリ、"アロエ"です。
今から何年か前、所用で池袋に行った帰り(平日の日中帯だったかと思います。)のことです。
池袋って、新宿方面の山手線、たまに時間調整なのかなんなのか、何分か停車してることがあるんですが、毎回それを忘れてすでに
電車が入線して停車しているのを見ると、階段の途中で「やばいっ」って思って駆け込み乗車しちゃって、乗って息上がってぜいぜい
してるのにしばらく発車しない、って状態にいつも(走る必要なかったー)って後悔するんですが、この日はその後悔が過去MAXに。
この日もいつものように、階段の中腹まで上ってみるとすでに山手線が。
で、反射的に駆け上がって電車に駆け込んだ。
すると、何かを踏んで滑る。
まだ若くて今より反射神経がよく、体にも柔軟性があった私は咄嗟に座席の一番端の手すりを掴んでなんとか転ぶのだけは免れたん
ですが・・・
もう、潔く転んだ方が良かったんじゃないかってくらいの床すれすれでの開脚状態。
めっちゃ恥ずかしい・・・。
なんとか体制を立て直し、上がった息も整えて、何食わぬ顔で自分の身に今何が起きたかを確認。
すると、自分が乗った車両のドアと反対側のドアの間の床になぜかアロエが散乱している。
そして、悲劇はこれだけでは終わらなかった。
後から同じように駈け込んで来たサラリーマンが同じようにアロエを踏んで転び、そのまま勢いよく反対側のドアに足から激突。
ドゴォーン!!っていう、近くにいた人たちにはちょっとした衝撃音。
さらに、その後から全く同じように転んだ人が、まだ体制整わない前の人の肩のあたりに滑った勢いでケリ。
そしてもう一人、小太りなオジサンまでもがアロエの餌食となり、そのオジサンはどんな体重のかけ方したのか前のめりに転ぶ。
無理矢理バーコード状態にしていた薄い髪の毛がパサーっと乱れる・・・。
マジで、地獄絵図のようでした。
コレ、ただ座席に座って正面から冷静にみてただけだったらおかしくて笑っちゃいそうになってたかもしれませんが、ちょっと
遅かったらアレに巻き込まれて自分もこの一員だったなって思ったら、コワくて冷や汗が止まらなかった。
何なのコレ!?何かの嫌がらせ???
そう思いながらも冷静になった頭の中に、著名な華道家に申し付けられて必死で色んな花屋に連絡し、アロエを調達、満員電車
の中、けっこう巨大なアロエを運ぶ華道家アシスタントの姿が目に浮かぶ。
そして、電車の揺れと要所要所の駅で大量に降りる人々にぶつかられてそのうちの1本がポキッと。
で、その後折れたアロエが色んな人に蹴られたり踏まれたりして折れたり割れたりして細分化。
そして、その中の一つのかけらを踏んでしまったのが私。
そのアロエは、元がよっぽど立派なやつだったのか、粉々になってもまだ肉厚で、瑞々しく、踏んだりして傷をつけると中から
でろでろした液体がねろーんと染み出てくる。
そしてたくさんのサラリーマンたちを泣かせてきたのだ。
そんなストーリーが思い浮かんだら、めっちゃ納得いきました。
事実は小説より奇なり。
(駆け込み乗車は危ないので止めた方がいいっていうのを身をもって実感した日でした。。。)
「バナナの皮は滑らない」って
シャンツァイの親友の男のが言ってましたね〜
それにしても電車の入口?でアロエが散在?
サラリーマン風の人たちなど次々男性が
えらい目に遭って、、、
その様子を、とってもわかりやすく表現されていて
目に浮かぶようです。
misoさんは滑って開脚したとか。
その姿を想像するとこれも笑えました(ごめんなさい)
何だったんですかね、あのアロエ・・・。
これまでの人生の中でけっこう上位に入る強烈な思い出です。
(多分、今だったらあんな開脚したら筋傷めるか
その前に転んでけがしてるかもです。)
世の中、何が落ちているか分からないので
アッコさんもお気を付けください。