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テレビっ子のひとり突っ込み

『ヒーラー ~最高の恋人~』 感想・内容紹介

2022-02-06 22:37:40 | 韓国ドラマ
         

2014年 韓国

◆おススメ度
★★★★☆



◆キャスト

ソ・ジョンフ/パク・ボンス(ヒーラー):チ・チャンウク
チェ・ヨンシン(ヒロイン):パク・ミニョン
チョ・ミンジャ(闇の便利屋ハッカー):キム・ミギョン
キム・ムンホ(テレビ局スター記者):ユ・ジテ
キム・ムンシク(ムンホの兄、チェイル新聞会長):パク・サンウォン
キ・ヨンジェ(ジョンフの師匠、初代ヒーラー):オ・グァンノク


主人公は「奇皇后」とか「あやしいパートナー」に出てるチ・チャンウク。とにかくちょーかっこいい。

ヒロインは、「トキメキ☆成均館スキャンダル」、「キム秘書はいったい、なぜ?」のパク・ミニョン。「キム秘書」の時は、めっちゃメイクが濃いな
(オルチャンメイク的な?)っていう印象で、もうメイク一つでどうにでもなれるから韓国人女優は見分けがつかないなって思ってましたが、このドラマでは
けっこう薄め。(新米感を出すため?)



◆感想・内容紹介

このドラマは、とにかく女子の憧れが詰まり放題なドラマです。

ドラマのジャンルとしては、ラブサスペンスそして勧善懲悪的な感じ。
2時間ドラマ的なサスペンス&ミステリーと、スパイアクション、そして甘々なラブストーリーが全部盛り込まれ、それらが上手く調和しているなかなかいい
作品だと思います。


以前、海野碧さんっていう作家さんの「水上のパッサカリア」(かそのシリーズ次作の「迷宮のファンダンゴ」だったか忘れたけど、)の解説に、カッコよくて、
頭もよくて、お金持ちで、器用で何でもできるっていう男の主人公を表す言葉として"少女マンガのよう"っていう表現が出てきたことがありました。
その時は若かったからか、その表現に対し「そんなことねーよ!」って思って反発する気持ちが強かったんだけど(正直、伊坂幸太郎の「陽気なギャングシリーズ」
とか、「グラスホッパー」とかに出てくる人たちだってそうだしそんな作品いっぱいあんだろ、と思ったので・・・)でも、今思い返してみると、確かにその
通りで、そして、この作品もまさにその"少女マンガ"的ヒーローだなと思うのです。

何度も言いますが、とにかくチ・チャンウクがめっちゃめちゃかっこいいドラマです。「ジョー・ブラックをよろしく」っていう映画が昔、ブラッドピットの
プロモーションビデオのような映画だって揶揄されてたけど、「ヒーラー」も、(私的にはいい意味で)チ・チャンウクのPVみたいなものです。チ・チャンウクの
アイドル的なカッコよさが詰まっている、そんな作品です。
(残念なことに、RAIN(ピ)のドラマ見た後にこのドラマのチ・チャンウク見ちゃうと、あ、やっぱRAINは手放しでイケメンて言える感じではないな、って思っ
ちゃう・・・。)

映画で言うと、「ミッション・インポッシブル」というか「スニーカーズ」的な要素(ハッキングして情報集めて指示送りながら、超人的な身体能力を持つ
主人公が任務を遂行するっていう)を持ちつつ、恋愛要素も多めなので「スパイダーマン」的側面もちょっとあるかなー、ってか若干パロってるのかな?

