週刊☆彡星野村

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紅茶審査会やってみました

2017年05月25日 | 季節の話題

星のふるさと公園の木々は日に日に緑の濃さが増しています。
皆さんいかがお過ごしですか? ron です。

さて先日は紅茶づくりをアップしたのですが、その後さらにkazunori くんが何度も試作を重ねています。実は茶の文化館での体験工房での新メニューを検討していて、その実現に向けた試作です。

前回のブログ以降に作った紅茶を合わせて全8点。今日はそのお茶を飲み比べてみました。使用した茶葉は茶の文化館の入口のお茶やkazunori くんの自宅のお茶を原料としています。

左から作った日付順に並べて審査。それぞれ萎凋(いちょう)や揉捻(じゅうねん)、そして発酵の時間を変えて作っています。プロが作るのと違い、身の回りにある材料と道具を使わなきゃいけないし、時間がかかりすぎてもいけない。そして難しすぎてもいけないけど、だからといっておいしくなければ意味がない!(ここが一番重要)という条件の元、できあがった紅茶の味を吟味。

器ひとつに茶葉を2g、そこに熱湯を注ぎ、葉の開きと香り、そして水色(すいしょく)を見ます。

まずは香りを確かめて・・・

一つだけではあまり特徴が見えないのですが、こうして一度に比べるとその違いが歴然!

星野茶はうまみが多く、苦みの成分が少ないためその分紅茶特有の香りが出にくい、というハンデがあります。もちろん紅茶用の品種のお茶を使えば解決するけどそれでは面白くない。せっかくなら身近にあるお茶を使って作りたいのです。紅茶特有の香りは、萎凋香と発酵香のバランスですが、星野茶の場合は花のように香る萎凋香がとてもよいため、そちらに特徴を見出したほうがいいのではないか、という方向性で進めています。ただ萎凋香が強すぎるとほとんどウーロン茶になってしまうのでそのさじ加減が難しい・・・

全8点の水色。発酵具合、火入れ具合によってかなり色が変わっています。それぞれ香りも全く違い、カラメルのような香りや、果実のような香り、そして右2点は包種茶のような、フローラルな心地よい香りが漂っています。味はどれも渋みがほとんどなく、濃くてもとても飲みやすく喉を通ります。

今回の試飲では、右から3番目のお茶の製造法をベースに体験要領を作っていくことになりました。7月あたりに実際の紅茶づくりのイベントを企画していく予定です。決まり次第星のふるさとのホームページやこのブログでお知らせします。

ぜひ皆さんお楽しみに!
ron でした。