大神神社
三輪山山頂
翌日は今回の1番の目的の三輪山登山の為、早く起きて暗い内から、に入った。ロビーには椅子に横になっている人が目に付いた。その後、私達も経験するが宿泊所がとれず、24時間サウナで一晩明かす事になるが、そういう人も結構いる事を知った。
露天風呂に入ると山口県から夜行バスツアーでやってきたというご婦人方と一緒になった。このホテルで一休みして朝食をとり、観光をするという。
その日は前日と違い上天気で山登りには適していた。 私達は大神神社にお参りして、市杵嶋姫神社、狭井神社をお参りして御神水を頂いた後、御祓いを済ませ、「三輪山登拝証」と書かれたたすきを頂いて、登山口から登った。途中幾つかのイワクラがあり、みんなで清めた。昨日の天香久山と違って、結構きつい。
途中のお社をお参りして休憩した。上記の写真はその時光の柱と日輪が映った物である。
山頂のお社の前には先客があり、神事をされていた。さすが聖地である。邪魔にならないよう遠くで待ってから私達もお清めしてからお参りした。ノワタリさんは歌い、ウチダさんは石笛を吹かれた。最後にご祭神様の繁栄を祈って終えた。入れ替わりにウォーキングの人達が登ってきた。私達は山の清々しい空気とエネルギーを十分頂いて下山した。
麓の久延彦神社で姪に合格守りを頂、展望台で奈良盆地を眺めた。大鳥居の向こうに三角の山が2つピラミッドのように見える。もしかして人工的なものかしらと私達は話し合った。
神社の入り口付近で名物の三輪そうめんと柿の葉すしを焚き火に当たりながら外で頂いたが、ノワタリさんは魚の光物が苦手で、他の人に譲っていた。三輪そうめんは細めだが歯ざわりが良く、寒い中おなかに染み渡った。
檜原神社
笠山三宝荒神
その後、檜原神社から笠山三宝荒神に行ったが、前回は気付かなかったが、そのまま歩いているとウチダさんの吹いている石笛の音がする。その音の所に行くと、弁財天様の前でウチダさんとノワタリさんが神事をされていた。その近くに黒龍社、白龍社がありその前に小さな池の橋を渡るとお不動さんが祀られていた。閼伽井池と閼伽井不動と言うらしい。このことを書いていて調べると弘法大師も高野山に金剛峯寺を開基する前ににこの池で身を21日間清められたという。その後、又此処で行水してからお不動さんをまつり、この荒神様を分霊してから開いたと書いてあった。その時は全くそんな事を私は知らなかった。
その後、夜都伎神社、十二社とお参りしたが、前日同様道が細く、集落の中を探して走り、ウチダさんの運転でなければ行く事は出来なかっただろうと思う。
大和神社
その後、大和神社にお参りした。此処も広く立派な神社だった。この神社の分霊が戦艦大和に祀られた事や境内に戦艦大和の英霊が祀られている事を宮司さんは話された。その関係の方が御参りにこられるらしい。社務所前には一匹の犬がのんきそうに寝ていて近づくと相手をして欲しそうに尻尾を振っていた事を覚えている。どうも私はどうでもよい事しか覚えていない。
最後は石上神宮であった。広い境内を急ぎ足でお参りして出ようとすると「のわたりさ~ん」と女の人の呼ぶ声、振り返ると、ノワタリさんとウチダさんの旧知の親子だった。その方達は今は天理市内に住んでおられると言われた。少し話された後、私達は駐車場に急いだ。もう4時を過ぎていた。私は京都を7時前に出発しないと帰ることは出来ない。しかし、ウチダさんは話し込み中々車まで来ない。よほど嬉しいらしい。やっと来たと思ったら、「送っていくよ。さ~のんなよ」と言う。
この小さなヴィッツに6人は乗れない。明らかに無理であるがウチダさんは諦めない。イラチの私は口にこそ出さなかったが、先にに乗り込みハヤシさんにも乗るよう急かした。天理市内の人を送るために四国に帰れなくなるのか時が気でない。ましてこのはみんなで借りた物で彼の物ではない。怒りがこみ上げてきた。
しばらく外で誘っていたが、やっと出発する事になった。しかし、車内は気まずい空気が漂っていた。おまけにナビは又、大阪周りのルートを示す。仕方なく国道まで出たが、渋滞とナビが頼りにならにので新しく出来たバイパスにも乗れず、もたもたした。やっとバイパスに乗ったと思ったら、ナビは前方が渋滞で真っ赤になっていた。ノワタリさんが動き、龍神様にお頼みしたおかげで進みだし、後渋滞に巻き込まれる事なく、京都駅に着いた。
「龍ちゃんがせっせと交通整理をしてくれたわ。」と言われたが、普通であれば絶対に進まなかったと思う。そして京都駅で夕食を一緒にしてお別れした。地元の駅に着いた時は、日付が変わっていた。
写真はすべてのノワタリさん撮影