細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

長いお別れ  著者 中島京子

2016-06-15 16:52:56 | 読書メモ 

《内容》

東家の大黒柱、父・昇平はかつて都立高校の校長や公立図書館の館長をつとめたが、十年ほど前から認知症を患っている。長年連れ添った妻・曜子とふたり暮らし。娘が三人。ある言葉が予想もつかない別の言葉と入れ替わってしまう、迷子になって遊園地へまよいこむ、入れ歯の頻繁な紛失と出現、記憶の混濁、日々起こる不測の事態――しかし、そこには日常のユーモアが見出され、昇平自身の記憶がうしなわれても、自分たちに向けられる信頼と愛情を発見する家族がそばにいる、ささやかで確かな終末の幸福があった。(紹介文より)


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