お彼岸も三連休が終わり、早いもので、そろそろ終わりが近づいています。今日は、涼しく、急に秋を感じる日でありました。今日は午前中、法事が2件あり、午後からは、明後日のお彼岸法要の準備を、少しずつ始めました。もう少し涼しくなると、この夏の猛暑が懐かしく感じるかもしれません。私たちは、大切な方を亡くして、初めて、あんなこともしてくれていた、こんなこともしてくれていたと気づくことが多いようでございます。また、もっと、いろんな話をすればよかったなぁとか、遺品を整理していると、日記や手帳をみつけて、こんなに大切に思ってくれていたんだ、心配してくれていたんだと気づく方も多いようであります。お互い元気でいる時と言うのは、気づかず過ごしているのであります。しかし、それは、毎日の忙しさに追われ仕方のないことです。しかし、ご法事を勤めてくださったり、お墓参りをすることで、亡き方との思い出がよみがえり、みんなで笑ったり、泣いたり、思い出話をしてあげるだけで、生きているものも救われ、亡き方も救われるのであります。残されたものと、亡き方との関係は切っても切れる事はありません。今でも、お互いが相手のことを思いやる関係であります。この世には、数えきれぬ人がいらっしゃる中で、夫婦となったり、親子となったり、兄弟や姉妹となる不思議なご縁であります。私は、この人に会うために、この世に生まれてきたんだなぁ。この人に会えてよかったなぁ。そう思える方に出会っている方は、最高に幸せな方です。そう思える方が、たとえ、既に亡くなられていても、その幸せは、消える事は無いのです。皆様の未来へ続く道は、どんな険しい道であっても、仏様が皆様を支えてくれること、見守ってくれてること、いつもそばにいてくれることを忘れないで生きていただきたいと思います。それを、忘れなければ、必ず道はひらけるのです。
