晴耕雨読

長いサラリーマン生活を終え、悠々自適の生活を楽しんでいる60代
と言ってスタートしたがもう古希を迎えた

こどもセンターでのおもちゃ病院 時間切れ間近に来客

2011-06-12 | ボランティア
市の中心部にあるこどもセンターでのおもちゃ病院に出る。
いつもはドクターが4~5人だが、この日は2人だけ、こういう時に限って忙しくなるものだ。
最初の1時間は雨が強かったためか誰も来ず、そろそろ店じまいかなと思った頃から来始めた。
1人で4件も持ち込んだ方もいて計8件の患者数となり大童となる。

足が骨折した犬のぬいぐるみが2匹、これは有無を言わせず入院とする。
多分子供が乗ったか、おとなが足で踏んずけたのだろう。
よくあるケースだが修復には時間がかかるし、子どものまえで分解するには刺激が強すぎるから入院とする。
よくぞ捨てないで持ってきてくれたと感謝したい気にもなる、大事に使っていたのだろう。


音の出る絵本が来た、スイッチを押すと音楽が出るものだがうんともすんとも言わないという。
分解すると回路基板からスピーカーへ行く線が基板上でイモ半田のため信号断となっていた。
一見したところそのようには見えなかったが、まさかと思いながら疑ったのが良かった。
持ち帰った母子がもどってきた、何かと思ったら子供がお礼を言いたかったのだという、笑顔が可愛い。

昼を過ぎたころ持ち込まれた駐車タワー、車を乗せた籠をタワー上部のつまみを回すと上に持ちあがるはず。
これが子供の手では簡単に回せなくなったという。
調べると使われているギア(フェースギアというものだそうだ)が欠けてしまって空回りをしていた。
平歯車の方を交換したが相手の円盤状の歯車も相当欠けているのでかみ合わせは完全にはいかなかった。

メーカーに問い合わせても部品だけの販売はしなく、製品を送り返せというらしい。
それほど高級品でもなく無償ならともかく、そこまではしたくないということだった。
こんな力のかかるところにプラスティック製のちゃちなギアを使っているのはいかがなものか?
多分部品を交換してもまたすぐに壊れてしまうだろう、今回の修理は不完全で終わり残念。