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テレビっ子のひとり突っ込み

『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ② (ネタバレ注意!)

2021-09-27 13:14:17 | 韓国ドラマ
     

◆おススメ度
★★★★☆

◆キャスト
イ・フォン(世子、のちに王様):キム・スヒョン/ヨ・ジング
ホ・ヨヌ/ウォル(イ・フォンの初恋の相手、巫女):ハン・ガイン/キム・ユジョン
ヤンミョングン(陽明君)(イ・フォンの異母兄):チョン・イル/イ・ミノ
ホ・ヨム(ヨヌの兄):ソン・ジェヒイム・シワン
ユン・ボギョン(世子嬪→王妃):キム・ミンソ/キム・ソヒョン
キム・ジュウン(イ・フォンの側近):ソン・ジェリム
大王大妃(テワンテビ)ユン氏:キム・ヨンエ
成祖(ソンジョ)(イ・フォンたちの父):アン・ネサン
シン氏(ヨヌの母):ヤン・ミギョン
ホ・ヨンジェ(ホ・ヨヌの父、弘文館大提学):ソヌ・ジェドク
チャン・ノギョン(星宿庁の国巫):チョン・ミソン
アリ(処刑された星宿庁の巫女):チャン・ヨンナム


◆感想・あらすじ(ネタバレ注意) ②

このドラマでけっこう初めて知った韓国宮廷ドラマ用語をちょっとご紹介。

世子(セジャ):李氏朝鮮時代の王位継承者である王子の称号。皇太子。
世子嬪(セジャビン):世子の妻。将来的には王妃となる。
揀擇(カンテク):世子嬪の選抜行事。
嬪宮(ピングン):世子嬪が住む宮殿。(このドラマでは出て来てたっけ?)
大妃(テビ):王様の母親。前世代の王妃。

宮廷ドラマは、初めて出てくる用語がたくさんあると、文脈や物語の中から意味を推測しながら見ないといけないので、けっこう頭を使って疲れます。
なので、おススメは、このドラマで基礎を確認してから「雲が描いた月明かり」を楽しむ、って流れですかね。

(の続きです)

(ホ・ヨムがフォンの文学となったことがきっかけで、色々な人たちの運命が動き出します。)

ホ・ヨムがフォンの文学となったことがきっかけで、ヨムの妹が先日科挙の首席合格者の発表の日に出会い一目惚れした少女だと気づくフォン。また、ヨヌも
フォンにもらった謎かけを解き、自分が泥棒呼ばわりした相手が世子だったことに気付く。

一方、これまで政権を一手に牛耳ってきた大王大妃ユン氏とその側近であるユン・デヒョン(史曹判書(イジョパンソ))らは、大提学の息子であるホ・ヨムが世子の
師となったことで、成祖王の狙いに気付き、大提学が自分たちの脅威になり得るとして警戒し始める。

また、皇宮内でヨムを見かけた王女ミナは、ヨムに一目惚れ。王様に自分もヨムに勉学を学びたいとだだをこねます。そこで王様は苦肉の策として、ミナ王女に
学友をつけることに。そして、その学友には、ユン派からの推薦でユン・デヒョンの娘、ユン・ボギョンと王様からの指名でヨヌが選ばれます。

      

ここでも、王様が大提学の娘を指名したこと、また実際に王様の前でヨヌの賢さを目の当たりにしたユン・デヒョンは、ますます大提学に対する警戒心を強めて
行きます。

13年前に亡くなった巫女アリの親友だったチャン・ノギョンは、国巫となり、大王大妃ユン氏に呼ばれ、ミナ王女の学友である二人の娘の顔相から、王妃の相
があるかを見るよう依頼されます。

ノギョンは、ヨヌを一目見て、アリが亡くなる前に自分に託した娘だと瞬時に悟ります。「高貴な身分となるが、太陽に近づくと破滅する運命を持つ娘」、
それがヨヌの運命。ヨヌは王妃の相があるのに、王妃にはなれない、一方、ユン・ボギョンには王妃の相がないが、王妃になる運命の娘。

ノギョンは、大王大妃ユン氏にユン・ボギョンに王妃になれるかを問われ、「いずれ交泰殿(キョテジョン)のあるじになります」と、言葉を濁す。
しかし、これを肯定と受け取ったユン氏はその言葉を聞いてほくそ笑む。

