Route 136

国道136号線―セラピストの日記

気温差と向き合う

2011年08月25日 | 心・体
最近気温差がありますね~。

体が硬い人はもろに体調不良としてでているのではないでしょうか?

なぜなら気温で骨が動くからです。微細な動きですが。

骨を動かして気温になじむ体に変化することで、季節に適応していっているのです。

簡単に言ってしまうと

寒くなれば骨盤は閉まります。
暑くなれば骨盤は開きます。

骨盤と連動していろいろな骨が動いていくわけですが、ある骨は動いたのに、ある骨は動かない(動けない)…
これ、「捻じれ」を生み出し、神経の流れを阻害し、ホルモンの働きにも悪影響を及ぼします。

骨格的な痛み(ぎっくり腰や関節の痛み)として出る人もいれば、体の内部の不調(消化器系・呼吸器系・生殖器系…)として出る人もいます。

くしゃみや咳がでる人は、その反動をつかって体が自らを柔らかくしようとしています。

でもそうなる前に、体を固めないようにいろいろと動かしてみませんか?!

要は骨が動けばいいのです。ある意味、関節技は理にかなっています。
関節技をかけられれば固まった骨が弛み、歪みがとれることもあります。
でも無理にやってしまっては痛めてしまうので、やさしくやさしくじゅわじゅわとかけてあがればいいです(笑)

でも格闘技をやっていない人は、関節技なんて知らないですよね~

なので、腰や肩を回したり、フラメンコのように手首を回したり、背骨をゆらゆら動かしたり…肋骨ならばんざいをした状態で体を回してみたり…動きに制限のあるところを意識しながら動かしてみて下さい。体をよ~く観察しながら。鏡を見てもいいですし、鏡を見ずに意識をただ体にむけてやるのもおすすめです。

できるだけリズムを変えてやってみて下さい。

早く小さくだったり、ゆっくり大きくだったり…一定の動きではなく、体の状態に応じて必要な動きを自ら編み出していくのです。

体にじわじわ感を感じたり、温まってきたり、自由に動かせるようになったらO.K.です。


こんなことを言ってしまうのは気が病めるのですが…気温差がでる春や秋は、お葬式が多いです。特にお年寄りの。

たぶん体が硬いのです。体が季節になじめなかったのです。

長年のご苦労が体にたまっていたのだなと思います。


カナロアのお客様でもくじけそうになるくらい体が硬い中高年の方がいらっしゃいます。

足首が固まって、一本の棒のようになっていたり、亀の甲羅のように肩甲骨と背骨が一体化していたり…

それでも現役で働いていたり、家族の介護をしている方もいらっしゃいます。

以前東京のお店で働いていた時、首が全く回らないおじいさんがいらっしゃっていました。振り向く時は体ごと振り向くみたいな。

人の体はそれでも機能しています。すごいな~!と思うばかりです。

遺伝子的に強いのか、食生活がいいのか、心が強いのか…。



これから秋になります。

異常気象による極端な気象現象もプラスしているので、今年の秋は特に念いりにケアした方がいいかもしれませんね。

ケアの効果が出ていない人は

量が足りない

やり方が間違っている

やっても体が追いついていない

ということが考えられます。

の人は「休養」も視野にいれた方がいいですね。睡眠をとることも筋肉の休憩になります。
夢を見ている時が筋肉の休憩時間です。筋肉の疲れがとれれば骨も弛みます。

体を健康にして、素敵な秋を迎えて下さい☆