浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

西本願寺 宗祖降誕会

2013-05-23 10:11:09 | 日記

先日、京都にある本山(西本願寺)で宗祖降誕会が行われ、住職、坊守、長男が参加して参りました。

久しぶりの本山は、やはり荘厳な感じがしました。

法要には、ご門主さまと、新門さまがいらっしゃり、雅楽の音色と共に法要が行われました。

この日は、飛雲閣でお茶会もあったようですが、時間がなく法要のみの参加でした。

またの機会があれば、参加してみたいな~と思いました。

     

帰りに、唐門も見てきました。

 


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5月の法話

2013-05-10 09:44:53 | 法話
本山参拝

先日、研修のために京都、浄土真宗本願寺派(通称西本願寺)に参拝に行ってきました。
一泊二日の研修で、宿泊は本願寺隣の門法会館という、本願寺門徒のためのホテルに宿泊しました。
そこは一見普通のホテルのようですが、夜7時には1階大講堂で1時間の勤行と法話があります。
もちろん参加しなくてもいいのですが、宿泊者は、ほとんどが日本各地から本山参拝に訪れたご門徒さんたち。
多くの方が、門徒式章を首にかけ聴聞しています。

驚いたのは翌朝。なんと朝5時半に館内に音楽が流れるのです。それは、起床して6時からの本山お晨朝(じんじょう)に参加しましょうという意味です。
というわけで私も6時前に本山に移動しました。

朝のお勤めは、まず阿弥陀堂で重誓偈を、そして御影堂に移動し正信偈和讃を拝読します。その後、御文章拝読や法話があり7時には終了します。
とにかく驚いたのはご門徒さんの熱心さです。宿泊者だろう方々、近所の門徒さん、朝早くからゾロゾロと集まってきます。
残念ながら若い人はいませんでしたが。



本願寺八代門主蓮如上人は、蓮如上人御一代記聞書という書物の中で

「ご本尊は破れるほど掛けなさい。お聖教は破れるほど読みなさい」とおっしゃっています。

本来聖典は床に直接置いてはいけないなど、丁寧に扱うように規定されています。

また、聖典を開く前と閉じた後には、額の上に持ってくる動作「頂く」ことも欠かしてはいけません。

蓮如上人は雑に扱いなさいと言っているのではありません。丁寧に扱いながらも、「とにかく毎日毎日朝、夕にお経を称えなさい。

行事があるごとにお寺にお聴聞に行きなさい。たとえお聖教が破けたってかまわないから」と言っているのです。

こう書きますと、沢山念仏しお経を称えることが一番大事と聞こえますが。浄土真宗で一番大事なことは以前にも書きましたが、お聴聞です。

それは法話を聞くことですが、仏教の書物を読んだり、同じ門徒さんと話し合うことも含むでしょう。

仏教の話を聞いたり話し合っているうちに、自然と信心が出来上がっていくのです。

そして信心を阿弥陀さまから頂いた喜びから、仏の徳を褒め称え、感謝申し上げる行為が、お念仏と読経なのです。

お経を読み続けることは毎日欠かさず、ご先祖様や阿弥陀さまに感謝し続けるということになるでしょう。

すると自然と周りの方々にも感謝の絶えない、優しい人になるのではないでしょうか。

 本山お晨朝で、溢れるばかりにお念仏を申している方がいました。恐らく毎日のように参拝しているのでしょう。

まさに信心を阿弥陀さまより頂いているという感じでした。きっとそのような方の経本は丁寧に扱っていても傷みが早いでしょうね。



↑私の経本です。もちろん自然に切れたものです。御本尊を破けるほど掛ける・・というのはなかなか具体例がありませんね。

伊東知幸



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