Route 136

国道136号線―セラピストの日記

花粉症にパチュリ??!

2013年04月18日 | アロマテラピー
私の母は毎年ひどい花粉症にかかります。
しかし、今年は花粉症がすごくラク♪と言っていました。

あのハーブのせいよ!
と。

あのハーブ

花粉症といえばティートリーかユーカリがメジャーですが…

部屋に入った瞬間、これは明らかにユーカリの香りではないことがわかりました。

このスモーキーでトーンの低い独特な香り…パチュリです。



パチュリの精油を加湿器に入れて焚いていたのです。
(パチュリは粘性が高い精油なので故障の原因となりあまりおすすめしません…せめて専用のリフューザーで)

私はパチュリの香りは少々苦手なのです

どのような香りかといいますと…

 墨汁の香り
 おばあちゃんちのタンスの香り

です。

想像つきますか?

共通しないこの2つがなぜパチュリ臭を発するか??!
それはパチュリが墨汁の原料であり、
衣類の防虫剤として使われていたからです。


仕事で使いきれなかった期限切れの精油を母に数本あげたのですが…
季節は冬。
ティートリーが風邪や花粉症にいいよ~、とおススメしていたはずが、母が選んだのは
パチュリだったのでした

香りの好みは人それぞれで…どうやらお香っぽい香り♪と思ったらしく、セレクトしたもようです。
パチュリははまる人ははまるみたいですね~。

ちなみにこのパチュリの効果は

気分を落ち着かせる… ハイテンションの方にはいいですが、うつっぽい方にはおすすめしません。食欲を抑えたいときにも◎
肌の保湿&再生・肌を引き締める効果があるので痩せたい人にも◎
利尿作用があり、アジアではヘビや虫さされの解毒剤としても使用。

あとパチュリは香りをトップ・ミドル・ベースに分けるとベースに分類されます。
ベースの特徴は香りが重く、粘性があり、揮発性が低い(蒸発しにくい)、時間とともに熟成されて香りにコクがでてくるのが特徴です。ですので服につくとなかなか香りがとれず(色も)、時間がたてばたつほど独特の香りを発します。ちなみにベチバーもベースです。
私はベチバーの香りは好きなのですが、パチュリは…。
乾燥の強い冬場の手作り化粧水ではベースの精油を一滴入れると保湿力がアップし、揮発性を抑えてくれるので長持ちします。

これから日焼けのシーズンですが、日焼けはイコール「火傷」イコール「乾燥」なので、日焼けにも実は保湿が必要です。
ではここで少々脱線―

日焼け直後レスキュー化粧水日焼け直後にシートパックやコットンでパックして下さい。

 温泉水99(大きめのスーパーで売ってます)95ml
 植物性グリセリン 5ml
 パチュリ か ベチバー 1滴 (保湿・皮膚再生のため)
 ラベンダー 7滴 (保湿・皮膚再生のため)
 ペパーミント 1滴 (冷却のため)
 100mlの遮光瓶
 ※日焼けしてあまりにも痛い時にはペパーミントの配分を少しだけ増やして下さい。


ということで本題にもどり…
パチュリがなぜ花粉症にいいのか…
手持ちの本で調べてもパチュリ欄には花粉症という言葉がでてきません。
ネット検索で調べてもそのように述べられているサイトがないんですよね~

未開の境地!!??

どなたか研究してくれませんか?

ただ考えられることは…
パチュリは粘膜を保護する働きがあるので、その部分が花粉症に効いたのかもしれません。
鼻の中は粘膜で覆われていますからね。

自分の中では免疫力をアップさせるハーブにパチュリはあまり登場してこないのですが、ネットで調べるとけっこう「パチュリ-疫力アップ」をうたっていますね…
ですから免疫力を高めてくれるのもあるからかも。


母曰く
パチュリを加湿器で焚いたからそれがいいのよ~!

と。
アロマポットではなく、
とにかく加湿器がいいような気がすると強調してました。

どなたか実践されて効いた方がいらっしゃいましたらコメントいただければうれしいです

母をのぞく私の家族には今のところ花粉症はいないので、身近なところで人体実験ができません。

どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m



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