ゴールデンウィークも終わり、これからが玉露茶摘み本番の星野村です。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。ronです。
さて今日は茶の文化館のスタッフkazunoriくんと館内の体験工房で紅茶づくりです。まずはこちら。
ゴールデンウィークの釜炒り体験で残った生葉およそ2kgを準備。お茶を摘んで何日か経っているのでいい具合に萎凋(いちょう:水分が抜けしおれた状態)しています。
次にこの茶葉は機械摘みのため、丁寧に茎を取り除きます。
あとはムシロの上でひたすら
揉むべしっ!
揉むべしっ!
揉むべっ…こっ腰が、、
揉むこと約2時間、体が悲鳴を上げ始めるころ、葉っぱはだんだんと撚られてきて発酵も始まり、さわやかなリンゴのような香りに包まれます。工房内はこんないい香りに包まれているのに、kazunoriくんは「鼻づまりでにおいが分からんです」とか言ってます。
次は発酵。正確には茶葉内の酵素による「酸化」ですが、風通しのよい適度な湿度と温度の室内で放置することおよそ2時間。先程のリンゴのような香りが少しずつ落ち着いて、花の蜜のようなしっとりとした甘い香りがしてきました。
最後は乾燥。今回はホットプレートを使用。設定温度は焦げないように「保温」で。
時々ひっくり返しながらじっくり乾燥させることおよそ1時間。
出来上がりはこんな感じ。写真の具合で真っ黒に見えますが、実際はもうちょっと明るい色です。
お味は…
Taste good
お湯を注ぐとキャラメルのような甘い香りが漂い、渋みはほとんど無く、かすかな酸味が味に深みを与えています。二人の苦労の甲斐もあり、とてもおいしい飲みやすいお茶に仕上がりました。
紅茶づくりは工程自体は意外に簡単で、ご家庭でも気軽に挑戦できます。ここではムシロの上で揉みましたが、まな板や大き目のトレーの上でもできます。ご自宅にお茶の木がある方はぜひ試してみて下さいね。
それではまた! ronでした。