◆おススメ度
★★★★☆
◆キャスト
深山大翔(みやま ひろと):松本潤
佐田篤弘(さだ あつひろ):香川照之
斑目春彦(まだらめ はるひこ):岸部一徳
明石達也(あかし たつや):片桐仁
片岡加奈子(かたおかかなこ):岸井ゆきの
河野穂乃果(こうの ほのか):杉咲花
南雲恭平(なぐも きょうへい):西島秀俊
岡部康行(政治家。依頼人):戸次重幸
植木美奈子(岡部の秘書):平岩紙
岩城雄介(検察官):津田寛治
大島浩二:児嶋一哉
本田紗子:ファーストサマーウイカ
円谷耕三:山西惇
◆感想
今更ですが、年末に放送された「99.9刑事専門弁護士 完全新作SP」の感想。
映画も観たいと思ってたのに時期を逃して、もう終わりかけだしコロナだし、みたいな感じで映画館ではもう観れなそうかなー。。。
「SP 警視庁警備部警護課第四係」の劇場版公開の際も、「SP 革命前日 Pre Episode VI」っていう映画を楽しむための序章みたいなストーリーがTV放映されて
ましたが、それと似たような感じ。
番宣と杉咲花と西島秀俊がどんな感じでストーリーに絡んできたのかってとこを詳しく見せてる感じ?(映画の内容がどっから始まってるのか知らないので間違ってる
かもですが。)
簡単なストーリー(の一部紹介)
今回メインの依頼人は政治家の岡部康行(戸次重幸)。収賄事件の被告人として深山に弁護を依頼する。
ヒマカ工業社長の円谷耕三が、岡部に賄賂を渡したとして嘘の供述をしていると、岡部は主張するが、岡部の秘書である植木美奈子もなぜか賄賂受け渡し現場を目撃
したと供述。
ここで厄介なのが、円谷耕三が先に贈賄罪で立件され有罪判決が出ていること。その時の弁護人が南雲恭平(西島秀俊)。そこで、深山、佐田たちは南雲に会いに行くが、
腹の内を見せない南雲に不気味な印象を持ち、収穫ゼロで帰ってくる。
深山たちは関係者の証言と円谷が岡部の事務所を訪ねた際の監視カメラの映像から、いつものように再現Vを作成し、なんとか突破口を見つけ出すが・・・。
なんか、久々にちゃんと日本のドラマを1本見終えた感じ。(「真犯人フラグ」見てるけど、終わってないので。)弁護士モノ、刑事モノ、医療系的な専門職系ドラマと
いいますか、もしくはシーズンを続けさせようとするドラマといいますか、それ系のドラマにはっきりしたラブストーリーがないのが日本のドラマの特徴だなーと
なんかしみじみ感じました。老若男女、幅広い年代をターゲットにしてる日本のドラマは、ラブ要素入れちゃうとそういうの嫌いな層からの支持が得られないんだ
ろうか?
(あー、でも中国ドラマの「ダイイングアンサー~法医秦明~」もぎりっぎりな微妙なとこだったなー。「ガリレオ」的な?)
今回、冒頭で佐田先生が班目法律事務所の所長に就任していて、なんとなーく、岸部一徳が自分が出ていたシリーズ系ドラマで終活してるような感じがしてちょっと
寂しくなりました。
シーズン1では榮倉奈々、シーズン2では木村文乃がやってた深山のバディ的なヒロインを今回は杉咲花が演じてます。
で、杉咲花演じる河野穂乃果(こうの ほのか)が、下着の窃盗犯として捕まった依頼人大島浩二(児嶋一哉)の接見してるとそこに深山が登場。
(「小島さん」「大島だよっ!」っていう普段と逆パターンのお約束をやりつつ)私の依頼人です、っていう穂乃果を無視して大島から話を聞く深山。接見が終わり、
深山に怒っている穂乃果に、いつものお約束で交通費を持たせて北海道まで現場検証に行く。そこで振り回されて文句をいう穂乃果とそれを完全スルーの深山、って
いう、あー、いつものヒロインと同じ構図だなー、って思っていたら・・・・。
北海道での実証実験と実験現場の工事担当の建設会社で見つけた写真から真実を導き出すも、二人にピンチが訪れ、そこを深山の機転でなんとか潜り抜け解決したのち、
河野穂乃果が祖父の意向で経験を積むために斑目法律事務所にやってくるが、あー、ここで深山に再会して「なんでアンタが!!」みたいな感じになるのかと思いきや、
ロボット弁護士なるマンガが大好きな河野穂乃果は、深山の真実を追い求める姿勢やクセなどをマンガの主人公に重ね合わせ、弟子となることを直談判するっていう・・・。
ここ、完全に意表を突いた展開で驚きました。基本、サムイダジャレの部分とかあんまり刺さってなかったけど、ちょっと今回の二人の掛け合いコメディーの部分は
面白かったです。
例えば、深山が穂乃果の弟子入りを受け入れるに当たって、"絶対に守って欲しい8ヶ条"なるものを提示。
でその中でも7「7:佐田所長が師匠を困らせた時は即座におじいさまに電話する。」っていうやつとか。絶妙なタイミングで行使しようとしたりして、佐田が慌てる
シーンとか。(穂乃果の祖父は大手自動車メーカーの会長で、佐田の大口顧客(多分)なので、佐田が頭が上がらない人物。)
若干、全方位の人々にウケようとして色々やりすぎてる感もありますが、純粋に疲れることなく楽しめました。映画観に行けなかったら、配信になってから観たい。
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