いつの間にか2mになった。今日は集会所の雪下ろし。屋根の雪下ろしをつい雪堀と言ってしまう。昔はみんな屋根が低かったから3回も4回も雪下ろしをすると屋根が閊えて文字通り屋根を掘り出さなくちゃいけない、だから雪堀り、雪堀りといってた。
今日は湿った重い雪が降る。せっかく雪下ろししたのにまた屋根に重い雪が積もる。白い雪も毎日違った色に見える、真っ白い雪、青い雪、茶色い雪、黄色い雪、今日は灰色の雪がふる。今年の降雪はすごい差があるみたいだ。ほんの20Kmほど離れたところで2mあったと雪堀に行った友人が驚いてた。
寒波もひと段落、雪下ろしだ。
真っ青な青空、眼下に白い世界が広がる、ああ何てきれいなんだ。と思ってやってるといいんだが重労働、危険、すっかり嫌われてみんな落下式の屋根になったが僕は頑固に雪下ろししてる。日本人の健康寿命は男性72歳なんだそうだが、とっくに過ぎたがぼくはいつまで屋根に上がってんだろう。でも今は天国だ、あの茅葺屋根をスコップ一丁でやってたころにくらべりゃー、前の家はみんな曲がりやだった。曲がり屋は屋根面積のわりに中が広くなるので大きな家を作るのはそれなりに大変だからみんな曲がり屋が多かった。その代り雪堀がおっそろしく大変で忙しい時代になるとみんななくなった。茅葺屋根もなくなった。民家というのは、安価、大量にあるものでつられる、いま日本に安価大量にあるのは鉄とコンクリートである、だから建築は鉄とコンクリートになるのだ。【安藤忠雄】
今回の寒波もようやく終わりがちかずいてきたみたいだがあまりたいしたことなくてよかった。今朝はそれでも3時に除雪が来たので僕も外に出てみた。ちょっとづつちょっとづつと言っても毎日積もって1m位になった。