Route 136

国道136号線―セラピストの日記

ハワイアンの宗教観

2011年04月23日 | 日記
昨日、BSでハワイ島の特集をやっていました。

ハワイ島は富士山より高い火山や白い砂浜・黒い砂浜・緑の砂浜、溶岩台地、温泉、滝等、いろいろあるので面白いですよ!

ということで…番組の中でワイピオ渓谷が紹介されていました。

そこに住むハワイアンは今でも伝統食のタロイモを栽培し、独自の文化を守っていました。
つまり主食が文化そのものであることを物語っています。

日本なら稲作―米ですよね。

私は大学で田んぼは半永久的持続可能農業として習いました。
これは畑作とは違い、土地にダメージを与えることなく、自然と共生した農法=生態系を破壊しない農法であることを意味しています。
(ハワイのタロイモ畑もそうですね、きっと)

その農法とそれらが織りなす景観は、伝統文化として守らなければいけない遺産なのかな、と思いました。

ワイピオのハワイアンは

「与えられているんだから力の限り生きるのさ!
ご先祖様に感謝しつつ…」

というようなことを述べていました。

与えられている…
というのは誰からでしょう?
神様? 自然? 精霊? ご先祖さん?
たぶん全部ひっくるめてだと思います。
ハワイアンが捉える神様とは日本の八百万の神で、神道の自然崇拝という概念に似ていると思います。
ハワイアンにとってのヘイアウ(土地 火山 木等精霊が宿る場所や地球エネルギーが出ている場所)は日本でいう神社です。
ご先祖様に感謝というのは日本の仏教の概念と共通すると思います。

アジアじゃないのに&民族も違うのに、宗教観が似ていますね。
ハワイアンはこの宗教観を特別なものとして、集団としてでは表しません。
個人の内にあるもの、そして日常的なもの、という感じです。
でも日本人は特別扱いしすぎる…?

ハワイアンが言うと宗教っぽくない…

なんか自然…

その差はそこにあるのでしょうか…???