        

てか、少女マンガ的表現の部分を書いてて思ったんだけど、設定的にはちょっと「陽気なギャングシリーズ」みたいな感じでもあるよね。まぁ、陽気ではないん
だけども。


2年近く前に見た作品で、かなり内容忘れてる部分もありますが、軽く内容紹介です。

◇◇


まずは、パク・ミニョン演じるヒロインのチェ・ヨンシン。
ヨンシンは、インターネット新聞「サムデー」の記者。(サムデーはネット上で細々やってる新聞な半面、スポンサーなんかに縛られずけっこう気骨のある
記事を書いている新聞だったりします。)
両親はおらず、子供の頃放心状態で歩いているヨンシンを保護した元弁護士の養父がやっているカフェ併設のお家に住んでいます。
生態が謎に包まれた"ヒーラー"の大ファン。そして、同じジャーナリストとしてキム・ムンホが憧れであり、目標。

元弁護士である養父のもとにはそのお人好しで面倒見の良い人柄のためか、今は更生した元犯罪者たちが集まってくるという特性があり、幼い頃から彼らと
接して育ったヨンシンは、元犯罪者たちとの交流の中で密かに特殊能力を身に着けていたりします。


ここで、主人公ジョンフの前に、キム・ムンホをご紹介。
キム・ムンホは、テレビ局に勤める人気キャスター。正義感が強く、そのジャーナリズム精神で鋭い切り口でテレビ局側としてはスポンサーやら政治家やら
なんやらに配慮したいところ、それに構わず際どい取材内容のニュースを伝えっちゃったり、スター記者である反面、局としてはやや頭を抱える存在。
そんな彼には、チェイル新聞会長の兄がおり、兄には心に病を持つ妻がいて、ムンホは密かにその兄嫁を慕っていたりします。
ムンホの兄と妻はその昔、海賊放送をやっていた仲間であり、兄嫁には実は亡くなった夫とその間にできた娘がいたが、ある事件をきっかけに夫は亡くなり、
さらにその後娘が失踪、そのためか兄嫁は心を病んでしまい、娘を失くしたと思っていた。

ムンホは幼い頃から海賊放送の仲間たちと暮らしており、兄嫁の夫が亡くなった事件のことや、兄嫁の現在の状態に心を痛めており、密かに娘を探していた。


そして、主人公のチ・チャンウク演じるソ・ジョンフ。
彼も両親がおらず、キム・ミギョン演じる謎のハッカーチョ・ミンジャと、まだ助手的な弟子のカン・デヨン、そしてずーっとバカンスかなんかで不在の
ジョンフの師匠の4人チームの闇の便利屋で"ヒーラー"として仕事を請け負う日々。

実は、ジョンフの師匠であるヨンジェもまた、海賊放送の仲間の一人であり、幼い頃の記憶を失くしているジョンフもまた、赤ん坊の頃から海賊放送の仲間
たちとの間で育った子供だった。
そして、実はヒロインヨンシンも・・・。


ヒーラーとして、ムンホからの依頼によりある女性のDNA検査のため髪の毛や爪なんかを採取する任務を行っていたジョンフだったが、その調査対象がヨンシン
になったことで、彼らの歯車が動き出すことに・・・。

◇◇

こっから、特殊能力を持ったヨンシンに以外に手こずる百戦錬磨のヒーラー、どきどきワクワクの対面だったりします。

その後、色々あってジョンフがヨンシンの新聞社に潜入調査で入社したりするんですが、そのデキナイ君に変装したチ・チャンウクもいい!

      

なぜかピンチの時に自分を助けてくれるようになるヒーラーの存在と、近くにいるパク・ボンスと二人の間で心が揺れたりするヨンシン。

そしてさらにヨンシンの新聞社にキム・ムンホまでもが来ちゃったりして。

両親の死の謎を追っていくうちに、ヨンシンの過去までが明らかになっていき、どーあっても運命的に惹かれあう二人。

     

ジョンフが住んでいる倉庫を改造した部屋もなんか秘密基地みたいで羨ましくなります。

後は、ジョンフお得意のパルクール。人んちの屋根とか忍者みたいに伝って逃走したり、誰かを追いかけたり。残念ながら、そのパルクール自体は、当時
高校生くらいのスタントの方が演ってるらしいんですが。軽い身のこなしが、見てるだけで爽快な気分になります。

あと、どーでもいいけどこのドラマでキム・ムンシクを演じているパク・サンウォン、そして、「不滅の恋人」でヤンアン大君を演じてたソン・ビョンホ。
同じおじさんかと思ったら全然別人。でもどっちも小林稔侍に見える・・・。

あんまりいい感じに伝えられないですが、ほんと、かなりおススメな作品。

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