浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

やっぱり人間関係が良好なのが一番幸せだと思います

2023-11-15 21:02:36 | 法要

大切な方を亡くなれた後、お写真をお寺で預かっていただけませんかとお願いされる時があります。必要ないので、お焚き上げして下さいではなく、預かって欲しいと言われるのです。なぜなら、お写真をご自宅に飾っていると、見るたびに、亡き方を思い出し辛くなってしまうからだそうです。実は、私も、10年前に亡くなった母の写真をいまだに、まともに見れません。同じく、写真を見ていると、思い出してしまい、辛くなってしまうのです。皆さんは、亡き方のお写真に向かい、どのようなお気持ちでお参りされますか?「今までありがとう」とお参りされる方もいれば、「ごめんな、ごめんな、許してくれ、許してくれ」と謝ってお参りされる方もいらっしゃいます。男性は、そういう方が多いようです。奥様に対して、申し訳ないという気持ちの方が多いのです。今思えば、もっと、大切にしてあげればよかった、喧嘩なんかしなきゃよかった、ああしてあげればよかった、こうしてあげればよかったと、後悔するのです。私も他人事ではありません。家族というのは、お互い、元気に暮らしているときは、一緒にいることが当たり前で、感謝の気持ちを持つことは難しいです。しかし、大切な方を亡くし、はじめて、気づかされるのです。人間が、もっとも、幸せを感じるのは、富でも名声でもありません、人間関係です。どんなに、お金があっても、地位や名誉があっても、独りぼっちで幸せを感じるでしょうか。そして、もっとも、悩むのも人間関係です。人間関係は、めんどくさいものです、わずらわしいものです、みんな、自分が一番大事で、自分中心の考えですから、人間関係が良好にいくことは難しいことです。でも、人間関係こそが、人生を幸せに生きる一番大事なことであることは、多くの本で、書かれています。テレビドラマでもよくあるように、とかく、財産のある家は、争いが絶えません。財産などないほうが、兄弟仲良く、家族が仲が良いようです。お寺の住職をしていると、本当にそう思います。今の時代、葬儀や法事をされるのが、当たり前ではない時代になりました。しかし、時代は変化しても、葬儀や法事をお勤めしたいという方は、今も一定数いらっしゃいます。そして、将来、誰も葬儀も法事も勤めなくなるなどという方がいらっしゃいますが、そんなことは、絶対にないと私は思います。それは、葬儀も法事も、現世において、亡き方に出会えた喜びをお伝えし、お礼をする場だからです。


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期待せず見守るがベストですかねぇ

2023-07-29 09:42:10 | 法要

今日も凄い暑さでした。もし、本堂にエアコンが無かったらと思うとぞっとします。私が、小学生の頃は、境内のシラカシの大木のお陰で、扇風機だけで、本堂内は、充分涼しかったのですが、今は、エアコンと扇風機を、5台使っております。それで、何とか、喪服を着てくださる、お参りの方に対応しております。今日は、法事がお寺で三件ございました、また、お蔭様で永代供養墓へご納骨をして下さいました。さて、いつものとおり、話しは変わりますが、ある有名大学に入学した学生さんの話では、親から、一度も勉強しろと言われたことがなかったとか、ご両親からも、子供に勉強しろと言ったことはないとかという、体験談を聞かされると、皆さんは、どう思われますか?私は、その子供さんのモチベーションは、どこからきているのだろうか?と思います。子供さんが、もともと優秀なのか、親御さんが、そのように子供をうまく導いているのか?でも、どんな子供でも、親の期待に応えたいのです、親に喜んでもらいたいという気持ちがあると思います。私も子供だったから、分かります。私の子供たちは、みんな、社会人になりましたから、もう手遅れですが、今でも、勉強しろと怒ってしまったことを、思い出す時があります。手を出してしまったことを、悔やむこともあります。もし、もう一度やり直す事が出来るのではあれば、期待はしないで、何も言うのはやめようと思いますが、また、同じ事の繰り返しかもしれません。私は、子供のためと思って、勉強しなさい、そうすれば、いい学校にいけて、いい会社にはいれて、良い方と巡り合えて、幸せになれる!と信じてました。もしくは、手に職を付けなさい、世の中から必要とされる人間にならないと、食べていけない、家族を養っていけないと思ってました。今の親御さんは、子供さんたちに、どんなことを願うのでしょうか?世界に羽ばたきなさい!とか、自由に生きて良い!でしょうか?私の父は、高校の先生でした。私の兄弟3人は、結構、プレッシャーでした。親が、教師だと、成績が良くて当たり前という風潮の時代でした。私の弟が、昔言ってたのは、父から、「偏差値の高い学校が良い学校ではない、おまえの入学した学校が良い学校なんだ」と言われたと言ってました。私の父も、子供には、あまり、うるさく言いませんでした。それが、学校の成績もスポーツもぱっとしなかった、私にも、救いでした。地元の中学でたとえ、成績が優秀でも、進学した学校では、もっと、頭の良い人間がいる、そして、高校で優秀であって、大学ではもっと頭の良い人間がいます。良い会社に入っても同じ事、結局、他人と比べだしたらきりがなく、メンタルを壊してしまいます。今の時代は、大学に行くのは、当たり前の時代になりました。逆に、子供が減り、大学が経営難になるなんて、私の時代には、考えられませんでした。今、80代後半の方の葬儀が、一番多くお受けします。私は、葬儀の前に、ご家族にどんなお人柄でしたか?、どんな人生でしたか?とお聞きしますと、浄土真宗の方は、神奈川県のご出身ではなく、九州や山陰、山陽、北陸、北海道などの方が多いので、中学を出て、東京に出てきて、苦労して苦労して、家族を支えてくれたというお話をよくお聞きします。家族は、その後ろ姿を見ていますから、こんな時代でも、ちゃんと通夜・葬儀をされます。亡き方を粗末にする人は、やがて、自分が粗末にされます。学歴がなくても、財産がなくても、その生きざまは、子供や孫から尊敬されています。最近、法話の中で、阿弥陀如来と私の関係を、親子にたとえる話はあまり聞かなくなりました、偉い布教使の方もおっしゃていましたが、聞いている方の心に、響かないようです。でも、今も親子の関係は、阿弥陀如来と私の関係そのものです。親は、子供を何よりも大切にします。私は、産まれてきて、親に、「どうか、宜しくお願いします」とお願いした記憶はありません、気づいたら、育ててくれていました。阿弥陀如来の救いは、いつでも、先手の救いです。私が、願う前に、既に、救われていたのです。しかも、どんなに、逃げても逃げても追いかけてきて、救うと親鸞聖人は、お示し下さいます。見捨てることがない救いです。人間の親子の関係は、難しいですが、今も、親は子を想い、子は親を想うのは、今も昔も変わっていないと思います。


