温風茶館(おんぷうちゃかん)

好きなことを温かく語ろう。おひとりさま茶話会気分のいよいよ還暦ブログ。

アルバム「IGNITE」感想3

2019-09-02 23:32:57 | KAT-TUN
ソロが3曲続いて、アルバムはここから後半に突入という感じかな。

「僕らなら!」は元気の出る応援ソング。
どんな困難にも立ち向かっていこうと呼びかける歌詞は
聴衆だけでなく自分たち自身へのエールでもあるようだ。
ライブではうしろの人の邪魔にならない程度に拳を突き上げて、歌と一体になりたい。

まだまだ盛り上がるぞとばかり、
激しいドラムが印象的な「Diamond Sky」はバリバリのハードロック。
壮大な歌詞、高音から低音まで多才な音域のボーカル、
上田くんと中丸くんの交錯するラップと、格好良さ満載。
KAT-TUNの奏でるロックは硬度を増せば増すほど
きらきら光って艶っぽくなって、タイトルのごとくダイヤモンド。

ヘビメタサウンドの残響をピアノのイントロが包み込む「Reflect Night」、
今までにも涙が出そうになるバラードはいくつもあったが
この曲にはやられた。
“欠けてるピースを埋めなくても”の亀ちゃんと中丸くんのハモりが胸にきた。
この人たちはこんな曲を歌のか、というか
こんなにきれいに声が重なりあうのかと、貴いものを見つけた気がした。
ピアノとチェロだけの伴奏がまた泣ける。

フィニッシュのピアノのポロンから「クロサンドラ」のイントロまでの間の取りかたも好き。
「Diamond Sky」 の激しさから「Reflect night」 の静謐、
軽やかな「クロサンドラ」への流れが秀逸だ。
爽やかな光がさしてくるような「クロサンドラ」は優しい曲調の中にも凛とした強さがある。
ありきたりの表現だが珠玉のバラードだ。ああ、
心が潤う潤う・・。

安らかにフェードアウトしかけた耳に、遠くからなにやらきこえてくる・・これは中丸くんのビートボックスだ。
ドラマチックなイントロ、そうだそうだ、まだこの曲があったのだ。
鎮静しかかっていたハートがふたたび発火。
アルバムのトリを飾る「DANGER」は
上田くんが「KAT-TUNらしい、KAT-TUNにしかできない楽曲」と熱を込める、重厚なロックナンバー。
テレビやライブのパフォーマンス込みで、「IGNITE」の中核となりそうな
熱くてクールなリード曲だ。

と、1曲目から13曲目までをざっとみていくと、
なんて無駄のない50分間だろうか。

お得感満載、ボーナストラック「We are KAT-TUN」は
KAT-TUNライブあるあるをつめこんだ、中丸くんプロデュース曲。
メロディもアレンジもすごくおしゃれで、3人ともふつうにかっこよくうたってるのに
歌詞は笑いに徹している。怪しげなピー音まである。
中丸くん、かなり思い切ったことしたなあ。

圧巻のオタコールは電子的に加工してるのかと思ったら、レコード会社の方やメイクさんなど
男性スタッフに協力してもらったのだそう。
野太い声の「かめちゃん!」「たっちゃん!」は本物だったのね。
「す・き・だ・か・ら~~!!!」って大声でコールしてくれてるのが可愛らしくて愛おしくて、
すてきなスタッフさんたちと仕事してるんだなと嬉しくなる。
スタッフさんと信頼関係、協力関係が築けているからこそ
妥協も慣れ合いもない、尖った作品が作れるのでしょうね。
コメント
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