送別会帰りの出来事

去年の11月終わりころの出来事です。

ジョブローテーションのために、入社3年目くらいの若手の子が異動することになって、3年ぶりくらいに
送別会が開催されました。

(※ジョブローテーション：同じプロジェクトに長くいても多種多様なIT系業務に携われないため、若手社員の
育成・スキルアップのため、一定期間在籍したプロジェクトを離れて別プロジェクトへ異動すること。)

もちろん異動する社員のねぎらいもあるんだろうけど、割と職場の人たちもストレスが溜まってたのか、出席表
みたら参加率高かったので私も参加することに。

正直、テレワークだったら仕事終わってから1時間以上かけて都心に向かうのは面倒だったけど、自分的には出勤
シーズン中だったので、むしろ早めに仕事を切り上げてちょっとブラブラしてから向かった。

面倒だと思ってた割には参加したら参加したで楽しくなっちゃって、二次会にまで行っちゃって、帰りは超久々
に終電間際。(てか、いつのまにか終電もちょっと早くなっててびっくり。)


始発駅だったので、1本見送って座って帰ったんですが・・・。

主要駅すぎたくらいでけっこう人が増えてきて、まぁまぁな込み具合。
そんな時、入り口付近に立ってたおじさんが急に倒れた。
何事かとびっくりしたけど、優しいお兄さん、お姉さんたちが声かけてそれに対応してる様子を見てると、

ただ眠いだけ、みたいな感じ。

おじさん、すぐに立とうとしたんだけど、まわりの人に

「すぐに立たない方がいいですよ！」

って言われて、気力もないみたいでその場で床に座り込む。
で、次の駅でドアが開いて人がまた乗り降りするので仕方なく立ち上がって、みんなが見守る中また立ったまま
寝ちゃったみたいでまた倒れた。

また、「大丈夫ですか」から「立たない方がいいです」っていうやり取りが始まる。

（あー、なんでこんなただ眠いだけの人のために・・・）

って思ったけど、良心には勝てず仕方なく席を立って譲ってあげた。

私が席を立って譲ってあげたのことは、介抱してたお兄さんにだけ伝わって、眠いおじさんはほとんど目が開いて
ないので、その優しいお兄さんお姉さんの誘導でおじさんは私が空けた席に座り、腕を支えてくれた人たちにだけ
辛うじてお礼を言う。

ちょっと複雑な気分。

2駅くらい過ぎて、おじさんの隣の席が空いたので、私が席を譲ってあげたことを知ってる人たちが「どうぞ」って
言ってくれたけど、そのおじさんの隣にはちょっと座りたくなかったので

「あ、大丈夫です。」

って言って、ちょっと気まずいので次の駅でドアが開いて人が流れたのに乗っかって、ちょうど対角線上の反対側の
空いたつり革のところに移ると、またそこから2駅くらいで私が立ってた真ん前が空いたので座った。
(今回は端っこじゃなく、端から2番目の席。まだ立ってる人はけっこういる。)

と、今度はその向かい側のドア横に立ってた30代前半くらいのお姉さんが倒れた・・・。

気のせいか、若干みんなも慣れた感じで声かけて、「立たない方がいいよ」って声かけて、私の隣の人が席を譲って
あげて、倒れたお姉さんが隣に座る。

様子からして、この人も眠い人だ・・・。

でも、ほんとに具合悪い人だったらあれかなと、ちょっと様子伺ってると、うっかり倒れて人に話しかけられたせいか、
ちょっと目が覚めたみたいで薄目でバッグの中でこっそりスマホを触ってる・・・。

うーん。

その後も倒れた二人の様子を見てたけど、私と同じ駅で急にシャキッとして降りていきました。


なんだったんだろう。


この出来事を、行きつけの担当美容師さんに話してたら、

「その二人目の人、わざとじゃないですか？一人目が駅員さんも呼ばれないし、電車から降ろされたりもしなかった
から、『よし、いける』って思って座りたくてわざと倒れたんじゃ？」

って見解でした。なるほど、そういうこともあるかも？

ちなみに、パン教室の同じクラスの人に話したら、

「あー、でもコロナでずっと自粛しててお酒飲む機会も減ったからみんな弱くなっってるのかもねー。」

って。なんか優しい回答でした(笑)。


まー、とりあえず確かに病気って感じでもなくてよかったっちゃあ良かったのかも。