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私の心には阿弥陀如来が住んでいる

2023-05-18 11:56:11 | 法要

先日、「神の手」というスペシャルドラマを観ました。現在は、かつてのような、土曜ワイド劇場のような、毎週の新作二時間サスペンスドラマは、ありません。時々、スペシャルドラマという枠になってしまいました。私は、以前から、二時間ドラマが大好きで、今も、BSの再放送で、観ております。一番好きなのは、やはり、王道の浅見光彦シリーズです。浅見光彦を演じる俳優さんはどなたも大好きです。浅見光彦シリーズは、全部観ましたし、もう、再放送も何度も観ております。すべて、内容は、分かっているのに、観てしまいます。ネタバレになるので、今回のドラマの内容は申しませんが、このドラマを観ていて、思い出したことがあります。私の大好きだった、故 大峰 顕先生は、法話の中や著作の中で、私は、布教を頼まれても、どんな話をしようと考えない、考えなくても、阿弥陀如来が、私の頭に降りてきて、私の口を通じて、法話を聞きにきてくださる方に伝えるだけです。とおっしゃっていました。何を話そう、ここで笑わせよう、ここでウケようなどと、自分の我が入ると、法話はダメになる。とおっしゃっていました。私は、それを、聞く度に、なんて、楽なんだと思いました。私も、いちよ、布教使の資格があるので、かつては、布教を頼まれることがあり、そのたびに、どんな話をしよう、どこで笑わせよう、ここで泣いてもらおうなどと、法話を考えました。当然、考えるのは大変なので、いつしか、他のお寺さんに、布教を頼まれても断ることにしました。大峰先生だけではなく、レジェンド布教使と言われる方々は、事前に、布教の内容を考えないと言います。お聞きに来て下さっている方々の顔を見て、今日の話す内容を決めると言われる方が多いようです。そこまで、なるには、膨大な経験と勉強があるからなのですが、大峰先生は、自分で話しているのではない、阿弥陀如来が直々に、私の口を通じて皆さんに語りかけて下さっているのです。私の話では救われません。阿弥陀如来の直々のご説法である、南無阿弥陀仏を聞いて救われるのです。昔、自分が、布教使を志、勉強していたころ、「おまえの話など聞きたくない。南無阿弥陀仏を留守にするな」と常に指導されました。また、「おまえの余計な話より、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏とお念仏しているだけの方が有り難い」今、おもえば、おっしゃるとおりです。私の心には、常に阿弥陀如来が住んで下さっているのです。阿弥陀如来は、南無阿弥陀仏と皆様に、語りかけて下さっています。


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仏様は罰を与えません

2023-04-06 17:51:01 | 法要

善光寺のお釈迦様のお弟子様びんずる尊者像が盗まれるてしまったというニュースには、驚かされましたが、無事に保護されたそうで、安心致しました。私も、仏説阿弥陀経を称えていると、びんずる尊者のお名前が出てくれるので、親しみがございます。決めては、防犯カメラだったと聞きました。

仏説阿弥陀経は、「あるとき、釈尊は、舎衛国の祇園精舎においでになって、千二百五十人の優れた弟子たちとご一緒であった。とはじまるのですが、その中のお一人に出てまいります。」

私は、20代のころ、インドに行って、実際、祇園精舎があった場所に行ってみましたが、とても、感激したことを思い出します。今は、寺院は、防犯カメラは、当たり前になってしまいました。法徳寺も数か所設置しております。本堂は、常に鍵をかけているというお寺も珍しくありません。仏様は、バチを与えたりはしません。仏教は、自業自得、因果応報です。自らの行いによって、その結果がもたらされるのです。皆様、出来るだけ、毎日、良い種をまきましょう、いつか、それが、良い花を咲かせてくれます。


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大掃除

2022-10-05 18:09:45 | 法要

10月3日(月)約20名程の方にご参加いただきまして、本堂および境内の大掃除が出来ました。

ありがとうございました。

10月13日10時より行われる報恩講法要のご案内を載せた、法徳寺だよりを発送いたしました。

報恩講は、完全予約制となっておりますので、同封されております。おハガキで、申し込み

お願い致します。おハガキには、切手を貼るのを、お忘れなくお願い致します。尚、欠席の

場合には、返信は不要でございます。


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