細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

神の値段   著者 一色さゆり

2016-06-17 12:27:27 | 読書メモ 

《内容》

メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。彼は、唯一つながりのあるギャラリー経営者の永井唯子経由で、作品を発表し続けている。ある日唯子は、無名が1959年に描いたという作品を手の内から出してくる。来歴などは完全に伏せられ、類似作が約六億円で落札されたほどの価値をもつ幻の作品だ。しかし唯子は突然、何者かに殺されてしまう。アシスタントの佐和子は、唯子を殺した犯人、無名の居場所、そして今になって作品が運びだされた理由を探るべく、動き出す。幻の作品に記された番号から無名の意図に気づき、やがて無名が徹底して姿を現さない理由を知る―。2016年第14回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。美術ミステリーの新機軸!  (紹介文より)


クズリ  著者 柴田哲考

2016-06-17 12:07:49 | 読書メモ 

《内容》

頭、心臓、腹に銃弾を撃ち込み、現場に“Gulo gulo”という謎の言葉を残す暗殺者“クズリ”。二件の殺しは、四半世紀以上前に死んでいるはずのこの男の仕業なのか。警察庁外事情報部の中瀬は、クズリの過去を洗い始める。同じ頃、覚醒剤の運び屋が韓国で摘発され、供給担当の男が金を持って日本に逃亡、潜伏する。その男を追って香港黒組織の殺し屋二人も入国、闇に姿を消す。  (紹介文より)