私が所属します「行財政改革特別委員会」では、議会閉会中に「協働によるまちづくり」について
4回の委員会を開催し、集中的に議論して参りました。
その結果を、特別委員会の中間報告として昨日、6月議会初日に三浦 靖委員長が登壇して
報告いたしました。
平成18年度から地域の多様なニーズに対応する「新しい公共サービス」を目指して
市内7ブロック単位による「協働によるまちづくり」がスタートしました。
それから職員の配置等いくつかの変更を加えながら、現在に至っているのですが、
幾年も経った今でも、しくみが解りづらい、ブロック割りに対する疑問など
まちづくりに対する問題点・課題点を指摘する声を多くお聞きいたします。
そこで、このまちづくりのシステムについて問題点・課題点を抽出、整理し
将来にわたって市民の皆様の意向に沿ったまちづくりの推進に向け、議論を
重ねたところです。
議論の主なテーマとして
①まちづくりセンターと公民館の機能と役割分担について
②ブロックを主体としたまちづくりについて
③まちづくりに対する予算とその配分、機能強化と将来の展望について
の3点について議論展開されたと感じております。
まず、「まちづくりセンターと公民館の機能と役割分担について」は
まちセンは身近な地域課題の解決に向けての実践を行う拠点であり、
公民館は社会教育を通じて将来の人づくりの場として、広域的な問題解決に向けて
の活動拠点である。
まちセンと公民館とがお互いに連携・補完しながら車の両輪のごとくまちづくりを
推進する。
「ブロックを主体としたまちづくりについて」は
ブロック内の各町単位ごとにニーズも課題も異なる地域もあることから、ブロック単位を
否定するものではないが、どちらかというと行政区域としてとらまえ、
各町単位に存在しているまちセンを中心としてまちづくりを進めていくよう、
ブロックのまちづくり委員会を含めて見直すべきである。
「まちづくりに対する予算とその配分、機能強化と将来の展望について」は
まちづくりセンターがより身近な問題解決に向けて活動が充実するよう
各町毎の人口・面積等を勘案し、交付金を1本に統合して、より自由度を高めた
執行が出来るように工夫する。
センター長がまちづくり活動に対して大きな存在を示しているので、
常勤化とし、裁量権を付与し、それに向けて処遇の改善を図る。
以上のような議論があった中、まちづくりセンターを中心としてまちづくり
を推進する案として「協働によるまちづくり市税1%交付事業」を提言いたしました。
4回に渡る執行部を交えた意見交換、また、まちづくりを専門的に所管する
総務教育委員会を委員外委員としても招聘し、議論した委員会は内容的にも
非常に密であり、提言としてまとめ上げたことも画期的なことだと感じています。
詳しくは三浦委員長のブログ記事
http://blog.goo.ne.jp/miura-yasushi/e/d0751d774eb781c148907183895d797e
をご参照下さい。
委員会をまとめ、提言として中間報告された委員長には敬意を表します。