サニテラの仲間達

退職を機に、自分は残りの人生で何をしたいのか心の声に耳をかたむけ山小屋生活を楽しみ、世界を歩く夢を実現したいと考えてます

第二の人生 母が来てくれた

2022-06-03 08:00:00 | 山小屋
母が実家に帰って行きました。

息子である私の、山の上の家に遊びに来てくれて2週間居てくれました。実家に迎えに行った時は「もう歳だし脚も痛いし行かない」と言っていましたが、なんとかなだめて来てもらいました。母とは、私が結婚してからは、毎年帰省する時に数日しか会っていませんでした。だから私の中ではいつまで経っても、"あの頃"の母です。あの頃とは、私が幼稚園児、小学生の甘えん坊の頃、中学生で反抗期の頃、高校、大学の半分大人の生意気だった頃のそれぞれの時代の思い出の中にいます。

もう、大層歳をとって身体にガタも来ている母ですが、この山の上での生活を通して、山の神の力か、木々の癒しの力なのか自然の中での生活でとても元気になってくれました。ココにいる間は、元々脚が痛いと言っていたので、なるべく負担をかけない様にしながら、あちこちと連れ回したりもしました。美しいお城や昔の佇まいを残す宿場町、山のリゾートに山村巡りなどなど。何処にも行かない時には庭の草むしりなんかも参加してくれて、体調壊さないかこっちが心配するほどでしたが、日に日に元気になった様に思えます。


わさび園で

国宝松本城

奈良井宿

上高地河童橋


善光寺ご開帳

小布施堂

白骨温泉

わらびの収穫

わらび狩り

私も神さんも、子供からは「2人とも山にいるととても元気に見える」と言われます。ここ山の上の近所のお年寄りも、とても元気で若々しく生活されています。もしかしたら私が仕事を辞めて身体が元に戻ってきて元気になったのは、仕事からの解放だけじゃ無くて、この山に入った事だったのかもとも思うようにもなりました。そう言えば、街の家の近所のお年寄りの皆さんは、街で暮らす時の母と同じように見た目そのままのお年寄り。山の上のお年寄りとは雰囲気が全く違います。

今回、母が山に来てくれたのは、そんな事も私に気付かせてくれたのかも知れません。やはり、人はもっと自然の中に身を任せる事を意識した方が良いのかも知れません。仕事していたらGWなどの短い休暇の期間に大勢の人と一斉に旅行に出かけ、何処もかしこも人だらけ。そんなことでは良い休暇を過ごせたものではありません。
でも、現代ではとても日常に長期休暇で自然の中に自分の身体を浸す時間が無いのだと思います。
せめて人生の後半では身体を健康に生き生きと生きる為に、また医療費削減の為にも、街の老人は自然豊かな田舎に少しの間試しに住んでみるのも良いのではないでしょうか。

義父も山の上に連れてくる計画していますが、ココに来て山の神、自然の神、木々のエネルギーを大いに感じて元気いっぱいになってもらえたらと思っています。