あごう ひろゆきの「集志貫徹」 ブログ

生まれ育った「大田市」をこよなく愛し、責任世代の一人として、先頭に立ちがんばっています。皆様との意見交換の場です。

「集志貫徹」

やっぱりおおだ!

中心市街地の今後の姿

2010年01月27日 22時11分52秒 | 想・有・独・言
中心市街地の形成に大きく関っているのが商店街です。
商店街は「安全性・信頼性のある商品やサービス」「より専門性の高い商品やサービス」を提供する店舗の集まりです。これらの商品やサービスに最も力を注いでいると思います。
それと同時に商店街は、地域コミュニティの核としての役割を担ってきました。商店街は地域に根ざすものだけに、祭り・イベントをはじめ、地域の行事にも地元商店主の力が注がれています。住み良いまちにするため、環境を整備し、防犯、防火、交通安全、福祉、PTA活動などに積極的に取り組んでいます。
ある面で、商店街は自分の商売よりも地域のことを考えて行動してきたとも言えます。それは、地域が衰退すれば、自分たちも衰退すること以上に地域を愛していたからにほかなりません。

中心市街地は商店街を中心としてコミュニティの核としての存在意義が今後も最も重要な役割と言えるのではないでしょうか。
地域コミュニティは究極のアナログ世界です。デジタル社会が進んでも、実際に会話や行動を行なって成り立つものです。
生活者がまちに望むものは子育て支援、青少年の交流、高齢者の集う場所、教育、医療、文化活動、居住、などこれらの拠点としての中心市街地が求められているのではないでしょうか。商店街を物売りの場だけでなく、複合サービス提供ゾーン、生活ゾーン、コミュニティゾーンとして甦らせる。そこに人の交流が生まれ、地域のためのコミュニティから商店街の利点も生まれてきます。

商店街に元気が出ると、様々な商品を一括で山間地や海辺部へ届ける配達システムも可能になり、周辺部の高齢者の足になれる。
そこに、地場産業・産品を積極的に導入する、足りていない業種を補完していくことにより、このまちでの完結型の消費システムが出来上がれば市外への流失にも歯止めがかかるのではないでしょうか。
そこに住む住民だれでもが、自分のまちの中心であると思える、そんな中心市街地であることが大田市の魅力につながると考えます。

商店街はその地域をもっとよく見つめることはもちろん、消費者の声によく耳を傾けること。また、商工会議所・商工会、行政が積極的にかかわりを持つことで未来の中心市街地が形成されると思います。