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2017年 韓国
◆おススメ度
★★★☆☆
◆キャスト
サ・ジンジン(女優):ハン・イェスル
コン・ジウォン(ジンジンの幼馴染、投資コンサルタント):キム・ジソク
アンソニー(ジウォンの義兄、ジンジンの推し):イ・サンウ
ハン・アルム(ジンジンの同級生、客室乗務員):リュ・ヒョンギョン
チャン・ヨンシム(ジンジンの同級生、弁護士):イ・サンヒ
チョン・ウソン(アルムの恋人、産婦人科医):アン・セハ
キム・ミギョン(ジンジンの母親):キム・ミギョン
サ・ミノ(ジンジンの弟):シン・ウォンホ
◆感想
私にとってテンションが上がるくらいのイケメンが出ていないので、見終わるのにちょっと時間がかかった。
「個人の趣向」で、なんとなく役者的にいい扱いを受けているっていう印象を受けたキム・ジソクがちょっと気になって観始めたドラマ。
気になってっていうのも、好きになりかけてっていうのではなく、単純にキム・ジソクが主演ていうのに疑問を感じながらもちょっと
興味を惹かれて。
まー、結果的に特にキム・ジソクが好きになったワケでもなく、雰囲気イケメン的な感じもしなかったけどだからか単純に作品自体を
楽しめたような気がする。
このドラマはですねー、何が面白いかって、華やかな経歴と言うか職業の人々の意外に庶民的で地に足の着いた地味な生活をしてるって
いうところ。
ぱっと見、ヒロインは人気女優だし、友人は客室乗務員に弁護士、っていう憧れの職業。
そして、そんな人気女優なヒロインが初恋相手に再会して、その彼はイケメン社長になってて、さらに彼の義理の兄がヒロインの
推しの元アイドルっていう。
そんな人々がやることと言ったら、結局美味しいものを食べて友達と集まって恋をして、ときどき家族の問題に悩まされたりしながら
生きている、って感じの。どんな人であろうと同じ人間、やることは同じなんだなーって、財閥との恋みたいな夢と憧れっていうの
ではなく、特別な職業の人たちの生活がなぜか共感を生むってところが面白い作品でした。
そして、男の人にはあまり理解できない、虚構の世界の推しと、リアル世界での好きな人は違うっていう女子の現実。
女子的に、画面の中の世界の人に恋して凄い熱量でキャーキャー言ったり、彼と自分がどうこうなることを妄想したり、仮想恋愛を
楽しんだりしたとしても、それはやっぱりどっか現実とは別であって、推しには自分ではなくそれなりに見合った人と(ここ、けっこう
大事ですよね)幸せになって欲しいな、って思ってしまう。
その女子の気持ちと、男の人との感じ方のすれ違いを微妙な人間関係のニアミスを交えながら描いてるところが、第二の見所。(いや、
第二じゃなく、むしろこっちがメインか?)
ちょっとだけ概要紹介。
主人公のサ・ジンジンは、元アイドルから転身して今やトップ女優として活躍する35歳独身女。
華やかな経歴とは裏腹に、35年間彼氏もおらず、未だに実家で暮らしています。そんな彼女には、実は子供の頃から高校生まで近所
に住んでいた幼馴染がいて、彼女はそんな彼が今も忘れられずに片想いしてたりします。
そして、ジンジンの幼馴染で初恋相手の男主人公コン・ジウォン。彼もまた、ジンジンが初恋相手だったりするのですが、幼い頃から
の二人の恋心が高まった高校生の頃、二人は映画を観に出かけ、帰りのエレベーターでキスしちゃいます。(ジウォンの高校生役の子
がやたらさわやかイケメンなんだけど誰?)
気持ちが通じ合って、これから楽しい恋が始まるっていう時に、ジンジンの父親が現場を目撃し、激怒。二人はそれで引き裂かれ
ちゃいます。(ジンジンは父親に無理矢理お別れの手紙を書かされた様子。)
そして彼は、母親の再婚とかもあってその後アメリカ留学へ。
その後、彼はジンジンを忘れて別の道を歩み、婚約してた相手と結婚直前に相手女性の浮気現場を目撃し婚約破棄。その後自暴自棄に
なりますが、そんな人生のどん底にいた彼を母親の再婚でできた血のつながらないかつ、それまで多感な時期だったために家族と
認めていなかった義兄に寄り添ってもらったことでなんとか立ち直り、エリート投資コンサルタントに成長して帰国。けれども、いまだ
傷は癒えていない状態だったりもします。
そんな二人がお互いそれぞれの仕事で香港(だっけ?)へ行き再会することから物語が始まります。
香港でのインタビュー撮影の際に、ちょっとしたトラブルに巻き込まれるジンジン。帰国した彼女を空港で大勢の報道陣が取り囲み、
身動きが取れなくなってしまうジンジンを颯爽と助け出すジウォン。
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そんな彼との再会に、数年間眠っていたジンジンの恋心に再び火がともっちゃいます!
