345回目の「まじっすか」は、コレクター部屋13弾。
今回はアニメコレクターのお部屋を訪問する。
一人目は「名探偵コナン」の大ファンの女性。
入籍日は作者の青山剛昌先生の誕生日と同じ日、
婚姻届はコナンくんのイラスト入り。
人生の大切な日もコナンとともにだ。
映画の半券も全部残してあって、1作品最低10回は観るという。
出来の良い作品は、観るたび新しい発見や感動があるからね。
グッズを出したあとの箱も捨てられず、きれいに畳んで保管してある。
これはわかる。
箱もグッズの一部だから、空き箱になったからって、簡単には捨てられない。
コンビニとコラボしたパンやおにぎりの袋も、洗って引出しに仕舞って入ある。
中丸くん思わず、
「これは捨てたほうがいいんじゃないですか・・?」
確かに。
第三者から見たら、これはゴミでしかない。
捨てたほうが・・と思う気持ちはよくわかる。
けど、コナンくんの絵の付いたパン袋を、ゴミじゃないと
主張する気持ちはもっとわかる。
例えばこれを、Union グッズ「急速充電 KAT-TUN の湯」で考えてみるとする。
入浴剤を風呂に入れたとして、カラになった
上の湯、亀の湯、中の湯の袋を捨てられるか?って話だ。
きれいに拭いて取っておくでしょう?
小袋も、まして外箱も、捨てられるわけがない。
ちょっと興奮してしまった。
二人目は、スタジオジブリグッズコレクターの男性。
なんだか、わくわくするお部屋だぞ。
音に反応して動く「まっくろくろすけ」がかわいい。
ご自身も愛用している「風立ちぬ」の二郎さんメガネ、
滝廉太郎みたいな丸メガネを中丸くんも掛けてみると、
おおお、似合う!!
実に似合う。
「主に泣いてます」の赤松先生も、
「間違われちゃった男」のヤスのメガネも良かったけど、
二郎さんメガネも、ちょっと借りてみた感が全くしない。
「風立ちぬ」の時代の、一世紀前の学者が文士みたいだ。
そうだ、日本近代文学の香りだ。
中丸くんにはぜひ、伊豆に籠って小説を書き貯めていた
29歳頃の川端さんを演じてほしい(メガネ掛けてないけど)。
部屋いっぱいのコレクションの中には、
24時間テレビで中丸くんが鈴木敏夫さんと作ったカオナシ風Tシャツもある。
中丸くんが、実はこれ、僕書いたんですと自己申告すると、
もちろんコレクター氏もご存知で、
玄関で「いらっしゃいませ!」と中丸くんを歓待してくれたのは
コレクションを披露できるだけでなく、こういう喜びもあったのかなと思った。
トトロ帽を被ったり、非売品のグッズを見たりの最後は、
奥様も参加して「もののけ姫名台詞かるた」!!
セリフ優先で作られたかるたで、五十音全部揃っていなくて、
同じ音のふだが複数あったりする。
ちなみに「い」は5枚あるそうだ。
映画の場面を思い出しながら取るのも、
登場人物になりきって読み手をするのも楽しそう。
個人的には猩々の「木植えた」がツボにはまって、これまでに見た
「まじっすか」でいちばんくらい大笑いしてしまった。
このかるた、ほしいなあ。今でも手に入るのかな。
お正月にやりたい。
わたしも「もののけ姫」は10回以上見ているからね。
突き指するぐらい白熱すること請け合いだ。