Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

酪農業博覧会

2008年02月27日 | 生活
パリの酪農業博覧会でのサルコジの吐いた言葉が
インターネット上に流され、ものすごい反響となった。
テレビ、ラジオのニュースでも一番目に取り上げられる
ほどの事だった。

この博覧会の初日にサルコジ大統領が訪問し、たくさんの
人に囲まれ握手をし続けていたが、めがねをかけた男性に
近づいて握手をしようとしたら、その男性が、
「触るな、私の事を汚さないでくれ」と言った。
サルコジ大統領は一瞬考えた風だったが、
「あっちへいけ、貧相なやつめ」----と日本語に訳すとこうなるだろうか?
と非常に汚い言葉を吐いた。

普通に生活していてもこのような言葉遣いをする人はそういない。

一国の大統領なるものが、ひどい事を言われたとしても
このようなことばをはくべきでない。

喧々諤々、国中が大騒動と言う印象である。



きょうはシラク前大統領がやはりこの博覧会に来た。
大変な歓迎のされ方で、「やっぱりシラク前大統領は違う。
私は今の大統領は嫌いだ」と言っているマダムもいた。

シラク氏は大分やせた感じを受けた。大きな手をひらひらさせて、
打ち解けた笑顔で、品格のある態度はやはり今の大統領にないもの
と実感させる。



ラジオで面白い事を言っていた。

   サルコジ氏に向かって「さわるな、汚くなる」と言っためがねの
   男性はいったいなんだったのか? 彼が何者かわかったら歴史に
   名が残るだろう。