茶の文化館の庭の見回りをしていたら、不思議な花を発見! 高さ10cmくらいの草花なんですが、よ~く見るとピンクの小さい花が、くるっとらせん状に茎を取り巻いてます。
事務所に帰って調べてみると、茶花図鑑にその花が載ってました。花の名前は「ネジバナ」。
見たままの名前だなって思って、さらに読み進めてみると、別名「捩摺:もじずり」とのこと。そういえば、と思いだしたのが高校生の頃、暗記させられた百人一首。
みちのくの しのぶもじずり たれゆえに
みだれそめにし われならなくに
この歌を詠んだのは河原左大臣、別名源融(みなもとのとおる)で、一説には彼が源氏物語の光源氏のモデルとも。またこの歌は恋の歌でその意味は
だれのために「しのぶもじずり」の模様のように私の心は乱れてしまったのだろうか。
(あなたのためですよ)。
当時宮廷の貴族にとって陸奥地方は異国ロマンの漂う土地で、この歌にはその憧れも併せて詠みこんでるそうです。で、ここで出てる「しのぶもじずり」がこれ!?…とさらに見てみると、実は「しのぶもじずり」とは草花を使った染色法でこの花のことではないとのこと。
結局百人一首とは関係がなかったものの、高校生以来10数年ぶりの時を越えて、謎(?)が解けた気がしました。
〔くり〕
☆ブログランキング投票☆
↓↓↓読まれた方クリックご協力ください♪
そのクリックが1票となりますo(^-^)o