昨日、第4回の「大田市立病院 医療確保対策特別委員会」が午前9時より全員協議会室にて開会されました。
今回は前回とまでと違って議員の勉強を兼ねて島根県県央保健所長の鈴宮寛子氏
を招いて、「大田の地域医療について」と題した講演を行っていただきました。
講演内容を掻い摘んで記載してみます。
○大田圏域で平均寿命を下げている要因は
○一般病床54床が休止中、常勤医師不足の為、大田市立病院の医療機能が低下している。
○おおだ健康ダイヤル24がコンビニ受診を回避している。
○救急受診件数が外科・整形外科のみならず、内科と小児科も減少している。
○医師は夜間当直(呼び出し)が月に3~4回あり、翌日も続けて勤務しなければならない。
○消防の努力等もあり、市立病院に救急患者も受け入れており、
病院経営的には、救急告示の復活が望まれる。
○市立病院は次の点で優れた医療を提供している。
①リハビリと脳卒中
リハビリテーションセンターがあり、訪問リハビリで地域を応援している
訪問リハビリは地域と先生のつながりがある
脳卒中の対策として在宅医療が充実している
②糖尿病
糖尿病教育入院の再開を10月から開始
栄養指導の件数増加
③分娩
分娩件数が増加している
2500g未満の未熟児の分娩件数も増加している
④緩和ケア
緩和ケアネットワーク大田・やすらぎハートの会(緩和ボランティア)・がんサロン大田
等の活動が活発である
○医療確保・維持が重要であり、財政問題も心配である。
○奨学生(地域枠制度等)の医師の雇用は少なくとも5年は待たないといけない。
最先端の医療を学び、大田の医療レベルの底上げも期待しないといけない
市立病院に戻ってくれる保証はない
○研修医のニーズに合った研修制度を考える。
総合内科、地域医療等ポイントを的確に絞り、それに特化する
研修医のライフスタイルも考える
○大田市立病院としての病院像=長期ビジョンを考える
短期・中期の方策も同時に考える
○市立病院を魅力ある病院に。
その魅力とは何か?
○地域医療の再生に向けて
①今いる先生を大事にする
②大学を中心にキャリアアップできる医療ネットワーク・連携体制の構築
③県内に医師を残し、育てる
④地域外から医師を連れてくる
○これからはボランティアの受け入れを積極的に考える
広報、受け入れ窓口
○住民・自治体・医師会等が協力し、出来ることを考える。
などなどです。
「できない」ではなく「やれる」から
Negative発想から脱却し、Positive発想へ
と言うことでまとめておられました。
まったく、おっしゃるとおりで、まずは気持ちから本気で変えていかないと
いけないと改めて思った次第です。
緊急告示取り下げの事由に外科・整形外科の不在と言う項目はありません。
現状をもう一度整理して、できる限り救急告示の復活に向けて努力して欲しいものです。
その為には市民の皆様の理解と協力が必要になります。
今回は前回とまでと違って議員の勉強を兼ねて島根県県央保健所長の鈴宮寛子氏
を招いて、「大田の地域医療について」と題した講演を行っていただきました。
講演内容を掻い摘んで記載してみます。
○大田圏域で平均寿命を下げている要因は
男性
1位 自殺、 2位 脳血管疾患、 3位 胃がん
女性
1位 脳血管疾患、 2位 大腸がん、 3位 自殺
と言うことで、男性の50代と70代の自殺者が多い、がん検診の受診率が低い
のが特徴的。診療体制の強化が必要。
死亡原因上位の対策を行わなければならない。
1位 自殺、 2位 脳血管疾患、 3位 胃がん
女性
1位 脳血管疾患、 2位 大腸がん、 3位 自殺
と言うことで、男性の50代と70代の自殺者が多い、がん検診の受診率が低い
のが特徴的。診療体制の強化が必要。
死亡原因上位の対策を行わなければならない。
○一般病床54床が休止中、常勤医師不足の為、大田市立病院の医療機能が低下している。
○おおだ健康ダイヤル24がコンビニ受診を回避している。
○救急受診件数が外科・整形外科のみならず、内科と小児科も減少している。
○医師は夜間当直(呼び出し)が月に3~4回あり、翌日も続けて勤務しなければならない。
○消防の努力等もあり、市立病院に救急患者も受け入れており、
病院経営的には、救急告示の復活が望まれる。
○市立病院は次の点で優れた医療を提供している。
①リハビリと脳卒中
リハビリテーションセンターがあり、訪問リハビリで地域を応援している
訪問リハビリは地域と先生のつながりがある
脳卒中の対策として在宅医療が充実している
②糖尿病
糖尿病教育入院の再開を10月から開始
栄養指導の件数増加
③分娩
分娩件数が増加している
2500g未満の未熟児の分娩件数も増加している
④緩和ケア
緩和ケアネットワーク大田・やすらぎハートの会(緩和ボランティア)・がんサロン大田
等の活動が活発である
○医療確保・維持が重要であり、財政問題も心配である。
○奨学生(地域枠制度等)の医師の雇用は少なくとも5年は待たないといけない。
最先端の医療を学び、大田の医療レベルの底上げも期待しないといけない
市立病院に戻ってくれる保証はない
○研修医のニーズに合った研修制度を考える。
総合内科、地域医療等ポイントを的確に絞り、それに特化する
研修医のライフスタイルも考える
○大田市立病院としての病院像=長期ビジョンを考える
短期・中期の方策も同時に考える
○市立病院を魅力ある病院に。
その魅力とは何か?
○地域医療の再生に向けて
①今いる先生を大事にする
②大学を中心にキャリアアップできる医療ネットワーク・連携体制の構築
③県内に医師を残し、育てる
④地域外から医師を連れてくる
○これからはボランティアの受け入れを積極的に考える
広報、受け入れ窓口
○住民・自治体・医師会等が協力し、出来ることを考える。
などなどです。
「できない」ではなく「やれる」から
Negative発想から脱却し、Positive発想へ
と言うことでまとめておられました。
まったく、おっしゃるとおりで、まずは気持ちから本気で変えていかないと
いけないと改めて思った次第です。
緊急告示取り下げの事由に外科・整形外科の不在と言う項目はありません。
現状をもう一度整理して、できる限り救急告示の復活に向けて努力して欲しいものです。
その為には市民の皆様の理解と協力が必要になります。