2016年 韓国
◆おススメ度
★★★☆☆
◆キャスト
シン・ジュニョン(国民的スター):キム・ウビン
ノ・ウル(ドキュメンタリー番組PD):ペ・スジ
チェ・ジテ(KJグループ総括企画本部長):イム・ジュファン
ユン・ジョンウン:イム・ジュウン
ノ・ジク(ウルの弟):イ・ソウォン
チェ・ヒョンジュン(ジテの父、国会議員で元検事):ユ・オソン
◆感想
このドラマも2年以上前に見たドラマです。
内容はけっこう重めで、本当だったら見進めるのに途中で気が乗らなくなって中断しちゃう系のドラマなんですが、そこにサスペンス要素
(主人公たちが関わる過去の事件の謎解き要素)が盛り込まれているため、別の意味で内容重くなってくるんだけども周りの人物たちが
その事件にどう関わっていて、これからどう進んでいくのかっていうのがけっこう気になって割と一気見しちゃうタイプの作品だった気が
します。
悪役で登場することが多いイメージのキム・ウビンの本当の父親役をやってたユ・オソン、ちょっとこのドラマで好感度が上がりました。
このドラマでは、国民的大スターでさわやかイケメン役の主人公なキム・ウビン、このドラマの後に「相続者たち」を見たら、序盤から
イ・ミンホに陰湿ないじめをやってる役ですっごくびっくりしました。
あとは、ほんと超個人的な好みですが、イム・ジュファンがちょっと受け付けない系の顔の人で、彼のせいで少し苦痛でした。
ヒロインのペ・スジちゃんは、フツウに可愛くって好きな女優さんの一人です。
ちょっとあらすじ書けるほど時系列に内容覚えてないので、ほんとにちょっと概要だけ。
メインは、国民的スターになった主人公シン・ジュニョン(キム・ウビン)が、かつての恋人でドキュメンタリー制作プロデューサーに
なったノ・ウル(ペ・スジ)と再会するところから始まって、
お互いわだかまりがあって、まだ未練のある二人はジュニョンの密着ドキュメンタリーを制作の依頼で接近。お約束な感じで最初は
ウルを拒絶して、意地悪したり冷たい態度をとったりしてるジュニョンですが、あるきっかけでジュニョンから折れ、ウルに3ヶ月限定
で寄りを戻そうと持ち掛け、まぁ結果的にお互いのまだ好きって気持ちを確かめ合って愛を育てていくっていうラブストーリーでは
あります。
ただ、ここですぐにハッピーエンドって感じにはならず、実はジュニョンはウルと再会する前に医者に余命1年未満と宣告されていて、
まー「麗」ほどのバッドエンドではないですが、とりあえず手放しのハッピーエンドでは終わらないって感じのドラマです。
で、サブストーリーの人間関係が超複雑。
ヒロインのノ・ウルは、高校時代に父親をひき逃げ事故で亡くしている。
ウルは、若い女性がひき逃げしたのを目撃したのだが、結果的に自首してきたのは自分が見た犯人とは違う、男だった。
それに疑問を抱いたウルは、その後、事件について個人的に情報収集し、ある結果にたどり着きます。
一方、母子家庭で育ったジュニョンは、どんなきっかけだったか覚えてないですが、自分の本当の父親が検事として活躍していること
を知り、自分も正義の味方の検事を目指して勉強をがんばります。
で、自分の存在を知らないその父親チェ・ヒョンジュンにさりげなく会いに行き、自分も検事を目指してるっていうことで接触。その
話に気を良くした父親が、検事の勉強のための参考書を譲ってくれることになり、自分が息子であることは言えないながらも少しだけ
幸せな感じでヒョンジュンを待っていたところ、ジュニョンとウルの会話を聞いてしまい、衝撃を受けます。
(この辺も詳細忘れましたが、ウルの父親のひき逃げ事件の担当検事がヒョンジュンで、事件の真相を知りながらも圧力に負けて真相
をうやむやにしたとかそういうのだったかと。)
で、それから何年かして、ジュニョンは死ぬ前にやり残したことをやろうと考えるわけですが・・・。
その中の一つに父親との関係のカミングアウトと、ウルの事件のことがあったりとか、その流れで現在検事を辞めて国会議員をして
いるヒョンジュンが、自分の息子と病気のことを知り自分の良心と権力に立ち向かって潔い会見をするっていう下りがあって、なんか
そこがすごく泣けました。(ここに行きつくまでの経緯がけっこう長いです。けどなんか、韓国ドラマではちょっとそこが意外な展開
でした。)
あとは、イム・ジュファン演じる善人面してウルに近づいて色々親切にしてくれたりしていたチェ・ジテが、ジュニョンの兄弟だったり、
ジテの妹と、ウルの弟がひょんなところで知り合いになってたり、ジュニョンの母親が営む食堂の人たちにもちょっとしたドラマが
あったり、けっこう複雑に人間関係が絡み合っていて内容も盛りだくさんで見ごたえはありました。
割とおススメです。
キム・ウビン、このドラマの静止画と相続者たちのオールバックとのギャップが…。
相続者たちのビジュアルは苦手なんですよね。
ペ・スジは好きなんですけど。
どうにも重い腰が上がらず。
でも、やっぱり観てみたくなりました!
「相続者たち」のイメージを払拭してくれますよー。(多分。)