Hiroyasu-kingの体験記  裏読み思考で社会を暴く、真理不尽の違法許さず! 遊び心で一刀両断 是非に及ばず

ヒロヤスキングの穴馬指南奮戦記から、社会の真相に迫る裏読み体験談 
官僚国家の罠 国民は家畜じゃないよ!主権在民だよ!

アジュディイミツオーに乾杯!! 後編

2008年02月07日 22時45分09秒 | 大穴馬券.お宝馬券.百万馬券.大当たり

     アジュディミツオーに乾杯!!    後編  

 

 

車で帰宅を急ぐ中、俺は馬券を買った後の後悔と動揺をを思い出した。    

俺はオッズを見て、23万馬券に動揺していた。 

あの感覚はオッズを見たら馬券から16番を外してる、きっと地獄を見ただろう。 

またぞくぞくと寒気を感じた。 

いつしか車のスピードは上がっていた。 

高速道路を突っ走る、まずい! 事故でも起こしたら何にもならない。 

大金を持ってる以上、何事もなく無事に家に着くのが一番。 

スピードを落として左側斜線へ切り替え、安全運転にした。 

銀行強盗でもしたような気持ちだった。 

漫然と走る中、家族の顔が浮かんできた。 

この金を見せたら驚くな、なんて言おうかな。 

競馬で儲けたよ、そう言っても信じないだろうな。 

子供には見せられないな、説明ができない、そんな思いが交錯した。 

素直に嬉しさが味わえない。 

様々な思いが頭の中を駆け巡る。 

気が付いたら家に着いていた。 

現金袋を小脇に抱えて玄関を開けた。 

女房は台所で食事の支度をしてた。 

俺はとりあえず部屋に現金袋を隠した。 

我に返ってふと思った。 

馬鹿だなー、この程度の現金は仕事では何度も手にしたことがある。 

こんなに動揺したことはない。 

ギャンブルで得た金は特別な金、金額以上の興奮がある、まさに過敏反応をしてい

た。 

ふと、20歳代の頃を思い出した。 

当時の競馬場は人がごった返して賑やかだった。 

競馬の呑み屋はごろごろいるし、悪徳コーチ屋もうろうろしてた。 

一方的に話しかけてきて、当たると金を巻上げられる悪徳コーチ屋の話は山ほどあ

った。 

競馬の呑み屋はみんなヤクザで組単位の集団で来てる。 

危ない人間がゴロゴロいた。 

暴対法が成立するまではヤクザのやりたい放題。 

ギャンブル場では一番気を付けなくてはいけないことだった。 

当たり馬券の大口窓口に並ぼうものなら、たちまち人だかりになって大騒ぎ、 

仲間でも何人かいないと安心して払い戻しができない。 

狙われて金を取られた話は山ほどあった。 

今日の動揺は俺の深層心理の中に埋め込まれたトラウマだった。 

俺自身は金を取られたことはない。  だけど仲間が取られたことはある。 

常に気を付けていたことがフラッシュバックとなって俺の心を動揺させた。 

大金を当てた興奮が重なって過敏反応を起こしたんだ。 

自分の心理を思い出しては可笑しくなってきた。 

やっと大穴を当てた自信と嬉しさが込み上げてきた。 

体が火照っているような、焦点が呆けているような感覚の中でも、満足感に浸ること

ができた。 

 

女房からご飯ですよ、の声が掛かった。 

俺は嬉しさを隠しながらも、いつもと変わりなく家族団欒の会話を交わしていた。 

食事も終わり、片付けも終わり、女房と二人になった。 

女房に「チョット部屋においでよ」と声をかけた。 

女房に最初に思わず言ったよ。 

驚くなよ、銀行強盗をしたわけではないよ!  これを見てみろよ! 

俺はおもむろに現金袋を取り出した。 

袋を開けると逆さまにして札束を床に積み上げた。  どうだ、凄いだろ! 

どうしたの?   女房は叫んだ。 

競馬だよ、競馬で50万馬券を当てたんだ。 

だから言っただろ、驚くなよって。 

女房は、凄い! おとうさん凄い!本当なの? 

ただただ驚くばかり。 

俺は詳しく説明した。 

女房は札束を数えた。数え終わると不安げに戸惑いながら言った。 

おとうさんこれどうしょう?  

俺は答えた、とりあえずタンス預金だな。      どこにも出せないよ。   

こつこつ使うさ、神様のプレゼントだよ、ご馳走様でいいだろ。 

アジュディミツオーに乾杯!だよ。 

最初に飛ばした満塁ホームラン。 

確かな自信と大きな喜びを感じた思い出のレースでした。  

これ以後の俺の馬券戦略は3連単に変わった  

3連複の15万馬券は驚異的ではあったが3連単の醍醐味は衝撃的であった 

50万馬券を勝負馬券で取りたい。   確かな手ごたえを感じていた。 

後から配当金が8万円下がった理由が判った、後から記載することにする。

 

 

 

 



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