知事選・県議選が終了して気になったのはやはり投票率の低さです。
より身近な選挙であった県議会議員選挙の大田選挙区のデータを少し分析しながら
投票率低下の要因を考えてみたいと思います。
今回の選挙の有権者数は30,795人。
投票者数は16,773票(うち無効416票)ですから、投票率は54.47%でした。
前回(H23)は無投票でしたから、前々回(H19)の63.20%と比較すると
8.73ポイント投票率が低下したことになります。
人数にして約2,600人が前回と比べて投票に行かなかった計算になります。
ここで問題になるのが、投票に行かなかったのか?、行けなかったのか?ということです。
投票に意識的に行かなかったということになれば、政治に関しての無関心・無意識、諦め等の表れであろうし
行けなかったということになれば、投票の時間的な問題や投票所の開設場所等の問題であろうと考えられます。
仕事などで日程や時間的な制約があり投票が困難であろう方のために
期日前投票や不在者投票の制度があるのは皆様ご存知のことでしょう。
特に期日前投票は告示の翌日から8:30~20:00までの間、土・日も投票ができ
印鑑等も不要で、以前よりも随分気軽に投票できるようになりました。
今回の県議選(大田選挙区)でこれを利用したのは3,753人で全体の12.02%。
とりわけ午後5時以降に投票した人は817人で期日前全体の21.77%を占めています。
年々投票率は増加傾向にあります。
選挙にいけないという方の時間的・日にち的な問題は、大方解決されているのではないかと分析しています。
では、なぜ投票率は下がる傾向にあるのか、別の要因を次回に分析したいと思います。