ジンジン家族がまだそこにいるとは知らずに、母親と住んでいた団地の部屋に再び戻ってきたジウォン。
そこからさらに何度か二人は偶然の再会を経て、世話好きな母親の予期せぬアシスト(昔馴染みで一人暮らしのジウォンの食事事情を
心配したジンジンの母親がジウォンを毎朝食事に呼ぶようになったり、部屋の改装中に自宅に住まわせたり)もあったりで、ちょっと
ずつ昔の距離感に戻り・・・
一方で、ジンジンには10代の頃にアンソニーというアイドルにハマって追っかけをしていた時代がありました。芸能界入りしたのも
彼に会いたい一心で。
そんな彼は、ジンジンとは逆に今となっては人気が下降線気味に・・・。けれど、そんなことはお構いなしにまだまだ彼が推しである
ことには変わらないジンジン。
そんな二人に、体験バラエティドキュメント番組「私たち結婚しました」のオファーが舞い込みます。
そして、なんだかんだあってジンジンと、ジンジンの憧れの人アンソニーは番組に出演を決め、番組がスタート。
初回から舞い上がって、おかしなテンションのジンジン。今やトップスターのジンジンの憧れだと言われるも、人気が落ち目である
自分とのギャップに複雑な思いを抱えるアンソニー。
番組撮影が進み、結婚式のシーンを撮ることに。
そこで、親しい友人や家族なんかを呼ぶのですが、アンソニーが弟として呼び出した相手がなんとジウォンだったっていう・・・。
ジウォンは、元婚約者との傷を引きずりつつも完全に過去のこととしていたジンジンと義兄の結婚式の様子を見て複雑な気持ちに
なっちゃいます。
さらに式の余興として着ぐるみを被った男性4人の手だけを見てダンナサマを当てよう!的なクイズ形式のイベントで、見事(?)
自分の想い人であるジウォンを引き当ててしまうジンジン。(会場はちょっと微妙な空気感・・・。けど、ちょっと嬉しく思っちゃう
ジウォン。)
そんな感じで、現実的な世界でちょっとずつ距離を縮めていくジンジンとジウォン、そして仕事を通してジンジンの自分に対する
まっすぐな好意に戸惑いながらも少しずつ彼女に心を許していくアンソニー。
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ある日、自分以外の家族が旅行に出かけ、ジンジンとジウォンは二人でジンジンの部屋で夕食を食べる約束をします。
ジウォンと二人で過ごす約束に、嬉しくてテンションが上がるジンジン。ジンジンと過ごすことにまんざらでもないジウォンは、
帰り道で売っているのを見かけた"幸福の木"を購入。そこへ、アンソニーから連絡が入り、ジウォンはサプライズとして、義兄を
ジンジンとの夕食の場に連れていくことに。
玄関ドアを開けたジンジンは、ジウォンと二人きりじゃなかったことにすこーしだけがっかりするも、突然の推しの訪問に、
やっぱり歓喜。
ジウォンが買った観葉植物をアンソニーから渡すと、思いがけない憧れの人からのプレゼントに、すごく喜ぶジンジン。
その様子を見たジウォンは義兄に対し、ちょっとやきもちを焼いちゃいます。
そしてアンソニーもまた、自分とは少し距離がある感じのジンジンが遠慮のない様子でジウォンと軽い言い合いをする様子を見て
少し羨ましい、嫉妬的な感情が芽生え・・・。
って感じで、三角関係のちょーっとした感情のすれ違いを楽しむドラマです。
アンソニーがねー、ひたすらいい人なのにちょっとしたピエロな感じの役まわりなのが不憫。
彼も元アイドルなのに地味系生活な人で、趣味が釣りで、インタビューで釣りに関する話題を振ると話が止まらなくなちゃうって
いうお茶目な一面を見せたりもします。
概要では全く触れませんでしたが、ジンジンとジウォンの他に、昔ジンジンの住む団地で暮らしていて学校へ黄色いワゴンの送迎
で登下校していたワゴン組と言われるジンジンの親友女子2人が登場し、彼女たちの家庭と恋愛事情もセカンドストーリーとして
いい感じのスパイスになっています。
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ただほんと、私が好きになっちゃうキャストが出ていないのだけが残念。(どうでもよい?)
ハン・イェスルは、めっちゃ可愛いです。
シン・ウォンホ君、やや推しです。
アイドル俳優なのに、代表作と言えるような作品に恵まれなくて悲しいです。
知人の子がファンなので言っていたのですが、日本でラジオ番組を持っていたようなので(今はどうかわからないけど)、スケジュール的なもののあるんでしょうけど。
>単純に作品自体を楽しめたような気がする。
こういう時にイメケンを欲してる割にイケメンいると純粋に話を楽しめてないことに気付きますよね!すっごいわかります!
>ただほんと、私が好きになっちゃうキャストが出ていないのだけが残念。(どうでもよい?)
どうでも良くないです!結構大事です。
この記事見てmisoさんが自分と感覚が似てるなっておこがましいけど、思ってしまいました
そうなんですね!だから「青い海の伝説」で日本からスカウトしてきた、
みたいな設定だったんですかねー。(そんなんじゃなかったでしたっけ?)
>この記事見てmisoさんが自分と感覚が似てるなっておこがましいけど、思ってしまいました
いやいや、ありがとうございます。
私も嬉しいです。