最後の日、その日は予定が叔母の家でのんびりしていると、ノワタリさんから連絡があり「昨日行けれなかった江ノ島の洞岩屋へ行きませんか。」と誘われ、一人で電車に乗り江ノ島で合流した。妹は東京の姪の方へ行っており、従兄弟達はまだ休んでいた。
参道は昨晩よりも人は少なかったが、神社には参拝者がポツポツといた。辺津宮の田寸津媛様にご挨拶し、奉安殿の2つの弁天様像を見た。妙音弁財天様は裸身でとてもおきれいで色っぽく、はっぴ弁才天様は凛々しかった。同じ弁才天様なのに全く異なった雰囲気だ。
そして奥津宮まで来た時、従兄弟のマーちゃんが追っかけてやってきた。その入り口の天井の亀は名前通りどの方向から見ても目が合った。
此処の龍宮様はマーちゃんとご縁があるらしく、ノワタリさんにこちらへ御参りに来るようにと勧められていた。その後、昨晩入れなかった岩屋と呼ばれる洞窟へ行った。
その洞窟は奥から風が吹いてきて富士山と通じていると言う。ロウソクに火を灯して入った。お不動様、弘法大師、阿弥陀さまと他いろいろな仏像があったその奥から風が吹いてくる。雰囲気を盛り上げる為だろうが幻想的な音楽が流れていたが、ない方が良いのではとノワタリさんと言った。
其処を出て、上の店で海を見ながら3人で昼食を取りマーちゃんと別れた。
それより前か後か、何処か良く分からないがないが通り沿いの店で焼きイカを食べた。店主はノワタリさんと懇意らしく、親しそうに話していた。
江ノ島のどこかは知らないが潮の流れで水死体が流れ着く場所があると言う。そこへ以前ノワタリさんはお清めに行かれたとその時お聞きした。以前、知り合いのお店に来ていた人が其処に祈祷師が来ているのを知り、自分も見て欲しいと頼んだが断られた。
「なぜ断ったの?」と尋ねると「私がやられる!あそこの家は多くの水死体が打ち上げられた場所に建ってるのよ。」と言われた。
その後、頼んだ人は精神病院へ入った。友人に聞くと、入退院を繰り返していると言う。その話を昔精神病院の看護婦をお母さんがされていた友人に話すと、「○○か××と言う姓じゃない」と、聞かれた。その2件は隣りあわせで、精神病患者が出ているという。
そんな事もあり、自慢する風でなく淡々と話されたノワタリさんに内心びっくりした。
その旅は其処で終了し、東京へ出て叔母と従姉妹と妹と会い、食事をして一人空港へ向かった。その頃にはこの3日間上天気だったのが、小雨が降り始めていた。
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