そして、フォンのある軽率な行動がきっかけで、世子の妻を選ぶ行事、揀擇(カンテク)が行われることとなる。揀擇(カンテク)を取り仕切る大王大妃ユン氏
は、裏でにユン・ボギョンを世子嬪に内定させるが、それを知ったフォンに邪魔をされ、公正な選択が実施されることになり、ホ家では不本意ながらも、ヨヌが
世子嬪に選ばれることに。

          

喜ぶフォンだったが、これを良しとしないユン氏は、とうとう実効策に打って出ます。国巫であるノギョンを呼び、世子嬪に選ばれ、作法などを学ぶヨヌを呪い
殺してしまうよう依頼するユン氏。

ノギョンは呪いの儀式を行い、それによって日に日に原因不明の病で衰弱していくヨヌ。ユン・デヒョンらの謀略により、ヨヌは王宮から追放され、ヨヌの病を
隠していたとヨヌの父ホ・ヨンジェとホ・ヨムも任務を解かれてしまう。

          

自宅に帰り、引き続き謎の病に苦しむヨヌ。ノギョンは、親友アリとの約束を守るため、密かにホ・ヨンジェと密会し、巫病から救うにはこの薬を飲ませて逝かせる
しかないと、ある薬をホ・ヨンジェに渡す。これは、大王大妃ユン氏の目を欺き、ヨヌを一度仮死状態にさせるための薬だった。

そうやって、誰の目にもヨヌが亡くなったと思わせることに成功したノギョンは、ヨヌの葬儀が行われた日の夜、密かに墓を掘り起こします。
(この時、少しだけ墓を掘り起こすのが遅れ、棺の中で埋まったままヨヌは仮死状態から目覚めてしまい、酸欠状態の中で苦しみ、再度気を失ってしまいます。
おそらくこのことが原因でヨヌは記憶を失ったのかと・・・)

こうして、表向き一度死んだヨヌは、別の人生を歩み始めることとなります。

         


◇◆

ちょっと気力が尽きたので、②は一旦ここまでで。(こんなに引っ張るつもりではなかったんだけども・・・。)

王様(アン・ネサン)の子として、陽明君、フォン、ミナ王女が登場しますが、それぞれ父に話があると言うので聞いてみると、まさかの全員が大提学の子と
結婚したいと言う。それを聞いて王様が頭を抱えるシーンがあるんですが、私的にはその場面とシチュエーションにちょとだけ笑ってしまった。大提学に、もう
一人娘がいればうまく解決できたかもしれないのにね・・。まぁ、でもミナ王女がヨムと結婚するっていうのはそういう問題でもないんだけども。

このドラマ、たくさんの悪女が登場するんですが、中でも私が嫌いなのはミナ王女。
ちょっとワガママでアホすぎでしょ。自分のことしか考えていない、思い通りにならないと泣いて王様である父親に泣きつく。
そして、こんなに娘に甘い王様を今まで見たことがない。今回、ちょっとだけドラマを見返して改めて思いました。(でも、そういう方向に持ってくために敢えて
ちょいブスな人を王女役に起用してるのかも・・・。)
とにかく、この、ミナ王女のワガママのせいで、色んな人が不幸になっていきます。

それから、6話から、主要メンバーの役者陣が子役から切り替わるんですが、これがちょっと変わりすぎな気が・・・・。
ヨヌは、色々あって無邪気さが消えたと思えばまだわかるけど、世子のヨ・ジングからキム・スヒョンは面影なさすぎでしょ。なにこれ。途中で影武者にでも
変わったんじゃないかってくらい別人物・・・。

それから、ユン・ボギョンの大人役は、「トキメキ☆成均館スキャンダル」で、妓生の役やってたキム・ミンソなんだけど、大人になったら少女だった頃の
めっちゃイジワルそうないかにも悪役って感じの影がすっかり消えてしまった。まー、もしかしたらそれだけ子役のキム・ソヒョンの演技力がすごかったのかも
知れないけど。キム・ソヒョン時代のユン・ボギョンは、場合によってはめっちゃブスに見えたり、すごく可愛く見えたりするなかなかいい女優さんな気が
しました。


そんなこんなで  へ続きます。

『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ①

『太陽を抱く月』 あらすじ・感想 ③ へ


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