11日の最終便で上京し、何時ものことながら遅くまでおしゃべりに花が咲き、寝不足のまま朝8時占い師のHの車で飼い犬の殿と一緒に出発。
およそ泉神社までは180キロ、Hとは昨年3月以来だったので車の中はまた賑やかにおしゃべりをした。
その朝、雑談をしていると何時もよりもノワタリさんに降りる言葉は多く、何度も「ちょっと待って!」と会話を中断してメッセージを伝えてくれた。
首都高を走っていて「此処で大きな地震にあったら、どうしようも無いわね~。」と言っていると、
「飴の様に溶ける...」と言われた。そして先日の姪の住まいを妹が相談している時、ノワタリさんの目の前に姪がガシッと両脇を抱えられてj引き上げられる姿を見せられたそうだ。
「助かる人はどこに居ても助かるけど、こんなにリアルに見せられるとは。」と言われたが、家の周辺の話(新居に入居して1か月しないうちに事故死したり、家の跡取りが事故死してほかの家族も出ていってしまたりとか、挙げていくと切りがないくらい多いが)をすると、「人だけでなく、家も同じなのね。」と言われた。
「ありがたい事ですね。」と言うと、「日頃の礼だ。」と言われた。両親ともに信心深い。
そうするうちにスカイツリーが見えて来た。ノワタリさんはむせって声が出しにくくなり、頭痛を訴えた。
無機質なコンクリート群と鉄のタワー、どうも気が良くない。
どうして地盤の弱い場所に立てたのだろうか?そんな事を話していると、Hがスカイツリーと東京タワーの説明をしてくれた。
東京タワーは良質な鉄鋼が無い頃だったので、朝鮮戦争後の古い戦車を買い受けて使用した物なので別名「戦車タワー」と言われ、関東ローム層の地盤で芝の増上寺の一角に立てたとの説明。
そうやって聞くと、木材だけでなく、鉄鋼も再利用と言うことがあるので怖いと思ったが、本来そういうものを引き寄せるその人の性質と考えたら、仕方ないか?今となっては何もかも意味があると思っている。
そのほか占い師なので算命術、風水、地震の話をしてくれた。
しかし、昨年2階建ての天中殺の最後の山を越したはずが、今度は来年の還暦で易から言うと今年は前厄と言われた。何時も私は何かが良くなるともう一方がそうでなくなるパターンでしまう。
どちらにしても還暦を過ぎると良いらしいが、もう老人と言われる年齢で何か新たな展開があるのだろうかと考えてしまう。しかし、この1,2年で世の中はどのように変わるかは分からないが大きく変わるであろうと思う。
「ちょっと、去年何もなかったわよ。」と Hに文句を言うと、「あるよロマンスは。」と、短く答えた。
まあ~、当てにしないでいよう。
次の世代までに因縁や土地の浄化をして渡すのがわたしの役目だと言うとノワタリさんは「大方済んだ。」とメッセージを伝えてくれた。
常磐道に入ると車はぐっと少なくなり、お天気もよく快調に進んだ。
途中寄ったサービスエリアで芋なっとうを買い、支払いをしていると「余り食べるとお昼が食べれないからね。」と注意され、種無し梅を1個づつ頂いた。
どちらもとても美味しく帰りには土産に買おうと言っていたが、自称エコ人間のHの運転だったので残念ながらその後サービスエリアによる事は無かった。
泉神社に着くと11時を回っていた。
御祭神様は天速玉姫命様、11月の篠山の速玉男命と引き続く。
私達が駐車場に着いた時は車は1台も無かったが、ご挨拶をしているとボツボツと参拝者がやって来た。
お昼前にもかかわらず、清涼とした空気が流れ心地よく厳かな雰囲気の神社であった。
とても御神気が強く、拝殿の中央から風を感じた。すると人が途切れた所でHと私を御神前の前に立たせ、後に立たれたノワタリさんに挟まれご神気を頂いた。その間私は祝詞をHは御真言を銘々唱え、ノワタリさんはずっと歌われた。目を閉じていると くら~っとするくらい強かった。
カメラを除いた時には真ん中に赤い光の筋が入ったが、3枚目の写真の社殿の上に白く御神気が写っている。
しばらく私達はその気を受けた後、同じ境内にある池のある弁天神社へ向かった。
丁度お昼時間だったせいか、誰もいない。
弁天様のお社を中央に挟んで左は水がわき出ている神秘的なヒスイの様な色をした池と、右はそこから小川となって流れていく透明な池があった。
私たちが覗き込むと同化したような色の鯉があちこちから出てきて、ゆっくりと群れて泳いでいる。2匹は主のように大きく、後は小ぶりで誰かが入れたのか小さな赤い色の鯉も出てきた。
立て看板には「魚を入れたり、銭を入れているので飲料にはなりません。入れないでください。」と言うようなことを書いてあった。投げ込まれた銭は1円硬貨ばかりが目につく、トレビの泉の影響?
「此処でお清めが出来るわね。車から持ってきて。」と、Hに頼むと、
「分からないから、全部持って来たよ。」と、手渡されたのはいつものお清め用の3点セットで紙パックのお神酒と、今朝、ノワタリさんに頂いたご神前から下げられた箱入りの金粉入りのお神酒だった。
頂いた時には飲まないからとお断りしたが、「おうちの周囲に撒いてもいいし...、ああ、おチョウさんにあげればいいわ。」という事で頂き、車のトランクに入れていた。
「ああ~、そうなんだここに撒けばいいんだわ。」と言って、金粉入りのお神酒をHに指示して撒き、後の2つを手分けして撒いた。
そうすると、静かだった水面が静かに浪打出し、波紋が広がっていった。ノワタリさんはHが手を入れて波打たせたのかと見渡したが誰もおらず、上のなさっていることに気づいたと言う。
そして、撒く前よりも水は透明度を増し、表面はまるで鏡のように空と木々を映し出した。それは上の言葉通り見せてくれた物で私たちは一時池を見つめていた。
それから、ノワタリさんはコートを脱ぎ膝まづいて弁天様にご挨拶して祈った後、
小川に続く右の池に手を入れエネルギーを流された。水は暖かかく、本当に地下から湧き出ているのを実感させた。
この神社へ来るきっかけとなった写真の真ん中に卍が大きく表れ、「この池が中心となり...。」と言う言葉を頂いたが、この池の水が流れて大洋に広がり浄化して行、やがては循環して空気も清めるという事だろうと、私たちは話し合った。宮崎の口蹄疫病のお清めの時と同じである、地震も緩衝されるのではと今、思っている。
すべてが終えた時、12時半になっていた。其処から、今度は坂東市の平将門さんの祀られている国王神社へお参りする事をHに伝えると、「待っている。」との言葉をノワタリさんが受け取られた。