明日から5月に入ります。私は月末になりますと、今月が30日までなのか、31日までなのか毎回考えてしまいます。そんな時に私の頭によぎる言葉が、以前ある方から教えていただいた「西向く侍」です。
月末が28や30日で終わる月は、2、4、6、9、11の月です。これらを覚えようと昔から伝えられた語呂合わせが、「2、4、6、9、11(に、し、む、く、さむらい)」という言葉なのです。
11を「さむらい」と読むのは、漢数字である十一を一つに組み合わせると、武士という字にも使われる、「士」になるからだそうです。
語呂合わせから生まれた、西を向く侍ですが、この言葉を皆様はどう思い浮かべるでしょうか。
私は西に向かって手を合わせている侍の姿がふと思い浮かびました。
皆さまも普段と異なる4月をお過ごしになられたと思います。お忙しかった方々もお疲れ様でした。どうか、お休みの日はゆっくりお過ごしください。
副住職より